2016/09/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/黒猫のあくび亭」にティネさんが現れました。
■ティネ > 「ふんぬ~~」
客のそこそこいる店内。
カウンターに腰掛けて妖精の少女が乾いた肉の一片を力づくで引き裂いて、
もりもりと食べている。
無論これは無断拝借であるが咎めるものがいない。
この妖精はまだここの誰にも見えていないのだ。
最近は気付かれることもないので行動が大胆になっている。
ちなみにそろそろ喉が乾いてきたところなのだ。
■ティネ > というわけで次に目をつけたのは半分ほど酒に満たされた飲まれかけのジョッキだ。
しかしこれは皿からひょいと持っていくほどには気楽にはいかない仕事だ。
諦めたほうがよさそうな気がする。
「うーむ」
しかし諦めきれずにちょこちょことカウンターの上を歩いていって、
円柱状の木製のジョッキの側面をぺたぺたと叩いてみる。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/黒猫のあくび亭」にタマモさんが現れました。
■タマモ > カウンターの上で次なる獲物を狙う、その背後に一つの影がこそこそと近付いてきた。
…いや、こちらの場合は他の者からも見える為、何をやってるんだ?と一部の視線が明らかに向けられている。
そんな変化に気付けたなければ、ひょっこりとカウンターから顔を出す少女が見えるだろう。
気付かれたのならば、いつも通りにひらりと手を振って何事も無かったかのように…は見えないが、挨拶をするつもりだ。
もし気付かれなかったのならば…ジョッキを叩くその身をひょいっと摘み上げ、ジョッキの中に放り込んで顔を隠す予定だが…果たしてどうだろうか?
■ティネ > 「ウギャー!」
ドボン。
妙なところで低下する危機感知能力は当然のように働いておらず、
特に逃げる間もなくジョッキの中にぶちこまれた。
飲みかけのぬるい酒に下半身が浸された。
「おのれー、何をする! 末代呪われよ!」
ジョッキの中から見上げて文句を言う。プンプン。
大体無遠慮にこういうことをする相手というのはティネも察しがつく。