2016/05/05 のログ
ルキア > 「ひんっ…あっ、はぁっ…っよく、わか。な…あぅっ」

先程の座位での時よりも、動きに制限がかからずに自由に男は動いていく。
自重がかかる分、深く穿たれていたものの動きでいえばこちらのほうがより激しくなるのだろう。
膣を擦り上げるその速さに、子宮を穿たれるその深さに
甘い声が上がり続ける。こねられ、泡立つ白濁と蜜は糸を引きながらシーツへと溢れこぼれていくか。
ひくつきながら、男根を締め付ける膣口の様子も男にはありありとみてとれることだろう。

「ひぁっ…あ、んぁあっ」

蹂躙され、支配される感覚は娘の被虐の性に火を灯し、より乱れていく。
力任せに打ち付けられ、腰を強引に引き寄せられるのでさえ嬌声は鳴り止まない。

ストーク > 「回数を重ねていけば…もしかしたら分かるかもしれませんね。」

娘は性交に対して信じられないほどの反応を見せるが、その割に自分から貪欲に求める姿勢が見られないようにも感じた。
それがどういった意味をもたらすのかは分からないが、どれほどになるだろうかと。
大器を好きにしているという思いは、彼にさらなる快楽を与えていくか。
甘い嬌声と淫らな音と香りは肉棒を勢いづかせ、またもや子宮口を貫くあの感覚が亀頭に伝わっていった。

「く…また…奧に…!この締め付けが…、すごい…。」

この締め付けは本当にやみつきになりそうだった。
男は僅かに姿勢を前屈みにし、打ちつけに自らの体重も込めていく。
より深くまで肉棒が潜れば、悦楽が限界まで達するのにそこまで時間は掛からない。

「さあ…零れた精液を…継ぎ足しますよ。」

ルキア > 「あっ…はぃっ…たぁ…また、おく、にぃっ」

まだ、求めるものが何か知らないだけの娘。
貪欲に求めるには、羞恥心が邪魔をするから、今は全てを曝け出して見せるのは主の前でだけだろう。
子宮口を貫く感触は、娘にもより深い悦楽を与えてビクビクっと躯が痙攣を起こしたか。
それに伴い、今まで大人しく成り行きに任せていた蛇も動き出して、子宮を歪ませるように蠢きだす。
ぐねぐねと波打つような、本来ない動きが子宮口を貫いている男根にすら襲い掛かり。

「あひっ?!おなか、のなか…ああっひぎっあ゛…」

子宮を歪ませるその激しい蛇の締めつけと、また排卵した卵巣からの刺激に痙攣はより一層強くなり、
がくがくと足からも力が抜けそうになりながら蜜液をシーツに吹き出していく。

「はひっ…いっぱい、だしてっぇ…おなかいっぱいに、熱いの欲しいよぉっ」

排卵と蛇の媚毒は、受精をさせるかのように娘の本能をかき乱す。
射精の気配に一滴もこぼすまいと、子宮と膣はきつく相手の男根を締め付けて、更にその上から亀頭の終わりのところを
くくりつけるかのように、子宮頸部ごしに蛇がまきついていったか。

ストーク > 「な…奧、が…っ!」

蛇は彼にも巻き付けられていった。
尋常ではない締め付けに、肉棒そのものがもっていかれるかのような強い刺激が彼を襲い、苦痛に近い煩悶に塗れていく。
射精は滞りなく行われ、熱い精液は流し込まれて。

「ああああ、ぐ…おなかいっぱい、熱いのが……入っていきましたよ。さあ、このまま続けましょう。」

今度は身体に覆い被さっていく。ベッドに片手を突き、もう片方の腕は娘の胸元に伸ばされていった。
ぎゅっと絞るように掴んでいけば、背に自らの肌を近づける。身体の揺れによっては背中が胸元に当たるかもしれず。

「また、いっぱい出しますからね。もっともっと…愉しんで下さい。」

これほど楽しめる性交は滅多にお目にかかれない。
出来るならこのまま囲いたいほどだが、『お姉様』たる主のいる娘を相手にそれは叶わない。
ならばと、この刹那を極限まで。

ルキア > 「はっひ…ひ…いっぱい、になっちゃった…ぁ…」

蛇に括りつけられたような格好の子宮と男根。
隙間など許さずに、その全てを子宮のなかへと受け入れて散々なかに出された残滓に混ざっていく。
子宮の中をたっぷりと白濁で満たされ、少し膨らむような感覚さえ娘に与え、その悦に涎をたらしながら打ち震え。

「ひゃうっ…んっんっ…あっ、ひっ…」

覆いかぶさり、獣の如く激しい交わりが再開される。
触れられていなかった胸を片手で包み込まれ、その先端を指の腹で擦り上げれば、また甘い嬌声が上がる。
子宮にくくりつける様な締めつけはなくなったものの、蛇の蠢きにより子宮は未だ波打つような動きをみせて男根を刺激する。

「はふっあっ…んんぅっ…」

言葉で貪欲に求めることができない代わりに、躯は素直な反応を返す。
精をいっぱい出されるというのに、期待するように膣は締め付けていき。
ぐちゅ、ずりゅ、と覆い被さられその衝撃を逃がすこともできなくなってしまった結合部から、卑猥な水音を大きく響かせ。

ストーク > 「ふふ…もうお腹いっぱいですか?…はふ。」

蛇に締め付けられた獲物はこのような悦を感じるのだろうか。
そう思えるほどに、柔らかな肉はきつく肉棒を巻いていた。
背筋にまた電流が走っていく感覚が精神と肉体を支配していけば、喉に唾液がゴクリと流れて。
いずれにしても、彼女は決してこれで満足しているわけではないことが、どこまでも水を吸い込むスポンジのように素直に反応を返す様子から理解出来た。

「はぁっ…はぁっ…く、気持ちいい…。」

背を伸ばせば、耳に舌は届くかも知れない。
腰を打ちつける最中、肩で息をしながらも試してみる。
そうすれば、それが可能だと分かり、ペろ…とざらついた舌が耳の裏にかかっていった。
硬くしこった先端を摘んでいけば、彼女はどれだけ反応してくれるだろうかと、指先に伝わる心地よさと共に期待をしていった。

「本当に…刺激が…、強くて。それこそ、孕ませるまで…出来そうですよ。」

男はあくまで比喩のつもりではあるが、実際はどうなのだろうか。
背後を取っての二度目の絶頂もあと僅か。
肉棒は蛇による刺激に溺れていく。

ルキア > 「――んんぁっはっ…ひんっ…」

覆いかぶさった男の舌が耳へと伸びる。
触れたその瞬間、ぴんっと耳は逃げるように動き。
耳の裏を舐め取られる感覚に、締めつけが一層強くなり甘い声が漏れる。
ふるふるとその耳を震わせていれば、今度は胸の蕾を摘まれてビクンと背を仰け反らせようと動き。

「子宮…きゅんってなるぅぅ…ぅぅっんんっ」

子宮に弾痕を打ち付けられ、耳を弄られ、胸を嬲られるのに子宮が甘く切なく疼く。
はぁ、と熱い吐息を零しながら悦に浸るその表情は艶かしく。
その間も突き上げは続き、波打つ子宮と緩急をつけて締め付ける膣はまた精を搾り取ろうとするかのように男根に快楽を与え続けている。

ストーク > 耳と胸と腰と、そして全てが快楽となって男の精神に伝わっていった。
蛇の毒が回ってしまうかのように性交に酔い、娘に溺れていく。
逃げる耳を追いかけ捉えていき、そして食事をするように彼女の肩に小さく歯を立ててかぶりついていった。

「きゅんとなった子宮の反応が…とてもいいですよ…。私も、締め付けに…ふわふわとなりますよ…。」

弾丸を思わせる動きで素早く打ちつけ、息を荒げていた。
その息と娘の艶めかしいそれとが重なっていき、絶頂も同様に重なっていった。
今日何度目になるか数えてもいない白濁は、娘の胎内を満たしていく。

「とても…いいですよ。また、戻りましょうか。私が上になりますから、正面から。」

長い性交にも終わりが近づきつつあるのだろう。
またも男は体位の変更を要求して。

ルキア > 「ひゃんっ…はっ、あっ…ひんっ…」

逃げても追いかけて、敏感な耳に舌を這わせられるのにその度に、ぎゅっときつく膣は男根を締め付けるか。
肩に歯を立てられれば、その刺激にも大きな反応を示し躰を面白いほどに跳ねさせる。
軽く歯をたてただけで、白い肌には淡く歯型が浮かび上がり。

「あっあっ…はひっ…ふああああっ」

激しい抽挿に合わせるようにリズミカルな声が上がる。
捏ねられ泡立った白濁や蜜が撒き散らされ、肉と肉が弾け合う音が高らかに響き渡る。
同時に迎える絶頂に、また子宮の蛇はくくりつける様に頸部を締め付けて男根を刺激しより多くの精液を出させようとするか。

「はっ…あっ…はぁ…んんぅっ」

男根を締め付けた蛇は引き抜く瞬間にまた強く締め付けて、強烈な刺激を双方にもたらした。
絶頂の余韻とともに、その刺激にビクビクと震える娘の膣からは、その動きに合わせて白濁が溢れかえってくるか。
求められるままに、というよりもベッドに倒れこむように高く上がった尻を落として。
力のない足は容易に開いていくか。

ストーク > 淡くとはいえ、歯形を残すことに背徳感を覚えていた。
ぞく…とまた背筋が震え、射精に弾みを付けていく。

「く…また…。それにしても、引き抜こうとすると…強く締め付けるんですね。まるで、いかないでくれと言っているようで…私は嬉しいですよ。」

彼女の主人には悪いが、こういった待遇を受けるのも間男ならではのものだろうと勝手に思い込んでいた。
精液も随分と出したものだが、疲れや衰えはそこまで感じない。
とはいえ、夜は短いもの。
娘と繰り返す性交にも終わりは近づきつつあった。
それを名残り惜しみ、せめてその時間まではとその身を奪っていく。
ぽたぽたとそれが赤ければ血の滴る刃物を思わせる男根は、白濁や愛液の溢れる結合部に三度栓をし、彼女の身体を抱きしめながら強く腰を振っていた。

「さあ、いきますよ。…たっぷり、感じて下さいね。」

ルキア > 「はっ…はっ…んく…ぁ…」

たっぷりと、子宮を微かにでも膨らませるほどに出された精液は、どろどろと娘の膣から溢れかえっているか。
短く、忙しない呼吸を繰り返しながら、未だ萎えることのない男の怒張を見つめる瞳は熱っぽく。

「あああっ…んぁっ、はひっ…」

ずるりとそれがまた溢れかえる白濁を押し返すように、勢いよく挿入される。
ビクンと、背を逸らしシーツから浮かび上がらせれば入ってきたものをすぐに締め付けて絡みついていき。
強く腰を振っていくのに、白濁の飛沫があがる。
膣は、まだ精が足りないとでもいうように甘く強く締め付けては緩み、ポンプを送るかのように波打つような動きをしていく。
しかし、娘の体力もそろそろ限界といったところか。
次の絶頂を迎えれば意識は途絶えてしまいそうなぎりぎりのところで。

ストーク > 体勢を入れ替えている間に視線を感じた。
娘が彼自身に熱い視線を送っているのだ。

「そこまで悦んでくれると、男冥利に尽きます。」

自分は遊び好きではあるが、性交の技術がそれほどぬきんでているわけではない。
にもかかわらずこうまで反応されるのは、それだけ娘が色欲に弱いということ。
間男は自分がそれを思うのは筋違いかと首を振り、嬉しいのだということのみ小さく告げた。

「いいお返事です。…絡みついてくるあなたが、とても素敵です。」

まだまだ求めてくる動きに心を奪われ、男は娘を抱きしめながら今宵最後の打ちつけを行っていった。
食いついて離さない膣壁の動きに身を任せれば、あっという間に肉棒はそれと知らずに子宮口を食い破るように貫いていく。

ルキア > 「いっ、あ…あっあぎっ…っんぁあっ」

男の言葉に、またあの蕩けた微笑みを浮かべる。
その裏で考えていることは、想像もせずに。
強く、深い抽挿。
子宮口を食い破るような勢いに、ビクビクと小さな痙攣を何度も繰り返し。
膣はその動きを抑えようと、あるいはもっともっとと強請るかのように肉襞一枚一枚を絡めて締め付けていく。
先端が至った子宮口は、また吸い上げるかのような感覚を男に齎しながら開放を促していくか。
蛇も同じように動いて、その長細い胴体で子宮ごと螺旋状に擦り上げていく。
そして、男が精を放ちそれを子宮で受け止めると同時に、娘も絶頂を迎え、それが収まる頃には意識を手放していたか。

ストーク > 娘の蕩けた笑みは、その整った顔立ちと相まって男を魅了させた。
絡みつく膣壁は柔らかく、そして強く肉棒を扱いていく。
子宮口の奧は肉棒を搾り取り、やがて男を絶頂へと導いていく。

「ああ…いき、…ます……!」

男の息も絶え絶えに、射精まではあっという間だった。
牛の乳が搾られるかのように白濁は吸い込まれ、娘の絶頂に男も大きな刺激を受けてはびくびくと身体を震わせていく。

「とても…よかった…ですよ。」

それだけを口にすれば、娘が意識を失ったことを悟り、そのまましばしの眠りについていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルキアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からストークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にストークさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からストークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルキアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイニフィさんが現れました。
ルキア > 「いいお天気…。」

泊まっていた宿から出れば、雲一つない快晴の空が広がっている。
吹き抜ける風は、初夏の香りを運びとても爽やかだ。
その風に髪をなびかせながら、一つ大きく息を吸い込み。

「ふう…」

深呼吸をする。
何をしても、満たされないと感じる理由は考えなくても分かる。
胸に穴の空いたような空虚感。
それを埋められるのはこの世界でただ一人。

イニフィ > 雲ひとつない天気だった。正に春の陽気ともいえる。
風も心地よく吹いて、とても気持ちのいい時間だった。
だけど、こういう時間はどうしても眠気を誘われてしまう―――。

「……ふわ………。」

口元に手を当てて、あくびをかみ殺す。
どこかでお昼寝してもいいかな、と思ってもいた。公園とかがいいかもしれない。

「……………。」

ようやく、少しだけ魔力を押さえ込めるようになった。
これならば日常になんら支障はないだろう。もう少しで元通り、旅行も出来るようになりそうだ。
後は――「あのこ」を見つけるだけなのだが。

果てさて、あの方向音痴は一体どこにいるのやら。
―――ただ、通りの向こうに正にその方向音痴がいる、とはまだ気づいていない様子。
そのまま通りに立てられている、サンドイッチの露天を眺めていた。

ルキア > 何かしら、主の居場所を感じる取る能力でもあればとかったのだが、娘にそんなものはなく。
例え感じ取れても、その場所へたどり着けないという現実問題もあるわけで。

「はぁ…」

何度目かわからないため息が漏れる。
逢いたくて、逢いたくて、まるで恋焦がれるような想い。
いや、恋なんて生易しいものじゃない。
これをなんと形容すればいいのか分からないけれど、その人がいなければ呼吸すら出来ない。
食べ物の露天が並んでいるが、食べる気も起きずに流し見るように歩いて、
引き寄せられるように、主のいる通りへと出てくるか。
蒼銀の髪や容姿は人の街の中では目立つかもしれず。

「――!おねえさまっ!!」

不意に視界に金髪のポニーテールが目に入る。
サンドイッチの露天を眺めている後ろ姿。
その人を見間違う筈がなく、反射的に駆け出すと共にそう呼んでいた。

イニフィ > ―――気づかなかった。サンドイッチのメニューに集中していて、通りかかる人間には目もくれていなかった。

「えーっと……このハムサンドと―――え?」

とりあえずおなかは空いているので、昼食を取ろうとサンドイッチを眺めていた。
さすがにフルーツサンドを頼もうっていう気はなかったので、まずは無難にハムサンド。
これだけでは少し足りないかなと、もうひとつ何かを頼もうかというところで、誰かがずいぶんと上品そうに姉を呼ぶ声。
どこかの貴族でも紛れているのかなと、さして気にするものでもないはずだった。
その人物が、人ごみを掻き分けてこっちに走ってくるのを目に留めるまでは。

「――――あら?あらあら!?」

ずっとはぐれていて、見つからなかったあの子がそこにいた。
此方に駆け寄ってくるルキアを目に留め、此方も目を見開いた。

「ルキアちゃん!もう、どこにいたのよ!ちょっと心配しちゃったじゃない!」

ルキア > おねえさま、とそう呼んだ声に彼女は振り向かなかった。
けれど、おねえさまを間違えるわけがない。
その姿を視界に捉えただけで、こんなにも喜びが沸き上がってくる。
人ごみに行く手を遮られるのが煩わしい。
一秒でも早くその人のもとにいきたいのに。

「おねえさまー!」

駆け寄った娘は、勢いのまま彼女に抱きついていた。

「よかった、やっと会えた…。」

感極まって涙ぐみながら、ぎゅっとその体にしがみつき。
感動の再会…だが、やや人目を引いてしまっているかもしれない。

イニフィ > 抱きついてくるその人物を、イニフィは真正面から受け止めた。
サンドイッチ露天の店主はちょっと笑ってるけど、イニフィは満面の笑みだった。
感動な再会は確かによくあるシチュエーションだけど、とりあえず―――この人目を引くのは結構恥ずかしい。
とりあえず、背中をぽんぽんと二回叩いてから、いったんルキアを引き剥がそう。

「まったく、九頭竜山脈にいくって行ったのに、一体どこで迷ったのよ?」

あの日から既に、1ヶ月ほどの月日が流れていた。
その間ずっと会えなかったのは、まあ自分がいろいろな場所をほっつき歩いていたという事もある。
帰郷も果たして、正式に旅行の手続きも取ったこともある。
割りとすれ違いだった、というのは否めないが。

「ほら、ちょっと離れて…とりあえず、ご飯にさせてくれない?
ルキアちゃんも、おなか空いてるなら何か好きなものを言いなさいよ、奢ってあげるから。」

あそこの公園でサンドイッチとかどう?と軽く指を指す。
かなり日向が多い、とても明るい公園だった。

ルキア > 抱きつけば、イニフィ自身の香りがする。――安堵する。
それに涙腺が壊れたように涙が溢れてきた。
彼女は突然抱きついた娘をしっかりと受け止めてくれた。
それが嬉しくて、人目なんて気にしている余裕もなかったか。
ぎゅっとしがみついていれば、ぽんぽんと軽く背中を叩かれる。

「分からないです。気がついたら、お姉さまいなくなってて…、ずっと探してました。」

タナール砦の方まで探しに行ったりしていたと、
ぐすっと、涙を拭いながら話して。

「あ、はい。すみません。じゃあ、お姉さまと同じものを」

言われて、体を離してごしごしとカーディガンの袖で涙を拭い去り。
露天の店主から、サンドイッチを受け取れば二人で公園へと歩いていこうか。
公園は、家族連れなどで賑わっており、少し丘になっている芝生の所にベンチがひとつ、あいていたか。

イニフィ > 「ほらほら、泣かないの。」

というか、気づいたらいなくなっていたというのは完全に迷子の台詞だ。
この子はとにかく方向音痴なのが玉に瑕なのだけれども、素直で可愛い子だった。
一緒に旅行しようと約束して、いきなりタナール砦に探しに行っていた―――とは。
九頭竜山脈から離れている場所ではないものの、街道を行っていたのに何故そこにという疑問はあった。
まあ、でも自分もそうだけど、彼女も空を飛ぶ術を持っている。
飛行して探しに行っていたら、おそらくたいした距離ではなかったのだろう。

2人で、並んで公園のほうへと歩いていった。
この時間、休日だという事もあり、家族連れで遊びに来ている人間たちが多かった。
その中でも、少し丘になっているベンチが一つ開いているのはラッキーといえるだろう。
そこへと向かえば、先にゆっくりベンチに座ろうか。

「まあ、元気にしてたみたいだからいいわ。
マッタク、ルキアちゃんには首輪か何かつけないとダメなのかしらね?」

冗談めかしてだけど、そんなことを呟くように笑った。
それをしてリードで繋いでおけば、迷うこともないでしょう?と首をかしげ。

ただ―――ルキアにははっきりと解るだろう。
主からあふれ出している、以前よりもはるかに強い魔力が。

ルキア > 「見つかって、ほんとうによかった…。」

心底ほっとして、また涙が溢れてくるのを慌てて拭い。
本人は意図しタナール砦にいったわけではなかったのだが、
空からの捜索中、あらぬ方に飛んでいけば障害物もなく砦についたという顛末。

先に腰掛けたイニフィに続いて、娘も隣に腰掛けて。

「お姉さまも、おかわり…なく?首輪、ですか…。」

変わりがないように見える。外見上は。
けれど、溢れ出す魔力の質も量も違う。
感じるよりも先に反応する躰。先程までは、会えた嬉しさから躰の反応に気づいてなかっただけで。
そして、その溢れ出る魔力を知覚する。

首輪とリード、と言われるのに確かにそうすればはぐれることはないとは思う。
けれど、その場合四つん這いで歩かないといけないのだろうかなどと、ややズレたことを考え。

イニフィ > 「んー、私もまあ、そんなに変わりなく…かな?
さすがに連れて行けないところもあったから、しばらくはルキアちゃんも自由にさせてたっていうのもあるけど。」

魔族の国―――そこへは彼女を連れて行けなかった。
連れて行ってしまったら、きっと彼女は自我を失いかねなかった。
自分の魔力で何とか自我を保たせているが―――それがなくなればどうなるかは目に見えている。
まだ、耐え切れるだけのそれがないだけに、連れて行くわけには行かなかったのだ。

「そ、首輪。…すぐに迷っちゃうルキアちゃんだからね。
あんまり迷って、誰かに取られたりしたら困るものね……?」

少しだけ、咎めるような目繊になりながらサンドイッチをかじった。
くすくす、と笑みを浮かべながら、噛み砕いていく。

質と量、その二つが変わったそれは、ルキアにははっきりとよく解る。
今までは、どこか柔らかく包み込むようなそれだった。
だけど、今はどこか締め付けてくるような―――以前よりも、はるかにルキアの体に浸透していく。
―――今までそばにいなかっただけ、より強く感じてしまうかもしれない。

ルキア > 「でも、お姉さま、なんだか魔力が…その、強くなってませんか?……。」

連れていけないところ、と言われるのに黙り込んでサンドイッチを頬張る。
それは、拗ねているようにも、しょげているようにも見えるか。

彼女は、変わりないというが魔力の質から変化しているように感じる。
量は、抑えきれずに溢れ出ているように感じるほどで。
以前のを例えるならば、羽毛で包み込まれるようなそれ、
けれど今は柔らかさはあるものの、真綿でできた蛇に締め付けられるような錯覚を起こす。
常にその魔力に晒されていた躰が、魔力を失い一ヶ月近く。
禁断症状を起こしていた位の躰だ、その魔力に反応しないはずがなかった。
最初は、我慢できたそれも時間が経てば躰に浸透してより強く躰を熱くしていく。
子宮に絡みついた蛇もまた同じく反応して、卵巣から媚毒を送り込んでくるのに心拍数が上がる。

「…っ…えっと…」

咎めるような視線、と感じるのはやましい事が自分にあるからなのか…。
相手は笑みを浮かべているけれど…。

イニフィ > 「………あー、やっぱり解る?これでも結構押さえてるんだけど…。」

それでも、あふれ出る魔力を感じられれば、苦笑を浮かべながら頬をかいた。
実は、ルキアと会っていない間に吸血鬼の眷属を手に入れいた。
その吸血鬼から、魔力を捧げられたのだがその強さがあまりにもだったのだ。
自分の元々持っている魔力。それに上乗せされた吸血鬼の魔力。
それらをあわせることで今では既に、魔王に匹敵するほどの魔力を手に入れていた。
それを感じたルキアの蛇が反応し、だんだん上気していく体を横目に見ながら、紅茶でサンドイッチを流し込んだ。
少しだけ―――ルキアの感度を下げておこう。今はまだ、そのときじゃない。

「……ん?どうしたのかしら?」

―――実は、全部知っている。
彼女の魂は一体誰が握っているのかを考えれば、隠し事などできるはずがない。
少しずつ、少しずつ―――ルキアの感度が上がっていくだろう。
ただ、それはどこか歪んでいた。快楽なんだけど―――何かが違う。
そう、息苦しさを伴った―――締め付けられるようなそれ。

ルキア > 「ん…抑えてるのは、わかるんですけど…溢れてきてるっていうか…あと、以前よりも質が変わった感じが。…はぁ…」

吸血鬼の魔力を混ぜたことで質が変わったのか、以前のものよりもねっとりと絡みつくような感じがする、と感じたことを伝えて。
抑えていて、この濃度の魔力が溢れ出してくるなんでその量も濃さも想像を絶するものだったか。
彼女が意図的に、躰の感度を下げてくれた。
それに、強ばっていた躰から少しだけ力が抜ける。

「どう、もしてないです…んっ…ぁ…あ…」

後ろめたくて娘は彼女から視線を逸らした。
けれど、自分以上に自分のことを知っている彼女は、
じわじわと蛇が獲物を締め上げるように躰の感度を引き上げていく。
一旦は落ち着いた子宮の蛇二匹も、呼応するように媚毒を流し込み始め子宮を擦りあげてくる。
は、っと息を乱しながら躰をかき抱き。
熱にうるんだ瞳でイニフィを見上げ。

イニフィ > 「うーん……そっかぁ。やっぱり定期的に発散しないとダメかもしれないわね。」

一度取り込んだ魔力は、馴染んでしまうとどれだけ使ってもしばらくすればそこまでまた引き上げられる。
それは逆に、溜め込めばかなりの力を使えるようになるという事だが―――ルキアも知っているとおり、イニフィは魅了の力を持っている。
それを垂れ流していればそれこそどうなるかは、よく分かっているだろう。

「……ほんとに?」

その言葉は、嘘をついているとわかりきっているかのように。
笑みを浮かべながらも、じわじわ締め上げていくように感度を引き上げていく。
自分の体を抱いて、耐えようとしている彼女だがそんなものは無駄だという事も、思い知るだろう。
少しずつあげられていく感度は、体内の蛇と呼応させるように、下腹部へと集めていく。
ちょうど、魔力路に集まっていくかのように。

「嘘ついてたら、ルキアちゃんの感度をまた上げちゃうわよ?
んふふふ……みんなにばれちゃっても言いのかしらね、淫乱エルフちゃん?」

今は―――みんなの視線がある。
この視線の中、自分の体を抱いて息を荒くしているルキアの姿。
これを見られていると自覚すれば―――さて。どうだろうか。

ルキア > 「街中で溢れちゃったら困りますもんね…」

嫉妬がないといえば、嘘になるけれど彼女が力を得たのは喜ばしい事なのだろう。
自分には出来ない事だから。
そして、力の増した彼女ではあるけれど人の暮らしに溶け込んで生活しているのもあってか、
誰彼構わず魅了するような人ではないから、それが困ることも解って。

「う゛………。んっぅ…」

もし、彼女がルキアの魂を握っていなくても嘘とすぐに分かる挙動。
気まずそうに視線を彷徨わせていれば、また締め上げるような感覚が強くなる
自らの躰を強く抱きしめながら、切ない掠れた声が唇から溢れる。
蛇は媚毒を大量に卵巣に流し込んで、その胴体で子宮を擦りあげてくるのにぴくっぴくっと腰を戦慄かせ。
子宮が燃えるように熱い。
下着のなかに、蜜液が溢れかえって座っているおしりのほうはスカートが張り付くほどに濡れていることか。

「は…ぁ…っんんっ…ご、めんなさ…」

見られている、と自覚させる言葉にそれを自覚する。
今はまだ、具合でも悪いのだろうか、と数人がちらちらと見ている位だが、その視線さえ肌に感じてぶるっと躰を震わせ。
この程度でこれなのだ、大勢の視線にさらされたらどうなることか。
観念して、謝るが…、一度目は拒めず、二度目は嫉妬してほしいという願望もあった。
けれど、いざ彼女を目の前にすると後ろめたくて口にできなかった。

イニフィ > 別に、だれかれ構わず魅了しようと思えば簡単にできてしまう。
だけど、そうなるとそれ全部を相手にしなければならなくなる。それが困るのだ。
自分は糧にするのは人間の生気。食べすぎは何であれ体によくないのだ。

感度は既に、彼女の普通よりもずっと強くなっているだろう。
溢れてくるその愛液のにおい。それに紛れて―――イニフィの甘い香りも漂ってくることだろう。
以前よりも濃い砂糖菓子の匂い、それがルキアの鼻腔を擽る。
だけど―――それは感度をあげるだけに留まらない。体の奥底から、突き上げられるほどの欲情が溢れてくる。
これが新しい力。ただの魅了の魔力ではなく、相手の心をじわじわと蕩けさせていく。
物理的に何かをするわけではないけれど、魅了の魔力は確実に強くなっていた。

「んふふふ……嘘ついてたのね?」

謝るという事は、何か後ろめたいことがあったのだろう。
そういえば、今日彼女に再会したのは自分がとっていない宿だった。
そこで、何かがあったのは明白だろう。何しろ今日の明け方にかけて、彼女の魂が赤く光っていた。
これは快楽表現を表している色。つまり―――誰かに抱かれていたという事になる。
何のためにそんなことをしたのかは知らないが、これはお仕置き事項であった。

「……んふふふ………。お仕置き確定、ね?」

そっと、カバンの中からうっすらと赤く光る、ガラス玉を取り出す。
それがなんであるかは、ルキアにはよく解っているだろう。
それに、そっと自分の魔力を込めていこう。―――ルキアへの罰だ、限界まで感度を急激に高めてやろう。
今見ている、大勢の目の前で欲情し、狂い掛けている姿を―――たっぷりと見せ付けてあげてとばかりに。

ルキア > 「あ…っ…は、ひっ…」

紅茶のような仄かな甘さ、それが以前の彼女の『匂い』だった。
以前よりも明らかに濃いその匂いは、躰に纏付き鼻腔から、肌から躰へと浸透していく。
――その変化が訪れるまで、そう時間はかからなかった。
スカートを濡らすほどに躰はすでに高められていたが、
絶頂の直前にまで持ち上げられ、何より子宮が疼く。
蛇に弄ばれる感覚よりも更に強く、膣を弄って欲しい、何を挿入れて欲しいと
そんな強い欲求に支配されそうになる。完全にそれに支配されてしまえば、我慢できずに自らの指を沈めてしまいたいほどに。

「でも…っっ…――ひにゃっ…あああっ」

嫉妬してもらえるかもしれない、そんな期待で相手の誘いに乗ったのは自分。
相手がこういったから、と責任を押し付けてしまうのはお門違いのような気がして口を噤み。
彼女がカバンから、ルキアの魂の結晶を取り出すのに顔が引きつった。
その快楽の恐怖に、悦楽への期待に。
魔力が魂に伝わる。まるで引き金を引くかのように。
その濃密な魔力が魂に触れた瞬間、臨界点を超えて絶頂する。
ビクン、ビクン、と陸に打ち上げられた魚のように躰を跳ねさせながら悲鳴のような嬌声を上げ。
ベンチから転がり落ちるように、地面へと倒れ込めば失禁までしてスカートをぐっしょりと濡らし。
その大きな声に視線が集まる。
突き刺さる視線の一つ一つを肌で感じて、より一層躰を震わせ。

イニフィ > あっけなく、魔力を込めればルキアは絶頂まで押し上げられてしまう。
お仕置きと称して高めた感度は、何よりルキアの心をどんどん苛んでいく。
失禁までして、ベンチから転げ落ちてしまったそのルキアの状態を、家族連れが見ていた。
あの子はどうしたんだろうと声をかけようとするものもいるけれども、イニフィがそれを遮った。

「大丈夫、気にしないで。ちょっと体調が悪いだけみたいだから。」

そういうが早いか、イニフィはルキアをかかえて公園の林のほうへと移動していく。
だらだらと愛液を溢れ出させているルキアを負ぶさり、林の奥のほうへとやっていく。
その周囲に、結界―――紫色のもやを張り巡らせながら、イニフィはくすくすと笑っていた。

「あーあ…はしたないわねぇ?人前でお漏らしなんて。
んふふふ……、そんなに気持ちよくなっちゃったのかしら?」

ルキアの魂を魔力で包み込みながら、淫魔は嗤っていた。
久しぶりのこの反応に、どこか楽しさを覚えて仕方がない。
欲情させて、人前で失禁までしてしまったこのエルフを、苛めたくて仕方がないのだ。

木の幹にも垂れさせると、その体をしっかり立たせておこう。
少しでも崩れ落ちれば―――祖の先にある、触手の杭がルキアを串刺しにする用に仕向けて。

ルキア > 「あっ…ひっ…ひぁっ…」

ビクッビクッと跳ねる躯は落ち着く様子を見せず、
壊れた玩具のように、奇妙な声を上げながら痙攣し続ける。
そんな状態でも、意識のある部分だけは家族連れの視線や、声をかけようとする人の気配を伝えて、
その羞恥に耳まで真っ赤にしながら、蜜液を垂れ流し。
声を掛けようとする人にイニフィが対応する声が聞こえる。
そして、未だガクガクと震えながら、躰を支えられて林の方へと移動すれば、紫の靄に包まれた。
それに、少しだけ安堵する。この靄がある間はほかの人が入ってこないことを娘は知っていたから。

「ひぎっ、あぁ…ひんっ…ぉねえさまぁ…」

魂を魔力で包み込まれ、その濃厚な魔力に晒される。
失禁に濡れたスカートはびったりと脚に張り付き、更に蜜液が下着ではもう受け止めきれないほどに溢れてくる。
上気した頬、荒い呼吸、絶えず上がる甘い悲鳴。
恥ずかしさのあまり瞳に涙を溜めながら…けれど、躯は逆に敏感に反応して胸元の蕾の形がはっきりと布地に浮き上がっていることか。

「んんぅ…くぅっ…」

がくがくと笑う膝。
木の幹を背にして立たされる。その下には凶悪な触手が待ち受けていたか。
必死に後ろ手に幹に爪を立ててしがみつき。
けれど、膝はいまにも崩れてしまいそうで。

イニフィ > さすがに、彼女の痴態をそう何度も見せるわけには行かなかった。
何しろ、そうなれば一緒にいる自分が疑われてしまう。
自分がま族で、彼女は自分のペット。その中身は既に自分が握っている。
そんなことがばれたら、きっと人間界でいられる時間は限りなくなくなってしまうだろう。
討伐される可能性もある。自分は、できる限り自由でいたいのだ。

「んふふふ…久しぶりのそれに、ずいぶんと締りがなくなっちゃったわね?
それに……ルキアちゃん、何回か苛められてたでしょ?」

既にわかっているうそだった。
彼女の魂が赤く光るとき、それは彼女が快楽を感じているときだ。
自分が覚えている限りでは、その回数は二回。うち一回は強く光っていた。
感度を高めながら、淫魔は問う。

「ルキアちゃん、一体今まで何をされてきたのかしら?
私に隠し事するなら―――痛いくらい気持ちよくしちゃうわよ?」

イニフィには電撃の魔法がある。
それを、直接魂に流し込めば―――ルキアの体はそれこそ、ものすごいことになるだろう。
それがいやなら全部答えることね、と嗤った。

だけど―――それがもしも、もしも欲しいというならば。
その方法はいたって簡単だ。嘘をつけばいい。

ルキア > 辺りを包み込むのは、イニフィの能力。
他人が入ってくる事に関しては安心できるが、ここは快楽の牢獄。
夢のように心地よくも、強烈な快楽に支配される淫獄だった。

「は…はぁ…はぁ…んんっ…」

涙とヨダレでぐしゃぐしゃになった顔をイニフィへと向ける。
締りがなくなったと指摘されるとおり、そこからはだらだらと蜜液が溢れ出してきていた。
下で待ち受ける触手の先端に、ぽとり、ぽとりと雫を垂らして。
問いかけの形ではあるが、確信している言葉。
恥ずかしい事を語れというのだ、主は。
未だ快楽の余韻に、子宮を締め付ける蛇の刺激に打ち震えながら耳まで真っ赤に染め上げ。

「ぅっ…んっ…その…タナール砦におねえさまを探しにいったときに、魔王って人と出会って…その…触手と、卵…うまされて…しまって…」

彼女の電撃魔法を食らった事は一度もない。
けれど、痛いくらい気持ちがいいと軽く表現されることも
実際にされればそんなものでは済まないのだろう。
恥ずかしいのか言いよどみながら、直接イニフィを見れずに言葉に出していく。
そうすれば、触手を産んだ感覚が蘇ってくるようで下着のなかできゅんと膣が締まり、またとろりと触手へと蜜液が伝ったか。
それが、一回目の魂が赤く染まった時の事。
彼女に対して、嘘をつく事がルキアにはできなかった。

イニフィ > あふれ出していく愛液は触手へと垂れ流される。
じわじわと競りあがっていくその触手は、ルキアの股間に先端だ外科触れた。
感度を上げられているルキアが、その感触だけで蕩けることは明白だったが―――クス、と淫魔は嗤う。
彼女の魂に、気づかれないように細工を施しておいた。
感度は上がっている、勿論狂ってしまうほどに気持ちがいい。
だけど―――絶頂には決して、上り詰めない快楽地獄。

「ふーん…タナール砦の魔王種にね?……ん?」

なんだか、どこかで聴いたことがあるシチュエーションだが、気のせいだろう。
触手と、その卵を産卵した経験を語るルキアに対して、笑みを浮かべていた。
そんな快楽を経験できたのであれば、むしろ感謝すべきだろう。
彼女の胸の先端の蕾、それを薄い衣服の上からそっとなぞり上げ、そして指先で軽く弾いてやる。
それだけでも相当な快楽になるのはわかっている。だけど―――苛めたいのだ。
ゆっくりこね回すように、小さな乳房を掌で弄びながら。

「其れで……二回目は?」

一回だけではないのは明白だった。
魔王種に触手で犯された、ならば許せる。だけど―――もしも。
人間の男に体を許しているのだとしたら、これは懸案事項だ。
きついきついお仕置きをして、彼女を構成させなければならないけれども。

ルキア > 「――ひんっ…んっ…」

股の真下にいる触手がせり上がってきた。
下着越しに先端が触れれば、ぬるりとした感触を膣口を微かに圧迫して秘芽に触れる。
感度を限界ギリギリまであげられている躰は、それだけで絶頂してもおかしくはなかった。
けれど…強烈な快楽が走り抜けていくのに、絶頂できなかった。
ギリギリのところで縫い止められるその感覚は、発散できない苦しさを伴いもどかしさに腰が揺れる。

「あっ…んんぅっ…」

そこまで怒りを買わなかった事にほっとしていれば、
すでに尖って布越しに主張している胸の蕾を弾かれてビクンと躰を戦慄かせる。
けれど、また達することはできずにふるふると打ち震え。
繊細な指先が、こね回すようにゆっくりと動くのに蕾が一層硬くなり、唇から唾液が伝い落ちる。

「昨日…広場で会った男の人…と…その、躰が熱くて…」

少し反応を伺うようになってしまったのは、
その時にお姉さまが嫉妬してくれるかも、という願望を抱いていたからで。
けれど、イニフィの怒りに触れてしまう内容だったか。

イニフィ > まだ、触れているだけである。
そこから逃げないルキアの股間に、触手が張り付き秘所を刺激してくる。
それはまるで、早く入れさせろといっているようでもあった。
下着越しに、それすらも押し込んで入れてしまいたいとせがむような触手を、イニフィは嗜める。

「もう少し待ちなさいな。まったく……。」

だけど、次の言葉を聴いたとたんにイニフィの顔は少し険しくなる。
男の人と、何をしたというのだろうか。
少し、様子を伺うような視線を投げかけてくるその様子に、大体のことを察してしまう。
なるほど、男の人に抱かれたという事か―――。

「ふーん、男の人に体を許したの、ルキアちゃん?」

赤いく光った魂、そしてルキアの、ちょっとばつが悪そうな顔。
それらが示す答えは、たった一つだけだった。
ふぅん、ともう一度相槌のような物を打つと―――嗜めていた触手が、さらに競りあがってくる。
ずる、と割れ目を擦り、下着を食い込ませながら、ルキアを持ち上げてしまった。

「……男の人に、ねえ?」

その顔は、笑みを張り付かせているだけだった。
強く、その魂を握りルキアの体を締め上げる―――。

ルキア > 「ぁ…あ…んっ…」

下着越しに、秘所に張り付く触手が、微細に動いて刺激するのに膝が崩れそうになるのを、なんとか幹に爪を立てて耐える。
今の躰の感度であれば、絶頂できそうなものであるがやはり弾けることはできずに、臨界付近で燻っている。
息は荒く、艶かしく、肌はじっとりと汗ばみ。
そして、素直に告白した言葉に魔王との事を語ったときとは違う反応を主は見せた。
びくっと、静かに漂う怒気に躰を戦慄かせ。

「えっと…その…はい…。――ひぁっ…あ、…下着、が…」

下着越しに触れていた触手が更に上へとせり上がってくる。
下着が邪魔をして、完全な挿入にまでは至らなかったがその先端の半分ほどが、下着ごと膣に潜り込んでくる。
そのまま躰を持ち上げるような格好に、つま先がぎりぎり地面についているかどうか。
自重に、じりじりと下着をひっぱりながら沈み込んでいくのに、お尻のほうが食い込んでいく。

「――いぎっ?!ひっ…ひや…っ」

触手に持ち上げられた状態で、ぎりっと躰を強く締め付けられる。
それも強く、骨が軋む音を立てるほどに。
呼吸すら遮るそれに、冷や汗を流し苦悶の表情を浮かべ喘ぎ。

イニフィ > 魔王種―――というよりも、魔族と絡むのは別に構いはしない。
その体に別の種を溜め込もうとも、そこまで気にしはしなかっただろう。
だけど―――人間の、それも男に体を許したとなれば話は別だった。
男嫌いのイニフィは、その汚らわしい男の体液を認め、受け入れたルキアをお仕置きする。
魂をぎりぎりと締め上げ、苦悶の表情を浮かべるルキアを眺めながら―――魂へと、電流を流し始めた。

「……本当にどうしようもない、淫乱エルフさんね?
一体どうして、人間の男なんかに体を許したのかしら?」

まさか、自分に嫉妬されたいが為になどとは思いもしなかった。
お尻へと食い込んでいく下着に、くすくすと笑みを浮かべながら受け入れさせていく。
今日は、前の孔も後ろの孔も徹底的にお仕置きしてあげよう。
感度をぎりぎりまで上げたのに、絶頂へと達することが出来ないのも、長く長くそれを滞在させるため。
彼女の感度は、今最高潮。魔力を込めて、電流と快楽を同時に味あわせていく。

「んふふふ……男の味を知ってしまったのね?
いいわ、私がそれ以上に気持ちいいことを教えてあげる…。」

ルキア > 「は…かひゅ…いぎぃぃっ?!」

呼吸ができない。
肺腑までもを握りつぶされているようで、空技の抜けるような息が吐き出され、吸い込むことができずに喘ぐ。
電撃による責めは始めて行われるもので、一瞬何が起きたのかわからないまま、
触手に下から押し上げられた状態で躰をつっぱらせて痙攣する。
けれどそれは決して絶頂からくるものではなく、電気刺激に全身が痛みを伴いながら痺れ。
またぷしゃああと触手に薄黄色の液体が伝っていくか。

「らって…そ、ゆことしたら…嫉妬、してくれるかも、て…あぎっっあ゛、あ゛っ」

電流が緩まれば、膝から力が抜けて自重で触手が下着ごと膣内へと入り込んだか。
しかし、ずり落ちたものの完全に脱げていない下着は股関節の動きを妨げて足を閉じる形に縛り上げる事になってしまった。
狭くなった膣に触手が入り込むのは、苦痛と快楽の両方を娘に与え。
そして、未だ絶頂を迎えられない感覚は躰に滞留している。
それでも尚強い魔力が魂に注ぎ込まれ死ぬような快楽と、電撃による苦痛が襲いかかるのに髪を振り乱し。

「はっ…はっ…い゛う゛…ごめ、なさ…」

イニフィ > 知ってされたくて、男に合えて体を許したという事か。
それならば確かに、許してやらなくはない理由ではあった。
然し、それでも男に対して体を許したのは、イニフィは少しだけ我慢が出来なかった。
心を許してしまえば、ルキアは自分からはなれそうな感じがする。
独占欲が強いイニフィは、それがどうしても我慢できなかったのだ。

「ふーん、嫉妬されたかったの…?
んふふ…勿論したわよ?」

ルキアちゃんが取られそうだった、と軽く頬を撫でながら、息苦しさから開放する。
膣内に、下着後と入り込んだ触手は彼女の一番を区を目指し、うねりながらさらに奥へと入り込む。
こつ、こつと子宮をノックしながら、ゆっくりとルキアを地面へと降ろし始めた。

「んふふふ……ごめんなさいしたから、許してあげる…と、思ってる?」

そして、再び触手が突き上げる。
がつんっと、子宮を思い切り叩き、ルキアを中へと突き上げるように力強く.

ルキア > 「は…くっ…ほん、と…?んんぅっあっ…奥まで…」

嫉妬した、と言われれば苦痛と快楽に歪みながらも
ほんとうに嬉しそうに娘は微笑んだ。
魂まで捧げた相手、ほかの人に心が移るなんて有り得ない。
躰は快楽に素直ではあるが、心だけは目の前の人の傍にある。
彼女は知らない、行為に及ぶまでいかに『お姉さま』の魅力を娘が男に語ったか。
未だに下着が触手から外れない。脚を下着に縛られたまま奥まで触手が入り込むのにびくびくと震える。
息苦しさから開放されれば、必死に酸素を肺へと送り込みながら地面に降ろされる。どさり、と躯は地面に倒れ込み。
けれど、子宮口をノックする動きに腰が震え。息苦しさと締め付ける感覚がなくなった分、快楽を受け入れる余裕がでていて。

「ひぇ?!…ひっ――いぎっ、あ゛、あ゛…っ」

再び触手が動き出す。
子宮口を食い破るように強く突き上げるのに、ごりゅっと奇妙な音を立てながら子宮内へと侵入するそれ。
激しく、鋭いその突き上げは一突きするごとに娘の躰を上下に激しく揺さぶる。
蜜液が溢れかえるそこは、その動きに広範囲に蜜を飛び散らせ水音を響かせ。
けれど、それほどの衝撃を与えられても、イニフィが許可しなければ絶頂することはできずに悶える事となるか。

イニフィ > 魂が赤く染まったのを見れば、ルキアが快楽を感じていたのは事実だった。
魔王種にされたならば仕方がない、ルキアの耐性ではきっと耐え切れなかっただろう。
だけど―――人間の男に気持ちよくさせられた、とあってはまだまだ自分の支配力も弱いのだろう。
笑みを浮かべながら、触手の快楽に悶えるルキア。
だが、絶頂は決して許可しなかった。

「んふふふ……ルキアちゃんが弱いところは全部解るのよね?」

子宮の奥、その場所がルキアが一番弱い部分。
触手は、子宮の入り口をあっさりと押し開いてルキアの子宮を歪ませる。
絡みついた蛇と共に、子宮を締め上げて―――そこから、熱い液体を突然吐き出していく。
まるで、ルキアの子宮を洗浄しようかというように。

「でも…ここはちゃんと洗わないとダメよね?」

もし、妊娠デモしたら大変なことになってしまう。
どぼ、どぼとバケツをひっくり返したかのように、大量に子宮へと熱い洗浄液を流し込み。
下腹部が膨らんでも、それは衰えることもなく、強い媚薬成分を伴って、ルキアの膣内を焼いていく。

ルキア > 「はひっ…うぅっ…ひゃぅっ」

弱点を全て知っている責めは的確に娘を追い詰めていく。
けれど、いつもなら絶頂し発散できるものが発散できずに、
どんどん更に上へと娘を追い上げていく。
魂は、昨夜よりも激しく赤い明滅を繰り返し。
激しい抽挿に、下着はだんだんとずれて触手の先端から外れる。
そして、伸びきったそれがずるずると触手が出入りする度に押し出されてくるか。
縛り付けていたものがなくなれば、足を開いて触手を受け入れていく、悦に蕩けた表情で。
蛇も、その激しい動きを悦ぶように子宮を締め上げ、胴体で擦り上げ卵巣を犯していく。

「あつぃぃっ…はひっ、お腹のなか、いっぱいに、なってく…ひゃああっ」

どくんと、子宮内に熱を感じる。
どぼどぼと留まるところを知らずに吐き出されるその液体に子宮が満たされていく。
何度も何度も排卵し、射精された子宮内には男の遺伝子と混ざり合った卵子が息づいていた。
それすらも勢いよく注ぎ込まれる液体に引き剥がされていくか。
下腹部を歪に膨らませられる悦に、蜜を吹き出しながら悦び。
その媚毒に焼かれ狂っていく。

イニフィ > 絶頂というリミッターがない今、ルキアの体はどんどん性欲を膨らませ、欲求を深くしていく。
昨日より魂は赤く光るものの、イニフィはそれでも満足はしない。
もっと、もっと淫らなルキアちゃんの姿が見たい。もっと苛めたい。
久しぶりに、エルフの体を弄べる喜びに、淫魔は笑いを押し殺すこともなく嗤った。

「んふふふ……そろそろいきたい?苦しいのはもうやめにしたいのかしら?」

イニフィは、魔力を徐々に開放していく。
先ほどまでの、甘い砂糖菓子の匂いがさらに濃くなっていく。
まるで、それを焼き溶かして作ったカラメルのような、濃厚な甘ったるい香り。
それらを結界の中一杯に充満させながら、問いただす。
もう、絶頂を迎えて楽になりたいか、と。

ひとしきり、熱い液体をだした触手は、一度ルキアの中から引き抜かれた。
膨れ上がった下腹部をm眺めながら、イニフィはくすくすと笑う。
これを推したら、どうなってしまうのだろうか、と。

彼女は自分のもの、身体も自由にさせはしない。
仰向けに寝ていようと、うつぶせになっていようと―――その、ルキアの膨れた下腹部へと、腰を下ろす。
妖艶な笑みを浮かべながら、ルキアの魂をその手にして、男の遺伝子を受け取った卵子を、外へと放つ。
生むことは許さない。―――ルキアちゃんの体を弄んでいいのは、自分たち魔族だけだ。
人間に、この体を赦す事は許さない。

「……んふふふ………、今度から、ルキアちゃんは妊娠しないようにしておきましょうかね?」

ルキア > 「は、ひぁっ…あ、つくて…んぅっ…くる、し…ぁっ…
 イきたいれすっ…びくびくって、イきたいっ」

は、は、と熱い吐息が忙しなく吐き出される。
その間も触手は娘の中に熱い液体を放ち続けており、恐らく制限が解除されれば、幾重にも重なった絶頂が見舞われることだろう。
淫らに堕ちた娘は、自らの欲求を口にする。
解放されたい、と。その悦に染まりたい、と…。
甘ったるい香りは、思考を痺れさせる。
快楽を求める雌をより強く目覚めさせ、その事しかかんがえられない。
スカートは完全にまくれあがり、そこから伸びる白い脚と秘部、そして歪に膨らんだ腹を晒し。
淫紋は、娘の魂に同調するように明滅を繰り返している。

触手が引き抜かれても、殆ど注ぎ込まれた液体は流れ出てくることはなかった。
引き抜くと同時に、蛇が子宮口を括りつけるように巻きついて出せないようにしていた。

「――っひぎっで、る、でるぅぅー!!」

仰向けに寝そべり、びくびくと躰を震わせている娘。
その胎児でも宿していそうな膨れた腹の上に腰掛けられ、
イニフィの体重を掛けられるのに、そのタイミングを見計らったかのように蛇が子宮口を解放する。
どびゅっと吹き出した液体はかなりの距離まで飛んだか、そして間髪いれずにびしゃびしゃと膣口を押し広げながら大量の液体が噴き出してくる。
本来の娘であれば、その悦にイキ狂っていたことだろう。
けれど、未だ解放は許されずに、けれどその開放感によがり狂い。
遺伝子を託された卵子も一緒に流れでていくことか。

「はひ…おねえひゃまが…のぞまれるなら…」

白濁を出し切るまで随分と時間がかかった。その間中ずっと娘はよがり声を上げて、
その悦に狂っていたことか。
妊娠しないようにしてしまう、という彼女の言葉。
彼女がそれを望むなら、いくらでも娘は受け入れていくのだろう。

イニフィ > 「んふふ…だぁめ。これはルキアちゃんへのお仕置きなの。
私からはぐれて、しかも一人で気持ちよくなってたルキアちゃんへのね?」

悦を浮かべても、その最高潮のそれは与えてはやらなかった。
幾重にも蓄積された快楽の波。それが一気に押し寄せるときに、狂いそうなほどの快楽で染め上げたい。
いき狂ったルキアをみながら、その悶え狂う姿を眺めながら、自分もまた悦に浸りたかった。
ルキアの中で、子宮を蝕んでいる蛇もまた、イニフィの味方だった。
ただ、インキュバスの力だというのは些か気に入らないが―――あいにく、自分には自由に出来る眷属はいない。
従者は、一人いるものの―――。

「あらあら、すごい勢いでトンで行ったわねぇ?」

仰向けに寝そべっていた少女、その下腹部に座る。
それだけで、そこから溢れそうになっていた液体はルキアからあふれ出し、そして捻られた蛇口のように流れ出す。
地面を濡らしながら毀れていく液体は、透明なそれだった。
そこに、何か小さな粒のようなものがいくつも見える、きっとこれがルキアの卵子だろう。
その中には、きっと男のものを受け入れたものも混じっているはず。

「んふふ…綺麗になったわね?…それじゃ、次は―――」

これを試してみようか、とルキアの顔の前に、まるで蕾のような先端をした触手がやってくる。
軽く、ルキアの唇に触れたそれは、ルキアの唇に吸い付き中へと侵入させろといわんばかりに、強く押し付けられる。
したの上に、自分の粘液を擦りつけながら出たり入ったりを繰り返す。

「…んふふふ、そうねぇ。………じゃあ、望まないわ。
だってそうでしょ、やっと出来るようになったんだから」

出来る、というのは、自分も「孕ませることができるようになった」という事だ。
今までは、落した相手を喜ばせるだけだった触手の白濁。そこに、ついに相手へ種付け出来るようになったのだ。
これを試すのは―――ルキアしかいない。

ルキア > 「そん、なぁ…はぁっ…んっ…」

発散できないから、熱は収まることなくどんどん上へ上へと持って行かれている。
小刻みに躰を震わせ、熱の篭った声と視線を向けるがきっと取り合ってもらえないのだろう。
蛇は再び子宮を歪め、擦り上げる動きに戻り媚毒の流し込まれる卵巣は、ぷっくりと熟れて排卵直前まできているか。

「はひ…は、ひ…ぁ…ぁ…」

ごぼごぼと、勢いを失った残滓が泡だちながら膣から今も溢れている。
受精し、着床した卵子は全て熱い液体に焼かれ、押し出されて地へと還るのだろう。

「あっ…んぁ…はむ…」

先程とは違う触手が現れる。以前、契約時に出現したような花の蕾のような触手。
以前ほどの太さか、それよりも細いそれが口づけてくるのに、娘はまるで恋人と接吻するかのように唇を合わせ、
口内へと受け入れていく。
ちゅる、ちゅぶ…と触手が舌や口内の粘膜を好き勝手に嬲るのを蕩けた表情で受け入れ、新たな快楽に酔う。
粘液と唾液は唇から溢れて、白い首筋を伝い落ちてワンピースの胸部分まで濡らしていくか。
口づけの悦に呼応するように、膣もその後ろの孔も物干しげにひくつき。

「はふ…んんぅ……?んっんんーーっっ」

『できるようになった』というのが、何を指すのか分からずに、言葉に耳を傾けながら口内を犯されるのに震え。
イニフィの意思を汲み取るような形で、熟れた卵巣からぽこりと卵子が押し出される。
その激しい開放感に、絶頂…はまた迎えることができず上書きされていくか。

イニフィ > 「んふふ……反省した?反省したなら、ちゃんと反省を示してもらわないとね?」

ただ謝るだけならば誰だって出来る。イニフィだって、何かあればごめんなさいをいう。
だけど、本当に許すかどうかはルキアの行動しだいであろう。
その行動しだいでは―――淫獄を味合わせる結果になる。
何度も絶頂に上がるはずの快楽を味わっているのだ。それが開放されたとき―――。
くす、と笑みを浮かべながら、イニフィは赤い瞳を輝かせた。

押し出された卵子は既に、熱湯に近い温度に晒されて大半は焼かれてしまっただろう。
ルキアが孕みたいと願っていたら、悪いことをしたかもしれない。だけど後悔めいたものはなかった。
ここの子は私の玩具なのだから、どのように扱っても構わない。
クス、と笑みを浮かべながら、悶える組み敷いたエルフを眺めていた。

触手のキスを受け入れ、悦に浸るその表情。
激しい快楽ではなく、柔らかく包み込むようなそれはルキアにとってとても心地のいいものだろう。
唾液と粘液が混ざり合ったそれが、ワンピースを汚していく。
薄い胸だけれども、さわり心地は抜群だった。

「んふふ……キスされるのが気持ちいいのかしら?」

だけど、相手は触手だ。キスだけでは終わるはずもない。
何度か、口内を犯していれば―――その先走り駅に似たものが、ルキアの口の中に入っていく。
こぽ、こぽと緩くあふれ出していく粘つく液体を流し込み、ゆっくりとルキアから抜き出て行く。

「………ん?」

だが、口の中に入っている最中に大きく戦慄いた。
何か、強烈な刺激に悶えたルキアのその反応に、少しばかり首をかしげる。

ルキア > 「はふ…んんっ…ど、すれば…?」

くすっと妖艶に微笑みイニフィに、どうすれば、その誠意が伝わるのかと問いかけて。
解放されず、臨界点で触れているもどかしさといったらない。
けれど、それが解放されたときの、幾重にも重なった衝撃は今はまだ娘は想像できずにいる。

「ふぁ…んっ、ん…」

ぬるぬるとした感触は、頭の芯をぼうっとさせるような緩やかな快楽を与えていく。
舌を絡め取られ、自らも触手に絡めれば濡れた音が派手に響き渡るか。
とろとろに蕩けた表情でその行為に熱中する。
ワンピースの胸元は、すっかり濡れてその生地を肌に張り付かせ、薄桃色の乳輪の色を透けさせているか。
ぷっくりとつぼみはその存在を主張して、淫らに娘は染まっていく。

「んく、かふ…は、ぁ…んん」

暫く触手との戯れが続く。
そうしていれば、とろとろと触手の先端から液体が溢れ出し
口の端からこぼしながらも飲み下す。
そうしていれば、液体を零しながら口から離れていくのに、
顔や首、胸元にも降りかかる事となったか。

「はひ…でた、のに…びくびくってなれない…」

排卵の悦が、男性の射精時のような快楽を得るように変質している娘の感覚。
それを感じたのに達する事ができずに、もどかしい熱さは更に体内に停滞するか。切なそうに喘ぎながら涙をこぼし。

イニフィ > 「ん?そうねぇ……じゃあ、今日の宿代はルキアちゃんのおごりってことで。」

なんとも現金な要求であった。
何しろ、今正に激しく犯しているのだから性的な反省など求められなかったのだ。
本来ならば、反省の意を示させるために、いやらしい言葉を吐かせるのだが、いまさらそんなものを要求したところで、ルキアには意味がない。
むしろ、喜んでそれを穿いてしまいそうなので、却下した。
ならば、一緒にとる宿のお金を払ってもらうことで、反省の意としよう。

衣服が透けるのは、下手に裸にするよりも厭らしい。
薄い桃色のそれはとてもしなやかで、締め上げればすぐに折れそうなラインを示していた。
少しだけ思ってしまう―――これを、締め上げて苦しめたいかもしれないと。
くすくす、と笑みを浮かべながら、触手の液体を飲み干していくルキアを眺めていた。

「んふふ、そりゃそうよ。…今、ルキアちゃんはいけない体にしてるんですもの。
でも……そろそろいいかもしれないわね?しっかり反省したみたいだし。」

もう、活かせてあげてもいいだろう。
赤く光っている魂、それを目の前まで持っていけば―――リミットをつけている、ルキアの魂に再び細工をする。
もう、これで絶頂へと押し上げられることになるだろう。
ただ―――今までの回数が、一気に押し寄せてくることになるのだが――。

「んふふ、もだえながら踊り狂いなさい、ルキアちゃん?
そうしたら、次はまた激しく犯してあげるわ……?」

ルキア > 「…はい…」

何を求められるのだろうと思っていれば、宿代だった。
それを示すということは、許す意思があるということで、
それを感じ取れば、それはそれは嬉しそうに微笑んだか。
きっと、どんな事を要求されてもそれに喜んで応えただろう。

粘液や体液に塗れて、ワンピースも既に全身に張り付いている。
スカートなんかは、まくれあがり脚も秘裂も晒したままだったか。
白い肌は、興奮に血液が巡りうっすらと染まっている。

「はひ…許して、もらえてうれし…
 ――っ!!あ゛あ゛あ゛あ゛っはぎっ?!いぎぃっひぃ――っ!!」

イニフィの雰囲気は、最初のそれと比べれば随分と怒りは収まったように見える。
その言葉に嬉しそうに、蕩けた微笑みを向けていれば
想像だにしなかった絶頂が、幾重にも重なったそれが躰を襲う。
ただただ、解放されることを望んだが、束になったその感覚はヘタをすれば心臓が止まるのではないかというほどのものだった。
ビクン、ビクン、と躰が激しく痙攣し地面から跳ね上がる。
未だ腹部に腰掛けていたならば、イニフィを押しのけるほどのものだったか。
ぷしゅ、ぴしゃっと間欠泉のように蜜液が吹き出して地面を濡らし。
喉から血がでるのではないかという絶叫。
暫くは、それが次から次へと身を襲い収まらないだろう。

「あひっ…ふは…んっ、んっ…」

未だ躰はビク、ビクと大なり小なり痙攣を続けながらも徐々に収まりを見せていく。
表情はこれまでにないほど蕩け、きっとその表情は彼女にしか見せたことのないもの。
淫魔たる彼女が一番好きな表情だったかもしれない。
風が頬を撫でるのですら新たな絶頂を迎え果てる。

イニフィ > まあ、再会時のあんな顔を思い出して締まったら、怒りもどこかへ吹っ飛んでしまうというものだ。
確かに、魂を抜き取り自我を自分の魔力で無理矢理保たせているが、泥酔するほどに空かれているのは、正直悪い気分ではなかった。
だからこそ、だろう。ほかの男に靡きそうになったルキアを許せなかったのは。

だけど、いやらしく張り付いたワンピースに蕩けた表情。
それら全てを見ていると、どこかどうでもいいような―――そんな気分になってしまう。
だけど、幾重にも重なった絶頂の波。それを味わうと、その表情は一変した。

「……っとっ。」

さすがに、その暴れ狂う姿を、圧し掛かったまま眺めることは出来なかった。
いくら強い魔力を持っていても、イニフィの体を見れば非力な女なのは間違いない。
絶頂地獄に体が痙攣を起こし、跳ね上がればその場所から毒しか出来なかった。
だけど、その後から間欠泉のように噴出す潮、そして目を見開き絶叫するエルフの姿。
結界を這っていなければ、この声はマグメールの平民街にまで届きそうであった。

「んふふふ……いい顔ね?でも、まだ満足してないわよ?」

魂に、感度をさらに上げる呪術を施す。
既に限界ぎりぎりまで感度を上げているというのに、これ以上はルキアが壊れてしまいかねない。
だけど、それでも淫魔はルキアの感度をさらに上げた。妖艶な笑みを浮かべつつ。
風が頬を撫でるだけで絶頂へと苛まれるルキア。ならば―――魂を、指でなぞられたらどうなるんだろうか。
そして、このまま―――マグメール中心街まで連れて行き、絶頂を見られる興奮を味あわせたら、どうなるんだろうか。
悪魔的な考えが、どんどん頭からあふれ出ていく。

ルキア > 心はどこまでもイニフィという人に向いているから、
嫌われようと動くはずもなく、怒りが溶ければ心の底から安堵する。
ただ、このように行われるお仕置きが躰に、記憶に強く残っていくから無自覚ながらも被虐の性をもつ娘は、
また無自覚ながらにこのお仕置きを期待してしまうのだろうが。

「ひっ…んぁ…はひ?!んあああぁああっ!!」

まだ満足していない、と淫魔の囁き。
それとともに、これ以上上がりようのない感度が更に上がる。
地面と触れる肌が、大気が動くのでさえ絶頂が止まらない。
潮で水たまりができるほどに、蜜液を撒き散らし涙と唾液とを零しながら悶絶する。
なにをどうしても、絶頂に繋がる躰の状態。
身の置き場もなく、半狂乱になりながら悶え。
魂を指で撫でられるのに、ぞぞぞっとなんともいえない感覚が躰を走り抜けていく。
それに躰が跳ね上がるほどに大きな痙攣を起こし、呼吸すら止まってしまうほどだったか。
もしこんな状態で、衆人の視線のもとに晒されたなら、その視線一つ一つに達してしまう痴態を見せる事になるか。

イニフィ > 絶頂による、心の崩壊は見ていて楽しい。
けれども、このルキアという女の子に至っては、心の崩壊はありえないのだ。
既に、崩壊した魂は自分の手の中。その自我はイニフィという人物で埋め尽くしている。
永遠に、魂を取り戻さない限りルキアはイニフィの玩具なのだ―――。

「んふふ、気持ちいいかしら?…だけど、まだ気持ちよくしてあげるわ?」

だが、とりあえずいったん感度を下げてあげよう。
次の行動を起こすのに師匠が出るほどの感度は、今はオススメできなかった。
今から、彼女を裸にしてマグメール中を歩かせるのだから―――。

イニフィの結界は空間を切り離すけれども、何も世間と完全に剥離されてしまうわけではない。
目の前を通れば、その視線は嫌がおうにも意識してしまうだろう。
それがさらに絶頂へと引き上げられてしまうならば、これほど面白い玩具はない。

「さあ、ルキアちゃん。服を脱ぎなさい。裸になって?」

彼女の、そのスレンダーな体型はとても綺麗だ。
容姿端麗なエルフに相応しい体をしている、その体を晒せば―――街へと繰り出そうと言い出すだろう。
その結果意をルキアに纏わせながら―――。

ルキア > 「は…はぁっ…はぁっ…あひ…」

漸く、淫獄の責めが終わりを告げる。
最後の方は、瞳を上天させ泡を吹いていた娘。
呼吸が止まっていたのを思い出すように、再開すれば躯は酸素を求めて激しく胸が上下し。
それでも未だ、ガクガクとその余韻に躯は震えていたことか。

「…はぃ…んっ…」

漸くその余韻もだいぶ収まった頃に服を脱ぐように指示される。
力の入らない躰を起こし、のそのそとした動きで服を脱いでいくのは、やる気がないとかではない。
肩紐を解いて、腰の飾り紐やポシェットを外し粘液や体液で躰に張り付くそれを脱ぎ去っていく。
そうすれば、細くしなやかな若々しい肢体がイニフィの目にさらされることとなるか。
散々絶頂を迎え、血の巡りはさらによくなり白い肌はほんのりと染まり、胸と恥骨の下の突起はぷっくりと膨れ上がっているか。
髪と同じ色の薄い恥毛は薄く、秘部を隠しきれない。
肌を完全に晒してサンダルだけを履いた格好。
恥ずかしげに頬を染めて、手で隠そうと試みて。

「ぇ…?おねえさま?!」

そんな格好のまま、街へと繰り出そうとする主。
結界を身にまとう形となれば、周囲の状況が見えるようになるか。
今はまだ林の中だから、人通りはない、けれど…
このまま進めば人がたくさんいる場所に出てしまうと戸惑い。

イニフィ > あまりに強烈な絶頂で、体力を消耗してしまっていたらしい。
しばらくは動けずにいるだろうけれども、時間が立てばそのまま動けるようになるだろう。
余韻に痙攣を繰り返すルキアが、ようやく動き始める間は―――しばらく、イニフィも動かずにいた。

余韻が収まれば、ルキアが少しずつ服を脱いでいく。
その動きはとても緩慢なものだけれども、体力が戻りきっていない状態ならばいたし方がない。
何しろアレだけ、激しい絶頂を迎えていたのだ。むしろ其れで今動けるのは逆にすごいことである。
薄く染まった肌に、自己主張をしている乳首や突起。少し触ってあげれば、それだけで腰砕けになりそうだ。
隠すことを別に富めはしなかった。何しろ今からもっと恥ずかしい思いをしてもらうのだから。

「んふふ、安心して。私が結界をとかない限り見えることはないわ?」

だけど、確実に意識してしまうだろうその視線―――。
そのまま少しずつ、ゆっくりと歩き出す。街に向かって―――。

「ほら、ルキアちゃん。早く来なさいな?」

戸惑い、そして足が進まないならばルキアを催促する。
このまま、街を歩くお散歩を観光しようとする淫魔の顔は、どこか愉悦に歪んでいる。
このまま宿へと向かうまで、たっぷりと遠回りも使用かと考えていた。

ルキア > 「で、でも……。うぅ…」

確かに紫の靄が自身にまとわりついているから、彼女の言っている事は本当だろう。
けれど、それでも人の多いところに全裸でいくというのは羞恥と恐怖があり。
催促する声が聞こえれば、逆らえない。
おずおずと少し前かがみで歩みを進めていけば、程なくして人の多い公園へと出て行くか。

「んっ……っ…。」

見えていないと分かっていても、人の気配に過敏に反応する。
がちがちに躰を強ばらせながら、なんとかイニフィのあとをついていくか。
人が横を通り過ぎたりするたびにびくっと戦慄き。
けれど、つ…とそうやって人の気配を感じるたびに脚の間からは蜜が伝い落ちていくか。
羞恥に頬を真っ赤に染めながら、次第にその体を小さく震わせて、と変化が訪れる。

イニフィ > さすがに、街中を歩いている全裸の少女の隣にいる女という認識をされたくはない。
もし、其れで騎士団や自警団に妙な顔をされたらたまったものではないからだ。
だからこそ、自分の結界という保険をかけておいたのだが―――。

「………ルキアちゃん。」

前かがみで歩いている、後ろの少女へと思念で言葉を飛ばす。
もう少し胸を張って歩きなさいと。
もっと、見せ付けるように歩かないと、このまま結界をといちゃうわよ、と意地悪な言葉を投げかけた。

ルキアの魂は、赤い色を示している、
やはり、誰かに見られるという事でも興奮し、快楽を感じてしまうという事は、彼女には被虐の性があるらしい。
最も、それはわかりきっていることだったが。

「んふふふ……。」

このまま公園を歩いていけば、子供連れの家族や、軽いジョギングをしている男にもすれ違う。
そのたびに、どこか快楽を感じてしまっているルキアへと目配せした。

―――そこで、足を広げて座りなさい、と。

勿論見えはしない。しないけれどもこんな大勢の前で秘所を晒す変態行為。
くすくす、と淫魔は嗤った。

ルキア > 「…え、…えぇ…っ…」

体を隠すように、背を丸めて歩いていれば少し前を歩いているイニフィの声が脳裏に聞こえる。
その要求に、思わず声が出た。その声は果たして周りに聞こえるのだろうか。
無理です、と言おうとしたら重ねて結界を解くという言葉が投げかけられる。
一度丸められた背を伸ばすのは、相当の勇気がいる。
暫しの逡巡。その時間を待ってもらえたならなんとか手で胸元と秘部を隠しながら背を伸ばしていく。
それだけで、足はがくがくと震え涙目になっていくか。
恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
けれど、青と赤の明滅を見せる魂は赤の方に傾いていくのだろう。

「ひっ…そんなっ…お姉さま…」

情けない声が出る、瞳にいっぱい涙を貯めて湯気が出そうなほどに真っ赤になりながら、縋るように主を見たが無駄だろう。
もう一度、重ねて命じられたなら、生唾をごくりと飲み込み、
おずおずと地面にだろうか、腰を下ろしていく。
両の膝を立てた状態で、そこからまた時間がかかりながら足を開いていく。
もちろん、見えていないからそこに視線が集まるということはない。
ないけれど、その背徳的な行為が、羞恥が娘の被虐心に拍車をかけていく。
既に白い脚には真新しい蜜の痕が伝い、開いた脚の間にはひくつく秘所が新たな蜜をあふれさせている。
人が目の前を行き来するたびに、ぴく、ぴくっと震えて蜜の量が多くなっていく。

イニフィ > あいにくと、切り離した靄の空間では声すらも回りに届くことはない。
そこは夢の牢獄の中、夢の住人は誰もルキアの存在を認知することは出来ない。
無理だといえば、そのまま結界をといて、変態行為のルキアを街中で晒していた。
だけど、彼女がちゃんと自分のいう事を効き、ちゃんと胸をそらして歩き始めたら、少しは許してやろう。
たとえ、恥ずかしい部分を隠しながらでも―――今は許そう。
恥ずかしさと恐怖、そして快楽。
その色になんとも点滅する魂を眺めながら、少しずつ感度を上げた。

「あら、厭らしい格好…。んふふ、いいわね?
恥ずかしくて死んじゃいそう?…それとも、気持ちよくておかしくなりそうなのかしら?」

赤い色を示している魂を眺めながら、淫魔は嗤う。
玩具が自分のいうとおり、人々の目の前で秘所を晒し座り込む姿。
そして、そこからあふれ出る蜜をみていると、本当に面白くて仕方がない。
もしかしたら、喜劇でもここまでのものはなかなかお目にかかれないのではないか、というほどに。

「んふふふ……エッチなおつゆが駄々漏れになってるじゃない。
見られてるのがそんなに興奮しちゃうのかしら?」

だったらもっと見えるようにしてみたら?と淫魔は嗤う。
今度は、四つんばいになって後ろも前も晒すように、自分で拡げて見せろ、という。
余計に羞恥を煽る格好を、この道端でやれというのだ―――。

ルキア > 「んっ…ふ…は、ずかしいです…恥ずかしくて、死んでしまいそうです…お姉さま…ぁっ」

足を開いたとはいえ、やはり前かがみになって胸元などを隠そうと試みる。
ふるふると羞恥に真っ赤になりながら小さく小動物のように震え。
けれど、じわじわと躰の感度が高められていけば、吹き抜ける風が、時折掠める他人の視線が肌をなでるたびにピクンと小さく戦慄き、秘所から溢れる蜜がその量を増す。

「そんな、ことは…」

感度が上がるのが劇的な変化ではなく、少しずつだったから『見られて興奮する』というのが事実なような気さえして。
指摘されればそこは、物欲しそうにひくつきながら、座ったところに蜜で水たまりを作りつつあり。

「そ、そんなこと…おねえさまぁ…」

更に恥ずかしい格好を要求される。
あまりの恥ずかしさに涙をこぼして懇願するがきっとまた聞き入れてはもらえないのだろう。
おずおずと四つん這いになると、尻をイニフィへと向けていく。
自分で拡げろという命令には、それだけは許して、と足の間に蜜を伝わせながらイニフィを肩ごしに見上げようか。

イニフィ > 「んふふふ……そう。だけど、それだけじゃなさそうね?
見て、あなたのおつゆが水溜りみたいになってるわよ?見られて興奮してるんじゃないのかしら?」

あふれ出す蜜が、ルキアの股間から溢れて水溜りに。
そこまで濡らしているのに、見られて興奮していないなどと、おそらくは口が避けても言えないはずだ。
ドロドロと溢れる愛液が、既に太股までぐっしょり濡らしている光景。
それを身ながら、イニフィはくすくすとまた面白そうに笑っていた。

「あら……出来ないのかしら?」

四つんばいになったとしても、自分で開くことは出来なかった。
一番恥ずかしい、後ろの孔をさらすという行為はどうやらまだ、両親が咎めている様子。
だけど――そんなものでイニフィが許すはずもなかった。

「……私がやりなさいといえば、やりなさい。
それとも、主の私に逆らうのかしら…?んふふ、いけないこねぇ……?」

紫色の靄は自分が生み出したものだ、その中にはいれば自分もまた、世界から切り離される。
四つんばいになったものの、拡げられないルキアの割れ目、そこへと―――イニフィは平手打ちをする。

「逆らう子にはお仕置きよ。……んふふ」

一回では済まさない。
二回、三回と―――ルキアのお尻を叩いた。