2016/07/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「だァかーらー!そンときゴブシャーマンがいたんだろー?
 マジックシールドが必要だったンだって―—!」

決して品の良くない酒場。
しかして冒険者が、傭兵が、海賊が、狩人が盗人が踊り子に遊び人が――
あらゆる種類の集まる、街の酒場だ。

全員が日々を必死で戦い息抜き、夜はこうして騒いで、冒険譚を披露する。
犯罪者にしても義賊的な人間たちが集まり、己らの武勇伝を語り合う。
そんな中に、半巨人の男もいた。
大型のジョッキをがたんと丸い木製テーブルに叩きつけつつ、どこかの冒険者たちと、議論。

「ばァ、か。それじゃあさっさとノされるに、決まってんだろ」

そうしてげらげら、ケタケタと笑いあう。
たぶんほとんどの人間がいたって違和感はないし、敢えて回りも気にしない。
そんな空気。

イグナス > ――そんな会場も終わりに近づけば、転がるのは死屍累々。
イヤ本当に死んでるやつはいないけど、酒の飲みすぎだとか、殴り合いでノビてるとか。そんなのばっかりだ。

「……んー、…んー?……なんだ、もう、こんなもんか。」

ぐりんと周囲を見回して、そんな有様になっていたもので、大男はくつくつと笑う。
この巨体のせいもあるんだろうか、並外れた酒豪とかいうやつ。アルコールも毒扱いなのかも。
はふー、と大きく息を吐いた。

「だぁらしないなー、もー。………ん、ぐ、んぐ。――ぷは。」

ジョッキに残ってたビールをぐびりと飲みほして、ちょっとだけ退屈そう。
もう少しお騒ぎ相手が欲しかったなー、って様子だ。