2016/08/16 のログ
サヤ > 「サヤ、と申します」

相手が理解してくれれば小さくうなずき。
横に座るのを止める理由はないが、座る瞬間の振動に少し驚き。
名前を問われると相手の方に顔を向けて名前を名乗り。

ソル・グラディウス > 「サヤ、ねぇ…ここに来たのはつい最近か?」

帽子を深々と被ると、女性の名前を復唱してそのように問いかける。
彼女の口ぶりがどことなくここに来たばかりなような気がしたのと、第一、その女性をこの辺で見たことないからだ。

(まぁ、俺自身、ここに来たのはつい最近なんだがな…)

そう考えつつ笑みを溢すと、再度口を開き

「旅人ってところか?職業はやっぱりギルドか傭兵か?」

その少女の役職も問う。

サヤ > 「はい、少し前にこの街にやってまいりました。」

相手の言葉に小さくうなづき。

「方々で猛者たちを目にしてきましたが。
この街であれば修行のネタにはつきなさそうでしたので、当分の間この街に逗留する予定です」

相手の質問に対して特に隠す必要もないだろうと判断して返事を返し。

「一応旅人ではありますが、今は主に傭兵ですね、ギルドには属していません」

ソル・グラディウス > 「ふぅーん…傭兵か。」

月を見上げて、そのように呟く。
女で傭兵、しかもこのような凛とした姿であれば…なるほど。
これは少しからかいがいがありそうだ。
口元をニヤリと歪ませると口を開く。

「ほう、で?傭兵の依頼でオッサンとSEXでもしたのか?」

二ヤついた表情は崩さず、そのように下種な質問をする。

サヤ > 「っ……」

しばらくの沈黙の後に突然振られた話にビクッと肩を跳ねさせ。
視線を遠くの街路樹に移して相手と目を合わせないようにして。

「わざわざ傭兵を抱く必要などないだろう。
女が買いたければこの街に娼婦などいくらでもいることだし」

あえて抱かれたかどうかについては言わず。
話をはぐらかすように返す。
しかし、下種な話題を触れれると今まで必死に抑えていた雌が
心の中で顔をのぞかせ、心臓の鼓動が早まるのを感じ。

ソル・グラディウス > 「いや、案外居るんだよ。女の傭兵にそういう依頼を頼む奴がね。
男に頼む奴もいるけど」

その女性の変化を見逃さず、尚もその話題について続ける。
彼女がこちらを見ずに街路樹ばかり見ていることから経験があると予測を立てる。

「娼婦に頼まないのは楽しむためさ。女傭兵の引き締まった肉体を…ね。」

彼女の耳に口を近づけ、吐息がかかるほどの距離でそう耳打ちする。
その言葉遣いはやけにねっとりとしており、女性の心を揺さぶることだろう。

サヤ > 「ぐっ……!」

相手の声が耳元で響き、吐息が頬をなでるとビクっと体を跳ねさせ。
心臓が強く打つのを感じるままにベンチから飛び出すように立ち上がり。
スラリと刀を鞘から抜けば相手をに切っ先を向けて見据え。

「無礼な!そのような下種なことよくも」

強い口調で言いはするが、頬は高揚し刀を持つ手は恐怖以外の何かによって震えており。
心臓が荒ぶるせいで呼吸も乱れていて。

「これ以上……これ以上落ちるわけにはいかないんだ」

まるで自分に言い聞かせるように言うが。
身体はまるで男に襲われることを望むように力が入らず。

ソル・グラディウス > 「おいおい、そんな物騒なもんこっちに向けんなよ」

刃先をこちらに向けられ、降伏するように両手を挙げる。
しかしその表情にはまだ余裕が残っており、両手を挙げたまま立ち上がり、わずかに震え、呼吸が乱れている少女を見てさらに続ける。

「ここまで旅をしてきて今更人を斬るのが怖くなった、訳ないよな?
それじゃ、アレか。前の男との行為を思い出して興奮してんのか?」

更に煽るように少女に言い放つ。
ここで剣を取り、彼女を切り伏せるのは簡単だが、如何せんこの状況が楽しくなってきた。

サヤ > 「黙れ!それ以上愚弄するなら、切る!」

一度男に体を許しただけでここまでになってしまったのだ。
次、また男に抱かれてしまえばそれこそどうなるかわからない。
それだけは防がねばと少女ながらに最後の意地を見せようとしていた。

ソル・グラディウス > 「俺を…斬る?冗談も大概にしとけ」

その言葉が聞き捨てならなかったのか。目つきが鋭くなり、自身も剣を手に取ると鞘からそれを抜いて構えを取る。
剣を手にした瞬間、彼の瞳は突如発光し、美しい金色の光を放つと目の前の刀を向ける少女に向けられた。

「刀と顔と切断は勘弁してやる」

先ほどまでとは声色も言葉の重みも違う。
とてつもない威圧感を放ちながら彼女が打ってくるのを迎え撃とうと迎撃態勢を整える。

サヤ > 「くっ……」

対自すればはっきりとわかる相手の圧倒的なプレッシャーと実力差。
しかし、ここで負けるわけにはいかないと歯を食いしばり、気合を入れなおして相手をにらみ。

「せぇや!」

気合の籠った一閃とともに右下より払いあげるような動きで相手に刀を振るい。

ソル・グラディウス > 「甘いっ!」

完全に見切っていたのか体の軸を刀の移動に合わせズラすとギリギリで刀を回避してそのまま接近する。
右手に持った剣で相手を斬る…と見せかけて相手の手をがっちり掴み、刀を手から溢させようと捻りを加えようとする。

「どうした?しっかり動けよ」

わざとらしく女性と顔を近づけ、そのようにねっとりとした口調で言い放つ。
もしも刀を手元から離れさせることができれば彼女を押し倒し、唇でも奪うだろう。

サヤ > 双方の実力差は明確だった。
防がれるどころか簡単に回避され、手首を捻り上げられるとギチっと筋が引っ張られる音か体内に響き。

「っ、く、そ…………んっふ」

腕に走る激痛に顔をしかめ、刀を取り落としてしまい。
悪態の一つでもついてやろうと口を開いたところで相手に唇を奪われて、そのまま対格差もあり地面に組み伏せられてしまい。

ソル・グラディウス > 「ん…んちゅ…」

自身も剣を手放すと彼女の手に自身の手を重ね、指の間に指を通し離さないように、しかし優しくその手を包み込む。
彼女の唇はとても甘い味がした。
それに自分も少し興奮してきたのか、彼女の口の中に自身の舌を入れ、彼女の舌と絡ませる。

「ぷはぁ…まだ俺を斬るか?」

舌を自身の口に戻し、顔を離しキスをやめると、彼女の口と自身の口を繋ぐ糸をいくつか引きながらそう問いかける。

サヤ > 「ぁ……ふ、ぅ」

相手の舌が咥内に侵入してきてもそれを押しのけることはせず。
そのまま相手に任せるように舌を絡め、唾液を交換し。

「っ……いつか、絶対に刀の錆にしてやる」

相手をにらみながら言い返すも声に力はなく。
のど元を伝う汗は男を誘うような少女独特の香りを発していて。
やまない心臓の高鳴りにぐっと奥歯を噛むもそれで肉体の疼きが収まるわけもなく。

ソル・グラディウス > 「はは、威勢がいいな。若いってのは素晴らしい。」

立ち上がり、彼女に覆いかぶさるような体勢を解除すると、自身の剣を拾い、納刀する。
その後、彼女の刀を拾うと持ち主である人物を立ち上がらせようと手を差し伸べる。

「で…いつかってことは今は戦う気はないんだな?
じゃあ、どうするよ?」

彼女の発言に勝手にそう解釈して、次の行動を問いただす。
ここでどう発言するか。どうやらソルという男は『それ』を彼女の口から言わせるつもりらしい。

サヤ > 「…………」

マウントから解放され、差し出された手をつかみ立ち上がり。
続く相手の言葉に眉を寄せるが、負けた以上、相手に対して逆らう気力も無いようで。

「……私を抱きたいのだろう。
なら、好きに犯せばいい」

刀を拾い上げ鞘に納めてからどこかあきらめたような表情で小さくつぶやく。
あくまで相手主体になるように言ったのはせめてもの抵抗で。

ソル・グラディウス > 「…あ~じゃあいいや。押し倒していきなりキスして悪かったな。」

自身が抱きたがってるように発言する彼女へ向け、明らかに興味が失せたような口ぶりでそう発言する。
勿論これは演技だ。
あくまで自分が性交をしたがってるような口ぶりをする彼女の抵抗も曲げ、完全に屈服させようという腹黒い感情が彼の中にあった。

「少し興奮したけど、お前が嫌なら抱くもんも抱けないしな。
それじゃ、今度会ったらまた手合わせ頼むわ」

そういって彼女に背を向け、片手をあげて手を振り歩き出そうとする。

サヤ > 「な……」

相手が突然興味を失せたようなそぶりを見せ。
背を向けて立ち去ろうとしたことに驚いたように眉を上げて。

「く……ぅ……………ま、待て!」

歩き出した相手に向けて声をかけて相手が立ち止まれば、腰から鞘ごと刀を外し地面に落として。

「お主に負けたこの身体……女らしさなどないが……それでよければ抱いてくれ。
もぅ……これ以上はおかしくなってしまいそうなんだ」

ソル・グラディウス > 「…バーカ。最初からそう言えばいいんだよ。」

立ち止まって、彼女の方を振り向いて近づくと、彼女の額へ向けてデコピンをする。
その声色は先ほどのものとは正反対で、明るく、そしてどこか安心させるような優しさがあった。

「それと、あんまり自分の肉体を卑下するな。お前はいい女だ。
かくいう俺も、娼婦の太った体より女剣士や女騎士の引き締まった肉体の方が好きだからな」

冗談交じりに笑顔でそういうと、腰から落とした鞘と刀を拾い、彼女に押し付ける。
もしやと思い、又も意地悪な顔をして口を開く。

「まさか…ここでヤると思ったか?ったく、変態はどっちだか…
俺が泊まってる宿がある。そこに行くぞ」

ニヤリと笑って彼女にそういうと、彼女の手を引いて自身の泊まってる宿へ向かう。
彼女の手を握る掌は、力強いが同時に彼女を落ち着かせる優しさと温かさがあった。

サヤ > 「っ……く。
いい女などでは決してない。
欲望に負けた愚かな女だ」

相手の言葉に自虐的な返答を返し、相手から鞘を受け取ればそれを腰に差して。

「誰が好き好んで外でなど」

軽く犯されると思っていたところに変態扱いされ。
そのうえで優し気にされれば思考と体と心がうまくまとまらず。
そのまま相手の手に惹かれるままに宿へ向かい。

ソル・グラディウス > 【続きます】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレイカさんが現れました。
レイカ > 「……………。」

当然、というべきだろう。
貴族に薬を降ろしている事実から調べようと思っていたが、皆かたくなに口を閉じる。
もちろん、遠まわしに承認の真似事なんかもしたけれども、効果はなかった。
道すがら、私は周りの薬屋を見やりながらそれとなく目的のものがないか視線だけで探してみる。

「……収穫はありません、か…。」

結局、毒蛾という名前が人の名前なのか、それとも組織のものなのか。
それすらもわからないままであった。
用は―…完全に手詰まりという事だ。

レイカ > そもそも、その毒蛾というものの身体的特徴すらも分かっていない始末…。
さすがに此れでは、探しようもないというもの。
せめて、あの娼婦の館で働いていたものの話を聞くことができれば…と思ったけれども。

「…お金を渡してそのまま……でしたね。」

今ではどこにいて、なにをしているのかすら分かっていない。
私自身も、マグメールから拠点を移してしまっているし、ここに来るのはかなりひさしぶりだ。
元気にしていてくれれば、という思いと…できれば話を聴きたい、という思いが交錯する。

「………やはり、王城に行くべき、でしょうか…。」

昔のコネを使えれば入ることは出来るかもしれないけれど…リスクは高すぎるか。

レイカ > 「…………。」

私はしばらく考えた…。
どうしようか、王宮へ行こうか…と。

「…………。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレイカさんが去りました。