2016/11/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネネさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
ネネ > 街灯の明かりがメイン通りに沿うように灯り出していくくらいの頃
銀色の髪を風に揺らして通りを歩く小柄な娘
お花屋さんのお仕事の後の帰り道、大通りはまだ人も多く
少しさけるように、1本入ったとこの公園へと足をむける。

落ち葉も多く、風が吹けば乾いた葉っぱが地面の上で滑るように舞ったりしてて
休憩とばかりに公園の中は誰もいない、ベンチが街灯のしたに置かれてるのを見つければ
そこへと近づき、座って…一息。

タマモ > 別に目的が無いのはいつもの事だった。
露店を適当に巡って、店を適当に見て回り、路地裏で適当にゴロツキをのして…適当?
ともあれ、そろそろ日も沈みかけた頃合だ。

それはたまたまだった、路地裏から大通りへと向かっていたところ、小ぢんまりとした公園が目に入った。
こんな場所に、こんなものがあったのか…なんて思いふっと視線を向けた先に、ベンチに座る一人の少女。

「…うん?」

かくん?と首を傾げた。
女子が一人、こんな場所で…とか思うも、どうも人間という感じでないのを感じ取る。
ふむ、と何やら思い付けば、こそこそと公園の入り口に。

一息ついた少女が、少しでも入り口に目を向ければ…
そこに、物陰から顔半分を出して少女を眺める自分の姿が見えるだろう。

ネネ > まだ人通りもある頃だったから
人ごみを避けるように避難した場所で息をついてたとこ
視線を感じたわけでないけど

視界の隅になにか入り込んだ気がして
それがなにかと…周囲を見渡せば…入口から少しだけ見えてる人影。

見られてると感じたのは、その人からの視線なのか
顔には出さないけど、少しびっくりした

見ないフリというか、気づかないようにするべきかと…がっつりその人影のほうを向いたまま考えてる

それから気づいてるのに、不自然そうに視線を戻してみた

タマモ > まったく気配も消したりせずに眺めてたからか、あっさりと気付かれる。
だが、気にしない。
そのままの状態で、じーっと…じーっとただ少女を無言で眺めている。
…うん、顔には出てないけど意識は向けていた為に、少女の気配が揺れたのは感じた。

と、気を遣ってなのか、少女が視線をこちらから外す。
その瞬間、すすすっと音も無く入り口から移動する。
その動きが気になって、少女がこちらへと視線を戻す…だろうか?

もし視線がこちらに向けられたなら、今度はさっきの入り口よりも少女に近い物陰から、まったく同じ姿勢で眺める姿が見えるだろう。
向けないのならば…向けるまで、一気に距離を詰めるつもりだ。
…どちらにしても、何と言うか…普通に怖い?

ネネ > 視線を戻しても、見ないようにしてても
なんだか隅っこで動いてる気がする

人のことはいけないけど、お化けなのかもしれない

気になって、もう一度みてしまうと…やっぱり見られてる
しかも先程よりも近くなてるし、公園の中にいて距離が…

ワンピースの膝のとこくらいに置いてた手がきゅっと握られて
どうしょうかと迷う。声をかけるか、逃げるか…

「……あの……お腹すいてるの?」

公園でよく出会うのは、近所の猫だったけど
今日近づいてきてたのは人の姿…話しかける言葉に困り
なんとなく浮かんだものを聞いてみて

タマモ > どうやら、少女はもう一度こちらへと視線を向けたようだ。
そうすれば、やはり物陰から同じ姿勢で眺める。

明らかに困っている様子を見せる少女…まぁ、それを狙ってたのだが。
さて、どんなリアクションをしてくれるだろうか…?
そんな期待を胸に眺め続けていれば、やっと少女が声を掛けてきた。

…いや、待て、確かに耳と尻尾はあるが、まずは動物扱い?
ミレー族は?あれ?なんか普段より扱いが酷くない…!?
その言葉にある種のショックを受けながらも、ひょこっと立ち上がると、ずかずかと少女へと歩み寄る。
逃げるなら追う、そのままなら、遠慮なく隣に腰掛けるつもりで。

ネネ > 見た目には同じくらいの年なのかという相手
でも格好は自分より随分華やかにも見えるし
耳と尻尾がみえたから、いつもここにいる猫が人になって出てきたのかと勘違い

声をかければ無言で近づいてきた
びくっと多少の緊張を感じながら隣に座るとドキドキする。

声をかけたことで怒らせたのかと感じてた
お腹は…すいてないのかな?
見た目には女の子に見えるけど
次に何を話かけてみようかと頭の中で、ぐるぐる巡り

タマモ > 試しに動いてみたけれど、どうやら少女が逃げる事は無かった。
なので、隣に座り、見詰める…まだ無言。

実際のところ、別に怒っている訳でもないし、さっきのショックを引き摺ってる訳でもない。
あれだ、この少女には悪いが、反応が面白いから続けてるだけだった。
…が、さすがにあんまり続けてやっても可哀想か…?

「さて、冗談はさておき…こんな場所でお主のような女子が一人、ちと危なくはないのか?ん?」

言葉通り、冗談はこれくらいで、といった感じにくすりと笑う。
少女からすれば、やっと掛かる声と共に、ぽんぽんと肩を気安く叩いた。

ネネ > 隣でがっつり見られてる視線、無言のまま…
びくびくするには十分な迫力さえ感じてたけど

表情が崩れた、笑った様子が見えて釣られるように笑いホッとする
肩を叩かれながら言葉をかけられたけど

「…ん?でもお姉さんも1人だから、危ないよ?」

1度はこの街で未遂ながらでも怖い思いをしたことがあれば
自分と変わらない感じの相手のことも心配する言葉を返す

タマモ > どうやら、安心したらしい。
返すような笑顔を見れば、ふむ、と一つ頷いた。

「ふふんっ、妾は別じゃ。この王都に湧いてくる連中程度は造作でもない」

ついさっきまで、あれだけ気を張っていた風を見せていた少女からの心配の声。
偉そうに胸を張って答える。…まぁ、本当の事だし?

「この程度で怯えてしまう、お主の方が妾としては心配じゃぞ?
ほれ、こんな誰もおらぬような場所じゃ、可愛らしい女子一人なんてものはよい鴨じゃろう」

言葉と共に、ぐるっと周りを見渡してみせた。
…言ってみて何だが、本当にある意味で危なさそうな場所だ、うん。

ネネ > 「…別?特別なの?…」

見た目にも特殊そうなのは耳と尻尾、視線はあきらかに耳を気にしてる
耳としっぽがある、1人でも人は特別なのかと…納得して

「だって…何も言わないで近づいてきたもん…ちょっと怖かったよ?」」

相手との距離の接近方法、独特すぎることに驚いたものを告白
この場所は公園で、人工物がほとんどなくて落ち着く場所なこと
ついつい時間があれば、公園や屋根の上や自然に触れる場所が落ち着くから

「こういうとこも、危ないとこなの?」

公園で危険な思いはしたことがなかったから
驚き意外というように同じく周囲を見回して

タマモ > 「妾は化け物じゃからな、人間程度ではどうこう出来るものではないぞ?
ふふ…むしろ、人間を取って食べる側やもしれんのぅ?
実は、お主も隙を見て食べてやろうと考えておるやもしれん」

がおーっ、といった感じに両手を上げてみる。
別に本気で言っている訳ではない、もちろん冗談だ。
まぁ、この少女が引っ掛かってくれたら面白いなー…程度の。

「………普通に出てしまっては、面白味に欠けるじゃろう?」

そして、続く言葉にさらっと返す。反省した様子は、無い。

「場所自体はそこまで危険でもないじゃろう。
じゃが、ここの連中もそんなに通らぬ、このような時間での一人歩きはな?
お主のように、ふらふらと一人歩く女子を狙う者がおるやもしれん…可能性じゃがのぅ?」

ここだけではない。
他の場所だって、時間帯を考えれば危険な場所となりうる。
細かくは教えれないが、そんなものだ、と教えて。

ネネ > 「お姉さん、やっぱりお化けだったんだ…」

がおーっとする様子に、驚きさきほど感じてたものは確信にかわる
ズレたままの認識だけど、見た目にも同じくらいの背格好の人に食べられるのかなと
例え話でも間に受けては、自分の手足を見ながら

「わたしも食べちゃうの?…おいしくないよ?たぶん」

手を伸ばしても細腕、つまんでも肉付きは少ない方
やっぱりお腹がすいてたんだな、と判断して

「んー…危ないとこ、多いんだ…歩いて帰るのも気をつけるね」

時間も場所も相手に告げられる危ない場所というもの
なかなか街での暮らしも難しいらしい

タマモ > 「………おや?」

なんだか、普通に信じて貰えたらしい。
本当に食べると思っているらしいか、なんか自分の身体を色々確かめている。
…いや、食べれない事はないが、そんなつもりはまったく無い。
別の意味でなら食べても良いかもしれないか、うん。

「食べれぬ事はないんじゃぞ?そして、お主ならば美味しいじゃろう。
…食べるの意味が違っておるがのぅ?」

ひらひらと手を振りながら、そう答えておいた。
本当にお腹は空いてはないか?と問われれば、本当は少しは小腹は空いている。
食事に誘われれば、簡単にほいほい付いていくだろう。
…奢ってくれるならば、尚良し。

「こうして暗くなってきておる時というものは、何があっても見付かり難いものじゃ。
真昼間ならば誰かが気付くようなものも、こうして…誰も居らねば、気付きようがないじゃろう?
うむ、難しいじゃろうが、そうやって色々と考え身を守ると良い」

なんだかんだで、こう、なんか親切に色々と教えてる気がする。
まぁ…こうして見知った相手というものは、少しは気に掛けるものなのだ。
手を出したりする時もあるが、それは気にしない。

ネネ > さきほどの移動の仕方はお化けと確認しての答え
「すごい」などと驚きと感心の声をあげながら

「食べる意味?」

また言葉の難しさか眉をよせて小首をかしげる
それから何かを探すように肩からかけてる小さいカバンを開き
中をさぐると、植物の種やら入った袋や紙袋の包がでてきて

「私、食べれるとこないけど…これなら
 お昼にわけてくれた残りだけど…まだ2枚くらいあるよ」

包のなかはクッキーをもらったお裾分けを差し出しながら
暗いとこは少し危険、それは思い出すほどに身にしみてたことに頷いてみる
今のとこは寄り道しないで帰ることくらいしか思い浮かばずに

タマモ > …うん、なんか感嘆の声を上げる少女に、少し機嫌が良い。
きっとこの時に心を読んでいたら、逆に機嫌は悪くなっただろうが。
まさに知らぬが仏である。

「ふむ…そう、食べるの意味じゃ。
お主の考えておる食べるとは、かなり違うものじゃぞ?」

物知らぬ様子に、自慢げに、しかし大雑把に伝える。
と、そうしている中、少女が鞄から何かを取り出した。
はて?とそれを見れば、包みの中身はクッキー。
…やはり勘違いしておるではないか…そう思いつつも、ちゃっかりとクッキーはひょいっと摘んでぱくりと口の中に。
もぐもぐもぐ、ごくん…うん、美味しい。

「言葉自体は同じようなものでも、その意味は多様なものもある。
例えば、今の食べる、というものにしてもそうじゃ。
少しは知っておけば、身を守る術ともなるじゃろうな?
一つは、今、まさにお主が考えておった通りの食べるじゃろう。
そして、妾が今言った食べるという意味は…」

言葉を途中にし、意味ありげに、にんまりと笑う。
するりと伸びる手が少女の腰を抱くように回されると、抵抗が無いならば、ぐいっと抱き寄せる。
そのまま、耳元に唇を寄せ…吐息をかけながら、ゆっくりと、もう一つの意味を伝える。
そういった行為を、あからさまにした単語を用いて。

ここまでしておいて、これも通じなかったらどうしよう?とか不安もあるが、その時はその時である。

ネネ > 「うん、食べた…」

餌付けのような感覚なのか、目の前ですぐにパクッと食べた様子に満足して笑顔になる
2枚という少なさで空腹が収まるとはいえないだろうけど

包をクシャっとつぶしてはカバンにもどし
相手の言葉、含みの違いを聞いてたとこ

ふいに抱きしめられて耳元に聞こえた言葉に
思い当たることがあるのだろ、みるみる顔が赤くなり動揺するように
心がオロオロする

「ぇぇ……そう、なの?」

耳元に囁かれた言葉が食べるという意味ならは、自分は…と
過去を思い出しても恥ずかしくなるようなこと
身に覚えがあったから

タマモ > 状況がどうあれ、小さくあれ、美味しいものは美味しい。
お腹は満たされないが、少しは満足である。

さて、この説明で少女は理解してくれるものだろうか?
それは、反応を見れば一目瞭然だった。
物知らなさそうな少女なのに、覚えがあるのだろう事は容易に想像が出来る。

「ふふ…そういった意味でも、使う場合がある、という事じゃ。
さて、それが分かった上で、覚えておるか?
…妾が、お主に対して何と言ったか…」

あぁ、うん、恥ずかしがってる、何これ面白い。
顔を赤くして動揺している少女に、追い討ちを掛けるように言葉を続ける。
更に、流れるような動きで横に密着させるように抱き寄せた少女を、自分と向き合うように抱き直す。
ずいっと顔を寄せ、そこで動きを止めた。

ベンチに腰掛け、向き合うように抱き合う2人の少女。
もう少し顔を寄せれば、唇が奪える程にまで顔は近い距離だ。
誰も居ないが、誰か見ていれば何か勘違いを受けそうな光景だろう。

ネネ > 「覚えてるけど……」

顔は赤くしたまま動揺は顔にもわかりやすいくらい出てる
見た目にも女の子で自分と同じくらいなのに
イロイロ物知りで、動きはスムーズに体に触れてくる

びっくりしたまま、そういうことを連想させる仕草に
同性からのことでも、その近さにドキドキしてる

「あ、あの…でも、それでも…女の子とのことでも言うの?」

同性どうしでも使う表現の言葉なのかと、動揺してるためか
言葉は少し的を外してるのかもしれない、その至近距離にも緊張は残り

タマモ > 「うむ、物覚えがいいのは良い事じゃのぅ?」

ついさっき言った事だ、そう忘れる事もないだろう。
言葉の意味を知り、伝えた言葉を覚えており、少女の動揺は深まる。
さて、もう少し遊べるだろうか?
そんな事を考えれば、空いていた手も背中に伸びる。
少し力を込めて、お互いの身体をまずはしっかりと密着させた。
近い顔の距離は、そのままだ。

「もちろん、そういった行為をするならば使うぞ?
今、現に妾が使っておるじゃろう?
それが、妾がお主をどうしたいのか…ふふ…今のお主なら分かるじゃろう」

唇と唇が触れそうな距離。囁くように紡がれる言葉と共に、吐息が感じられるだろう。
そして、背中に回る手、その指先が背筋に触れる。
つぅっと、ゆっくりと背筋に沿って這わされて。

「妾に…食われてくれるか?」

甘い囁きと、指先の刺激と、真っ直ぐに見詰める瞳。
言い聞かせるような感じに、少女の耳に言葉を届ける。

ネネ > 「う…でも、ほら…私、おいしくない、と思うし…」

女の子相手にでも、この距離にドキドキしっぱなし
相手のペースに飲み込まれるように背中に回されて距離が近すぎる

コチラの手は相手の腕あたりに添えたまま
楽しむような言葉をむけてくる
背筋にふれる指の動きに
びくっと体が震えて

「ぇ、ぇぇえっと…あの…」

以前のような力まかせにこられる怖さは感じないけど、
優しくも誘うような言葉は答えに困るようで
声が震えて視線を合わせられずに伏せたまま

タマモ > 「それは、食べてからのお楽しみじゃ。
どんなものとて、食べるまでは味は分からぬでのぅ?」

食べ物でも、相手でも、そんなものだ。
しかし、この少女は美味しい。
こうして楽しんでいる間に受ける、少女からの感情はそう感じれた。

「この身体に何ら傷跡なんぞ、残る事は無いじゃろう。
それに、お主を妾のものとする訳でもない。
ちょっとした遊戯…そう、気持ちの良い、ただの遊戯じゃ」

着物や衣服越しに、押し付けあうように胸は重なる。
背筋を下に、上にと滑っていく指先は、そっと首筋に添えられた。

「答えの言葉が恥ずかしいならば、ちょっとした動きで示せば良い。
妾と遊びたいならば、そのまま顔を前に…それだけで良い」

顔を前に寄せる、それはつまり、唇を重ねるという事は容易に分かるか。
ただ、言葉にされた選択らしき言葉に、遊ばないならば…というものが無かった。
視線を伏せる少女に目を細めながら、少しだけ、首筋に触れた手に力が篭る。
選択が無かったから…首筋に触れた手が寄せたから…少女の言い訳になりそうな状況を作る。
このまま唇を重ねてしまっても、仕方が無かった…そんな言い訳を。
後は、少女の動きに任せるだろう。

ネネ > 「…味見するのは、食べ物だよ?」

食べ物の例えと人の行為の例えは食い違う言い訳を返して
それなのに近い距離のまま話は続く
余裕のあるような相手に対して
この状況がイマイチ飲み込みにくく…引かない様子に躊躇い
背中から指が動くのを感じて
わずかに緊張したまま体が硬くなる
胸同士がふれると、なにげなく体を離そうと引いてしまったり

「遊びって…でも…うー…」

相手の言葉は、正しい…たしかに傷つける武器も、恐怖もなくて
首にふれる指、言葉に強引さもなくて
経験のない自分から動くということに
その距離をわずかに詰める、至近距離だったから
それだけで相手の唇にチュッと一瞬触れて…離れた
さきほどまで赤く染まってた顔は、一気に隠れてる耳まで真っ赤になるほどで