2015/10/13 のログ
ご案内:「大通り」にアダン・フェリサさんが現れました。
■アダン・フェリサ > 王都の大通り。平民地区にそれはあり、多くの人間でごったがえしている。
そんな大通りを平民には似つかわしくない高級な衣服をまとった男が悠然と歩いていた。
背後には警備隊もついていた。この男は街の警備隊の一つの長官でもあった。
故にこうして見回りとして平民地区を歩いていた。
とはいえ、警備隊と男の距離は離れている。一見何も関係ないように見えるだろう。
それは不用意に警戒させることを避けるため――男が“獲物”とするものに逃げられることを避けるためだ。
「……ふむ、特に変わった様子はないな」
顎を撫でながらいう。だが実際のところ、平民地区で何が起ころうと男はあまり興味を持っていない。
自身が興味のあるものは、欲望を満たすものか、自分の権力のために利用できるものかのいずれかだ。
先日、貴族の娘を罠にかけてカジノで凌辱した。あの貴族の娘にはそれ以降会ってはいない。
だが、男はああいう調子でいつも女を罠にはめて、己の欲望のはけ口としてきた。
今回の視察も、それを探すためだ。色々な人種などが歩く大通りを探るように進む。
■アダン・フェリサ > 「近頃は魔族が王都にも増えているという噂もある……。
とはいえ、大規模な攻勢をかけてこないところを見ると何かしらの理由があるか」
歩きながら、男はそのようなことを考える。
確証はないものの、魔族らしき存在が王城内にいることも何となくは把握している。
だが、直接的で大規模な戦闘を仕掛けてくるわけでもない。
アイオーンの加護のためだが、今のアダンはそこまで思い至ることはない。
「……魔族の一人や二人、引き入れておければ、保険にはなるがな」
魔族という存在は強大だ。
自身のものにできれば、権力闘争に置いて大きな利となるのは間違いない。
そして、それが少女の姿であるならば自らの欲望のはけ口とできる。
「さて、今後は魔族関係を重点的に調べるとするか」
男はくるりと踵を返し、後ろを歩いていた警備隊にすれ違いざまに耳打ちする。
警備隊の男たちは静かに頷き、行動を開始した。
この王都に現れているやもしれぬという魔族の情報を求めて。
ご案内:「大通り」からアダン・フェリサさんが去りました。
ご案内:「大衆酒場”兎の尻尾”亭」にカレンさんが現れました。
■カレン > (時刻は宵の口。
安酒場のテーブルで酒を煽っている女がいる。
女の名はカレン、貴族で騎士団の部隊長を務めているのだが、
時折こうして酒場で酒を呑むことがある。
単に貴族の堅苦しい雰囲気が嫌いで、裏表のない雑多の雰囲気が好きなのだ)
エールもう一杯、あと適当になんかつまみを頼む。
(あいよーと店主から返事が返ってくる。
飲むペースはそれほど速くはない)
■カレン > (カレンは酒に強い方である。
部下たちとの飲み比べでも数えるほどしか負けたことがない。
そうでなければ人望を得られないというのもあるが、単に強い。
だからエールを数杯飲んでも失態を晒すような事にはならない)
お、野ウサギのバターソテーか。
結構高いものを出してきたな…商売上手め。
(などと言いながら酒とつまみを口に運ぶ)
■カレン > (こうして酒場で酒を飲んでいるのは、酒が好きだからという理由だけではない。
一夜床を共にする相手を探しているのである。
出会いがあれば僥倖、なければ男娼でも買う、といったところであろうか。
ともあれ今は酒を楽しんでいるのだった)
このウサギ肉、狩って日が浅いな。
まだ熟成していないぞ。
(普通の平民のようなことを言いつつ、フォークで肉を刺し食べる)
■カレン > ぷはー…
(エールも10杯を超えたというところか。
ようやく顔に赤みが差してきた。
気分が良さそうな緩んだ表情で周囲を見回す。
なかなか賑わっているようだ)
野ウサギ肉、もう一皿頼む。
(注文を追加して、頬杖をつく)
■カレン > (運ばれてきた皿を平らげると、残ったエールをあおる。
酒は十分に入った。
空腹も満たされた。
残るは…)
店長、お勘定ここに置いておくから!
(大声で店主に声をかけると、少し大目の貨幣を置いて店を出た。
さて、女も相手してくれる男娼は見つかるだろうか?)
ご案内:「大衆酒場”兎の尻尾”亭」からカレンさんが去りました。