2016/05/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイニフィさんが現れました。
イニフィ > カフェテラスの、比較的目立たない席。
イニフィはそこで羊皮紙を拡げながら、カフェラテを手に休憩を取っていた。

羊皮紙は、ここ最近の経済の動向、明日の天気等、いろいろな情報が表記してあった。
カフェにおいてある情報版を、イニフィはじっくりと読み進めている。

「……ふ~ん…。九頭竜山脈で、ねえ?」

つい先日、九頭竜山脈のほうでキャラバンが何者かに襲われたらしい。
発見されたとき、積荷は奪われ御者は無残な姿であったらしい。

どうやら、奴隷の女の子を運んでいたとの情報もあるらしいが、まあこれも当然の如く見つかっていない。
山賊に襲われた可能性が高いらしいが――さて、真相は一体どういう事なのやら。

イニフィ > あのあたりは山賊が多く出没するけれども、キャラバンの通り道にもなっていた。
そのせいで、よく盗難事件などがあるわけだけれども。

「護衛隊もやられちゃった見たいねぇ。…そんな大掛かりな山賊団なんていたかしら?」

あのあたりの山賊団が、護衛鯛を連れているキャラバンを襲うのはなかなか、考えにくい。
あるとしたらかなり大きな山賊団のはずだけれども、そんなのがいたらさすがに騎士団も黙っていないはず。

「あー、これじゃあまだ温泉にはいけそうにないわねぇ……。」

楽しみにしている温泉。
そこに行くためのルートで出没したとあっては当分、温泉は抜きだろう。
残念だけど。

イニフィ > まあ、それなら其れでまた新しいプランを考えるだけだ。
また、港町のほうにでも行くのも悪くはないだろうし、しばらくこのあたりをうろつくのもいい。

いろいろと考えながら、氷が解けて薄くなったカフェオレを飲み干し、会計を済ませてその場を後にするのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイニフィさんが去りました。