2016/11/16 のログ
エドヴェルト=ランデル > 何時の間にかうとうととしていたようで、すっ、と通りがかった従業員の娘の気配に目を覚ます
酒場の雰囲気が心地よく飲まれてしまっていたらしい。ジョッキに残ったミルクをグイ、と一息に飲み干せば立ち上がって、ベルトを越しに付け直す

「たった一杯で長居してしまってすまなかった」

従業員の娘にそう告げれば、カウンターの向こう側で未だ忙しそうにする店主に、来た時と同じように
軽く目礼をすれば店を出る。吹いた風の冷たさに眼を細めれば常宿に向かって歩き出した―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からエドヴェルト=ランデルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にココットさんが現れました。
ココット > 「おお中々うまそうではないか。では早速……」

香ばしい香りを放つ焼き菓子を、手づかみで口いっぱいに頬張る。
噛みしめる毎に香りが鼻に抜け、容赦のない甘みが口の中へ広がっていく。
じっくりと味わってからようやく嚥下すると、続けざまにグラスに注がれた琥珀色の液体を喉へと流し込んだ。

「んん~~~っ、たまらん!」

妙に中年臭い仕草でお菓子を頬張っているその人物は、子供にしか見えない容姿で何故かビキニ姿という何ともちぐはぐな取り合わせ。
怪訝そうな視線を向けられてはいるが、ちゃんと料金は払っているので店側からは特に文句はないらしい。
そしてお菓子を食べているだけならまだ子供らしく見えるのだが、一緒に飲んでいるのはジュースなどではなくアルコール。
これもまた妙な取り合わせに見えるが、当の本人は一切気にした様子がない。
上機嫌でお菓子とお酒を味わっているだけだ。

「う~む、これで美少年でも侍らせておれば言うことなしなんじゃが。美少女でもいいのう」

酒飲みの益体もない独り言。
当然の事ながら、こういった場所で都合よく美少年や美少女が見つかるものではない。

ココット > そういうことならいっそ娼館へ出向くのもいいかもしれない。
男娼と娼婦を数人、それもなるべく若い子を侍らせて全身くまなく奉仕させるか。
それとも熟れた娼婦達の肉体に埋もれてみるのも悪くない。
いい具合に酒が回ってきて欲望の妄想がとどまるところを知らない。
娼館へ行くとなるととあまり酔いが回りすぎては楽しめないので酒は程々にすべきか、などと一応考えるのだが。

「さぁてでは……、まあよいか。お代わりじゃ!」

多くの酒飲みの例に漏れず、ココットも合理的判断により飲酒を控える事など出来ないのであった。

「うむうむ。あと一杯ぐらいなら大丈夫じゃろう」

そう言ってグラスに口をつけるが、大抵の場合一杯では済まないものである。

ココット > 「ぬぅ、もうカラか……。じゃが我慢も身体に毒だからのう」

飲みたい気分の時は飲めるだけ飲む。
結局もう一杯のつもりが二杯、三杯と増えていく。
既にほろ酔いというレベルを越えてきた。

「ふむ……、こうなるとつまみが足らんな」

せっかくいい気分で飲んでいる事だし無理に予定を変える事もあるまい。
つまみとして更にお菓子を注文し、いよいよ本格的に飲んでいくつもりだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > のんびりとした夜の徘徊という日課をする最中に覗く一軒の店。
何度かは来たことがあるだけに今日はここで食事をするのもいいかと考えて敷居を潜り中へと。
店内を眺めれば客も多く繁盛している様子が見て取れて。

店員に聞けば相席ならば大丈夫と言われる。
それなら相席を頼めそうな客でも居ないかと軽い足取りで店内を歩いて眺めて歩く。

ココット > 「むむむ、大して種類がないのう……。こうなればいっそ全種類制覇でも……」

それがメインでないためか、デザートの種類はそれほど多くない。
ならば全種類食べてみるかと、手元のメニューから顔を上げて追加注文しようとしたところ。

「……なんじゃ、こんなところに子供か?……これ!そこな少年。席がないならわしの膝の上が空いておるぞー」

顔を上げた視線の先には酒場には少々若すぎる、少年といってもいい年頃の男の姿が。
色々と気にはかかるが酒が入っている事もあり細かく分析する気もなく、せっかくだからと呼びつけてみることに。
このような事を言っているが、別に向かいの席も普通に空いているのだった。

クロイツ > それなりに知った顔も多くはなったのだが今日に限りそういう相手は見つからない。
こうなったら最悪は暗示で面倒そうなのを帰らせるかな、などと考えれいればかけられた声にそちらを見て。

「俺も見た目はそう見えると思うけどちゃんと大人だよ。
どっちかっていうと君の方が子供だと思うよ?
それにさ、俺が君を膝に乗せた方がよくないかな?」

視線の先には子供と言っていいような容姿の少女。
少女の言葉に楽し気に笑みを見せれば上に座らせるなどと返し。
他を見て男と同席するよりはいいと考えれば呼び止められたまま近づいて向かいの席に腰を下ろしていく

ココット > 「なんじゃせっかく膝に乗せてやろうというのに」

酔っぱらいの戯言を真に受ける事なく正面に座られたが、相席でも一人で呑むよりは上出来だろう。

「ぬ?こんな立派な淑女だというのに、そのように見た目で判断するとは失礼な。わしは絶対にそんなことはせんぞ!」

自分の直前の発言を棚に上げて大人を自称する少年に絡む。
ココットとしては見た目がむさ苦しくなければ、大人だろうと少年だろうと一緒に呑めるのなら大して問題ではないのだった。

クロイツ > 「どうせなら女の子は乗せたいからね」

軽く手を揺らしてやめておくと笑って正面に座り眺めて。

「淑女?淑女なんだ。……今された気がするのは気のせいかな…?」

直前と全く違う事を言う少女を眺めて思わずに目を丸くする。
だが酔っていると判ればそれも仕方ないかと納得し、軽いつまみとお酒を頼んで少女の格好に目を向ける