2016/07/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にジブリールさんが現れました。
■ジブリール > 今夜も今夜で暇つぶし。
円錐帽子を被った少女は、カウンターに座って適当に注文を重ねていた。
内容は肉肉野菜肉野菜酒酒酒である。
宝石を一つごろっと置いて、後は只待つ時間。
今夜はせっかくの安息日前なのだ、ミルクより酒を楽しみたい。
何でもかんでも頼める限りをオーダーすると、後は手持ち無沙汰感丸出しで待っていた。
一人宴会は楽しいが、寂しいのである。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にマルティナさんが現れました。
■マルティナ > 偶然通りがかった酒場の前。
店内に入ると一瞬喧騒が途絶え、その後困惑したようなざわめきへと変化する。
すっかり慣れっこになったそんな反応を尻目に、マルティナが向かうのはカウンター席にいるとある客の元。
「やっぱり、ジブリールさんでしたか。お久しぶり……、という程でもないですね」
気さくにその少女へと話しかける。
通りがかったのは完全に偶然であったが、この目立つ魔女姿である。
案の定友人の姿で、周囲の客の反応も覚悟して入った甲斐があった。
「やっぱりその格好ですと遠目からでもよく目立ちますね」
こんな事を言っているが、目立つ格好で言えばマルティナも大概である。
以前にジブリールと会った時とは違う衣装であるが、その時の衣装よりも露出は更に激しい。
というか辛うじて性器が隠れている程度で衣装と呼べるのか疑問な代物である。
だがそんな格好である事は一切気にしていないという態度で、普通にジブリールと会話を続けるのであった。
■ジブリール > やってきた肉料理を適当にかじる
香味野菜の効いたそれは、何ともパンチの有る風味だ。
と、店内の喧騒が一瞬途絶える。
しかし、同時に感じる友人の気配に、少女は振り向きもせず。
「ん、そうね。隣、座ると良いわ――私の親友に奇異な視線を向けないでくれる?」
周囲にピシャっと一括すると、こほんと咳払いをしてから酒を含む。
舌先に熱が灯るような感じがして、それが徐々に広がっていく。
火酒――あるいは北の地域では命の水とも呼ばれるそれを飲みながら。
「ん、魔女であることを誇示するものだし、目立つのは当然よ?ふふ、あの後どう?体の具合とかは?」
目いっぱいに絞りとった記憶があるが、どうかしら、等と首を傾げて視線を向ける。
同じく目いっぱいに注がれたはずだが、少女の腹はすとんといつもどおりである。
とりあえず彼女の分の飲み物も注文すると、料理は分け合うように二人の間にずらしておくことにした
■マルティナ > 「なんというか、いつも以上に快調でお肌の調子も良いような気がします……」
会って早々に前回の情事を想起させられ、周囲に勃起が目立ってしまう前にそのまま勧められた席へと座った。
ちなみにこの衣装、とも呼べないような衣装だが完全に勃起してしまうと亀頭が見えてしまう構造になっているのであった。
単純な露出も凄まじいためくっきりとした日焼け跡の境目もよく目立っている。
気遣いは有り難いのだが、正直こんな格好で出歩く方が悪いと自分でも思うので本当に申し訳なく思いながらそんな格好でも動じずに相手をしてくれる友人をやはり有り難いと感じつつ。
「これはまた豪勢なお食事ですね……。いつもこれだけの量をお一人で?」
■ジブリール > 「それは良かった。今夜はのんびり気味だけど、また気が乗ったらいつでも、よ?」
彼女が早々に席に座る理由を思い描きながら、そっと認識をそらす魔法を散らす。
これで彼女の姿を必要以上に見られることはない。
――友人を笑われたりするのは、業腹なのだ。
ついでに言えば、彼女の裸身を不用意に見せたくもない。
それは友人、というよりは少し好意に傾いたがゆえの独占欲だった
「ん、今夜も頼みすぎだから、お弁当でも仕立ててもらおうかと思ったのだけど……あなたが一緒に食べてくれるなら、無くなりそうね?」
微笑み、そっとグラスを持ち上げる。彼女が酒を持ち上げてくれるなら、かつんと乾杯と行こう。
■マルティナ > グラスを受け取ると彼女に倣い乾杯のために掲げる。
「えぇ、では二人の友情に乾杯」
乾杯の後は軽くグラスに口をつけるだけ。
弱いという程ではないがお酒には特別強くはないし、嗜む程度に飲むだけなのだ。
何より折角友人といる時間なのに酔って意識と記憶が曖昧になっては勿体無い。
「では今夜もご一緒させていただきますけど、立て続けに私だけ奢られるのはちょっと心苦しいですね……」
ジブリールは気にしないかもしれないが、庇護者ではなく友人という立場でいたいので何かしらでお返しをしたいと思うのだが、今は色々と余裕がないのが辛いところだ。
■ジブリール > 「ん、友情に乾杯――」
ちん、と軽い音を鳴らして、そっと微笑む。
彼女はどうやら酒はそこまで強くない様子。
自身は酒豪中の酒豪、というレベル故、火酒をガバガバと煽っていく。
彼女が酔いつぶれてしまうならばそれを可愛がるのも悪くはないが
「ん、であれば……私の退屈を紛らしてくれればそれでいいわ。悠久の時を生きているんだもの。退屈が一番怖いのよ」
くすっと微笑むとその頭を撫でる。
それはどちらかと言えば友人や妹のような存在に向ける好意の表現だった。
■マルティナ > 自分も見た目通りの年齢ではないものの、口ぶりからするとジブリールはその桁すら違いそうな雰囲気だ。
外見年齢からすると不相応なぐらいの余裕や豊かな教養を感じさせるし、その方が腑に落ちるので疑うつもりもないのだが。
「そういえば、魔女って単に魔法を使う女性って訳ではないですよね?」
今まで特に気にしていなかったが、魔女本人を前にして素朴な疑問をぶつけてみる。
ちなみに魔法使いの知人は過去に何人もいたのだが、こんな格好はしていなかったのだ。