2016/01/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/街角」にディン・タウロスさんが現れました。
ディン・タウロス > たまには外で食事でもと定宿にしている宿屋を出て、護身用にとショートソードを腰にさして。のんびりと宿から屋台の並んでいる街角へと向かう道すがら、露天を冷やかしつつ何か掘り出し物でもないかと商品を見て。

「この銀のアクセサリーがその金額?おいおい、どう見てもぼったくりだろ、銀の比重が少なすぎるって。魔除け?実際にその効果があるかどうか分からないものを、冒険者に売ろうとするなよ。こっちのは…デザインはなかなかいいな、これなら買っても損はないだろ。俺は買わないけどな、俺がつける趣味もないし、贈る相手もいないからな…でも、贈る相手が出来てからじゃ間に合わないかも知れないし、貰おうか。いい買い物させて貰ったよ、また来たときは宜しくなー?」

露天商の親父との軽口の応酬をしながら、デザイン的にも製品的にもそこそこ良いものを購入して。
買った細工物をベルトポーチに入れて再び屋台のある方向へと向けて歩きだし、漂ってくる食べ物の良い匂いに鼻をひくつかせ、少し歩く速さが増していく。

ディン・タウロス > 屋台の立ち並ぶ地区へと入っていき、串に刺されて焼かれている肉、中に何か包んであるパン、肉と野菜の焼いたもの、色々と美味しそうなものや面白そうなものが置いてある屋台を眺めながら歩き、さてどれにしようかと考えながら腹具合と相談して。

「こう自由に好きに買って食べるってなると、逆に迷うな…どれもこれも美味しそうに見えるから困る。まぁ、実際に美味しいかどうかは食べてみないと分からないんだが…はずれをひくと落ち込むからなぁ」

これだと思って買ったものがまずかった時ほど落ち込むことはない。
かと言ってお勧めを聞くにも見知った顔もなく、自分の目と鼻と勘を頼りに買わざるを得ず、悩みながら屋台地区の端から端までを歩き切ってしまいかけ、いったん立ち止まる。

ディン・タウロス > 再び端の方から歩きだし、何かを包んで蒸したパン、串に刺さって焼かれた肉、野菜の入ったスープを購入して。
屋台のはずれの適当な場所に腰掛けてスープで口を湿らせてからパンを一口食べて、中に入っているのがタレで牛肉を甘辛く焼いたものだと分かって。

「へぇ、美味しいな…でも、こっちは塩だから良かったけど牛肉が被ったな…味付けまで一緒じゃなくて良かったぜ。それにしても、こうして外で食べるっていうのもいいもんだな」

人が行き交う街角、屋台の並ぶそこで人の流れをのんびりと眺め。
なんとなく人々を見ながらスープを飲んで、串焼きを食べて、パンをかじりながら食べ終えたら何か果物でも買って宿で食べようかなどと考え。
人通りの中に面白い人物がいないかや面白いことが起こらないかともぐもぐしながら見続ける。

ディン・タウロス > 「こうやって普通に食べたもんが栄養になってくれると、普通に食事をするだけで済むんだがな…まぁ、まだまだ飢えてないみたいだから大丈夫みたいだが」

自分の身体の中に巣くう触手生物、餌が特殊なために空腹を感じる前に食べさせないといけないそれは、すぐに手に入るような代物ではなくて。
それを得るためにすることは自分も好きなので別にそれは苦にはならないどころか楽しいのだが。

「さて、そろそろ宿に戻るとしようか…ここで眺めてても仕方ないしな」

呟いて立ち上がり、途中で果物を適当に購入して…それから宿へと戻っていくことに。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/街角」からディン・タウロスさんが去りました。