2016/06/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 「さて、到着じゃな」

平民地区にある商店街、その入り口となる辺りの場所に少女は立ち、並ぶ商店をじっと見詰める。
住処に一つだけの建物が出来たのは良いが、色々と足りないものがたくさんあった。
今日は、そこに置いておく為の調理道具やら寝具やら、諸々を買いに来たのだ。
…王都に着いたのは朝、今は昼、その辺りの経緯はあえて言わないでおこう。

「しかし、何を揃えたものか…まぁ、適当に見ていけば何かあるじゃろう」

うむ、と自分の言葉に一つ頷きながら、通りを歩き始めた。

タマモ > 何を買うのかを改めて考える。
食材は今のところ特に問題はないが、なにせあの場所には調理道具どころか食器もなかった。
…どう料理してるのかって?生で食べるor焼いて食べとけ。
食器?そこらの葉っぱ使っとけ。
使えるものは扇子や唐傘に仕込んである刃や串くらいだ。
なかなかにワイルドな食生活である。

そこに小さいながらもキッチンというものが入ってきた。
揃えれば、食生活は一気に向上する事請け合いだ。

「………道はきっとどこかに…」

並ぶ商店を見遣りながら、ぽつりと呟く。
行く先は道じゃない、店の中である。
考えてみれば、そういった物を探した事がない。
…売っているのは雑貨店か何かだろうか?と、考えながら、それを探していく。

タマモ > これか?と思って入ったら書店だった。
次こそは!と思って入っても料理店だった。
どこをどう見て入っているのか、それは聞いてはいけない。
これだと思った扉を開けて入っているだけである。

まぁ、それでも、そんな調子でやっていけば、いつかはゴールへと辿り着くのである。
何回目の扉か分からないが、開けてみたら雑貨店だった。

「おぉ…さすがは妾じゃ、これでやっと買う事が出来るのぅ」

さすが、の使いどころがなにか違う。
なにはともあれ、目的の場所に着いたという事で、さっそくそれっぽいものをと並べられた商品を眺めていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエミリーさんが現れました。
タマモ > 「それにしても、こうも色々とあるとはのぅ…」

むぅ…小さく唸りながら、数ある商品を見詰めていた。
たかが食器、たかが道具と侮っていたようだ。
シンプルなものから、ワンポイントが付いてたり、柄があしらってあったり、色々とある。
手に取ったりして、角度を変えたりして眺め、首を傾げる。

1人で使う分ならば、はっきりいってどうでもいい。
だが、あそこにはたまに誰かしらがやってくる。
そうなると、やはり少しは手の込んだものとかがいいのか…悩みどころだ。

エミリー > 「タマモちゃんが居る気がするー…」

ただの勘でふわふわーっと道を進む
第六感とでもいうか…何となくでタマモの居る場所が分かる気がする

「……あ、タマモちゃんのにおい~♪」

ついに勘に頼らなくていい距離まで近づいた
多分4つか5つ向こうの建物だろう
気持ちふわふわが早くなりそのまま雑貨屋へ

「タ~マ~モ~……ちゃん♪」

ちゃんの前に呼吸が切れたが気にしない
何か眺めてるっぽいが気にしない
後ろから抱き着く、声でこちらを向いたら前から抱き着く
どちらにしてもギューッと抱きしめようとする