2015/11/05 のログ
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」にダン・ジェスさんが現れました。
ダン・ジェス > (開店時間は店主の気分次第……という日もある。しばらく締めきっていた店の中では、食材の仕込みや依頼の打ち合わせなどが行われていた。新しい依頼をいくつか掲示板にかかげて、新しい酒を並べると、ぱんぱん、と掌を叩いて)よーし、いいぞ。開けろ。(と、給仕たちに声を掛け。すっかり日も暮れた時間にもかかわらず店を開け始めた。さて、客の入りはどのようなものだろうか)
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」からダン・ジェスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 書店」にアルシャさんが現れました。
アルシャ > 診療所でのバイトで得たゴルドで暖まった財布の様子に自然と気分が浮ついてしまう
初めて自分の力のみで手に入れたお金の使い道に心踊らせながら向かたのは平民地区にある大きな書店
(フッフッフッ…これだけのゴルドがあれば好きな物が買えてしまうのですよ)

一番の目的は医学書、魔法による治療ではできなないこともある、立派な治療師を目指すのであれば医学の知識もあるにこしたことはない
決して安い買い物ではないのだろうが、将来の自分のための投資と考えれば大した出費ではないであろう

そして財布に余裕があるのであれば娯楽小説を買うのも悪くはない
診療所のお客さんが話していた恋愛小説が気になっていたのでそれを探してみようと思う
図書館で借りられるのならそうしたい、しかしそういった娯楽作品は図書館にあまり並ばない…

そんなことを考えながら本の迷宮の探索を開始する……

アルシャ > しばらく店内をまわり今回買う医学書に目星をつけた
値段は高い…といえるのだが今の財布の状況であればそこまで痛くはない
もう一つの目的の小説と合わせてもまだ余裕がある

(これならあと数冊くらい買っても大丈夫ですね)
そう考えもうしばらく店内の探索を散策へと切り替える

店内に並ぶ様々な本に目を向けながら歩いていると目が回りそうになる
それでも大きな街ではないとお目にかかれない書店の様子についそうせずにはいられなかった
(あの本も面白そうです…この本は一体どういう人が求めるのでしょう…これは…一体どこの言語なのでしょうか……)

そうしてぶらぶらしているとピンク色の行き止まりにぶつかる…
いやよく見るとそこは行き止まりではなくピンク色ののれんに遮られた売り場の一つであった

のれんには大きくこう書かれていた【18禁】と………

ご案内:「王都マグメール 平民地区 書店」にイアさんが現れました。
イア > 時折贔屓にしてくれる貴族の婦人の気まぐれで、本でも買って読めとの指示と共に渡された幾ばくかのゴルド。
それをポケットに忍ばせて、滅多に訪れることのない書店へと足を踏み入れたのはしばらく前のこと。
とはいえ、さして興味を惹かれるものもなく背表紙を眺めて歩けば、すぐに奥へと突き当たる。
否。突き当たりではなく、桃色ののれんであり、その手前には赤髪の少女。

「……入らねーの?」

不躾に背後から声を掛ける。
その先がどういう物を扱う空間か、わかった上での発言であり、からかうような響きを含んでいる。

アルシャ > 「ひゃわっ!!」
のれんの先の空間に思考を奪われたていたところに声をかけられ変な悲鳴をあげる

振り返るとそこには黒髪の少年がからかうようにこちらを見ていた
ピンクののれんの前という立地のため顔がぼっと紅くなる

「は…はいりませんよ!…全然こんなところに興味なんて……」
完全に嘘であった、そういいながらも視線はちらちらと一般書籍と隔絶された空間に向く

イア > 悲鳴を上げた年上の少女に向かって、少年はくつくつと喉を鳴らして笑う。
完全に面白がっている態度だ。
顔を赤らめた少女が、ちらちらと視線を泳がせるのにも気づけば、一歩近づき腕を絡めてしまおうとしつつ。

「いーじゃん。恥ずかしいなら俺の付き添いってことにしちゃえば?」

ニヤニヤとからかうような笑みを浮かべたまま、そんなことを宣って。
18禁、そんな文字は見えていないものとして、少年は少女の腕を引いてその桃色空間に立ち入ろうとして。

アルシャ > 年下の少年に腕を引かれてピンクののれんをくぐってしまう
拒もうと思えば拒めたはずであった、しかし自分の中にあった好奇心がそれを許さなかった

そしてその先に広がる桃色の空間が目に飛び込んでくる
一般書籍コーナーに並ばない怪しく淫らで艷やかな書籍の数々に顔が真っ赤になる

茹で上がりそうな頭を冷やすために腕をつかむ少年へと意識を向ける
自分はもう17なので多分ここに入っても問題はない…きっと……
しかし目の前の少年はどうみても18歳には届かないそこで、自分をからかって面白がっている少年に軽い反撃をしたくなった

「こ…ここは大人が入るところですよ、あなたが入るのは駄目です」
そういってのれんの【18禁】の文字を指さす…