2016/08/01 のログ
シエル > 宴かぁ…何かお祝い事でもあったんですか?

(そんな少女の内心はつゆ知らず。きょとん、とした表情で少女に問いかける。視線は目の前に新たに置かれたグラスを見つめている。見た感じ、カフェオレ…?のようだけど。そんな風に思いながらグラスを持ち上げ、一口。ミルクの甘味が口に広がる。)

…これ、美味しいですね!甘くて!

(お酒なのだけど、そんな風には思えない。ついつい、もう一口と飲んでしまう。そうして、こんなお酒もあるんだなぁ、と若干の感動で油断していた所に―――甘い囁きが忍び込んだ。)

…っ!?…か、間接…。

(お酒のものではない様子で、かーっと顔が真っ赤になってしまう。純な様子を晒してしまうだろうか。恥ずかしがりながらも、横目で少女を見ると、ドキッとするような笑みを浮かべていた。鼓動を早めながらも、思わずといった様子でその瑞々しい唇を見てしまう。同時に、酩酊が徐々に少年をくらくらとさせていき、酒に酔ったか少女に酔ったかよくわからない状態へと追い込んでいく。)

リリア > そこの彼・・・あら、ちょっとやんちゃしてますけど、そこの彼。彼が、一人で大型モンスターを討伐したらしくてですね。そのお祝いです。

(くすり、と手のかかる弟でも見るようにそちらの勇者に視線を向けながら手で指し示す。更にお酒が入ってヒートアップしたのか、娼婦と思わしき女性の胸に顔を埋めている姿が確認できた。彼の周囲では深いキスをしているもの、尻を揉んでいるもの・・・など、なかなかにヒートアップしているようだ。どうも互いに同意の上であり、店中も酔っ払いしかおらずそんなこと気にする程に心の狭いものもいないようだ。吸血鬼は楽しくなってきたぞ、とくすくす微笑むが目の前の少年にとっては少々目の毒か。)

そうでしょう?お酒も千差万別。あぁいうキツイものもありますが、甘くて美味しいものもあるのですよ。

(人差し指を立て、軽く振りながら彼に教授しよう。――それの度数が、先程の飲んだ酒と大差ないどころか、度数だけなら今飲んだものの方が高いことはあえて伏せながら。)

――間接じゃ物足りませんか?間接ではなく・・・

(そっ、と身体を乗り出して彼の顔に顔を近づけて、ルージュを引くように つー・・・、と指で唇をなぞってみせよう。誘惑するように、その先のこと、直接的なくちづけ、接吻を暗示させるようにして。)

――こちらのほうが、お好みですか?

(勇者のグループでは既にはっちゃけ始めている。その空気があればこそ、目の前の純朴な少年でも やってしまってもいいかも、という感情に誘い込めるか。アルコールが入っているのならば、なおさらだ。多少、視線はあるかもしれないが・・・周りの人間も似たようなことをしている。公然ではあるが、普段よりはその一歩を踏み出すのは容易だろう。)

シエル > へぇ…!そうなんですか…!

(一人で大型モンスターを討伐。そんな夢のある話に男の子は目を少し輝かせた。男らしさやロマンに憧れる年頃でもある…が。羽目を外して騒ぎ、いちゃつく様子に体温が上がっていく。さっきから刺激が強すぎてドキドキとしっぱなしだ。少しだけ見ていた後は、照れがあるのか視線を外し、少女の教授をふんふんと聞いている。聞きながら、またこくりとそのお酒を飲んでしまう。)

詳しいんですね…。あ、僕シエルって言います。えぇと…貴女は?

(名乗りながら、問いかける。が、ちょうど身を乗り出したところだった。すぐ傍に迫った白磁の肌と、赤い瞳が少年の視界いっぱいに広がる。)

あ、え…!?…えぇ、っと…。

(唇を指でなぞられる艶かしい感触。吸血鬼の瞳に射抜かれたように、まともに見詰め合ったまま口付けを想起させられる。くらっとするような感覚と共に酩酊感が加速し、あぁ、という声と共に目蓋がとろんとなってくる。そうして気づいた時には、離れた指先を自然と追ってしまい、少女の方へとゆっくりと唇を寄せてしまっていた。ものの見事に少女の誘惑に乗せられてしまっていて…。)

リリア > えぇ、そうなのですよ。その偉業を讃えて・・・こうして、お祝いをしているのです。

(キラキラと憧れるような少年の瞳につい、くすり と笑みを浮かべる。その素直な表情につい かわいい・・・、なんて声が漏れてしまうのも無理はないだろう。
そして、勇者のグループからは、そろそろ女性の嬌声、誘惑するような甘い声も、時折うっすらと聞こえてくるだろうか。)

まぁ、私も初めての時は飲めませんでしたからね。

(そのまま、こくりと喉を鳴らし彼から貰った酒を飲み干してしまおう。一気に、ではなくちびちびと少しずつ、ではあるが。)

――リリア。そう呼んでくだされば結構です、シエル。

(彼の耳元に囁くように、優しく甘い声色で語りかける。血縁関係こそないものの、姉のように。弟を甘やかす、姉のように。)

どうか、なさいまして?

(ん?と、小首を傾げ どうしたの?と、彼に語りかける。見つめ合い、やろうと思えばいつでも魅了をかけることも可能であるが・・・そうは、しない。あくまでも、彼の方からさせることが大事なのだ。魅了で一瞬で虜にするのも良いが・・・こうしてじわじわと彼の中で 私 という存在を大きくしていくのもまた楽しい。この、こちらに夢中になっていくその過程、視線。それもまた愛しいものだ。そっと瞳を閉じて、そのふっくらとした艶めかしい桜色の唇を差し出して、彼からの接吻を誘惑する。 ほら――いらっしゃい?)

シエル > リリア、さん……。ん…。

(どこかうっとりとした口調で間近の美しい少女の表情を見つめてしまう。アルコールと少女の手管によって思考力を奪われた少年は、そっと差し出された女性の唇にそのまま唇を寄せてしまい…。控えめにそっと、その柔らかな唇に自らの唇を重ねてしまう。その感触にも魅せられてしまい、そのままなかなか離れる事ができず、重ねたままとろんとした視線で少女を見てしまい、ますます深く魅了されていく。そっと離れたときには、はぁ、という心地よさそうな吐息と、頬を染めながらも少し名残惜しそうな表情を浮かべてしまうだろう。)

そう、ですよね…一人で、凄いことですもんね…。

(キスに少々ぼんやりとした様子で、勇者の偉業に憧れる。けれども、周りから発せられる甘い声、抱き合う男女の姿が次第に少年の中に大きくなっていき…いつしかそれは自分と重ねあってしまい…リリアに身体を預けるように、甘えるように抱きついてしまおうと。)

リリア > シエル・・・。

(彼に応えるように、その名を小さく呼ぶ。アルコールと自分に魅せられたように、そのまま口づけを見事自分からした少年に満足そうに微笑むだろう。控えめながら、しかし名残惜しそうに唇を重ねてくる少年に応え、今だけは彼の好きにさせて。そして、唇を離す時・・・はぁ、と酒気を纏った熱っぽい吐息を彼と同じように吐き出し・・・その吐息は彼の顔に触れて、ふわりと更なる熱を誘い出そうか。)

よくできました。

(いい子、いい子・・・と、褒めるようにその頭に手を伸ばし、撫でつけて、抱きついてきた彼を優しく包み込もう。そして、抱きついてきたなら感じるだろう。少年とは、男性とは違う、柔らかな肌。そして、2つの膨らみ。彼が抱きついてきたならば、それに応えるように吸血鬼の方からも彼のことをぎゅっ、と抱きしめる訳であるが、そうなれば更に強く それ を感じるだろう。柔らかい、母性の象徴。2つの大きな膨らみ、双丘が。)

えぇ、それは偉大なことでありますが・・・貴方はまだ若い。可能性は無限にあるのですから・・・努力をすれば、貴方にも可能性がありますよ? ――私、そんなシエルの頑張ってる姿、みたいなぁ。

(叶わなくたっていい。目標に向けて、泥だらけになりながらでも努力する姿こそ美しいのだ。自分には不可能なこと、なんて諦めるよりは、よほど。彼がそれに適正があるかはわからないけれど・・・多少はあるならば、そういうのもいかが?と、誘惑してみようか。頑張る少年の姿は見ていて愛おしい。)

シエル > は、ぁ…。

(ふわり、と顔の表面をくすぐる甘い吐息。酒精の混じったそれは少年をさらにうっとりとした陶酔へと導く。女性に魅了され、心をくすぐられる興奮にズボンの下の股間部分が熱を持ったようにとくとくと疼く。けれど、それよりも今は甘やかな女性の感触を求めて、その身体に顔を埋めていく。)

うん…。リリア、さぁん…。

(名前を呼びながら、その心地よい感触に酔いしれる。柔らかな身体に筒稀、頭を優しく撫でられる。その感覚のなんと心地よい事か。まだまだ女性慣れしていない少年はたやすく篭絡され、より強く抱きしめられれば、深い胸の谷間に顔を埋め、うっとりと表情を緩ませる。心地よい、ずっとこうしていたい。まどろみのような快感と、男女が重なる時の興奮で、深い深い恍惚の世界へと少年は連れ去られていく。)

うん…僕…頑張る…。

(何か言われている。囁かれる言葉は、思考力を奪われた少年の心にまとわりついて。暗示のような効果をもたらすだろう。日ごろから努力する事は嫌いではないけれど、更に頑張るように。努力するように。)

リリア > シエルは甘えん坊ですね・・・。

(よし、よし・・・と頭を撫でつけ更に甘やかしていく。至高の美を自称する吸血鬼の体つきは、柔らかく、甘やかで、暖かく・・・いつまでもそうしていたい、母のような、姉のような安心感と穏やかさを得るだろう。)

・・・あら?ふふふ・・・。

(そして、彼の股間の部分。肉棒の部分が熱を持ち勃起しtくれば、その熱と逞しさは、布越しといえど少女にも伝わる。抱きついているとならば、なおさらだ。それが、吸血鬼に触れればぴくり、とそれを察したように)

――抑えの効かない悪い子はどなたでしょう?

(頭を撫でつけ、優しく背中を擦り・・・そう、弟にするように、子供にするように優しく甘やかしつつも、彼の膨らんだ肉棒を、太腿でそっと圧迫するように刺激する。痛みを覚えないように、優しく・・・優しく・・・すり、すり・・・、と。与えるのは僅かな刺激。物足りない、もっとして・・・、と思わせるような微かに感じるだけの刺激。それを彼を胸の谷間に受け入れて、蕩かすような甘い優しい世界へ迎え入れつつ・・・官能の世界へ誘い込む夢魔のいたずらを仕掛けだして)

じゃあ・・・証をつけましょう。次、またどこかで会った時、私が認めるだけの結果を出してくださったなら・・・あなたにもっとイイコトをしてあげましょう。結果によっては・・・

(すぅ、と息を吸い、彼の耳元に唇を寄せて囁く。艶のある吐息をふぅっ、と吹きかけながら・・・)


――私のカラダを一夜限りではありますが、好きにする権利をさしあげても構いませんが?

(――本当にそんな権利を与えるかどうかは別として、その誘惑はきっといまの思考が混濁し、吸血鬼に魅了されつつある彼にとっては非常に美味な誘いに聞こえるだろうか。・・・もっとも、好きにさせる、とは言っても初心な彼のことだ。主導権を握れるのは序盤だけで・・・途中から吸血鬼の掌の上で転がされるかもしれないが。)

――証をつけます。首を出しなさい、シエル。

(先程までとは違い、少々強い言葉で 命令口調で語りかける。正直、強引につけることも可能ではあるが・・・ここまで籠絡させたのだ。これも、自分から――同意の元、つける方が効果があるだろう。この手のものは相手から同意をとりつけた方が楽しいし、興奮する。相手が吸血鬼の指示の通り、首を差し出したなら)

少し、ちくっってしますからね。

(ちゅっ、とその首筋に吸い付いて痕をつけよう。それと同時に牙を突き立てて僅かであるが、血を頂きその2つの痕を持ってマーキングとしよう。こんな店内で吸血するなんて、とてもめずらしいが――今はこうして誰もが自分のことで頭がいっぱいで、人の事まで頭なんて回らないだろう。それに――端からは首筋にキスマークをつけているようにしか見えないはずだ。)

シエル > ふぁい…ぼく…もっと…。

(甘えん坊、と言われながら甘やかされていけば、更に少年は退行していく。限りなく穏やかで、泥沼のような世界へと。それでも女性に触れて抱かれているという感触が、甘い興奮を伴いながら少年を深みへと導いていく。たまらない、といった風な表情。頬を染めながら女性の胸元へとすりすりと擦りつけ、心地よさそうな吐息を漏らす。茫洋とした瞳は、もう何も映していないかのよう。)

ん、ぁ……ごめん、なさぁい……。

(悪い子、と言われれば自然と謝罪の言葉が漏れる。けれどもその心地よく、官能的な刺激は少年を緩やかに包み込み、意識を白く染めていく。太腿で擦られるたびに鼻から抜ける吐息を吐き出し、ぴく、ぴく、と身体を震わせる。女性の作り出す柔らかで、かつ淫らな世界にうっとりととりこまれていくだろう。)

はい…リリア、さん…りりあ、さま…。

(首を出すように命令されれば、少年らしくほんのりと焼けた首後ろ、柔らかそうな白い首筋を曝け出して。無防備なそこにちくりとする甘美な痛みと共に、快感が走り抜ける。)

あ、あ…ぁ…!

(その快感と共に、一晩の誘惑。女性の身体への妄想と肉棒への刺激が伴い、力の抜けた肉体ではちょっとの我慢も利かずにひく、ひく、と身体を震わせる。ズボンの上にはじんわりと微量の染みが浮き出てきており、射精してしまった事を容易に伝えるだろう。少年の表情は蕩けきっており、さらに力の抜けた身体は女性へと預けられる。吸血による誓約が間違いなく少年を縛ったのは容易に伝わるだろう。)

リリア > 仕方のない子ですねぇ。いいですよ、今宵は充分甘えなさいな。――でも、約束です。これは、私にだけ、ですからね。

(そして、少年の記憶に自分という存在を強く刻みつけていく。この人になら甘えてもいい。この人なら、甘えさせてくれる、優しくしてくれる。この人なら――。そういう風に、彼の中での吸血鬼の存在をどんどんと大きくしていこう。そうして、吸血鬼の為に尽くす可愛らしい子供に、人形にまで育ってくれれば大成功だ。まぁ・・・一度の逢瀬でそこまで育ってくれるとは思っていない。じわじわと、彼の中での大事なものを侵食していこう。私の為に、全てを捧げてくれるまで。頬を染めながら、たまらない、と幸せそうな顔を浮かべる少年に満足そうに笑みを浮かべた。結果は、上々である。)

ふふ、だらしのない顔をして。我慢ならないのですか?

(ごめんなさい、とは言うもののそろそろ彼は限界なのだろう。初心なかおをしていたし、女性経験もほとんどないはずだ。いきなりこんな太腿で、なんてちょっと上級者過ぎたかもしれないけれど、しっかり気持ちよくなってくれるようだ何よりだ。――まぁ、私の肉体は至高の美。どこに触れても気持よくて当たり前ですけどね!)

よろしい。――では、次に会う日に更にたくましく、強くなっていることを期待していますからね。

(柔らかく、僅かに焼けたその首に牙をたてる。肌を貫き、血を啜り・・・彼にはしびれるような快楽と共に、証を刻みつける。眷属、として従えるものではなく、ただのマークである。効果は特になく、強いて言えば吸血鬼側からシエルがどこで何をしているか、気分が乗れば覗き見できる程度のマークである。)

あらあら、はしたない。お漏らしなんてしちゃって・・・。

(はしたない、と咎めるような言葉を言いつつも、顔はくすくすと楽しそうに微笑む。ズボンには黒い染みが出来、うっすらと彼のズボンからは雄の性臭が漂うだろう。そして、こちらに倒れかかってきた彼を受け止めて・・・ぽん、ぽん・・・と軽く背中を擦ってやろうか。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」からシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区酒場」からリリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジブリールさんが現れました。
ジブリール > 夜の街並みを歩く、小さな影が一つ。
口には煙管を加え、ぷかぷかと吹かしながらの道行きだ。
甘い煙を味わいながら、円を描くように吐き出して。
いつも通りに暇を持て余した少女は、蒸し暑い酒場の軒先から通りを眺めていた。

「――さて、何かあればいいのだけれどね……?」

ぷかり、ぷかり。煙が揺れる。揺れて立ち上り、消えていく。

ジブリール > 退屈を凌げるだけの出会いはなかった。
であれば今宵はこのまま眠ってしまおうと、夜の闇へと消えていく。
最後、紫煙だけが細く棚引いて、空に散る様に霧散して――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジブリールさんが去りました。