2016/04/03 のログ
ご案内:「王都マグメール メインストリート」にイニフィさんが現れました。
イニフィ > 昼下がりの、一番気温が上がるような時間帯。
少し汗ばむような陽気に、少しだけ額を拭った。

今日はどうやら露天祭りにぶつかったらしい。
普段はここまで露天商が出ていないのに、今日に限っては人だかりも店の数も普段よりも多い。
日よけの大きな傘を差し、色とりどりの装飾品を置いている店がほとんどだが、中には食料や衣服を扱っている店もある。

「へぇ、今日はお祭りなんだ……?」

ずいぶんにぎやかだと思えば、そういうことか、と。
奥のほうに見えるのはなにかのライブ会場だろうか、足跡のステージのようなものも見える。
こんなものに当たるとは、ずいぶんとラッキーなことで。

ご案内:「王都マグメール メインストリート」にアリッサさんが現れました。
アリッサ > いつもの貧民地区ではなく偶には違う所で仕事をしようと勇気をもって平民地区へとやってきた
自分には不釣り合いなお祭り会場だと思いつつも誰か自分を買ってくれる人がいないかどうか周りを見渡す

「あ、あの…アタシを、買ってください」

と言っても祭りの喧騒にかき消されて誰も反応しない
そもそも子供過ぎて相手にされないという点も大きいが

「…やっぱり来る場所間違えたかなあ」

イニフィ > 何か面白いものはないかな、などといろいろと見て回っている。
赤い宝石がはめ込まれたネックレスが25000ゴルド。高い。
青い宝石をはめ込んだ指輪が30000ゴルド。高い。

「………うん、さすがに手が出ないわね。」

そんなことを思いながら前を通り過ぎた。
元々そんなに着飾る性格でもないし、何よりこんなものに魅力を感じないのだ。
それなら、向かいにある牛の肉を豪快にくしに刺して焼いた400ゴルドの焼肉串のほうが魅力的だ。
その匂いにつられてそっちにふらふらとつられる最中―――。

「…………うん?」

子供の声が聞こえた。
それだけならそんなに気にしなくてもいいのだけれども、どうも台詞がおかしい。
私を買ってくださいというのは、明らかに春を打っているものの台詞。
もしや、と其方を振り向いた。

アリッサ > 自分なりに必死に売り込みをしていると一人の女性が反応したのか目が合う

「うわあ…」
嘗て自分のいた娼館の娼婦や客の中でもめったに見かけないレベルの美人に思わず見とれてしまう

「…はっ」
しばし見惚れていたが我を取り戻して首をぶんぶんと横に振って

「あ、あの、アタシ娼婦です、よろしければアタシを買いませんか!」
ロリコンでレズビアンな女性と言う可能性はどう考えても限りなく低いがこんな女性になら抱かれてみたい。
そう思って声を振り絞った。

イニフィ > 格好を見る限り、平民地区の住居外にいるような子供ではなさそうだ。
ラフな格好という形が似合うけれども、すこし薄汚れている印象がある。
そして靴もずいぶんとボロボロだし、おそらくは貧民地区の子供が迷ってここに来てしまったのか、というところだろうと踏んだ。

その少女と目が合う。そしてその台詞を聞いて目を見開いた。
そして、くすくすと笑みを浮かべた。

「あー、ほんとに春を売ってたんだ?…でも、普通は男相手にするんじゃないの?」

その少女と共に、まずは往来の邪魔にならないような場所へと移動しよう。
肩を押し、少しだけ邪魔にならない場所に来れば、少女の背中を壁にして、自分が前に。
用は逃げられないように、逃げ道を塞ぐ形で立ちふさがった。

「ね、聞かせて?…ほんとに私に買ってほしいの?その理由はなに?」

アリッサ > 確かに彼女の言う通り普通なら男性を狙って売り込むものだ
それでも彼女に声をかけた、そうしたいと無意識に思ってしまったのだろうか。

すこし場所を変えて壁を背にして問いかけられる

「え、ええっと…」
ここで下手な嘘を言ってしまうのは何か違う気がする。
そう思い息を飲んで

「あの、アタシの住んでいた娼館が火事で無くなっちゃって、一人で生きていかないといけなくなって、体を売ることしかできないから…あ、アタシ女の人相手でも平気っていうかそっちの方がどっちかって言うと好きだし、お姉さんみたいな綺麗な人なら、その、抱かれてみたいなって思って」

しどろもどろに理由を説明して最後の方は恥ずかしくて思わず声が小さくなる。

イニフィ > 理由を聞けば、悪い理由ではなかった。むしろ自分を好意的に取ってくれているらしい。
なるほど、と頷けば少しだけ妖艶な微笑を浮かべた。

「なるほどね…。小さいのに、ずいぶんと積極的なのね?それに……奇遇ね?」

私もどっちかっていうと、女の子の方が好きなの、と軽く顔を寄せた。
こぎれいに整っている頬に軽くキスを施すと―――ふわり、と甘い香りが漂う。
まるで紅茶を砂糖菓子を合わせたような香りを漂わせながら、その髪を撫で、首筋に指を這わせる。

「んふふ、子供なのにエッチなことでお金を稼ぐなんて…いけないわね?
いいわ、買ってあげる。……いくらなのかしら?」

お金はそこそこ持ち合わせている。少女の提示する金額にもよるけども、春を買うことを承諾した。
元々召喚にいたという事事態は不思議ではない。けれどもその行為を見ていたという事ならば。
妖艶な笑みを浮かべ、軽く自分の指を舐めた。