2015/12/28 のログ
エミリー > 露店の並ぶ通りの中、その一団も買い物にふけっている
手をつなぎ仲良くアクセサリーを眺める姉妹
無骨そうな男は鎧や剣を眺めている、そして線の細い男は黒ローブの女を支える様に歩き…
「うぅぅ……あじゅいぃ……」

フラフラと倒れそうな黒ローブのおんな以外は楽しそうに露店を眺める
はたから見れば一見、普通の冒険者のパーティーだろうか

タマモ > 「む…むむむ…見れば見る程に美味しそうな…」

こう、どうして露店に並べられる物というのは美味しそうに見えるのだろう?
いや、まぁ、実際に食べてみれば美味しいものだとは思う。
その店に近付けば、まじまじと並べられる果物を眺め始める。
右から左まで一個ずつ…とかやりたくもなるが、そこまで食べれるとは思えない。
食べれる程度の数で選ぼうと見ているも…ぴくん、耳が揺れた。

「はて…?」

ふと感じる違和感、顔は露店へと向けられたまま、ちらりと視線が横に向いた。
揺らぐ視線がゆっくりと、その団体様で留まった。
見た目は…そうこれといったおかしい点は無い…否、女性が1人だけ何かふらついてる。
それ以外は変わったところは見られないようだ。

エミリー > 「あついあついあつぅぅいぃぃ……」

ローブ姿でウネウネ文句を垂れている
線の細い男はやや困り果てた顔
周りの三人は気にせず買い物をしているが誰も彼も楽しそうに買い物をしている

「むぅぅぅ…ん?」

ローブの奥からチラリとタマモの方を見やる
何だろうあの尻尾と耳…それだけで頭が一杯になり杖を突いた黒ローブの女がじわじわ近付いていく

タマモ > なにやらふらついてる女性は暑がっているのか、ひたすら暑いを連呼しているみたいだ。
…いや、暑いのなら黒は駄目だろう、黒は。
その格好を視線に捉えながら、心の中で呟いた。

再び視線を果物へと向けようと思うと…その捉えている女性がどうやら自分に向かってきているのが分かる。
あぁ、あの視線、絶対に己の姿に好奇心が向いたのだろう。
いつも感じているだけに、そういった視線には敏感だ。
…だからといってそこまで気にしたりはしないのだが。

とはいえ、近付かれていきなり触れられては堪らない。
後数歩辺りまで女性が近付けば、いきなりかくん、と首が傾いてそちらを見遣るだろう。

エミリー > 何か頭に突き刺さってるのかそもそも生えてるのか、生えているのなら彼女はミレー族の珍種なのだろうか?
気になる、とても気になる

「おじゃましまぁ~す」

近付き、若干息が切れた所でタマモのすぐ側までたどり着く
遠慮や礼儀など微塵も感じさせない動きでタマモのそのピント立った耳に触れようと手を伸ばし…

タマモ > あぁ、うん、なんかすぐ側までやってきた。
というか、なんでそんなに疲れているのか疑問なのだが?
色々と考える事はあるのだが、とりあえずは…

「いや待て、お主。お邪魔しますではないじゃろう?」

伸びてくる手を寸でのところで避けるように、ひょい、と体を屈めて顔をその女性の方へと近付ける。
真っ直ぐに見詰めあう形だ。

「まったく…今は妾の気分が良いから良いものを、悪かったら色々と面白い目にあっておるところじゃぞ?」

ぱしん、と閉じた扇子を伸びてきていた手に当てる。
それを流れるような動きで元の位置へと戻してやった。

エミリー > 「はぇ…?」

モフモフかザワザワか、期待していた感触もなく手が空を切った
どうやら躱されてしまったらしく少ししょんぼり、そして手を叩かれて涙目に

「あぅぅ…いたぁい……」

サスサスと手を擦りながら扇子を眺める
小さい扇か、それも興味を引いたが叩いたのが効いたのかすぐには手を伸ばさず

「え~とぉ…触らせてください?」

じーっと耳、尻尾、扇子を見つめながらぺこりと頭を下げた

タマモ > 「罠に手を伸ばし挟まれるよりは、十二分にマシじゃろ?」

扇子の先を女性の額に当て、こつこつと軽く小突く。
…そんなに強く触れさせた訳ではないのだが、この相手がか弱過ぎるのか?
涙目になった女性に、はふん、と溜息をついた。

「ふむ………そうじゃな、ならば代わりにお主を触らせて貰おうか、どうじゃ?
まぁ、どこもかしこも触らせる訳にはいかんがのぅ?」

痛い目にあっても触れようとするとは、そこまで興味が向くものだろうか?
やれやれ、といった感じに肩を竦めた。
そして頭を下げる女性に少し考えるような仕草…
ちらっと改めて視線を向け、じーっと見詰めながら、くすっと小さく笑い問う。
こう、いかにも何か悪戯をしようと考えているような笑いだ。
………わざとだけど。

エミリー > 「挟まれたら……痛そう?」

首を傾げた
何だか言動全てがポワポワしている、薬でも使っているのかと言うほどに

「私を?べつにいいよぉ~♪」

ほぼ即答で頷き、タマモの言葉を了承と受け取りまずは耳に手を伸ばす
ついにこれが直接生えている物なのかと確かめるチャンス、手が届けば念入りにじっくり揉み始める

タマモ > 「まぁ、痛いじゃろうな?それはもう、飛びあがりそうなくらいに痛いと思うのじゃ」

罠に挟まれた経験は無い…本物の罠には。
よく映像としてみていた罠を思い出しながら、うん、痛いだとうと思い適当に答えた。

「………ほほぅ?本当に良いのじゃな?」

あっさりと返ってきた言葉。すぅっと目を細めてみせる。
良いと言ったのだから触らせるか、手が伸びるのが耳と分かる。
意識さえしていれば、くすぐったい程度で済むのだから、好きにさせよう。
その代わりに、と伸びる少女の手は…
今居る場所も気にせずといった感じに、わしっとローブの上から見えた二つの膨らみを鷲掴みした。
女性の手が耳を弄るのに合わせ、こちらも遠慮なく揉んだり寄せたりと弄らせて貰おうか、とか考えていた。

役得もあるが、こういう遠慮を知らない者には少しはそういったものを知らしめようとも思って。

エミリー > 「そんなに痛いのはやだー…」

想像してまた少し落ち込む
誰だって痛いのは嫌な物だ

「うーん…モフモフしてる……ホントに生えてるんだ~♪」

キラキラと目を輝かせる
自分の胸を揉まれているのは気にせずそのまま尻尾も触れていきモフモフ度合いを確かめていく
女の胸は掴んでみれば中々のサイズで揉んでいれば指に吸い付くように柔らかい
けれどもくすぐったそうにはするが羞恥の表情は伺えずないか

タマモ > 「…そんなもの、妾とて御免じゃ」

自分で言っておきながら、自分もそういうのは嫌いだ。
落ち込む相手を見れば、想像したか己の表情もげんなりしたものになる。

「いや、生えてなければどうなっておるのいうのじゃ?
刺さっておるやら、くっ付けておる訳でもないじゃろうしな?」

いや、うん、そんなに目を輝かせるくらいに良いものか?
…感触は確かに気持ちいい、それは認める。
耳や尻尾を好きに触れさせながら、自分も手を動かしていく。
弄るのにちょっと傾けた唐傘と指に挟むようにした扇子が邪魔だ、裾に戻したり、ぽんっと消したりして改めて掴む。
なかなかに大きい、そしてなかなかに柔らかい。
大きいと反応が鈍いと聞いた事があるが…反応は良好か?恥ずかしそうにはしてないようだ。
ぐにぐにと形を変え揉み続け、その指先で狙いすましたかのように頂きをきゅぅっと摘んでみた。

エミリー > 「だよねぇ♪」

同意されれば嬉しそうに頷く

「そういう趣味の人かなぁって?
おしゃれは我慢って誰かが言ってたから~」

何でこんな尻尾が生えているんだろう
ミレー族の中でもすごい存在なのだろうかと好奇心が花開く
同時に胸を揉むだけだったのがきゅっと先端を摘まれ…

「ひぅっ…痛いよぉ……えい♪」

悲しそうな表情を浮かべたかと思えばタマモをぎゅぅっと抱きしめる
豊満な胸が心地よいクッションとなり黒いローブが熱をため込み中々快適かもしれない

タマモ > 「のぅ、そこは喜ぶところなのか?」

きっと違う。痛いのは痛い、分かっていて喜ぶところじゃない。
そう思うからこそ、こう、問わずにはいられなかった。

「どういう趣味の者なのじゃ…ともあれ、真似られても少々複雑なものじゃがのぅ?
我慢…するものなのか?別にお洒落とやらくらいは好きにやれば良いじゃろうに」

相手がどう考えているのかは、何となく分かる。
まぁ…うん、色々と想像を膨らませるのは悪くないだろう、そう思って特にそれは何も言わなかった。
先端を摘んだら痛がった、これでこちらも下手に強くは摘まれたりしないだろう、己が知れば相手にもしないものだ。

「うむ…?…どうしたのじゃ?」

抱き締められれば両手が胸から離れるも、この時期、この状態はなかなかに暖かい。
だがこれでは胸には触れれない。
仕方ないので今度はその右手をお尻に伸ばし、やんわりと揉んでみる。
左手は背に指を当て、つぅっと背筋に這わせていく。

エミリー > 「うーん…一緒だったからうれしい?」

首を傾げつつも答える
自分と一緒の答えだったのがうれしかった…そんなフワフワした理由で喜んでいたようで

「私は我慢しないけど…こんな耳と尻尾初めて見たから~♪」

だから作り物かなって思った♪と答える
ミレー族に似せたファッションなのかなと

「ぎゅーってすると気持ちいい…から?」

お尻の方も胸に負けず劣らず柔らかい
背筋に指を這わせればむず痒いのかブルっと体を震わせる

「くすぐったいよ~♪」

ナデナデと頭を撫でながらモフモフを堪能する
ホッコリとしたのか表情も赤く…ならない
白い肌の色のまま…これだけ胸や尻に触れても顔色だけは未だにほとんど変わっていない

タマモ > 「むむむ…そういうものなのかのぅ…?」

唸りながらも、ある意味で確かに同じなのは嬉しいのやもしれんが…
この女性はそう思っているのなら、それで良いのかもしれない…そう結論付けた。

「………そこはお主も我慢していてどうこうって流れではないのか!?
ま、まぁ…良い。
それは良かったのぅ?」

どうやら他人は他人らしい、自分もそうなのだし、あんまり気にしても仕方ない…そう思った。
初見のものには確かに興味が向くもの…それを喜んでいるのなら、まぁ、良しとしておこう。

「ふむふむ…こちらも、なかなかに良い感じじゃな?」

手は動かしたまま、その仕草にふぅむ、と少し考える。
感触を素直に楽しむべきなのか…それとも?

「そうじゃろうな、そうしておるんじゃからのぅ?」

大人しく撫でられはしながら、もふもふ感を楽しむ様子にある種の共感は覚える。
それはもう、自分も母にするのは好きだったのだから、よく分かる。
それはさておき、結構弄っている、体も少しは反応している。
だが大きな変化が体に現れて無い…少々不思議だ。
というか、暖かいには暖かいが、これはもしや陽光で温まったこの黒い衣類か?
そう思うと、こちらはこちらで相手の体が気になりだす。

ふむ、失礼。と一言。
一旦手を離すとローブの裾へと手を伸ばし、捲くれるのを気にせずに太股から腰回り、お尻へと撫でるように手を這わせてみた。

エミリー > 「えー…だって我慢嫌いだもん…」

黒いローブだけ…こんな格好の彼女に我慢しておしゃれなど望める筈もなく…

「そだよ~♪」

タマモの言葉に逐一頷きながら撫で続ける
ふと太腿の辺りから肌を撫でられた
流石に往来の真ん中でと言うのは恥ずかしいという心があったのか

「恥ずかしいよぉ…やめてー…」

ローブを抑えようとするがまさに非力の一言
なすすべなく撫でられるその肌は持っちりとした柔らかさもありつつ…衣服に対して冷たい
氷のような冷たさではないが生身の肌にしては温度が低すぎる

タマモ > 「………」

無言。
いや、呆れて黙った訳ではなく、自分も我慢ははっきりいって嫌いだから何も言えないだけである。

「ふふ…そうかそうか。
して、あれじゃのぅ?これだけ触れ合っていて、今更に恥ずかしいもないのではないか?」

抵抗が弱いのならば、お尻から更に脇やお腹を這い、胸へと手は上がっていってしまう。
胸に到達すれば、先ほどと同じように揉み始めるだろう。
その結果、女性は下半身を丸出しにしてしまうかもしれないが…そこまでされての抵抗はどうだろうか?

「恥ずかしい…割には、顔が赤くなっておらんのぅ?
この肌も、思ったよりも冷たいようじゃ…こういう体質なのか?」

さすがに弄るだけでもあれなのに、ここまでしては視線は嫌でも集まってしまうだろう。
そうなる前に、意識を集中し…2人の周りに力を張り巡らせる。
途端に周りにはまるでこの場が見えず、ただ障害物があるだけだという感じに視線は向けられなくなった。
女性にはそれに気付く余裕はあるかは分からない。
が、それを気にする風もなく、問いかけを続けながら胸を弄り続けていって。

エミリー > 「恥ずかしい…けど、触っていいって言ったから~」

どこを揉まれても大人しくしている
初めに玉本躱した約束を忠実に守っている様で

「んー………」

長い沈黙、どうやら似合わず思考を巡らしている様子
じっくり1分考え、やっと口を開く

「私、1回死んじゃってるから…暖かくはないかなぁ♪
でもでも、腐ってないよ~♪」

色々考え、最終的にはそのまま答える事にした様だ
自身が死体だと答えるその顔は笑顔のままでそれを隠そうとはしていたらしいが後悔等と言った念は全くない

タマモ > 「ふむふむ…なるほどのぅ?」

恥ずかしいが、約束は守る。なかなかに律儀である。
少し考え込むと、1度その手を動きを止めた。

問いに対しての相手の反応は…思考と沈黙。
答えを待っているのだが…1分経たずして、かくん?と首を傾ける。
気が短い。

「………えーっと…つまり、あれかのぅ?
お主、転身者か?」

やっと出た答え。
それを聞けば、何かを思い出すような思案顔を浮かべ…胸から手を離し、ぽん、と手を叩く。
思い出した言葉を紡ぎ確認するようにしながら、手持ちぶたさにむにむにとまた胸を弄りだした。
…ローブは捲れたままである、気にするべきか?
いいえ、少女は気にしません。

エミリー > 「転身…?ゾンビだよぉ?」

転身者と聞きなれない単語に首を傾げる
意味合いとしては似ているのかもしれないがしっくりこないので一応訂正

「狐さんは…ミレー族のお姫様?」

同じ様にかくん?と首を傾げながら捲れ上がったローブを直しつつ自分も相手の事を尋ねる
胸を揉まれているのはもはや気にならなくなったようだが…相変わらず立派で柔らかい

タマモ > 「あー…なるほどのぅ、そちらなのか?
転身者ではなく、生きる屍………いや、待つのじゃ。
そんな者がこんな場所に普通に居るものではないじゃろう!?」

ここまで話し、はた、とやっと気付いた。
それはつまり人で在らざる者、この地でいう魔物である。
そんな存在がこんな白昼堂々と人混みに紛れてて良いのか?
いや、良い訳がない。
ばれれば一気に大騒ぎである。
声をあげながら…それでもこう、胸の感触は気持ちよいのか直したローブの上から弄った。
いいから止めなさい。

「いいや?妾はミレー族とやらではないぞ?
お主とはまた違った意味で人在らざる者じゃ。
分かるかのぅ…狐の妖怪、妖狐じゃ。その中でも九尾の狐と呼ばれるものじゃな」

えっへんといつものように偉そうに胸を張る。
…相手のが大きいとはいえ、自分の胸だって無い訳じゃない。
別にそこは気にしてないが。

エミリー > 「バレた~♪」

普通に居る訳はないと言われれば降参~♪と手を上げる
動く度に胸はポヨンと揺れる、何とも自己主張の激しい胸だ

「そうなの?妖怪…妖狐……九尾………」

まったく知らない単語が並んで口数が減りだす…どうやら頭の処理能力はそこそこな様だ

「えっと…凄いね~♪」

偉そうに胸を張っているタマモをよしよしと撫でる
よく分からないがこれだけ自信満々なら凄い存在なのだろうと結論付け…一応自分にとっては大事な事を言っておく

「ゾンビだけど…虐めないでね?」

タマモ > 「まったく、あの魔王といい、魔族といい、どうしてお主等は平気でこういう地で動いておるのじゃ?
とっ捕まったらあれやこれや………あー…お主の場合はどうなのじゃろうな?」

はふー…何人かを思い出しながら、深々と溜息。
手を上げる事で揺れる胸、少しは懲りよ。といった感じにぺしーんっと横払うように引っ叩いた。

「まぁ、存在としては人間よりもお主等に近いと思えば良い。
あんまり深く考えずとも、分かる時は分かるじゃろう」

ぽむぽむと頭の代わりに胸を撫でる。
普通に想像する生きる屍はもっとこう…おどろおどろしていた気がするが、こういうのもいるのだろう。

「のぅ、お主…本当にそう思っておるのか?」

そう言葉では発しているものの、己の頭を撫でる行為は本当にそう思っているのか難しく思うところだ。
じとーっと相手を見詰める瞳は少し冷ややかだ。

「………だが断るのじゃ」

何か頭の中を直感のような衝撃が走り、その言葉が勝手に出た。
…いや、実際に虐めたりはしないのだが。

エミリー > 「だってぇ…お買い物したかったんだもん…」

いたーい…と胸を手で擦る
擦る度にポニョンポニョンと揺れる

「よく分かんない…」

しょんぼりしつつも胸を撫でられればまぁいっかぁ♪と笑顔に
想像のゾンビと違い四肢の欠損やフランの香りもないのが珍しい所か

「思ってるよ~♪
凄い狐さんでしょ~♪」

凄いとは思っているが…子供が巨人にあこがれるような感情で
恐れ敬うなどの感情は欠片もない

「えー…虐められるのはやだよぅ……」

残念そうに俯きスススと下がる
冷たい視線の後のせいか本気と受け取った様だ

タマモ > 「ふむ…まぁ、妾達のような妖怪にもそういった者も居るしのぅ?
それを考えるならば、意思を持つ時点でそういうのも…ふぅむ…」

この程度で済んだだけありがたいと思うのじゃ。
そう付け足し、ぺちぺちと胸を何度も叩く。

「妾がお主をあまりよく分からぬように、お主も妾はあまりよく分からんだけじゃ。
今はそれだけで良いじゃろう?」

この地には色んな存在が居るのだ、この程度…気にしては仕方ない。
そう決め付ければ、この生きる屍が想像と違うのも、あんまり気になりは…うん、しないようにしよう。

「………まぁ、良いか」

多分、あんまり深くは考えず言ってる。
それが何となく分かり、今回はそれで納得しておこう、そうしておいた。

「ふふ…どうしてやろうか?この大通りでお主を剥いで弄んでやろうかのぅ?
それとも、その生意気な胸や尻を百叩きしてやろうか?
まだまだ案は幾つもあるんじゃが…さぁ、お主はどうされるが良いのか…?

………冗談はこれくらいで良いかのぅ?」

下がった分だけすすすっと詰め寄る。
そんな事を続けていれば、いずれは壁にまで追い詰め…壁に手を付き、こう、追い詰めた…といった感じで呟いた。

そして最後の一言。
手をついたまま、にこーっと笑みを浮かべた。

エミリー > 「むーん…難しいね……」

胸をペチペチされながら頷く
自分にはよく分からない大きな話についていけなくなったのでとりあえず頷く

「あ、そっかぁ♪」

タマモの言葉に大きくうなずく
やっと自分でも分かりやすい答えが出たと嬉しそうに

「うぅぅ…いやぁ……」

壁際に追い詰められれば杖をぎゅっと握る
今にも振り回しそうな表情だったが冗談と聞けばほっと一安心

「むぅ、ひどいよ狐ちゃん…虐めないでよぉ…」

タマモ > 「………お主のように買い物がしたいと考える魔族や化け物も居るという事じゃ」

いや、実際にそんな存在がいるのかは分からないが、面倒なのでこうしておいた。
いい加減に手が痛い、胸を叩いていた手を止め戻す。

「うむ、分かれば良いのじゃ」

うんうんと頷き、心の中ではやっと通じた…思いっきり内容端折ったが、そう考えていた。
でもまぁ、通じたしそれ以上は考えないようにしよう、とも。

「ここはそういう危険のある場所とちゃんと自覚するのじゃ、良いな?
………それと、妾は狐ではあるが狐という名前ではない。
ちゃんとタマモという名前があるのじゃ。…まぁ、覚えて得も損もある訳ではない、覚えるも忘れるもお主次第じゃろう」

すっと少し身を離し、その両の手に唐傘と扇子を戻す。
思ったよりも長居をしてしまった、そろそろ戻ろうと考えているのを伝えるように。

エミリー > 「そうだね、お腹減っちゃうもんね~♪」

ここまで来てやっとの意思疎通…認識に差はあれどやっとお互いの考えが通じた……気がする

「タマモちゃんかぁ…うん、気を付けるね~♪
私はエミリー、ちゃぁんと覚えてねぇ♪」

そう答え仲間達の方へ戻っていく…アンデッドが所属するパーティー
そして彼女を支えても態度の変わらない優男
そんな彼らと共にエミリー達は進んでいく

タマモ > 「ま、まぁ…そうじゃな、うむ」

屍の食事とは何なのだろうか?かなり疑問ではあるが、そこは変に突っ込まない事にしておく。

「エミリーか…うむ、覚えたぞ?
それでは、妾は行くとしよう…また次にでものぅ?」

とはいいながらも、本当に覚えたかどうかは謎である。
女性が仲間と思われる者達の元へと向かっていけば、ひらりと1度手を振って…少女もその場を後にした。

そして、しばらくしてから気付く。
………妾の果物は!?と、買い食いをし損ねた事に。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」からエミリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」からタマモさんが去りました。