2016/03/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にモニカ=S=アラボラスさんが現れました。
■モニカ=S=アラボラス > 『くぉおらぁああっ!まーたお前かーっ!』
「きゃあ、怒った怒った。こっわーい。」
露天の店主に怒鳴りつけられる、小さな少女。
全身を黒で纏めたその姿は、露出が多く如何にも男を誘う風貌をしている。
『てめえが店前に陣取ってたらお客さんが帰っちまうじゃあねえか!早く帰れや!』
「あらあら、酷いですわ。私は男をひっかけようとしているだけですのに。」
『お前なぁ…。』
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクライブさんが現れました。
■クライブ > 「あん……なんだ?」
平民地区での露店を眺めて歩けば聞こえる声。
暇つぶしにでもなるかと思い人がわずかに集まり出した声の元と思われる露店を人込みを掻き分けるように覗き見れば店主と露出の多い姿の少女が見える。
「なんだ。ついにそういうのを扱う店も出た訳か?」
店主と少女。よく見れば首輪が見え、もしかして商品か?などと冗談ぽく口にして二人のやり取りに茶々を入れてみる。
■モニカ=S=アラボラス > 「ふふ、私の買取先はもう決まってますわよー?」
入れられる茶々には軽く返せば、店主はいいから早くどっか行けと言わんばかりにシッシと手を振る。
「まぁ、つれないお方。それではまた。」
あらあら、と頬に手を当て泣きまねなんてした後に、かけられた声のほうに向き合う。
相手をみやれば筋肉質で大柄な、どこか冒険者風の大柄の男。
「それで?この私に何か御用事でございますか?」
■クライブ > 少女の軽い答えにそうなのかと周囲の人を見れば首を振る姿が数人見れ。聞けば今の状況になった経緯を聞くことが出来る。
それを聞き終え視線を戻せば追い払う様に手を振る様子が見られ。
「そりゃ前でいられりゃ商売あがったりだ。当然だろうな…」
それでも泣きまねをしている神経の太さに感心し、こちらを向いた少女を見返す。
「用って程じゃねえよ。なんか騒いでたからな。気になって覗いただけだよ。しかしな、そんな恰好で客引きでもやってたのか?」
大したようじゃないと軽く告げ、格好を見て娼婦が態々こんな場所まで客引きに来たのかと見てそんな事を問いかけて
■モニカ=S=アラボラス > 「だって、人が集まるんですもの。」
そう顔を赤らめ、もじもじと身体を震わせる少女。
居座っていた…いや、立っていたが、露点はこの辺りでは冒険者に人気の店だった。
その分いろいろな意味でレベルが高い男が集まっていたのだ。ここでひっかけるのは最適だったと言える。
だからこそ店主は迷惑がっていたわけだが。
「んふふ。私の上司がその上司といちゃいちゃしてて、お城に居辛いのよ。だから抜け出してきただけですわー。」
何を隠そうこの魔族の仕事場は、殆ど上司の愛の巣になりかけている。
モニカ自身も抱かれた事は数回はあるが、それでも他の女と交わってる時に平然と仕事が出来るほど肝も太くない。
どっかの仕事をサボっていちゃつく上司のために、偵察も兼ねて来ていたのだが…。途中で飽きて、男漁りをしていた。
そうして店主に見つかり、今に至るというわけだ。
「まあ、私は人前で興奮する性質は持ち合わせておりませんので。相手をしろといわれても困りますわよ?」
■クライブ > 「そりゃここなら人は集まるだろうな」
顔を赤らめもじもじと始める少女を見下ろし、よく消耗品をメインで買う露店を一目見れば肩を竦める店主が見える。
確かにここなら多種多様な人が集まると納得もして。
「上司がいちゃついて?城って事は国の兵士か、その恰好で…」
しかも抜け出してきたと聞けばいい加減なもんだと呆れを見せるが、同時にいちゃつく空間で仕事も出来ないかと同情の混じる視線を向けて。
「はっはっは、俺もそんな趣味はねえよ。ヤるなら宿に連れ込むに決まってんだろ。それにだ、人前じゃねえなら相手をしてもいいように聞こえるぞ?」
人前はないと笑って返し、冗談が混じる口調で告げる。
■モニカ=S=アラボラス > 「くすくす、これでも戦闘部隊の副隊長ですわよ?」
隊長は上司にベッドの上の戦闘で手も足も出てませんけど、と伝えればどんな顔をするだろうか。
そんなことを頭の中で思い浮かべながら。
「あらあら?この体系に欲情するような不貞な輩が居るとは思えませんわー。」
と豊満な胸を見せつけながら、わざと強調するポーズを取る少女。
自分の身体の魅力を理解しているのだろう。その目は何処か挑発的だ。
「私に相手して欲しいのですか…?ふふふ。」
照れるような表情から一転、男を誘うような表情を向ける少女。
とはいえこの少女、見た目に反してガードは固い。
今ここで押し倒したり、連れ込もうとしても簡単に逃げられてしまうだろう。
■クライブ > 「へぇ、そりゃ立派なもんだ。腕は見た目通りじゃねえって訳か」
それを聞けば一度やり合う機会でもと頭に浮かべるが街中で考える事じゃないと首を軽く振り。
「お前判って言ってんだろ?その立派なモンがあるだけでも十分ヤりたいって思うもんだぜ」
確実に自身の魅力を理解しての挑発的で胸を強調するポーズを見せる少女に野太い笑みを浮かべ、避けられる程度の速さで胸にと手を伸ばし。
「最近仕事を終えて懐はあったまったがそっち方面はさっぱりだったしな。相手になってくれるなら大歓迎だぜ?」
その表情がが変わる様子にこいつは駆け引きに慣れているなと感じ取る。
■モニカ=S=アラボラス >
その男の欲望に正直な、思い通りの感想には
んべえ、と
真っ赤な舌をちろりと出して答える。
そこからは速かった。
手の中に魔力の塊で出来た長方形の「何か」が出来る。
それを自身の腕に押し当てれば、その瞬間に姿が消えた。
そのばいーんと擬音を立てそうな豊かな胸を触ろうとした手は、虚空を空しく捕らえる。
「ふふふ、私を下す事が出来たら胸ぐらいは触らせてもいいですわよ…?」
彼の耳元で、艶やかな声がボソッと呟く。
振り向けばそのにやけた顔が、彼の目の前に移るだろう。
■クライブ > 包み隠さずに告げた事への答えが舌を出したことにやっぱりなと苦笑を零し。
避けられるだろうとは思ってはいたが何かを、おそらく魔力の篭った道具と思われるものを腕に当てたと思えば消える少女。
空を切った腕を戻しどこに消えたかと周囲を見回し。
「それじゃわりに合わなくねえか?せめて一晩ぐらいは付き合っても罰は当たらねえだろ?」
耳元で聞こえた声に振り向けば目の前に映るにやけた少女の顔。
完全に気を抜いていたとはいえここまで影も確認できない速さで逃げられた事に傭兵としてのプライドがやや傷つき。
「その言葉後悔すんなよ?」
今度は捕まえようと。先ほどとは違い戦場で一撃必殺を狙う心構えで腕を突き出す。
■モニカ=S=アラボラス > 「だって、家帰ったら隊長を虐める予定なんですもの。変に体力を使いたくありませんわー。」
勿論、あっちの意味で。
…どうやら上司のほうの体力は計算に入れてないらしい。
「さあほら、私を夢中にさせてみて?」
これでも戦闘部隊、華奢な割に戦闘能力は確かだ。
傭兵相手にでも充分通用するだけの実力も、大口たたいて挑発するだけの実力もある。
「モーションがすっとろいですわね。」
その腕を片手で往なし、その手に魔力を貼り付けることが出来たことからも、その実力は伺えるだろう。
さて、貼り付けた魔力の正体は彼女が使う超能力のようなもの。
その名前は『操作令嬢』と言う。
相手に魔力で出来た札を貼り付け、それにかかれた命令を聞かせるという、名前に違わぬ従わさせる力。
とはいえ、実力が高いものであればある程度抗う力があるのは本人も経験済み。
効けばいいなあ、程度の期待を込めて
「手の重さが3倍になる」
と書いて貼り付けた。
■クライブ > 「虐めるってな…随分と隊長思いな部下じゃねえか。こりゃその隊長の為に捕まえとくのも優しさかもな」
何をどう虐めるかまでは知らないが仕事が捗らなくなるだろうと…考え。
「戦場以外でそういうのは中々にねえしな。偶には悪くねえか」
戦いとその後の酒と女以外はあまり楽しみがない戦闘狂に近い男ではあるが偶にはこういうのも悪くはないと笑みを見せ。
大口を叩き挑発する少女に目が笑っていない笑みを向ける
「ちっこい分小回りはそっちがあるか、やっぱ」
けして素早いとは言えない動きではあるが、掴みかかった手を片手で往なされ、少女の実力を見て取り。
「その貼り付けたのが媒体で起きる術かなんかか。面白いもん使うんじゃねえか」
札に気を付ければいいだろうが素早さで少女が勝る分、それも難しいなら得意分野で突破と思考を切り替え。
「…っ、こんなもん俺には意味ねえぞ!」
札を張られ一瞬手が重く感じたが、札を張られた腕に魔力を集め強引に能力を打ち払うと腕を狙い掴みかかる
■モニカ=S=アラボラス > 「ほらほら、か弱い少女を押し倒して悲鳴を聞きたいなら頑張りなさい。」
か弱い少女は怒鳴られて泣きまねもしないし男も誘わない。
大男のその筋肉質の腕をさらりとよけてちょっかい出したりもしない。
「あらー…まあ、予想はしていましたけれど。」
まるで動じないと言ったばかりに散る魔力。
今までも抵抗陣を張ったり、術事態をよけられることはあったが強引に打ち破られたことは初めてだ。
その筋骨隆々な腕が自身の腕を折らんばかりにつかみかかられるところを見て、他人事のように考える。
「そう、その対策は正しい。半分だけですけどね。」
また耳元で声が届く。
今度は種明かしをするように、腕に「自分の身体が二つになる」と書かれた部分を見せつけながら。
掴んでいる腕と、耳元で囁く口の持ち主は違う本体だった。
もし彼女を捕らえようとするならば、まずはその能力、もしくはその根源たる魔力を封じるところからだろうか。
■クライブ > 「別に悲鳴を聞く趣味はねえよ。聞くならもっといい声の方がいいに決まってんだろ」
ちょこまかと避ける少女を捕まえられないながらもあまり焦りも見せずに返し。
「確かに便利な能力だな。俺も覚えたく思うぜ、こういうのはよ」
自分は力技で打ち破りはしたが魔法が得意な奴ならばもっとスマートな対処もするだろうと。
こればかりは持って生まれた素質と出来る方面でやるだけと。
「つまりは消えた後に対策をしてたって訳か。正面からじゃなく奇策で来る奴は苦手なんだよな」
捕まえたと思えば身元とで声が聞こえ開かされた種。
掴んでいる腕をそのままに声の方を振り向く。
最初は抱ければいいと考えていただけだったがここまでくれば半ば意地が入り。
「こっちも魔法は反則にはなんねえよな?」
問うように口にしながらも能力強化、直感強化、感知能力強化を続けて己にとかけ。少女の動きを強化した身体能力で追い、能力が発動する前に捕まえ発動を封じてしまう手に変える。
■モニカ=S=アラボラス > 「「くすくす」」
【自分の身体は時速80kmで背後に吹っ飛ぶ】と書いた札が完成した。
あとはこれを腕にはるだけだった。
「や、ちょっ…!?」
ぐい、と掴まれた腕。当然、はることが出来なければ逃げることは出来ない。
基本的に奇術師というのはごり押しに弱い。
奇策をうつことが出来なくなれば、あとは嬲られるのを待つだけだ。
「ちょ、ちょっと 待ちなさいっ」
「いや、そのぅ!?んぶっ…!?」
「待ってっ!待って…っ!///あぁああぁああっ!?!?///」
「そんなところ…無理ぃっ///」
宿に響き渡る、一匹の雌の嬌声。
晴れて隊長の貞操は守られたと言えようか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からモニカ=S=アラボラスさんが去りました。
■クライブ > 「よし、捕まえたぜ」
半ば賭けではあったが札を張られる前に捕まえる事の出来た少女の腕。
本物を捕まえたと分かれば物騒な笑みを浮かべ。
「そんじゃちょっと付き合ってもらおうか。俺が満足できるまでな?」
少女にとっては災難な事を告げればそのまま近くの宿へと連れ込み、一日どころか文字通りに満足するまで少女の嬌声を聞き、全てを貪りつくすのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクライブさんが去りました。