2015/12/03 のログ
■ドルクス > 「腹パン……趣味悪。」
男の言葉を聞けば素直にそう答える
抵抗もしない、殺意もない、ましてや武器すら持たない女性を殴って何が楽しいのか訳が分からない
「ま、そうだね。別の時に相手してもらうさ」
内臓出血を起こすまで殴られても笑顔で新しい客の相手をする。
狂ってるとしか思えない彼女の事が少し気になった
その精神力もさることながらそれだけ殴られて今はすやすやと眠る彼女の身体が
「ハハ、結構面白いかも♪」
ニヤリと笑みを浮かべる、香しきかな未知の香り
彼女ともう少し仲良くなろう。そして色々尋ねよう
うんうんと頷きながら自分も宿を後にする
あの場所に行けば会えるのだから今はゆっくり休んでもらおう
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場裏」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場裏」からマルクトピさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・広場」にダンテさんが現れました。
■ダンテ > 南部への出発を一日遅らせる事にした、昼下がり。
本当は今日にでも出発しようと考えていたのだが、明日へとズラす事としたのだ。
理由はもう、何となくとしか言いようがない。
特に南部行きを億劫に感じていたりとか、過剰に嫌気を覚えている訳でもない。面倒くさい政情に巻き込まれたくないという思いはないでもないのだが、それが南部行きを強く厭う理由とはなり難い程度のものである。
だからもう、本当に何となくとしか言いようがなく。
今日は休日と決めた。
「まぁ別に、やりたい事がある訳じゃないんだけどなぁ。」
嘯きながら、広場のベンチに腰掛けて。
ぼさーっと、遠くで行われている大道芸人のジャグリングを眺める。
ボールの数が増えていくのが面白い。
■ダンテ > 大欠伸を一つ。
こまごまとした仕事は熟しているとはいえ、ここ数日は随分とのんびりだなぁ、などとも思う。
常に追い詰められ続けた人生であったし、気が緩んでいるのかも知れない。
いかんなぁとも思う。少し鈍ったという自覚もある。
「早朝には南部行きだなぁ。」
また増えたジャグリングのボールを見つめながら、そんな言葉を零した。
というか、何かボール以外のものも色々と用意されている。見る者を飽きさせない工夫は、手業以上に芸人に必要なものなのだろう。
■ダンテ > そうして、特に何もせずにぼさっと過ごす。
考えてみれば、実家にいた頃にはこのような時間の使い方をした事はなかった。
そういう意味では、今は長期休暇のような気持なのかも知れない。
学院などの学生にはそのような制度があると聞いた事がある。
実際は、休暇中は家業の手伝いなどをしたりするものなのだろうが。
「どっかで切り替えないとな。」
自分に言い聞かせるようにつぶやく。
何せ、実家に戻るという選択肢は自分にはないのだから。自分で切り替えねば、この休暇は終わらない。
少年は立ち上がると、ぐいっと一度大きくノビをして。
そのまま踵を返すと、賑わう広場を後にしたのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・広場」からダンテさんが去りました。