2016/10/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にアダンさんが現れました。
アダン > 午後、喧騒満ちる頃。

王都の大通りはいつものように人で溢れていた。
腐敗が横行し、政争に明け暮れ、魔族さえも入り込んでいても、王都に人は絶えない。
腐ってもここは王都である。かつてはこれ以上の繁栄に満ちていた王都である。
異国風の姿をしている者もちらほら見かけられる。
そんな人波を裂いて歩く一つの集団があった。

「近頃は大規模な事件なども起きてはいないが、未だ魔族などは王都に多い。
 怪しきものはすぐに捕らえよ」

武装した衛兵の集団である。
その背後にいるのは小太りの男。およそ武術などは嗜んでいるようには思えないだろう。
彼はアダン、この王都に住まう貴族の一人。
そして、街の警備隊の一つを仕切るものであった。
貴族でありながらそのような役職についているのは自らの欲を満たすためだ。

今日もまた、王都の中を練り歩きながら事件や陰謀の種を探す。

アダン > 今日もそのまま巡回を行いながら、アダンたちは街の雑踏の中に消えていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」からアダンさんが去りました。