2016/12/30 のログ
ユークリッド > 酒場の中、日付が変わる鐘がなる。
それと同時に少年の仕事も終わりを迎えた。
客はまだいるが、日付が変わるまでという約束だから。

「あ、それではボクは上がりますね。
 お疲れ様です、マスター!」

にこやかな笑顔とともに、少年は2階へと上がっていく。
今日は仕事で遅くなるから、外泊許可を取ってあるのだ。
今日のお宿は酒場の上階、宿になっている一室。
そこで着替えて、用意してもらった寝間着に着替えてベッドにもぐりこむ。
実はその様子も覗き見されており、『美少女メイドの生着替え』と称してお金を取られている。
しかし、そんなことになっているなどつゆ知らず、少年は暢気に眠りこけているのだった――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からユークリッドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 歓楽街の大通りから少し離れた小さな路地に面した小さな酒場
店の戸を開き、カウンター越しに此方へ視線を向ける店主にひょい、と軽く手を上げて挨拶をした
店内は大通りから離れているせいか、それ程、客が多いわけでなく、席は自由に選べそうであったから、
そのまま、カウンターに寄っていき、武器を吊ったベルトを緩めて外せば適当な席についた

「暖めた葡萄酒をくれ…スパイスを利かせてな?」

はいよ、と返事を返す店主が即座に厨房で働く店員に注文を伝える
冷えるなあ、なんて店主と他愛ない会話をしながらぼんやりと待っていれば、
陶器の器に満たされた葡萄酒がカウンターに置かれ、礼を告げて酒器を手にする
暖められてに葡萄の香りとそれに混じった香辛料がほのかに香る
ふ、と吐息を吹きかけながら少しずつ酒器を傾け酒を飲んでいけば次第に身体が暖まってくる