2015/10/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にソードさんが現れました。
ソード > (西の空が茜色に染まる頃合い。
噴水広場を往来する人の数もそれなりに多い時間だ。
今夜の食事の支度の為に買い出しをする女達や、物流を担った商人たち、家路を急ぐ者もあれば、走っていく子供たちもいる。
実に雑多な人でにぎわう時間。
男は、広場の一角のベンチに腰掛けていた。
片手にはエールの小瓶、もう片手には木の皮でできた袋に入ったフィッシュアンドチップス。)

―――あー……。たまにゃこーゆーのもいいか。

(男は機嫌よさそうにエールを煽ってから、そんな言葉を漏らす。
そのまま器用に、瓶を持った方の手で鱈のフライを摘み上げて齧った。
割りに上手い。
エールもツマミも、どちらも広場に出ている露店で購入したものである。
酒場まで行けば、もっと豊富なメニューで飲み食いできるのだが、魚と芋を揚げる油の音と、ほのかに香って来る揚げ物特有の良い香りに釣られて、こうして外で一杯ひっかける事になった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にシェリルさんが現れました。
シェリル > (屋台で買い食いというのはいい。
素材と調理に贅をつくしたような凝った料理よりも、こういうところで出ている物の方が作法だなんだと堅苦しくなく気安く食える。
揚げ物系の油の味わいも、逆にこれがいいと思える。
衣の味わいを楽しみながら、屋台を食べ歩いていたら見覚えのある顔を見つけて、一瞬足を止め。
おもむろに進路変更して、正面から歩み寄っていき。注意を引くように、やぁとばかりに片手をあげ)

はじめまして、名も知らぬ人。

(どう声をかけるべきかどうかと悩んでから、名前も知らぬと気づいて口にした台詞がこれだった)

ソード > あん?……おー、はじめまして、名も知らぬ姉さん。昨夜ぶりじゃねぇの。

(上機嫌、かつ何とも幸せそうに揚がった鱈と芋を頬張ってエールを煽る。
そうしていると、年齢相応よりはるかに幼い印象を受ける。
元より、我儘な子供とさほど大差ない精神構造をしている故、ただでさえやや童顔気味の顔である事もあって、随分と子供臭い。
と、そこで視界の隅っこに知った顔が移った。
注目をそちらへやるのと、相手がこちらへやって来るのは同じようなタイミング。
片手が挙がって挨拶が向かって来ると、己もエールの瓶ごと片手を挙げて、珍妙な返事を返した。)

座るかい?

(その後、ベンチの自分の隣を示しながらそんな問いかけを投げた。)

シェリル > それでは、遠慮なく。

(昨夜の戦闘狂っぷりを見ていると、いまひとつイメージが繋がらないぐらいに雰囲気が違うと、戸惑いすら感じながらも男の言葉に素直に頷いてその隣に腰を下ろした。
さすがに、街中で人目もある場所で昨日の続きをとやりだすほど非常識ではあるまいと)

それで、ここには仕事か何かで?
それとも、実家はここですとか。
念のために言っておくと、昨日の続きをする気ないわよ。

(隣に腰かけて並べば、身長差から相手の顔を見上げながら言葉をかける。
ぷちっと潰せるような小物なら気にする必要もないが、そうもいかない相手となると動向は気になると尋ねかけながら、昨日の続きをする気はないとひらりと手を振りアピール。
念のためとは言え、釘を刺すあたりに男の常識度合いを測りかねているのが窺え)

ソード > おー、座れ座れー。いい女がいれば酒も上手い。

(あっはっは、と笑いながら頷いて、傍らにやってくる彼女に一瞥。
しかしすぐに自分のエールと肴に向き直って、また舌鼓を打つ。)

ん?ああ、まぁほれ、今はこの辺を拠点にしてるってぇだけだな。
だから、湾港都市だの神聖都市だのの方に行ってっ事も多いけど。
生まれは、ここたぁ全然違う土地だよ。

昨日の続きィ?
別に俺も今日はいいわ。酒美味いし。

(さっくりと揚がった芋を租借してエールで流し込む。ほんのりと利いた塩と胡椒、そしてバジルの香りが素晴らしい。
堪能していると、隣から問いかけが向かってきた。
男はそちらに視線を向けて、問いかけに応じてゆく。最後、昨夜の続きという話になれば、特に今は興味がないような口ぶりでエールを煽った。
恐ろしく気分屋で、本当に子どものような男であった。
ただ、そんなでも、男はやはり昨日のままであった。
戦っていたあの時と何ら変わりがない。
酒飲んで揚げ物をかっ喰らっているだけなのだから、殺気だの何だのがないのは当然であるが、変わらず油断もない。昨日の自然体と変わらないのである。
無論、変わらないからこそ、この違うシチュエーションで周囲が受ける印象は違うのかも知れないが。)

シェリル > おだてても、奢らないわよ。
ふぅん……。それじゃあ、ここに特に思い入れがあるわけでもなさそうね。
昨日の感じからすると、冒険者とか傭兵あたりを仕事にしてそうね。

(いい女と言われて悪い気がしないでもないと、薄く笑みを浮かべ。
あちらこちらへと、拠点を移しているというのなら場所に居ついているわけでも、特定の主がいるというわけでもないのだろう。
昨日のアレで、机に向かうのが本業ですとか商売が本業ですとか言われても首を捻るだけである。
やはり、暴力が本業なのだろうとあたりをつけ)

なんというか、本能とか欲望とかに忠実そうね。

(新年だの理想だのに生きてるような連中ならもう少し違う反応だろうに、とりあえずは食欲が優先といわんばかりの態度に興味深そうに男の顔を見つめ。
それから、あらためて上から下まで男の体を眺めて、昨日のダメージが残ってる様子は無さそうなあたり回復力も人外級かと、敵に回したら面倒そうだと結論づけ。
金で雇えるなら、雇って味方にするというのも面白そうだけど、戦いたいという理由で裏切られそうと、思考は巡る。
第一印象の戦闘狂のイメージは根深い)

ソード > おだててどーすんだよ。イイオンナはイイオンナだ。
まぁ、あんまりねぇなぁ。
仕事は、一応冒険者ってぇ事になんだろね。戦争屋専門ってんでもねぇから。

(ひらひら、と中身の少なくなったエールの瓶を揺らして見せつつ笑って応じる。
基本的には彼女の言葉に返すのは肯定の内容ばかりだ。まったくその通りなのだから当たり前である。)

おー。超忠実だぞ。欲望の儘に生きてると言っても過言じゃねぇんじゃねぇかな。

(愉しそうに、何とも言えない事を胸を張って彼女に返す。
人というよりはケダモノのような有様であった。
昨夜のダメージは、綺麗さっぱり残っていない。竜の不死性というものが、あきらかに形として肉体に顕れていた。
そのまま、何やら考えている様子の相手に視線を移してから、手の中の最後の鱈フライを口に放り込んで、もしゃもしゃと咀嚼。
やがて、残っていたエールすべてを飲み干すのに合わせて、口の中身を嚥下してしまってから、首を傾げた。)

どーかしたのかい?

(あっけらかんとしたもので。
彼女がいろいろと思考を巡らせているのに対し、この男は明らかに何も考えていなさそうであった。)

シェリル > いい女、ねえ。
ちなみにどのあたりが、と聞いても?
なるほど、冒険者なら修羅場をくぐってる経験もあるというわけだ。

(気に入ればいい女と呼んでいそうな軽さがあるが、とりあえず悪い気はしない。
召喚モンスターに混乱や怯えを見せる事無く、きっちり対応してきたあたり、実力だけじゃなくモンスターとの戦闘経験もそれなり以上にありそうである。
呪詛系が効いてたあたり、自分の魔眼あたりならそれなりに効果は期待できそうだけどと無意識のうちに対策を考えしまう)

あのね……もう少し頭を使って生きた方が人間的だと思わない?
というか、欲望のままに動いて性犯罪で捕まっても知らないわよ。

(人が割と真面目に思考を巡らしているのに、この男はとのんきに聞いてくる様子にいらっと来て。
どうせ、下半身の欲望にも忠実なんでしょうとからかい混じりに馬鹿にしたように言う。
この男を実力で取り押さえて、捕まえられるような官憲がいたら、それはそれで凄いが。
いや、いたらあえて戦うために犯罪者になるのも辞さないのではないだろうかこの男は――と向ける視線の温度は下がりゆく)

ソード > ん?見た目。顔きれいだし、身体つきエロい。
あー、あと強い。ここ重要。
何がなるほどなのかは知らんけど、まぁ経験はあるんじゃねぇかな。

(どのあたりが、と聞かれれば、返す言葉は実も蓋もない。本当に、実も蓋もない内容。かなり本気で、「おだてよう」という意識が皆無である事がうかがえる発言であった。
彼女が何に納得したのか、男はイマイチ思い至らなかったようだが、少なくとも内容そのものは事実であるように思えたので、首を傾げつつも肯定を返す。)

魔族から人間的どうのと言われるとは思わんかったな。
はっはっは、そうな、何回か追っかけられた事ぁあるわ。

(愉しそうに声を挙げて笑いながら、言葉を返す。やはり、非常に暢気だ。つい昨夜、死闘を演じた相手との相席とは思えない有様である。別段、和解したとかそういう訳でもないのだから。
からかい交じりに向けられる言葉には、「まぁそうな」と当たり前のように、至極平然と肯定して見せて。
そのうえ、既に性犯罪は犯しているという自白までついてきた。
おおよそ考えうる限り、最低である。
まぁ男の場合、彼女が考えるようなそんな相手と遊びたいと思った場合、そんなまどろっこしい事はせずにさっさとそいつに襲い掛かる事だろう。)

シェリル > あっ、うん……そこまで直接的に言ってくるとは……
やっぱ、エロいってこう……胸とか?
というか、女の魅力が腕力みたいな言い方をされると微妙。

(躊躇うことなく素で直接的に言えるとは、欲望に正直と言うだけはあるとは思いつつも、照れるような可愛げも、表現を工夫してくる器用さもないのかと期待を外されて残念そうにまなざしを伏せ、息をつく。
腕を組むようにして、胸を寄せ胸元を強調しつつ、上目遣いに媚びる仕草で訊いてみせ。
重要といった評価基準に、「あ、やっぱりこいつ戦闘狂だ」と確信を深めてしまう)

えっ? あるの!
言っておいてなんだけど、性犯罪で捕まるって物凄く恥ずかしいと思わない?
ケダモノって、呼んだ方がいい?

(いくらか本気成分が混じっていたとはいえ、冗談で言った台詞を肯定されて素で驚き。
何をやったコイツと向けるまなざしは、犯罪者を見るめつき。
そうしながら、敵に向ける警戒心ではなく、性犯罪者に向けるような警戒心が湧き起こり、すすっとふたりの間の距離が何センチか離れる。
王都という場所の悪さも相まって、力尽くで来られたら下手をすれば下手をすると雑魚相手なら無視できる可能性が頭をよぎる)

ソード > あー、そうな。うん。胸はそうな。エロいってのはデカいって事とは言わんけど、デカいとエロい傾向はあるよな。揉みたい。実に。
んー、まぁその辺は俺の事情だなぁ。俺、母体が弱ぇと子供できねんだわ。

(彼女自身が昨夜指摘した事ではあるが、男はあまり駆け引きだとか腹芸だとかは得意ではない。やろうとしない、というのが本当のところか。そういう事に思考を割いていないのだ。
彼女の寄せられる乳房と表情に視線をやれば、これもまた正直な言葉を返す。
ただ、強さが魅力、というくだりについては、おそらく彼女の予想や印象とは異なる言葉が返る。胤を残す為の対象、としての「女の魅力」という意味では男にとってはそこは戦闘以前に確かに重要な魅力なのだという内容。)

おー。この国じゃあまだねぇけどな。つか、この国だとヤッても追われなさそうだぞ何か。
少なくとも未だに、捕まった事ぁねぇなぁ。
ケダモノか。割とよく言われっけどな。

(別段、ゴロツキや荒くれの多い冒険者や傭兵ならばそう珍しい事でもないのだろうが。女を強引にモノにする、まぁつまりレイプなどは。
別段、彼女の向けるまなざしは間違っていない。男は間違いなく性犯罪の前科がある犯罪者なのだから。
距離を取られると、おいおいそんな引くなや、などと笑いながら肩を竦めた。)

街道で人に魔物けしかけてる奴に犯罪者呼ばわりってのもすげぇと思うけどな。
まぁ実際、昨日あのまま続けてたら確実にヤッてたけどなー。

(そのまま、さらっと酷い事を言う。相変わらず、平然とした様子でだ。
昨日の戦い、続けていれば己が当然勝っていたというような物言いは、この男特有だろう。それは先夜の言動から、やはりブレない。)

シェリル > 自分でやっておいて、なんだけど……
そう、直接的に言われると……その…引くわよ。
母体が弱いとって事は、種が強すぎるとかそこらへんの話になりそうね。
それは、親や同族からの話? それとも、実体験。

(揉みたいとか言われて、はいどうぞと差し出すことはしない。
これが初心な相手ならむしろ差し出して、反応を愉しむこともできるだろうがこの男相手だとそのまま美味しく頂かれてしまいそうな予感しかしない。
が、続く言葉に真面目な顔になって異種交配じゃそれなりに耳にする事例ではあると、苦労しているのねと同情しかけて、なぜそれを知っているのかと思い至り。
女性経験がないってことは無さそうだから、後者かと確認のために恐る恐る問う)

いやいや、それは無いから。
上は腐っているとはいえ、無法地帯じゃないんだから。
というか、何かおかしいわよね。
なんで、わたしがこんな事を言わないといけないの……

(どちらかというと、腐らせている側だし、単純な強姦よりもたちの悪い事をしてきた自覚もある。
なのに、なんで自分がこういうツッコミをする側になっているのだか。調子が狂うと、頭を抱え)

あー、うん。
犯っていたって……
なぜ、そこで自分が負けるとは思わないのかは不思議だけど。

(つまり、自分が犯られる立場に。つまりは、負けていたと言いたいのだろう。
その可能性を頭から否定できないなとは昨夜の戦闘を思い返し。先ほどからの男の発言も相まって、勝つつもりなのかと反発するよりも先に犯される自分を思い描いてしまい。
ただ、敵として、危険因子として見ていたところを、男を男として、雄として認識し意識してしまい。
ちらちらと、男の体に視線を走らせてはその体に組み敷かれる自分の姿を脳裏に浮かばせてしまう。
自信過剰じゃないとかと、言い返しながらも逃げた昨日の自分は正解だったと貞操の危機を逃れた実感を噛みしめる)

ソード > 今更だろ。それに、乳を揉みたいってぇのに間接的な言い方なんぞあるかい。
あー、まぁそうな。ぶっちゃけ俺も詳しい事はよー知らん。基本的には実体験だな。あとは、どっかでヤッた魔女に教わった。やったらとイキモノの生態だの性魔術に詳しいオンナだったから、一応信用しとる。
何でも、胤の方が強すぎて女の卵子を喰い殺しちまうんだと。あるいは、受精卵の方が剛すぎて胎盤が保たんケースがあるとかどうとか、まぁいろいろケースはあるってよ。運がよけりゃ、どんな女でも普通に孕む可能性はあるらしいけどな。

(引くと言われても、揉みたいものを揉みたいと言ったまで。
そんな風情での返答。開き直りでも何でもなく、正真正銘これが素なのだからトンでもない話である。
己の子種の話になれば、少しだけ眉根にしわを寄せながら答える。苦悩しているとか懊悩があるとかではなく、単純に小難しい話であるからという理由だろう。)

そーか?
まぁ、確かに俺がここで突然そこ歩いてる姉ちゃんを犯したら追われるかもだが。さすがにンな事ぁしねぇしなぁ。
ぶっちゃけ、金払えば娼婦が抱ける訳だし。
いや、ンな事言われてもな。おめぇさんが言ってんだし。
実はおめぇさん、そっちのが向いてんじゃねーの?

(割とまっとうに魔族である筈の彼女が、こうして人間社会の常識を減給している様。
男は何とも暢気で無責任な感想を素直に口にするのだった。
男にしてみれば、魔族だの人間だのはやはりどうでもいい事なので、本当に素直な感想である。)

勝つさ。

(答えは単純明快。
毛ほどの揺らぎもなく、絶対に自信、もはや意識下では確信に等しい圧倒的自負を持っての答えだった。
疑いも、気負いも、微塵もない。
ただ笑いながら、客観的には何の根拠もなく、確実性もない言葉を言い切る。
悪く言えば、いくらでも言いようはあろう有様。
だがあえてプラスの言い方をすればそれは、「堂々たる雄」の姿であると言えた。
そして改めて彼女を見て。)

ああ、やっぱりいい女だな。おめぇさん。
せっかく会えた。抱かねぇ手はやっぱねぇよなぁ。

(誘い文句のようでもあり、強姦宣言のようでもある。
男は変わらぬ調子で、その言葉を向けた。)

シェリル > 道を歩いている女性にでも、揉みたいから揉ませろとそう言えば?
普通の女の人なら怒るか怖がるかして逃げると思うけど。
話と聞く分には、ありそうな話で納得できるわね。混ざり者なら、確実に産める同族の女性なんてものもそうはいないしで、子孫繁栄は――普通にやってそうね。
(この男の本質は女の敵なのではなかろうかと、じとっとした目でみつめて溜息をつき。
教わったという話に耳を傾け、男なりの苦労があるのかと同情しかけてこの男は性犯罪者だったと思いなおす。
手当たり次第に犯ってれば、それなりにできるだろうと。
子持ちの雰囲気がないから見過ごしかけたが、実体験が基本とか言ったしと、同情は消え)

さすがに、そこまでケダモノでは無かったことに安心している自分がびっくりよ。
娼婦のおかげで、この街の平和は保たれてると。
あなたがもう少し常識的な存在だったら、もうちょっと違う反応してられたわよ。

(昨夜のような戦闘力で街の官憲を叩きのめしながら、目についた女を犯しまくる姿が違和感なく浮かぶ。
世は世紀末な勢いで治安崩壊待ったなし。
それをしてないのは、娼婦を抱く方が面倒が無くて楽程度の認識なんだろうなと、娼婦の平和貢献に遠い目をしてしまう。
こっちの問題じゃなくて、そっちの問題だとじろりと横目で男を睨んで、疲れたように肩を落とし)

……自信過剰も、そこまでいくと見事に思えるから不思議。

(負けるという可能性を、欠片ほども検討していない。
どこからその自信と確信が来ているのか、興味が湧くほどに。
だからこそ、敗北を突きつけ心を折ってみたいと思うと同時に、この自負のありようが男の根幹なのだろうなと揺るぎない在り様を認め)

そこまで、飾らず直接的に抱きたいとか言ってくる男は珍しいわよ?
口説かれるのなら、もう少し雰囲気を演出してくれる方が好きなのだけど。
嫌だと言ったら、やっぱり力尽く?

(できないというよりは、面倒だからとしないのだろうなと淡い苦笑を浮かべ。
ストレートに欲望を告げられ、相手が男だという事を。自分が女だという事を、意識させられ。
どこまで紳士的でいられるのかと、首を傾げて問いかけるも、逃げる様子も身構える様子も見せず)

ソード > 道を歩いてる女の乳がそんなに揉みたくなる事ぁ滅多にねぇなぁ。
まぁ、概ねどっちかだったな。
まぁ、親父もそうだったみてぇだから、そっちの血なんだろな。繁栄って程繁栄はしてねぇよ。そもそも、ヒトが産まれてこない事だってあっからな。

(言外に、そうした経験もあると告げていた。ちょっと自由すぎるのではないだろうか。まぁ、もちろんそんな頻繁な事ではないだろうし、たまにでもある事ではなかろうが。
己の子孫繁栄については、あー、などと声を漏らしつつ頷いて。相手からの反応は、やはりさほど気にしていないようであった。)

はっはっは。俺ぁ女ぁ好きだけどな。別に、それだけで頭いっぱいな訳じゃねぇさ。酒も好きだし、飯も好きだ。気が向きゃ音楽だって聞くし、強ぇ奴と切り結んだりもする。
はん?そんなもん当たり前だろ。俺に限った話じゃねぇよ。平和って奴への娼婦の貢献度は兵隊にも負けねぇだろや。
そんなもんかい?

(流石にそんな女を犯す事だけ考えて生きてねぇよ、と笑って答える。面白い冗談をかわしている時のノリだ。彼女がリアルにそれを想像して納得している事など、つゆほども思っていないし、多分気にもしていない。
娼婦の平和貢献については、きょとんとしながら首を傾げて、当然のようにそんな言葉を返した。男の獣性、この男ほどでなくてもほぼすべての雄が持つその獣性を秩序の中に収める為の仕事。男にとって、彼女が口にした事は口にするまでもない前提という意識であるようだった。
己の在り方によって変わった、という彼女の言葉には結局首を傾げる。
よくも悪くも他者の在りようが己の在りように影響しにくい、この男らしいと言えばらしい。)

そうかい?
俺ぁ、当たり前にやってるだけだけどな。

(己の在り様に対して、彼女が向けてくる言葉には首を傾げて応じる。
男にとっての現実や世界というものに対する認識など、根本的な価値観に起因するであろうこの在り方。男にとっては言葉通り、当たり前の事なようであった。)

そういうのはあんまり得意じゃねぇな。
そうだなぁ、嫌だと言われたら力づくだろうな。
嫌だって言っちまうかい?

(雰囲気、と言われても、男は意識してそういうものを演出するのはやはり苦手分野である。
実は、無意識にやっている事もないではないのだが、少なくとも今回はその無意識はまったく発動していないようであった。
向けられる問いかけには、やはりあっさりと肯定で返した。
とは言え、具体的に腕を伸ばしたり何やらする様子は、男も未だ見せず。まぁそもそも、実際そうなったとて、相変わらず害意も敵意もなくさらりと動き出すのだろうから、あまりアテにはならないのかも知れないが。)

シェリル > ちなみに訊くと、どんな乳なら揉みたいの?
その確率の低さを補うくらい、やることやってそうだと言ってるのよ。
言わせないでよ、馬鹿。

(この男が力尽くで強姦に走ったら、どれだけの女が貞操を守れることやら。
成功の確率が百に一でも、万に一でも数をこなせば結果に至れる。この男なら、それぐらいはしていかねない。
ここまでの言動に、そんな印象を抱いている事を暴露する台詞を吐き)

下半身が本体じゃなくてよかったと言うべきかしら。
ま、それなりに文化的な生活をしているようで何よりだけど。
自覚が無いってのは、恐ろしいわね。

(下半身が本体だったら、史上最強にして最悪の強姦魔が歴史に名を刻んていたのではなかろうかと、肩をすくめ。
娼婦を欲望を処理する対象としてだけ見るのでなく、社会的な役割などもきっちり認識している様子に驚いたように瞬きして男の顔を見つめ。
なんで、それでそうも常識から外れているのかと、嘆くように首を振る)

そういう生き物なんでしょうね、あなたは。
たぶん、それが自我の核になってる。

(普通はそこで当たり前というほどに、自己に確信を抱き続けるのは難しい。
特に根拠が無い場合には。
かくありたいという、理想に基づいた信念ですらなく、かくあるという自負をどうやって獲得しているのかは興味深いが、どうせ本人もわかっていないのだろうなと男の顔を眺め)

期待薄だとは思ってたけど、やっぱりね。
そうね、だったら……嫌だって言うから、夜の方の戦闘力はどれくらいか味あわせて。

(そういう器用な事が得意そうには見えなかったものねと、楽しげに小さく笑い。
昨夜を思い返し、そちらの戦闘力はどれくらいなのと誘うように男の目を覗き込みながら言葉を返す)

ソード > どんなと言われてもなぁ。魅力的な乳の条件を言葉で伝える、ってのは結構難儀だと思うわけだ。もともと、口も上手くねーし。
いや、莫迦と言われても。やる事やってんなぁ事実だけどなぁ。

(そんな事言われても、というような調子で頭などかきながら、のほん、と言葉を返す。
相手の軽やかな罵倒も、どこ吹く風という風情であり。)

ひっでぇ言われようだな。まぁ、そこまで酷くねーよ。
仮にも人間ってカテゴリで生活してるからな。
何のこっちゃ。

(愉快そうに笑ったまま応じる辺り、やはり冗談としか思っていないようであった。
娼婦に関する見解についての彼女の反応には、こちらはまた首を傾げるしかなく。
結局この男は、頭の良し悪しとかではなく、根本的な世界認識からくる価値観がズレているのだろう。
恐ろしいわね、との言葉にも、結局首を傾げる事となった。)

そういうのはよくわかんねぇな。
何がそんなに注目されるべき事として話題になってんのかも、よーわからん。

(結局、何もわからない、と。男は首を傾げるしかなかった。
男のこの自負や自信というものの在り方については、男の中に明確な理由があるのだが、当たり前すぎて言葉にされる事はない事柄であった。
何にしても、男には首を傾げる以外の動作はない。)

どうも申訳ねぇこって。
ふむ?嫌だ、って言っちまうのか。
―――いいね、でもノリがいい。そういうのは好きだぜ。

(己の眼を覗き込んでくる彼女を見つめ返す。揺らがぬ視線は、尚も変わる事はない。
男は上機嫌に言葉を返していたが、一度それを区切った。
そして、そんじゃあまぁ、と小さく嘯いて。

次の瞬間、彼女のその細い腰を抱き寄せて、その唇に己のそれを重ねんとする。

相変わらずそれは、恐ろしい程に平然と自然体に、しかし有無を言わせぬ傲慢さと自信のもとに為される動き。)

シェリル > 大きいか小さいかとか、形にこだわりがあるとか……って、なぜ女のわたしがそんな事を。

(語る言葉などいくらでもあるだろうにと自分の胸を例として見せつけるように、手で持ち上げ強調してから我に返り手を離して調子が狂わされるわねと、こめかみを揉み)

そう?
だったら、言っておくけどあまり大きな騒ぎは起こさないで。
潜んでる者たちが巻き添えであばかれるような事件とか起こされると迷惑だから。
ま、わからないなら、わからないでいいわ。

(後ろ暗い事に手を出している自覚のある身としては、官憲が本気で動くような大事件でも起こされると面倒だからと釘を刺し。
今まで何とかなっていたのなら、今後も何となっていくだろうと投げやりな期待で気にするなと、ひらりと手を振り)

元より、そっちは期待できると思ってないわよ。性犯罪者さん?
それに、抱いてとか言うほど好かれてるとか思ってたの。

(ここまでの会話で、そういう事ができるとか得意とかだという可能性は低いとわかっていた。
強姦したとかのたまっていたし、甘く口説くのが得意じゃないでしょうとからかう笑みを向け。
昨夜、殺し合うように戦っただけの関係じゃないと囁きかける。
抱き寄せる動きに逆らうことなく、身を寄せて。近づく唇に、自分からもそっと唇を寄せていき)

ソード > んー、割と漠然としてっかなぁ、やっぱ。―――ん?そりゃあ、言い出したのはおめさんのが先だからじゃあねぇの?

(普通に応じていたが、ふと相手がこめかみを揉み始めたのを見ると、うん?と大き目に首を傾げて告げて。)

はは。まぁ、そんなそうそう大騒ぎになるような事なんざ起こしゃしねぇって。
って、そうかい?

(ひょい、と少し肩を竦めて見せながら、釘を刺してくる彼女に軽く応じた。大丈夫大丈夫、とでも言うようにひらひらと片手を振りながら。
わからないでいい、との言葉には、やはり何の事かわからないままだったのか首を傾げながら応じる事となった。)

―――ん。

(続くやり取り、返って来た言葉に応じたのはまず言葉ではなく。
抵抗もなく、彼女が動きに逆らう事もなければ、何の問題もなく双つの唇は重なる。
彼女gは自らも唇を寄せてくれるなら、尚の事だ。
強引で急な口付けであり、ましてやアクションを起こしたのはこの男である。それは荒々しく、力強い口づけとなった。
だがその実、そこからの運びそのもんは意外に繊細であった。
まずは、唇を重ね合うだけの形。
数秒すれば、唇で甘く軽く、彼女の唇をついばむように甘く食む。一度、二度、三度と、断続的な動き。
そこからやがて、舌先を出して彼女の唇へと這わせ、やはてそれを彼女の口腔内へと差し入れてゆく。
―――こうして、往来の隅で始まった情事。暫しの、甘く激しい口付け。唇の熱と柔らかさ、そして唾液をを互いに交換し合う。やがてそれが終われば、寄り添うようにして宿の方へと消えて行った。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からシェリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からソードさんが去りました。
ご案内:「平民地区 夜市」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > (過日の"酷い目"から数日、左腕に包帯を巻いた一人の少女が、夜市を闊歩する。右手に持った棒きれには薄切りの肉がぐるぐる巻きになっており、香ばしい匂いを漂わせている。齧り付けば甘辛い味が肉汁とともに口いっぱいに広がるのが分かる。所謂雑な美味しさというやつだ)

「――ふぅ、完全に治るにはもう少しって感じかなぁ?」

(左腕は僅かに動くようになってきたが、未だに痛みが強くて思わず顔をひきつらせてしまう事が多い。とは言え、愛しの彼女に心配させるわけにもいかないから、こうして平気な様子を見せるべく、いろいろ出かけたりしている。――ちなみに前の依頼は結局大成功とはいかなかった。覚えていた貴族の弱みは喋ったものの、資料がなかったのが問題らしい。報酬は半額だったが、それでも実入りとしては十分だった)

「っと、他にはなにかないかなぁ――?」

(美味しいものが食べたい、と周囲を見回しながら、人の波を遡るように歩いて行く)

リーシャ > (賑やかな喧騒を歩くのは楽しい。露店のおじさんやおばさんが色んな物を差し出してくるのだ。左手を使えればもっといろいろ食べられたんだろうなぁ、なんてすこしばかり残念な気分になりながらも、それはそれ。自身の不覚を人のせいにする気はない。――肉を食い終わると、ついで渡された果物の串を齧り、代わりに銅貨を1枚渡す。噛めば甘い汁が目いっぱいに口の中に広がって、夢見心地になる)

「んぅっ――すっごくあまいね!ふふ、これもう一本くらいほしいなぁ……!」

(とは言え持つ手がないものだから、仕方なく1本で我慢しておく。そうして歩いて行くとそれなりに疲れてきたようで。人混みを外れて人気も疎らな路地に入ると、ふぅ、と一息つくことにした)

ご案内:「平民地区 夜市」に魔王アスタルテさんが現れました。
リーシャ > (路地の片隅、木箱の上に腰掛けると果物串を平らげる。垂れる汁はそのまま右手を伝い落ちていき、地面に水の跡を作る。二口三口と齧れば、串の果物は全てなくなってしまうのだった。ベトベトになった右手を舐めながら、手持ち無沙汰気味に足をぶらぶら。普通の人には見えない尻尾と耳もゆらりと揺れる)

「ん、左手が治ったら、また魔物退治で稼がなくちゃね。先立つモノは多めになくちゃ」

(ただでさえ借金があるんだから、小金はともかく大きな額面は確保しておかなきゃ始まらない。好きな人も出来たのだから、ちゃんと地に足ついた生活をしなくちゃ。そんなことを思いながら、手元で串をくるくると回していた)

魔王アスタルテ > (軽食屋などが立ち並ぶ道を突き進む魔族の集団五人。
 魔王とその直属の四天王である。
 四天王も今は人の姿をしているため、この王都でも溶け込める。

 そんな時、路地に曲がった見知った顔を発見する。
 あれはリーシャちゃんだよー。
 アスタルテ達も同じようにして、路地を曲がる。
 随分と人気のない場所だけど、落ち着きたかったのかな?)

「やっほー、リーシャちゃん。
 って! その傷、どうしたの!?」
(木箱に座るリーシャに、子供のような無邪気な笑顔で話かける。
 その後、左腕の包帯を見て、少しばかり驚く仕草をしてみせる)

リーシャ > (くるりくるり、手元に何度も木の串が弧を描く。暇つぶしにやっていたら随分とうまくなってしまった串回し。これがやりなら随分と上手なんじゃないかなぁ、などと自画自賛しながら一度上に跳ね上げて、降ってくる串をしっかりキャッチ。そのまま近くのゴミ捨て場の箱に投げ入れる。かつんと一撃、ホールインワン。なんとも気分が良くなるもので。

 そして、視線を人混みに向ける。その先には過日に自身を陵辱した魔王の姿。――しかしその手は腰の刀に伸びるわけでもなく、表情は微笑みに変わって)

「ん、ちょっと強い魔物にやられちゃってね……ぼっきり折られちゃった。――多分神経までやられちゃったから治りが遅いんだと思うのだけど」

(素直に事情を話すと、そのまま嬉しそうに手招きをする。あんな事をされたのに彼女のことを憎めない。むしろ、何故か心が惹かれてしまう。そう、大好きなあの子とはまた別の、ややただれた感情。そしてどちらかと言えば従属や屈服に似た、そんな心境を秘めながら)

「隣にどう?それとも夜店を回る?ボクで良ければ付き合うけれど」

(などと問いかけてみるのである)

魔王アスタルテ > (串刺しをゴミ箱にホールインワンしたミレー族ちゃんの姿を見て、『わぁ~』と、明るく拍手してみる。
 先日リーシャを凌辱した後だというのに、魔王はとても気さくだ。
 だって、猫耳モフモフリーシャはすっごく可愛いよね!)

「そっかぁ。それは災難だったねー。
 さすがに神経までやられちゃうと、リーシャちゃんでも傷の治りが結構遅くなっちゃうんだね」
(手招きされると、嬉しそうに走りながらリーシャに近寄る。
 この前凌辱した時も、リーシャはかなり丈夫だった。
 実際に死ぬほどの限界に達した快楽を長時間耐えてみせたぐらいだからね。
 だけど、この左腕はそんな旧神の加護を受けても時間がかかる程の深い傷という事になる)

「わぁ~、ならお勧めのお店とか案内してよー」
(と、これまら無邪気な笑みで言った)

リーシャ > 「ん、いいよ。――あぁ、アスタルテの好みを聞かなくちゃだよね。何が食べたいかなぁ?」

(ひょい、と身軽に木箱を降りると、一瞬顔を顰める。振動が左腕を中から揺らしたらしく、強い痛みが走ったのだ。歯を噛みながらこらえると、一つため息を吐いてから歩き始める。魔王たる彼女を先導するように。

 夜市の店は実に様々なものがあった。怪しげな薬を売る細面の男や伝統的な小物や彫刻を売る神秘的な少女、肉汁そばを豪快な手つきで器に盛る恰幅のいい女性や銀の糸を束ねたような飴細工を作る東方風の老人もいる。そんな、混沌とした中を進もうとしてふと気づく。そういえば彼女は、自分よりも小さいのだった。それなら)

「あー……うん、ほら、手、繋ごうか。迷子で泣くような君じゃないだろうけど、人混みの中を探して、時間がすぎるのはもったいないし」

(彼女の目の前に、そっと右手を差し出す。握ってもらえるなら其れをそのままに人混みをかき分けて行く)

魔王アスタルテ > 「そうだねー、せっかくだからおいしいものが食べたいよ。
 あたしはまだ、食事も済ませてなかったからね」
(木箱を降りたリーシャは、束の間表情を顰めていた。
 アスタルテはその瞬間を見逃さなかった)
「大丈夫……?」
(首を傾げて、問うてみる。
 見た目だけで言えば、何も知らない子供のような仕草にも見えるかもしれない。

 リーシャから手を差し伸べられると、アスタルテはそれを握る)
「この場所、人が多いもんね。
 それでは手をつないじゃおう♪
 まあでもはぐれても、きっと見つけられるから大丈夫だよー」
(にっこりと笑って応じる。
 可愛いリーシャと手を繋いでいるよ!
 そのままリーシャに先導を任せ、人混みの中を突き進んでいく。
 はぐれても大丈夫というのは、まあ魔王の魔術で無難に解決、みたいな感じに考えている。
 四天王もリーシャとアスタルテに続いた)

リーシャ > 「大丈夫、と言いたいけれど、痛いのは苦手だからねー……我慢できるけど嫌いは嫌いなんだよー」

(心配してくれる彼女には、笑顔を浮かべて応える。心配してもらうのは嬉しいが、其れよりもいろいろ回るほうが楽しくて好みなのだから。夕食を済ませていないと言うのなら、少しだけ考えた後に連れて行くのは恰幅のいい女性のところ。そして頼むのは肉汁そばを6つ。――ちゃんと付いてきた四天王の分も考慮済みなのである)

「ここの肉汁そばは量があるのに味もいいからおすすめなんだよー。あっさりしたスープにネギが散ってて、お肉は若干甘目な味付けだけどジューシーなんだー……っと、デザートには美味しいアイス屋さんに連れてってあげるから、とりあえずここで食べちゃおう?」

(お題は面倒だからと纏めて金貨を1枚差し出すと、近くの即席な飲食スペースに移る。恐らくは材料を入れてきた木箱なのだろう。其れを椅子に、同じく木製の机を丸く囲むようにして食べるのだ。――なお、実際に食べ始めると右手しか使えない少女は密かに悪戦苦闘するハメになるのは秘密だ。ともあれ、今は休むべき時。少女としてはのんびり会話するつもりで)

「――ふふ、それにしても、偶然だねぇ。こんな所で会うなんて。何か買いたいものでもあったのかな?」

魔王アスタルテ > 「そっかぁ。
 痛いのが苦手で嫌いって人の方が多いだろうからねー。
 逆に、痛めつけられればそれだけ快楽を覚えちゃう人もいるけどね!」
(人はそれをドMというよ。
 実際に、アスタルテも数多の人々を凌辱してきたわけだけど、痛めつける事で嬉しがる人もいたものだ。
 リーシャが笑顔で応えるところを見ると、そこから特に踏み込む事もなかった。
 行き先は恰幅のいい女性の店。
 リーシャは、魔王と四天王の分も合わせて肉汁そばを6つ頼んでくれたよー)

「量があって味もいいって、お得だね!
 あっさり系のそばなんだぁ~。
 わぁ~い♪ デザートのアイスとっても楽しみだよー」
(リーシャの話を嬉しそうに聞いている。
 そしてアイスというと、リーシャの愛液がかかったアイスがすっごくおいしかった事を思い出す。
 あのリーシャの味は、忘れられないよー♪

 飲食スペースに移ると、アスタルテと四天王もそれぞれ席につく)
「ほんとに偶然だね!
 お仕事の帰りに、ちょっとだけここを寄ってみたんだよ。
 あんまり、この場所に来た事はなかったからねー。
 気紛れだったけど、ちょっと来てみたんだよ。
 女の子だからねー、買い物に興じる事もあるって事だね!」
(お仕事というのは、魔王の職務であるからに、人間にとってはいいものでもないかもしれない)

リーシャ > 「ん、流石に強烈に痛いのは勘弁かなぁ。アスタルテも痛いのは嫌いでしょ?」

(すきじゃないよねぇ?と首を傾げつつ、問いかける。彼女がどれだけの人間を陵辱してきたかは知らないが、経験豊富なのはわかるからその中からの言葉なのだろうと納得しておく。ちなみに少女はどMじゃないよとか思っていたり。なお真実は闇の中である。肉汁そばを右手の箸だけで食べるのは中々に難しいもので、どうしても麺をつかみそこねてしまいながら、うぐぐと悔しそうにしている。そしてついに面倒になったのか、犬のように器に顔を近づけて麺をすすってしまうのだった。――所謂犬食いである)

「んむ、ん――あぐっ……ん、む。うぅ、左手で器を持ちあげられないのが辛いんだよー」

(彼女が自身の愛液をかけたアイスを思い出しているなどつゆにも思わないし、指摘されたら真っ赤になるし、何より恥ずかしくて穴を掘って入りたくなる。四天王の面々にも特に忌避などは感じないので、彼女との雑談に興じながら肉そばを平らげるのだった。彼女の仕事が人に仇なすものだとは分かっているが、其れを咎める気は毛頭ない。――そもそも勝てない気配が強いし、体の奥底に刻まれた陵辱の記憶が逆らうことを許してはくれない。きっと今も優しい声で命令されたら、首輪の力がないのに聞いてしまいそうなのだから。肉棒とともに植え付けられた屈服の記憶は、首輪よりも強い少女への枷になっていた)

魔王アスタルテ > 「あたしはここ最近、痛いという思いはした事ないんだよね。
 そうは言っても、どちらかと言えば痛いのは嫌かな。
 痛めつける事の方が好みだよー。あはっ♪
 だけど、痛い目にあう覚悟を決めなきゃいけない時はくると思うんだよね。
 リーシャちゃんも、冒険者ならそういう事あるよね?」
(アスタルテは嬉しそうに目の前の肉汁そばを眺める)
「わぁ~、すっごくおいしそうだよー♪ いただきま~す♪」
(普段の子供らしさからは想像し辛い程に、上品にお箸を使って肉汁そばを啜っていく。
 四天王も各々、『これはうまいな……。リーシャよ、感謝するぞ』などと述べながら肉汁そばを口に運んでいく。
 ちなみに魔導機械のメカルトも問題なく、そばを食してる。

 リーシャは左腕が負傷しているため麺を箸で掴みにくいようで、なんと犬食いをし始めた。
 わぁ~、猫耳ミレー族ちゃんが犬食いだよ~♪
 アスタルテは目をハートにして、その可愛らしいリーシャの姿を眺める。
 アスタルテは目に少々魔力を集中させており、今もリーシャの猫耳を見ている。
 つまりね、猫耳のミレー族ちゃんが犬食いしているように見えるって事だよ!
 その光景、たまんないよね!)

「片腕だと、確かに食べづらいかもだねー。
 だけど安心してよ! 手を使わずに犬のように食べているリーシャちゃんの姿はとってもステキだよ!」
(もはや何を安心していいのか分からない励まし。
 というか励ましているというより、自身の性癖丸出しと言った感じだよー)

「それにしても、アイスと言えばねー。
 リーシャちゃんの愛液がシロップ代わりにかけられたあの時のアイスは、恐ろしい程おいしかったんだよ!
 もうねー、愛らしいリーシャちゃんの味だと思ったら、舌に蕩けて忘れられないの!」
(雑談の最中に、そんな話題をふっちゃった。
 だって、おいしかったんだもん!)