2016/12/20 のログ
ご案内:「平民地区 /商店街」にノアさんが現れました。
■ノア > 毎晩のように歓楽街をふらついては、あちこち飲み歩いているような女だけれど.. 今日は日の光の下、肩から買い物袋を下げ商店街を散策中。と、いうのも ──
先日友人の紹介で念願の住居を購入。暮らしていくには、まだまだ足りない物ばかりで。こうして一人、買い物に来たものの..
「 あ、綺麗 ♡ 」
生活用品を見に来た筈が、目に留まるのはガラス越しのドレスや靴。飾られたボルドー色のドレスやコサージュの付いた靴に気を取られたりと、寄り道の連続。
ご案内:「平民地区 /商店街」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
■ハルクラム=メイプル > 時は変わって、そろそろ商店街もぞろぞろと扉を開け、さあらっしゃいらっしゃいと言う頃。母ノティのおつかいで今日の生鮮食品と化粧品など買いに来たハルクラム。身なりは人通りの多い商店街でも目立たないように茶色のコートで。はたからみればただのおつかいに来た少女である。
「えっとお?鮭と、セロリと・・・あと・・じゃがいも?うぅん・・なんだっけぇ?最近物忘れ多いの・・・、ベージュの口紅はそう・・どこにあるんだっけぇ・・・」
■ノア > 「 ん..... コレも綺麗っ 」
ウィンドウショッピングに夢中で、買い出しは全く捗らず。隣の店先に飾られた靴にも目移りしては、軽快な足取りで移動し.. 注意力も散漫、小柄な少女の姿には気付かないまま
「 ── っ、ン..... ごめんっ、大丈夫 ?! 」
トン、とぶつかってしまった。直ぐ少女の目の前にしゃがみ込むと顔を覗き込むように ゆるりと首傾げ、 申し訳なさそうに謝って。
■ハルクラム=メイプル > と、大通りをふらふらしていると、やっと目当ての店にたどり着いたかと思うと、突然長身のお姉さんにぶつけられて。
「・・あいたたぁ・・・。うん。大丈夫ですの・・・、ふへぇ、あたい小さいから見えなかったのかなぁ・・・」
転んで砂のついた服をぱんぱん、と叩くと、女性をすっと見上げて、無事であることの意思表示をする。眼はどちらも閉じている。盲目で、普段は使うことがないゆえ。人通りの中で歩けていたのは人の気配を意識していたゆえ。
「あ、今日はじゃがいもの特売かぁー、いっぱい買っていかないとお。お姉ちゃん、何か店探してるのぉ?」
■ノア > ( 目..... 見えないの、かな.. )
顔を覗き込むと、両目が閉ざされているのに気付き.. ただでさえ小さな子にぶつかってしまったというのに、余計申し訳なく思い。コートに付いた砂を払うのを手伝いつつ、普段より柔らかな口調で受け答え。
「 あたしが悪いの、ウィンドウショッピングに夢中だったから.. ほんとごめんね。あたしはただ買い物、に..... 」
( .....あ、買い出し来たんだった.. )
漸く本来の目的を思い出すも、どうでもいいかと言葉を続け。実年齢なんて知らずに、少女の頭を柔く撫で
「 おつかいに来たの ? えらいね。けど.. 一人じゃ大変でしょ、お詫びにお姉ちゃん手伝ってあげよっか♡ 」
■ハルクラム=メイプル > 自分で買い物に来たと言いながら、それはおいといて手伝いをしてくれると。確かに今日の買い出しはひたすら重いものになりそうで。女性の方は自分が少女だと思い込んでいて、ちょっと嬉しい気持ちが半分、舐められてるかもしれないというおもいが半分。
「荷物持ってくれるの?それは嬉しいですのっ。たくさんじゃがいも入れるから、待っててねぇ!」
といい、店内に入っては他の客に目もくれず野菜コーナーへと早歩きし、小ぶりのじゃがいもをどんどんと買い物かごにいれていく。丁度カゴの半分が埋まった頃で、
「はい、持ってぇ」
と、女性に担がせる。空いた手で今度はセロリ、きゅうりなどの品々をと・・・この時ハルクラムは女性がなにをしているか直接見てはいないが・・・会ってすぐの人が自分みたいな子を手伝うなんて、ちょっと怪しいとはおもい気配はよく察知して・・・
■ノア > 彼女の思惑や警戒など露知らず、此方はただ "おつかいに来た可愛らしい少女" としか認識していなくて。ととっ と野菜売り場へ向かう姿を追い、共に店内へ。ゴロゴロじゃがいもが入った重たいカゴを、何の疑いもなく持ち
「 はぁい、持つよー ん.. 」
( .........って 重 !! )
少女のおつかいと聞いて、大した量ではないだろうとナメていた。しかし其のカゴの重量は想像を遥かに越えてきて、成人した身体にだって負担が掛かり.. それでも、尚更少女に持たせる訳にはいかないと。柔らかな笑顔保って、懸命に荷物持ちに徹し。
「 きっと貴女のママはお料理上手なのね、一緒におつかい頑張ろ♡ 」
■ハルクラム=メイプル > まあハルクラムにとっては、普通に重たくとも魔力で持ち上げられるのでどうってことはないが、それももったいないのでと。あまりのカゴの重さに歯ぎしりする女性を見て、少し哀れには思ったが、表情は頼りになる人だと、感心したような笑顔で。
「よし・・・これで全部ですの!えっとぉ、あとはここの口紅をっと・・・、じゃあ帰りますの~。えっと、お姉ちゃんあたいの家まで来てくれるの?うーん。それはいいんだけどぉ・・・」
・・・すっと女性の顔を覗き込み、悪さする様子ではないか確認をし。思った以上にこの人は自分に対して鈍感なのかと、少し期待はずれか呆れた気持ちにはなるものの、せっかく手伝う行動を移してくれたので
「ちょっと、貴族地区の外れにあるんだけどぉ・・・そこまで持てる?がんばってねぇー。あたいなんか楽しちゃって申し訳ないですのー・・ あ、上がる時はしっかり足元の砂とか落としてねぇ、結構豪邸ではあるからぁ。」
■ノア > 買い物の間、奔放な少女の後を必死で着いてゆく。重たさとしんどさに耐え、顔では "大人の余裕と優しさ" を装って。60近く年齢差があるなど、夢にも思わずに..
「 これで全部 ? ここまで来たら家まで送るけど、お邪魔するなんて悪いし中には入んないよー 」
これ程の重量がある買い物袋を、今更少女に渡す訳にもいかず。家までは送るつもりでいたものの、中に と言われれば見ず知らずのお宅にお邪魔する気はなく.. まして豪邸などと聞けば、当然遠慮した。
「 ママには、貴女が一人でおつかい頑張ったって事にしちゃえばイイじゃない♡ 」
■ハルクラム=メイプル >
ご案内:「平民地区 /商店街」からハルクラム=メイプルさんが去りました。
■ノア > 重い荷物に腕を震わせながらも、何とか富裕地区の屋敷まで少女を送るつもり。其の豪奢さに圧倒されつつも、中に上がる事なく別れた筈で。
「 ぶつかってごめんね、バイバイ♡ 」
ひらひらと指先揺らし少女の背中に声を掛け.. 其の姿が見えなくなるやいなやジンジン痛む腕を擦っては、ふにゃりと表情崩し疲れきった足取りで去っていったとか。
ご案内:「平民地区 /商店街」からノアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 広場」にヘルミーナさんが現れました。
■ヘルミーナ > 「前はこのへんで見掛けたんだけど……」
小ぶりの紙袋を小脇に抱えながら、広場をうろつく人影がひとつ。
先ほどまでカップルと思しき二人連れがいたのだが、彼女が来た途端、場所を変えたくなったのかどこかに行ってしまった。
■ヘルミーナ > 街燈の真下までやって来ると、広場内を見渡すようにして、彼女は何かを探している。
「今日はいないのかしら――ノラ猫だしなあ」
紙袋の中には、猫のえさが入っている。正確には、猫用として市販されているものではなく、猫が食べそうなものを詰めたものだが。
「飼ったことないから、何食べるのかよくわからないのよね。……お魚が、実は苦手って話を聞いたこともあるし」
近所の住民にはよく思われないだろうが、彼女はノラ猫にえさをやりにきていた。あまり人には見られたくないから暗い時間帯を選んだし、少し前までいたカップルが移動してくれて好都合だった。
■ヘルミーナ > ひとまず、肝心の猫を見つけないといけない。以前、見かけた猫は三毛猫だったが、猫ならどんな猫でも歓迎だ。
……が。あたりを見回してもそれらしき小柄な影はない。もしかしてと思い、ベンチに近付きしゃがんでその下を覗き込んでみるが。
「いない。――今日は違う寝床にいるのかしら」
もともと、確実な話ではなかったけれど。目的が果たせない気配に少しがっかりする。
ベンチに腰掛けて、「このまま真っ直ぐ帰るのは気が引ける」と考えあぐねていると。
「うん?」
人の声が聞こえた気がした。誰かが広場のそばを通りかかったのだろうか。
それとも、入ろうとしている? 彼女は広場の出入り口を見遣った。
■ヘルミーナ > 夜目遠目でよく見えないが、談笑しているような話し声が聞こえてきた。
そして、その声はだんだん遠のいていく。ただの通行人だったようだ。
「ずいぶん、愉快そうな声だった。……酒場帰りの男性陣だったのかしら」
過ぎ去った声は、でたらめに大きかった。話し方も飽くまで雰囲気だが、調子っぱずれに聞こえた。
「こっちに来ないでよかった。……人聞きが悪いけど、絡まれたら嫌だもの」
溜め息混じりに言うと、白くなった息が立ちのぼる。
■ヘルミーナ > 「猫ちゃんは、また今度かな」
ベンチから立ち上がる。寄り道をせず、真っ直ぐ家に帰ろう。
刺すような寒さの中、彼女は急ぎ足で我が家を目指して――。
ご案内:「平民地区 広場」からヘルミーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスヴェンさんが現れました。
■スヴェン > 衛兵詰所に部下数人と商隊護衛の際に捕まえた山賊数名を引き渡す
幸運なことにその中の一人には懸賞金が掛かっていたらしくその賞金を護衛に加わった部下数名と
等しく山分けにすればその場で解散の流れとなった
真っ直ぐ隊舎に戻る者、思わぬ収入に盛り場は繰り出す者、様々であったのだが、
自分も少しぶらついて帰ろう、と明け方まで人通りのある繁華街の方へと向かってふらふらと歩いていく
ふらり、と行きつけの酒場を覗いてみたが、生憎、満席でカウンターの向こうで此方に気がついた店主に
また寄る、と視線で合図を送れば踵を返してまた通りに戻った
その後、顔見知りの着飾った娼婦に声を掛けられれば苦笑交じりに彼女の愚痴を聞いてから別れ、
焼いた栗を売る屋台で栗を一掬い買い求めれば、比較的、人の少ない広場の隅、
石造りのベンチに腰を下ろせば、活気にあふれる通りを眺めながら栗の皮を剥き、口に運びながら
ぼんやりと人の流れを眺めた…忙しく働く露天商やら、仕立ての良い服を着た男の袖を引く娼婦、
夜気はひんやりと冷たいが、その熱気にあまり寒さを感じないから不思議なものである
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
■ノア > 忙しく働く露店商やら、仕立ての良い服を着た男の袖を引く娼婦.. に続いてやって来たのは、
「 .........っ、ん.. 」
視界が塞がってしまう程大きな布袋を三つ抱え、よろよろと歩く女。預かってもらっていた荷物を新居へと運んでいる最中で、中身は衣類が殆ど。大した重量はないのだけれど、横着して一度に持ってきたのは失敗だったと.. 小さく舌打ち抱え直した。
近道に広場を突っ切ろうとベンチの前に差し掛かるも、視界が最悪で未だ気付かずに。
■スヴェン > 「……美味い」
袋をごそごそ、と探りながら栗を取り出しては器用に片手で皮を剥き、口へと運ぶ
視線がぼんやりと明るい通りに何を眺めるということもなくただ向けられている
一仕事終えた、達成感と心地よい疲れに焼いた栗の甘みが染みる
…と、不意に目の前を長い薄紫の髪が揺れれば、おっ、と視線がそちらへ向けられて、荷物を抱える
彼女の名前を控えめな声量で小さく呼んだ
「…古着屋でも始めるつもりなのか?」
立ち上がって彼女の背後から荷物を覗き見ればそんな風に尋ね、眼を瞬かせた
■ノア > ふと、誰かに名前を呼ばれた気がして周囲見渡していると.. 背後から掛けられた揶揄いの声に、びくっと肩竦め。
「 ?! .....んっ、スヴェン.. 」
よく知る顔に見下ろされては、先日受け取った手紙の文面思い出してバツが悪そうに苦笑い。貴方の言う通り古着屋でも開店出来そうな大量の衣類を、布袋傾けチラと見せ
「 開店準備じゃなくて、引っ越し。最近この近くに家買ったの、で.. 荷物運んできたんだけど..... 」
態とらしく眉を下げ、むに と唇尖らせて
「 重いし、前見えないし、夜道だし。こういう時男手があると助かるんだけどなー、なんて.. 」