2015/12/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシオンさんが現れました。
■シオン > 流石にこの時期は暗くなると一気に寒さが強くなる。
本当ならばこういう日は家で大人しくして居ればいいのだが、用があれば出歩かないと言うわけにもいかなかった。
正確には明日の日が登ってからでも良かったのかも知れないが、面倒ごとは少しでも早く片付けたいために出歩くことになった。
荷物の受け渡しという簡単な仕事ではあるが、こんな時間に裏通りでと言う怪しいものだった。
すでに荷物の受け渡しは終わっているが、なぜか裏通りに居る。
一言で言えば、迷った…この王都に物心付いたころには居たのだ、路地が変わっていたからといって迷うとは思わなかった。
「はぁ、路地裏の人に聞くのは身の危険感じるし…」
大通りに出ることさえ出来ればいいのだが、あ歩くたびに余計に大通りから離れているような気がする。
いざとなったら適当な家の屋根に登り、屋根の上を歩いていくことにしよう。
■シオン > どれだけ歩いても大通りに出ない。
もしかしたら同じところをぐるぐると回っている可能性もある。
これ以上歩いてもたぶん同じことの繰り返しになるだろう。大きくため息をついて、路地の壁に向かってジャンプをすれば、三角跳びの要領で、屋根の上へと飛び上がっる。
音も無く屋根の上に着地をして、周りを見渡せば大通りの明かりが見えた。
そのまま屋根から屋根へと飛び移りながら大通りの傍へと行き、何事も無かったかのように家路へと付くこととなる。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシオンさんが去りました。