2016/10/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソル・グラディウスさんが現れました。
■ソル・グラディウス > 寒い風が吹く中、暗闇に紛れた黒づくめの男が通りを歩く。
周囲を見渡し、人影がほとんどいないことを確認する。
この季節にこの時間となれば、やはり寒くなるのは必然のようだ。
そういう自分は寒くないのかと聞かれればやはり剣のお陰で寒さは感じない様だ。
逆に暑さにはめっぽう弱く、夏や砂漠、溶岩地帯では基本的に軽装でいる。
誰も居ない通りを少し不気味に感じつつも、聞こえてくる足音に反応し立ち止まる。
金色の目を凝らし、足音の発信源を見据える。
■シンシア > 街灯だけの明かり、黒い服に包まれている人など
気づくこともなく明かりを辿るように歩くので、時々姿は明かりに照らされて進み行く
動かず立ち止まっているならば
足音もたたないから気づくこともない
その相手が殺意ビシビシ出してきてたりするわけでもなければ
余計気づくこともないまま明かりの下を過ぎていくばかりだろうと
■ソル・グラディウス > 「…シンシア?」
時折、街灯によりその姿が照らされて、足音の正体がわかる。
見たことあるコート姿の女性に目を凝らし、そう声を出す。
静寂に包み込まれた通りならば、この声は良く響くだろう。
足音を鳴らして、彼女へと近づく。
この暗闇にまるですべてが見えているかのように彼女の前に来れば、面と向かって立ち止まる。
彼女からすれば20㎝以上差のある大男が目の前に突然現れたように捉えられるだろう。
■シンシア > 「…?!」
足音と共に
声がかかることに驚き顔をあげると
突然、目の前に背の高い人が居ることに思わず声もでなく瞳を見開いた
ごく普通の人間の夜目など、あまりきくものでもなく
街灯の明かりが届かないとこから出てきた人に
一瞬、体が強張るけど
その声には知った声と気づき
「ぁぁ、ソルびっくりした」
こわばったのは一瞬、すぐに顔見知りの相手だったと気づけば
にこっと微笑んで見せて
■ソル・グラディウス > 「…?」
声を掛ければ、彼女が驚きの表情をしていることに首を傾げる。
少しして暗闇でも加護のお陰で全てが見通せる自分と目の前の彼女は夜目が効かないという違いがあることに気付き
納得した様子で「あぁ」と声を出す。
「驚かせてすまんな。…今日はどうしたよ。こんな真夜中に」
強張った後に笑顔を見せた彼女に謝罪をしておく。
表情は変えないし、声の抑揚も変えないので特に謝罪の念は伝わらないと思うがこれでも本人は謝ったつもりの様子。
そして次にこんな夜中にウロウロしている目的を問いかける。
■シンシア > 「お手伝いの帰り、だけど…遅くなっちゃって」
こんな夜遅くに見知った顔に会えるとおもってなかったから、つい嬉しそうに表情も安堵する。
昼間との気温の差を感じる夜の時間では、肌寒さも感じるほどで
「でも、よかった。
ソルと会えるとおもってなかったから」
酒場の賑わいを後ろのほうに過ぎたとこでは盛り上がってる
後ろを指さしながら
「この時間だと、あーゆうとこのが出てくるか、危ないのがウロついてるかだろうし」
■ソル・グラディウス > 「なるほど。こんな遅い時間まで仕事なんて、感心だな。」
深くは追及しないものの、彼女のやっていることであれば人助けだろうと腕を組んで感服する。
嬉しそうに安堵しつつも、少し寒そうな彼女を見て帽子を脱ぎ、剣を鞘ごと取り外し始める。
鞘を取り外しつつ、彼女の指さす酒場の方を見る。
聞き耳を立てればわずかに聞こえるがやがやとした声を聞き、盛り上がっているという事を認識する。
「何だ?盛り上がってるのは嫌いか?」
鞘を取り外せば、ゴトッとそれが地面に落ちる。鞘が取り外され背中が自由になると肩を回してその開放感に浸る。
そして、コートを脱げば寒そうな彼女の肩にそれをかけて、少しでも寒さを遠ざければと考える。
「…いや、酔っ払いが嫌いなのか。確かに危ない奴は大勢居るな。
平民地区とはいえ、この時間帯は通りでも危険が待ち受けてるかもしれないしな」
上は長袖のTシャツだけになれば腰に鞘を装着し、帽子も腰に引っ掛ける。
■シンシア > 「私の要領が悪いだけだよ…あとは、お話を聞いてるとついつい切り上げられなくてね」
話を聞いて欲しい人もいるだろう、相槌相手になりながらも
切り上げるタイミングを逃してしまうことも多々
「え?なに…これじゃソルが寒いでしょ?」
なにやら帽子脱いだり剣置いたりしてるようすを見てたけど
自分の肩にかけられたことに、驚き遠慮する声を
それでも男性の上着、自分には大きく先ほどまで着ていたものだけに暖かくて
「そう、タチの悪い酔っ払いは苦手。
酔っ払いで危ないのとかダブルパンチでこられてもね
さすがに気をつけててもね、面倒だから」
■ソル・グラディウス > 「…ふぅん。そうかい。だったらあんまり感心はできねぇな」
腕を組んでそう返す。
要領が悪いのにグチグチ言うつもりはないが相手の話を途中で切り上げられないのは流石に納得いかない様子。
彼自身、余り自分の主張を全面に押し出せない人間というのは好きではない。
「いや、別に」
彼女の言葉に短くそう返し、寒くないことを伝える。
実際、寒さで体が震えることや体を擦って温めようとする動作、鳥肌が立ってないことを注意深く観察すれば
やせ我慢ではなく本当に寒くないという事がわかるだろう。
「前も言ってたな。…ま、何だ。気を付けろよ。俺にはそれしか言えん。」
腕を組んで、ため息交じりにそういう。
出来れば守ってやりたいところではあるが
今はともかく、普段は別行動しているためにそれを遂行するには難がある
■シンシア > 「まーね、でも、話せないこと話したい人もいるだろうから
聞いてあげる人がいないからじゃないかな」
年寄りや子供には、ついつい甘やかしてしまう。
年寄りになれば、話し相手もほしいのだろうと
「ありがと、暖かいよ」
シャツだけなのに別段かわりなく見えるなら
せっかくの好意をうけとるほうが、本人の行動には報えるだろう
「うんうん、ま、今夜はソルに会えたし…
少し助けてもらおうかな」
後ろで聞こえる酒場は盛り上がるけど、この先の帰り道はまだ街灯のないとこもあるだろう
1歩踏み出して片手を伸ばし、相手の肘くらいのとこに手を差しこんで
軽く腕組みをするように体を寄せようと
この距離ならば、カップルが夜、歩いてるように見えるだろうと
他の者も声をかけにくくなればとのことで
■ソル・グラディウス > 「…そういうもんなのかね。……よくわからん」
頭を抱え考えを巡らせるがよくわからない。
話したい人の気持ちや話を聞きたいという気持ち。
甘やかしたいなどの気持ちや考えが彼には理解できない様子で。
「ならよかった。金は後で請求するからな」
その言葉を聞き、満足気な表情をすればそう付け加える。
勿論冗談のつもりだ。彼女がどう反応するか少し楽しみにする。
「…無償で人助けするのはあんまり気が進まないんだが…」
腕を組まれ、体を寄せられると意外と言った表情で彼女を見る。
ここ何回か彼女と雑談は交わしている物の彼女からのボディタッチは皆無だったために尚更、驚きと疑問が深まる。
とりあえず、彼女に特別な感情は無くこれも危険な輩や酔っ払いを寄せ付けない作戦なのだろうと頭の中で片付けた。
■シンシア > 「そーゆう人もいるみたいよ、普通の人たちの中ではね」
庶民で何事もなく生活してる人たちの感覚なのだろう
自分とも違う人間関係でのことだから
普通の人に合わせてるだけ、深く考えてのとこでもなくて
「えー…お金かあ、わかった」
本気かどうかわからず、ギルドで仕事をしてると言ってたから
なにか相手が動くことは=お金が代償ということなのだろうと判断し
「無償じゃないでしょ、今度ゴハンご馳走するから…ね?途中までこうしてて、かえろ?」
腕を組めば、思ってたより、その距離の近さに動揺したけど
表に出さないようにしながら、背の高い相手
2人で行動すればこそ、他からは声もかけずらくなるだろうと
■ソル・グラディウス > 「ふぅ~ん…って俺が普通の人じゃないみたいな言い方じゃねぇか。」
彼女はともかく、自分はそれなりに普通の生活を送っていると主張する。
太陽の剣を持ち盗賊や山賊、モンスターを狩り、報酬を受け取って宿で風の精霊と暮らす。
それが彼なりの『普通』らしい。
「…いや、冗談だ。金はいい。金は」
本気かどうかわかってない様子の彼女に一転してそう返す。
自分の表情と声色から冗談と見抜くのは難しかったかと少し頭を抱える。
「別に飯に困ってるわけじゃ…わかった。とりあえずそれが対価ってことにしておく」
こちらを見上げてそういう彼女に渋々ながら承知する。
しかし、女性にこうして寄り添ってもらわれるのはやはり悪い気はしない様子で
少し揶揄ってやろうと彼女の頭に手を持っていき撫でようとする。
■シンシア > 「私もソルも同じってこと、普通の人は剣を使わず生活してるでしょ」
誤解させたかと思って、やや早口で返すことになって
「もー、冗談わかりにくい」
ふざけた感じに見受けられず、生活スタイルを考えれば本気なのかと思ったこと
冗談とわかれば、ニコニコ笑いながら
「うん、ゴハンなにがいいかなー作るの楽しみ」
相手の上着を羽織ったまま帰り道を歩きながら話す
頭に感じた撫でる様子に
こっそり顔が赤くなるけど、夜の暗さに助けられるよう
その色はわかりにくいかもしれず
■ソル・グラディウス > 「そうだな」
早口で返す彼女にこちらは短く、ゆっくりと頷いて
何が言いたいのか今の発言で全部察し、みなまで申すなと言った具合に
「……すまん」
冗談が解りずらいと言われ、ひっそりと落ち込む。
やはりもうちょっと表情豊かにした方が良いのだろうかと悩む。
彼女とは正反対に少しばかり苦い顔をする。
「因みに俺の好物は肉系な。酒は出来れば用意してくれると嬉しい。
大丈夫だ。俺は酒には強いから、お前の心配するようなことは絶対ねぇよ」
自分の上着を羽織った彼女に一応、そのように言っておく。
酒に関して彼女の心配していることに対しての注意も入れておけば少し食事が楽しみになる。
なお、顔色が赤くなったのは暗闇でわからなかった様子だ。
そうこうしつつ、彼女を家まで送ればコートを返却してもらい、自分も宿へと帰っていくのだった
■シンシア > 「…ね」
住んでる世界が違うとこも、ある
仕方ないことだけど
「ああ、気にしないで、謝らないでよ」
言いすぎたかなと、謝る様子に少し慌てる
腕を引っ張って軽く揺らし
「お肉ね、わかった。お酒も強いなら安心ね」
この相手が酔っ払うほと相手にしたくないタイプはいない
(強い人が酔っ払う)抑えきれる自信もないから
話しながら家まで、2人のおかげで妙なトラブルにも巻き込まれず
安全に家までついて別れた
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソル・グラディウスさんが去りました。