2015/11/24 のログ
■魔王アスモデウス > 淫魔の血を解き放ったかのように、少女は踊る。
色欲の魔王に揺さぶられて。踊る踊る。淫らに踊る。
本能のまま、欲望に満ちて、快楽に満たされて、堕ちる姿に欲情する。
「ぁ、はぁ♪ 素敵だよぉ、とぉってもきもちいぃ」
褐色の肌にも浮かんだ汗が、混じり合って地面に落ちる。
ぬめる石畳が見えたなら、酷く卑猥な光景だろう。
豊かな乳房を互いに押し付けあう形になって、弱い乳首を擦れ合わせ。
自らも望んで腰を振ってくる様に、満足気な笑みが浮かぶ。
切なそうに眉間に皺を寄せながら、それでも淫靡に、優しく微笑む。
胸をもはや晒し、下肢も裸身を晒していれば、服など着ていてもないようなもので。
それ故の淫らさがある。着崩れた衣服にそそられる。
「堕ちて、おいでぇ……私、も、イっく、よぉっ!」
蜜壷が自身の形を覚えるほどに、教え込むほどに、何度も何度も、何度も穿つ。
奥へ、最奥へ。子宮口を抉って、亀頭がめり込むほどに強く、深く。
そう。それは交尾だった。美しくも原始的で、汚く淫らな雄と雌の交わり。
少女の啼き声が、自身を煽り、亀頭が膨らみ、一際大きく脈動する。
どくん。子宮へと、直に、少女が望んだその通りに。
肉棒が爆ぜる。どぷっ、どぷっ、と吐き出された白濁は濃く、熱く、凄まじい勢いでもって少女の子宮を染める。
多量の精は収まりきらずに膣内にまで流れ出し、結合部からわずかにこぼれ出すほどで。
■ロト > 今日こそは歓喜 淫魔としての新たな門出に拍手と言う名の色欲の魔王による 淫猥の薫陶を授かっている。
淫らに酔い、欲情のの赴くままにゆゆられ満たされ 堕ちて行く。
「ひゃん もっと きもちよくなりひゃいのです もぉとん もっとぉ!!」
卑猥にしてそれが 動物の交尾です と説明出来たのならしてた。
愛とか本能がとか理性で考えるとか 無理。
腰を卑猥に動かす事しか出来ない 快楽の渦に入ったまま戻って来ない、戻れそうにない暫く。
乳首が擦れるたびに 肉壺がきゅっと絞る 突かれる度に中で扱く様に襞が男根を捉えてやまない。
もう全裸に近い服だ、着崩れてもう洗っても仕方がない程に 愛欲に穢されている、髪の毛が肌に張り付き一層、
「 あぁああああ だぁ いっっくぅぅうううう!!」
もう彼女の専用穴になったのでは言う穿かれた肉壺。
子宮口に直にキスをされてその衝撃と言う交尾そのものの行為。
汚らわしくてもいい 淫らでもいい もういっそ孕ませて 子供産むから と口から出るのは卑猥な台詞ばかり。
どぶどふどぶ、と白濁としてゼリーの様な塊の子種液が子宮に注がれた。
余り多くて膣内はおろか外に垂れ流れて 地面に蜜や汗の他に白濁な液体も追加になった。
ずるずるぅ、と注がれて 最大に達してしまってがくがくっとしたかと思うと力が抜けたのかしなだれる様に崩れ
「あはぁ きもちよかったぁ…っでぇす。 ごしゅじんさまぁ だいすきぃ」
呼び名 アエーシュマではなく ご主人様 は欲望の情事を実践で教え込まれる際に呼んでいた呼び名だった。
身体についた彼女から出た白濁液を指ですくって美味しそうにいやらしく舐めて咀嚼し
味わってから舐めるーそんな余裕はあったようだが もう恍惚な顔で満足しつつある顔だったー
■魔王アスモデウス > 少女が淫魔の血を、その淫猥なる姿を認め曝け出す時こそ、毎回が彼女の記念日だ。
淫らに乱れ、蕩けた顔へ、頬に、鼻の頭に、瞼に、額に、そして唇に。啄むような愛おしむような口付けを落とし。
もっと、もっとと強請るほどに感じるところを抉ってやって。
快楽の渦の只中へ突き落とし、翻弄し、酔わせて、惹き込んで。
乳首が擦れる度に締め付けてくる肉壺に、肉棒が悦び震える。
そうして愛欲に穢れた衣服を辛うじて身に付け、汗で髪を肌に張り付かせた少女が、一際高く啼いた。
卑猥な言葉に満足そうな顔を向けて、射精の快感に一時瞳を閉ざして、奥へ注ぎ続け。
ようやくにそれが静まれば、ずるりと肉棒を引き抜いてやる。
「んっ、ふふぅ……私もぉ、だぁいすきだよぉ」
今でも間違いなく教え込んだ通りに、情事の際には自身をご主人様と呼ぶ優秀な弟子を、撫でて褒めてやり。
溢れた白濁をすくって美味しそうに、淫靡に舐めて味わい、恍惚の表情を見せる少女へ。
「そういえばぁ、ダンテってば家出しちゃったんだよねぇ。
どこかで会ったら、元気にヤってるか誘惑して確かめて欲しいんだぁ。
……お願い、聞けるよね? ロト」
不意に、思い出した養い子、彼女にとっての弟弟子の話題を持ち出し。
お願い、と言いながら微笑む顔には拒否を許さない色があって。
■ロト > やはり 淫魔の子は淫魔だった。淫靡にして卑猥、抗っても抗え切れぬ夜の悪魔。今回も記念日と化した。
乱れに乱れて蕩けて恍惚の顔 口づけをすべて落とされ えへぇと微睡む少女。
余韻に浸る様に抉られ強請って翻弄され酔わせ…途中から飲まれてはいたが、引き込み堕とされ
彼女の男根が引き抜かれると まだまだ閉まらぬ穴からとめどなく流れる白濁。
撫でられ褒められると それが嬉しいとばかりに崩れて汚れきった落ちていた服の上に座っていたが 見上げ
「……え、ダンテ? ゆ、誘惑…確認ならまだしも誘惑…。
わ、分りましたわ。お願い賜りましたっぁ。」
よれよれっと立ち上がり 服はもう役に立ちそうにない、ほぼ全裸状態で立ち上がって
弟弟子たるダンテが家出したのも 意外だったが それを確認して誘惑しろというお願いには
瞬時考えたが 了承する事にした。
が、 寒い。 何せ 今 全裸に近い。
「さむいでぇす アエーシュマさま。どこかゆっくりできるところ知りません?」
■魔王アスモデウス > 淫魔の子は淫魔。間違いなく、彼女の血は生きている。今日もまた記念日となった。
そして、落ちて汚れ切った服の上に座り込んだ彼女を見下ろして。
「あの子は私と違って激しく虐めてくれるからぁ、安心して襲いかかっちゃっていいからねぇ。
よろしく」
くすくすと言いながら、立ち上がる少女に手を貸して。
寒さに身を震わせるのを見て肩を寄せる。
ゆっくりできるところなど、いくらでもあるが、今は敢えて普通の宿を選んだ。
虚空から自身の好んで纏う毛皮のストールを一枚引きずり出すと少女の肩に掛けて。
「じゃあ、ゆっくり休めるところに行こっかぁ」
服を、どうにかしてやる気はなく。
羞恥プレイを強いながら、裏通りから二人寄り添って去って行った――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から魔王アスモデウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルイーナさんが現れました。
■ルイーナ > …やれやれ、王城での色んなことは楽しいのですが……堅苦しすぎるのが問題ですね。日頃王家に貢献しているのですから偶には
羽を伸ばすのも悪くないでしょう…
(くつくつと小さな笑みを浮かべながら、仕事場である王城を離れてやってきたのは、一人の男だった。研究員特有の藍の色をしたローブを羽織った男。穏やかな笑みを浮かべる男を見れば、一見善良な一般人にしかに見えないか──しかし、感じるものや見る者が見れば、男が少しばかり道を外れたそんざいであることには気づくだろう。何しろその体から発せられる魔力や血の色は一つではないのだから──このところ、王城での仕事もあり大人しくしていた。女を抱くときも、歓楽街で目を付けられるようなことはしていなかった。しかし──もう限界である。そろそろ誰でもいいから気に入った良い女を見つけて、快楽に溺れさせたい。それを見るのが何よりの悦楽である男は、街を歩きながらさりげなく、女たちを品定めする── 強い弱いは関係ない。できれば歪んだ願望を心の奥底に秘めているような女であればなおいいのだが。そんなことを思いながらゆっくりと足を進めていく。小さな酒場の前に着くと壁に凭れかかり、軽く欠伸をする。気だるげにしながら、瞳を細め、軽く微笑んで月を眺めているように視線を上に向ける──だが、感覚は常に周囲に放っているか)
■ルイーナ > (小さく肩を竦める男。どうやら今日は外れのようだ──なかなか好みの女が現れない。だが自分の趣味趣向を変えるつもりはないし、そこらの女で手を打つというのも癪である。ならば、今宵は酒を嗜みながら、他の男と女が睦み合う姿でも眺めて酒の肴にでもするか──そんなことを思った。女を弄び、一方的に快楽を煽りたてることが好きなこの男だが、意外や意外、他人の睦み事を見るのが好きだ。それが行為に繋がらなくとも、言葉を交わしあい、欲しいと思いながらも焦らないようにと堪えつつ女に笑顔を向ける男、それを知っていて弄ぶ女──そればかりではないが、酒場には様々な男女が入り乱れ、夜も更けるというのに楽しげに言葉を交わす。その姿を楽しげに見ながら、酒場の主人に蒸留酒を求め、カウンター席で一人ちびりとやる──不意に男の頬をひっぱたいた女が店を出ていくのが見える。男が慌てて追いかけていくのが見え、やれやれというように少し悲しげに蒼の瞳を細める)
…やれやれ、男たるもの女を楽しませなければねえ……楽しませてこそ女性は応えてくれるというものです…
(小さく一人ごちながらちびりとまた一口煽る──聞く者が聞けばお前がそれを言うかと言い、だが男ははっきりと肯定するだろう。自分の行為に愛情は伴っているのだから問題はないのだと)
■ルイーナ > ……さてさてと、秋の夜長は体に毒ですね。マスター、勘定を…。
(一、二杯軽く煽った後、ゆっくりと席を立つ男。人もそろそろ少なくなってきた──よく考えれば、明日も仕事な男たち、親の仕事を手伝わなければならない平民の娘たちにそんなゆっくりとした時間はない──瞬く間に時間が過ぎ去り、男と女は一時の別れの挨拶をする。いつみてもそれは喜ばしいものだ──瞳を細めつつ男と女が別れる姿を眺めた後、ゆっくりと酒場を後にする。明日にでもまた来よう。そのとき好みの女を見つけたならば──是非に捕えて可愛がってあげようと。藍色のローブが夜の闇に溶けたか………)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルイーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」にダンテさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」にロトさんが現れました。
■ダンテ > 人通りの多い表通りから一本入った路地。
裏路地、などと表現するにはまだ人通りもあるし、まっとうな店も多い。
とは言え、ここから更に入って行くとそれは完全に裏路地である。
そんな道を、少年が一人歩いている。
人通りは少ない。というか、不気味なくらい誰もいない。
タイミングの問題か、偶然訪れたそんなロケーション。
商店の看板や、少年自身の影だけが茜色の世界に長く伸びている。
逢魔が時、などという言葉を思い出した。
「―――……何でこんなに雰囲気あるかな。」
思わず苦笑する。
本当に、何だかよくないものにでも行き会ってしまいそうな予感がして。
自然と少年の脚が早まった。
経験上よく知っている。
このテの自分の予感は、恐ろしい程によく当たる。
■ロト > 一本路地に入ると 途端に道は狭くなる 胡散臭い、
裏路地ってその道の筋が多そうな店とか一寸表に出せない危ない店やその裏口、怪しげな客引き等
話題とスリルに事欠かない。あと 何故か血とか骨とか転がって言う事もあるという。
人通りの途絶えた道 交差点から何かが出てもおかしくないが―
丁度青年たるダンテが通り過ぎた直後に 急に気配を現す禍々しい角を持つ和ゴスメイドな少女が声をかけてみたー
「あらあら、御待ちになって下さいます? ダンテ。
一寸だけ おねえさんとお話してみないかしらん?」
昨日 直々にダンテを養育した魔王アスモデウスに半日程薫陶をこれでもかと受けたので
微妙に色気が出ている風に しなをつくって彼に声をかけてみたとー。
■ダンテ > ぞ く り
四辻を足早に通り過ぎた瞬間。
背筋が泡立った。
やばい。
今、横目に、何が、見えた?
「―――っ!?」
そして声がかけられる。
それはもう厭という程に覚えのある声で、何というかこう……ある意味においては義母の次の次くらいには現在の自分にとっては鬼門の相手。
鬼だけに。
「っ……ろ、ロト、姉さん……。」
とは言え、無視してダッシュしたところで余計にロクでもない事になるのは眼に見えている。
足を止め、ぎぎぎぎぎ、と壊れた魔導機械のように背後を振り返りながらその名を呼ぶ。
笑む口元は、こう、微妙に引き攣っていて。
「き、奇遇だね、ロト姉さん……って、あれ。何か雰囲気変わったね。背とか胸とか、あとオーラとか?っていうか何か……えと、どうしたの?」
何となく違和感は感じていたが、直視して変化に気付き。
首を傾げて問いを向けた。
最後の、どうしたの、は、その辺の変化についてではなく、今のその態度についての問いであるわけだが。
ぽりぽり、と頬を掻きながら、あらためて彼女に向き直った。
■ロト > 転移魔法を使ったか若しくは隠蔽スキルを使ったか。
どちらにしろ 詠唱や無駄な魔力、魔法陣がない。
無い様に寧ろ気づかせない様に使って今に至る。
いつの間にか それは 貴方の後ろにいるー
不気味かもしれないが そう 彼にとっては。
「うふふふふフフ、うふ。」
一寸妖しい笑みを浮かべ 淫猥な雰囲気を撒き散らす―
アスモデウスを師匠とする、普段は色気とか妖艶、淫猥とか微塵にもないが ここ数日と昨日の薫陶で
ある意味スイッチの切り替わったまま戻らないビッチ気味の少女。
彼がどう思っているか 心は読めないので 妙な色気を持ったまま
ヒタヒタと何処までも追って差し上げるわ 絶望まで的な態度で違う道から
彼の後ろに寄り 適度な距離で足が止まった。
その時の表情も 恍惚な一寸足りていないが 彼のトラウマ的養母の雰囲気が出ているかも知れない。
「あらあら、 なにそぉんなに 怯えているのかしらぁ?」
無論 無視されて逃げられても 速攻 捕獲後 召し上がる予定である、ご奉仕という名のプレイをする勢いだから。
彼は止まってくれたので それは一先ずせずに、うふふ うふん と一頻微笑んでから、
「え、ええ、一寸 種族進化したの 鬼だったけど夜叉に。 で昨日 アエーシュマ師匠…に薫陶を受けたわ 濃密に淫らに激しく迸る位に!」
色々と激しかったらしい 昨日の出来事を熱く強烈に語り始めた。
要は昨日の出来事 激しく引きずっている事は分って頂けるだろうか?
影響は諸に受けやすかった、なので 冷静にさせるなり何なりするまでこの態度変わり様はない。
■ダンテ > 逢魔が時にとんでもないもんに行き会っちまった。
半泣きくらいの勢いで、彼女と相対する。
ってゆーか、近い近い近い近い。
「近いからっ!つーか、何か義母さんっぽい!?あれ!?」
ずざっ!と勢いよく半歩程後ずさって上体を後にのけぞらせながら言葉を。
彼女にとっては、この妙にへたれた反応も見慣れたものだろう。
強いて言えば、旧知の者に会う度に指摘される身長の変化くらいか。
何せ、ここ1年で急激に伸びた。人間である少年の成長は、長命や不死である彼らにはだいぶ急激に映るようで。
「進化……な、何かわかったようなわかんないような。や、夜叉ねぇ。そのうちラセツとかドウジとかになるんかな?
あ、うん、やっぱ義母さんと会ったんだね。つか、昨日……。姉さん、ホント影響受けやすいよね。」
苦笑しながら相対する。何というか、この少年は少年で慣れたものであった。
彼女の態度で、何となく最近親しくしている相手が分るのは割と昔からである。
流石に姉弟弟子。その程度の親しさはある。
義母っぽい雰囲気は……まぁ何かこう、微妙に義母を想起させて落ち着かなくはあるが、周囲りにビッチしかいないような家庭環境であった故、耐性もある。
というか、いや、待て。
昨日会ったという事は、この人も家出の事知ってるんじゃないか。
「あー……まぁ、えと……それで、今日は何か用だった?」
とりあえずすっとぼける方向で。
微妙に顔を引きつらせたままの問いかけ。
■ロト > そして 彼は運が悪かった。そう今 少女は王都に住んでいる。
今ここで逃れたとしても 王都に居る限り出逢う確率はとても高いと言う事を!
もうほぼ至近距離にまで詰めてしまった 壁ドンも厭わない距離だ でも背丈的に壁ドンをすると 逆な様な。
顎クイの方がまだ現実味そそる気がする。
しかし 壁ドンはおろか顎クイは今は やらない。『今』は。
「…あらあらん、そんなに怯えちゃうと 今すぐそこでご奉仕いたしますわよ? 据え膳は遠慮せずに今すぐに!…あれ?」
のけぞるほどトラウマですか。
こんな態度をとる青年でしたか ダンテ君は。然し 背丈は僅かな様で詰めている気がする。
このままだと抜かれる事も吝かではない。鬼というか夜叉鬼神になってしまった少女は 背はこれ以上伸びまい。
しいていうのであれば 揉まれれば揉まれただけ大きくなる恐れがある乳か。
「どこか…ただの鬼が悪鬼になった位よん? 羅刹、夜叉 今は 夜叉鬼神よ。ドウジもほとんど同じだけど 強さ的に。
名称が単に違うだけよ、大体 ええ、此処の近くで逢ったわ そして私がご馳走だったわね…うふふふあはん。」
影響受け過ぎ。出会った人物が強烈であればあるほど諸に受ける伝染する。
彼に色気とかなにか艶っぽい事で迫ってきたが 今一だと感じ始めると徐々にだが 養母顔負けの雰囲気が半減し始めた。
ビッチだが所詮それは裏の顔 表立ってはただの小物感満載。
そう 昨日 平民地区たる此処近辺で諸に抱かれた。
家出して居る事も昨日聞いた 理由は知らないが。
「ええ、今日は お養母様からの命ですので その用事ですわ。
ぶっちゃけ、家出したそうですけど 何故 離れたのかしら?
師匠 心配しておりますのよ?息子が、とそれはもう…うぅ」
最後らへんは何故か涙をぬぐう素振りも見せて ちらりと彼を見たり。
■ダンテ > 彼女の住居は知る由もない故、その絶望は今は先延ばしである。
ともあれ、やっぱり近い。
主に義母との生活で身についてしまった、この悲しきへたれ属性。
「ご奉仕は吝かではないけどさ!とりあえず、義母さんの真似はいったん中止!あんな年中盛った猫みたいなヒトそのままじゃあ、何かロト姉さん的には違和感だから!」
どうどう!と両掌を掲げるようにして相手を制する動き。
魔王相手にツッコミやって生きてきた少年である。
まぁこう、『憤怒』に同情される程度の人生だ。
「悪くなってんじゃん。いや、強くもなってんだろけど。ははー。
いや、あ、うん。そりゃ会ったならそうだろね。」
こくりこくり、と彼女の言葉に素直にうなずいて。
とりあえず、彼女がその微妙にしっくりこないインスタント淫魔スタイルを解除すると、ほっと一息ついて胸をなでおろす。
「え゛、義母さん?……あー……いや、まぁうん。
あ、それはない。」
ばっちり伝わっている家出の件。
どうしたもんかな、と目線を泳がせるも、心配しているだとかいうワードが出ると、真顔でひらひらと片手を左右に振って見せた。
あの義母が心配などする訳がない。可能性ゼロ。皆無だ。
何せあのヒトには、執着心というものが殆どない。愛着を持つ程度はあるが、執着ではないのだ。
「いやまぁ、家出の理由はあんなトコずっとはいられないから、かなー。」
バレているならしょうがない、と素直に返事を。耳の後ろを掻く。
誰が何と言おうと、少年は正真正銘人間である。価値観やらはもう修正しきれないくらい普通の人間とは違ってしまっているが。
■ロト > が、彼は存じないが 王都から再び引っ越してしまう予定もある。
そうなると出会う確率は低くなるがーまだ未定だ、どうなるか分らない。
彼がこんなにヘタレだったとは今発見した。が騙されない。
彼は本気を出せば それはもう激しく 漢ダンテ、的な振る舞いと言動を見せつけるのだから。
「…ええー あはん、違和感 そこまで言いますか…。
何か すごく精神ダメージを負った気分ですのよ?気のせいかも知れませんが」
遂に止められた。ふんぬふんぬと息も荒く彼に迫っていたが、
制されると所詮力だけは魔王クラスだった少女は簡単に冷静さを取り戻してきた。
魔王ハスターを叔父に持ち、魔王アスタルテと知己になり、現魔王アスモデウスを師匠に持つ 魔王に挟まれた交友関係。
まあ 濃密で影響は激し過ぎる、でも極めつけはアスモデウス師匠!
「元々 鬼と淫魔ですし。淫魔っていってもほっとんど薄いんですけどね…!」
悲しい事に 元々混血だったが、種族進化したら余計薄くなった淫魔の血と能力。
インスタント的に淫魔だったがやめると ただの…。
「…ちょっと盛った感はしましたけど、ないって言いきる…。
一応 こうして出会えたので 報告致しておきますねー王都で見かけたと!」
命令に忠実な 服装に嘘はないーもっともメイド服自体 少女の趣味だ!
主人に仕えるメイドの様に 彼がここにいる つまり養母の命とは 彼が何処にいるのかという探索だった事を。
場所は別にいい 出会って元気そうだったら それだけを言えばいいのだと。
「畏まりました もういられねぇ もどらねえ とご報告致します」
報告が多少盛ってしまう感がある、訂正をしないとほぼ盛り様で伝えてしまう恐れがー!
「ダンテ君も成長するわけですね… おねえさん感激。」
うっと涙は流していないが 拭う素振りを。
■ダンテ > 彼女の自身への評価など知る由もなく。
少年は、ははははは、と乾いた笑みを浮かべるだけで。
「いやあのね……うん、義母さんは実践ばっかでこういう事言わないだろけど、姉さんは義母さんみたいに常時垂れ流してるよりも、ここぞって時に匂わすくらいがいいんだって。
義母さんみたいに、露出凄い訳でもないんだし。」
とりあえず、フォローはしておいた。
実際本音だ。実際行為が始まってさえしまえば、彼女の淫れ方は流石に淫魔の血を感じるものである。
ぶっちゃけあの義母は、他人に何か教えるような事には向かない。
自分も凡そたいていは死にゲーで覚えた。教わった覚えは殆どない。
魔王でもないのに魔王に囲まれた人生、という意味では、己と彼女は間違いなく近しい境遇にあるのだろう。
いや、彼女は彼女で十分魔王的ではあるのだけれど。
「そんな事言ったら、義母さんだって別に『淫魔』じゃないよ。
あのヒト、チャームとか基本的に使わないし。薬とかも。」
各方面に意外に思われそうな事実。
己もまた、その流儀でやっているのだけれども。
「いや、そりゃないでしょ。
あー……まぁ、うん、どうせ本人もわかっちゃいるだろうから、どうぞ……。」
苦笑を。
ツッコむことが多すぎて、メイド服にまではツッコミが追いつかなかった。
だがどこかのタイミングで指摘しよう。絶対しよう。
畏まりました、から続く言葉には、しかし頷きを。
表現はともかく、概ねその通りなのだから。
「定命短命の人間でございますんでね。
姉さんは……進化?ってのして、背が縮んだよね。おっぱい大きくなってるけど。」
苦笑しながら返し、そしてそのまま相手の変化へ言及。
鬼だ夜叉だというより、外見の変化について。
■ロト > 漢ダンテの様子をそれはもう 王国に名のある画家に描かせて額縁に入れて飾りたい位だ。
何で普段は こうもヘタレ感満載なのだろう、興奮もしやしない。
「…う、精神のダメージが…! 常時垂れ流しは毒と!
ここぞ…淫魔スイッチは 一寸やそっとじゃ入らないのですけど。
…もし露出が激しくなったら 錯乱したと思って。ね。」
そう 普段 露出激しい 師匠の服装は無理。無理過ぎる。
あんな服装着る位なら引き籠りたい位に。行為が始まる前にはスイッチが切りかわってしまい 最初と最後以外の記憶が飛んでしまう。
淫魔にしては本能しかないのでそれもどようよレベル。
まぁ、生まれがもしも魔王だったら そのまま魔王に為れた。
がどうひっくり返ろうとも進化しようとも もう魔王に為れない。
「一応 魔王ですわ あの方。『色欲』の魔王ですわ。
チャートいらないでしょう あの芳醇な色気 立ち向かえる人なんていらっしゃるのかしら?」
今の所 見た事ありませんが。あれで迫られて逃げっきった猛者を。
「はいー…報告するのと 元気そうなのは伝えますよ。」
よし、言質は取りました。
メイド服はメイド服でも スカートに特に拘りをして、スカートはぜひ全円スカートを、としたらしい。
そう全円スカートとは 上から眺めるのをよし 広げても良し 回っても良し と
拍子が揃ったロマンあふれる布地豊富なスカートだ!
趣味に走ったとはいえ スカートはぜひ 全円スカートで…!
どれだけ押しているのだろう 全円スカ―ト。
「これ以上大きくなると 単に重いだけですよ。
背が低くなったのは仕方ないとして、胸が…肩が凝りますの」
鬼も夜叉も大差外見変わらない、角が精々形変わる位。
外見大きく変わった事も スタイル以外ではないに等しい。
己の胸をセルフで揉んで 重いんですよ、と持ち上げ下し―ぷるんぷるんと揺れて。
■ダンテ > 知らないところで評価が上がる。いや、上がってるのか?
少年自身、本当におよび知らぬ所で評価される事がここ最近非常に多い。
「ロト姉さんの場合、そこのスイッチの切り替えスムーズにするのが修行なんじゃないの?
あ、うん、まぁそれはわかってる。」
露出。
正直、彼女がそんな露出しまくってるイメージは全然ない。似合わない事はないのだろうけれど、しかし本人の人格を知っていれば似合うとも言い難い。
「色気ってのは、やり方次第だってのが義母さんの信条みたいだけどね。
いや、あのヒトの場合、確かに素でやってんだろうけれども。」
実際、自分だって迫られりゃ抱く。
もうしようがない。
「まぁ、元気は元気だよ。幸運にして、南部の神龍ってのにも行き会わなかったし。」
ひょい、と肩を竦めながら苦笑を見せる。
メイド服、いつ指摘しようメイド服。
相手は、確か着衣には何だか拘りとかある類の人物であった筈。
「背が縮んだのはちょっと意外だけど。
うーん……ありがちだけど、全世界のおっぱいが小さい事にコンプレックス持ってるヒトには痛烈な発言だよね。」
彼女自身の手によって、揺れる魅惑の双丘。
良い眺めである。
義母の教育の成果もあり、少年は幼女から熟女、老女まで問題なく抱ける。美味しく頂ける。
頂けるのだが、それはそれとして好みというのはあって、どちらかと言えば大きい方が好みであった。
うん、良い眺めだ。
「ロト姉さんなら、肩くらい悦んで揉んでくれる男の一人や二人、見つかるんじゃない?」
何せ、容姿端麗である。
■ロト > 本当だったら 自分で描けば事足りると思うが 生憎全く絵心がない。
彼は早く自身の評価を知った方が良い、それだけ高評価だと。
「…… うん、昨日の薫陶は 乳首揉まれて耳朶を甘く噛まれた所から記憶ないの。
後覚えているのは 朝のベットの激しい情事の痕」
露出したい服のジャンルが分からない。
キモノとかドレスとか着る事が多い。それに性格上露出メインとは言えない。
どうやったとしても 酒でも飲ませ酔わせてハイにさせれば露出させれば出来ないでもない。
「取りあえず Mでの迫り方は合格貰ったわ。素であの痴態…恐ろしい。」
昨日は 全く記憶にないがそれはもう激しかったらしい。
まぁ、あの色気に勝てなかった。
「神龍?何それ。」
南部はともかく 神龍なんて知らない。
それが出た当時 一寸したところに居たので遭遇して居ない。
首を傾げて なにそれ、と聞いただろう。
キモノを取り入れたゴシックメイド服。間違っても露出度は最低ライン。
スカート部分にはパニエを含ませて膨らましたのでストッキングが覗くくらい。
「背は重要ではないんですよ、余り大きいと問題が。
こう上目遣い するのでしたら 背が小さい方が 御徳です!
胸は…仕方ないじゃないですか 痛烈ですかぁ?」
魅惑にして挟み込むと乳圧はすごいという評価を持っている。
大きいのは正義 と教え込まれた節があるので 小さいのも正義なのでは、と謂えていない 特に師匠に。
「 ま、一応 彼氏いますが 」
さらりと 同棲して居る事をぽつりと零して。
■ダンテ > 何にしても、面と向かった言われないので、結局は知る由はない。
言われても、笑ってスルーしそうだが。
「―――……ロト姉さん、言ったら何だけど、攻める方からすると恐ろしく都合がいいよね。」
記憶ない、という発言には、うわーい、と遠い眼をしながら返した。
とりあえず、ドレスだキモノだを肌蹴させてヤるのがまた良いというところもあるので、無理に露出させずとも。
「Mでの迫り方ってすごい表現だけどね。まぁ姉さん、さらっと俺のレイプ訓練の相手役とかさせられてたもんなぁ。」
ううむ、懐かしい思い出。
そんな事をさらっと思い出して、さらっと口にしてあっけらかんとしているあたりは、育ちの異常さが垣間見える。
「え。……いや、何か噂んなってますよ。緘口令みたいなの、軍では敷かれてんのかもしんないけど、傭兵とか冒険者とかの間で。
何か、南部の戦争ですっごいのが出たって。」
少年も、さほど詳しく知っている訳ではない。
先ほど言った通り、遭遇はしていないのだから。
「大きいお姉さんの方が、屈んだ時とかの破壊力あるけどね。
まぁ、どっちにしてもいいとこはあるもんか。
―――あ、うん、痛烈。すっげぇエロい。ナイス。」
はっはー、とそこは素直に頷いておく。そこを誤魔化す程には初心ではない。
義母は、好んでツルペタ幼女を愉しんでいる事もある故、実際自分とは異なって全方位が好みな人物だ。
多分、ロトの生育具合を見て、『そちら側』に振る事にしたのだろう。自分を『こちら側』に振ったように。
「って、いるんじゃん!つーか、一応って何!?」
ひどくね!?と。
肩揉んでくれる男、どころか恋人がいるという事実。
まぁそこはいいとして、一応、というワードが件のカレシの不憫を誘う。
■ロト > そう、説明するのがメンドイという理由で彼に対して絵心がないのは言っていない。
それ以前に色々と端折っている節も説明して居ない、しなくてもいいかと思ってきた。
「 そお? ヤっている時の記憶は正直どうでもいいのです。もう激しくて考えている必要ないモノ」
そんあ理知的にやれない。遠い目で見られても気にしない。
因みに昨日は記憶にないが どうやら 着エロみたいな行為になっていたらしい。肌蹴て最終的に全裸一歩手前まで行ったのだから。
「その前は 少年ダンテ君の筆おろしをしたっけ?あんなイタイケな少年が 今な育ちのいい青年に為りかけ。
うん、ええ、年月って恐ろしい。」
お互い思い出が微妙、訓練もしくは …彼が最初の初の行為により処女はあげたもの。
「へー…その時 酒の仕込みしていたから 正直 知らないの。後で聴いて見る事にするわ」
少女その時に何をしていたか。引き籠って確か酒造りをしていた気がする。
噂や遭遇は全く知らない遭遇して居ない。話題に食いついてゆけない、もう仕方がない。
「屈む?? んーと こう?
どお?」
その場に屈んで見せた。然し惜しい、屈んだ際の胸の谷間は和ゴスメイド服ではチラリもない!
彼の前で屈んで上目遣いになってみたが 感想を聞こうとそのしゃがんだまま聞こうと口を開く。
「同棲はしているけど それだけなのよ。仕事は別々だし。
最近 一応 になって気がするの。恋人って何をすればいいのかしら。」
あっさりと 何をしていいか分らない、とさらり。
恋人は確かに居る 然し 時折同棲するだけ 基本は離れ離れと言う状態。
四六時中一緒ではないのだ。バカップルには程遠い。
■ダンテ > 「いや、流石に全部ぶっとぶのはどうよ。ヨカった事は憶えてるのかもしんないけどさ。」
判断とか考えとかいらんとしても、記憶までってのは、と。
まぁ本人がいいと言うなら強く言いはしないけれども。彼女も、子供ではないし、むしろ年長だし、おまけにシャレにならんくらい強い。
「あー……ああ、うん、まぁ、そうね。」
曖昧に頷く。
ぶっちゃけ、自分の童貞は信じられないタイミングで義母に食われている。というか、あの義母がほっとくわけない。
彼女の処女を頂いた際のそれは……何かこう、義母的な気遣いだったのか何だったのかは知らんが、自分は童貞だった事になっている。
いや、当時は自分も阿呆みたいに初心たっだので、殆ど童貞のようなものだったが。
「相変わらず、酒の方もあるんだな。」
昔は杜氏までやっていたかは覚えていないけれども。
「……あー、うん、谷間が見えないから破壊力はそこそこかな。あ、でも上目遣いは凄くいい。」
感想。問われればやはり素直に返した。
夕暮れの路地でのシュールなやり取り。
「別に、何もしないでいいんじゃないの?
ロト姉さんとその人が好きあって、恋人、っつってんでしょ?だったらそれでいいなじゃないの。
んでもって、お互いしたい事とかしてあげたい事とかすればいいんだと思うけど。
それでやってけないなら、別れるだけなんじゃない?」
腕を組みながら、んー、などと声を漏らしつつ首を傾げて。
少年には恋人などできた経験はないし、家庭環境上、恋愛観も普通ではないのだけれど。