2015/10/11 のログ
ノエルノート・エルシール > 「なっ、子供!?…なのか…?」
すでにいつ戦闘態勢になっても大丈夫なように準備を整えていたのだがフードの下から現れた意外な素顔に珍しく声を上ずらせながら驚愕して。しかし視線を向けられた瞬間に全身が硬直してしまい冷や汗がとめどなく流れはじめ若干とはいえ確実に戦意をそがれ始めており。しかし偉そうに減らず口を叩いたがゆえに引き下がるわけにもいかず、おそらくローブの下で周りからは見えないだろうが膝をガクガクと震わせながらも勇気を振り絞って対峙し続けて。

「私よりも強いことを祈ってるよ。冒険者さん。どのみち相手さんは魔族…ではないにしろそれに近い実力があることは確か…だね。」
冒険者と名乗る女性の問いに答えながらも虚勢を張るのが精いっぱいで声に先ほどまでの覇気はなく、実際に会いまみえたことはないものの、おそらく相手の実力はそれくらいであろうという比喩のために魔族という単語を使って見て。

ベルフェリア > どうやら二人揃って自らの様子に何らかの反応を示しているようだ。方や子供である事に驚いている様子で、片方は自らの姿にやや緊張を覚えたというところだろうか。

「んー?褒められたのは初めてだなぁ……。君の瞳も赤で、美しいよねぇ。綺麗な血の色だ。」

瞳の色を褒められると満更でも無さそうに頬を緩めた。
魔族の中で褒められる事などそうはないし、そもそも引き篭りなベルフェリアが他の魔族から賛美を受ける事などそうはない。
だから素直にその言葉は嬉しく思ったのだろう、表裏など気にしている様子は見せない。
ただ、そんな表情は作り笑顔ではなく内心にはこの子の血は美味しいのかなぁ、襲ったらどうなるのかなぁ、そんな思考を重ねているので笑みは実に信用ならないがどう映るかは彼女達次第なのだろう。――女性は何しろ、何を考えているかわからないし、信用できないから。

「子供……あー、うん、そうかぁ。そういう風に見えるのかぁ。」

確かに魔族は基本的に若い姿のまま年を取る事が多い。その為そういう風に見える事もあるかもしれない。
もっとも戦場ではそんな見た目は全くアテにならないと知っている者も少なからず居るだろうが。
驚いてはいるものの引き下がるに引き下がれないらしき様子の彼、或いは彼女に視線を向けつつ、柔らかい気の抜けた笑みを浮かべながら、

「君は…中性的だね。男の子?それとも女の子?」

見た目でけでははっきりとはわからない。女性であれば興味を惹かれはする。
もっとも男性であれば尚の事警戒をする必要もなくなるし、女性であれば――信頼せず食の対象となるかの思考に映るわけだが。

ルーキ > 驚愕の声が背後から聞こえれば、肩越しにその表情を確認する。
してから、再び眼前の少女へと目を向けた。警戒の色は先程よりは大分色濃い。
魔族に近い実力、との評を受けてだと相手には知れるだろうか。

「……それはどうも。――わたしも、褒められたことはそうそう無いな」

さておいて、彼女の思考など読み取れる筈も無い身には、その笑顔は賛辞に素直に喜んでいるようにも、また多々思考を積み重ねているようにも見える。
要するに判断がつかない。ただ信用できるようなそれではないことは確かだろうと。

「――…さて、どうだろう。騎士団の人に比べれば幾らか劣るかもしれないな?」

戯れにそう答えを返しながら、しかし心の余裕はあまり無い。
中性的、ならばこそ生じる問いを、己に向けたものではないとして聞き流しつつ――

ノエルノート・エルシール > その幼げな容姿の裏に見える絶対的な実力に矛盾するかのような気怠そうな態度や、何か思いを巡らせるような態度を見せたかと思ったら瞳を褒められただけで頬を赤らめるかわいらしい様子見せ始めたりと目まぐるしく変わっていくように見える相手の態度に若干頭の中がパニックになりながらも自分の虚勢に対する返答をして。
「それじゃあ互いに死なない程度に健闘を祈ろう…かな?」
余裕のなさそうな相手を見て、冗談を飛ばしつつも、果たして自分は生き残れるのだろうかと柄にもなく心は恐怖と不安で満ち溢れていて。
「女だったら…どうしたっていうの?」
気の抜けた笑みを向けられているにも関わらず、まるで蛇に捕まったネズミのような絶対的恐怖心を感じつつも精一杯虚勢を張るように睨みつけながらローブの下にまだ隠れている銀髪をかき上げた後、なびかせるようにしながらそう答えて

ベルフェリア > どうにも警戒しているらしい冒険者を名乗る女性。剣に触れている手が今にも引き抜いて飛び掛かりそうだな、なんて呑気に考えている。
実力は彼女達の読み通りで相違はないのだろう。ただし、実際の戦場とイメージでは大きく異なる事もあるかもしれないが。

「ん~、そうなのかぁ。結構良い容姿をしているのにねぇ。」

全く歪み無く片目を閉じて笑みを浮かべながら、砕けた様子で冒険者の女性の容姿を褒めてみた。
出任せではなく純粋な感想ではあるのだが、その言葉の意味合いは人とは大きくずれているかもしれない。

さて、二人の遣り取りを眺めていて思ったのは、どうにも警戒――というより戦闘すべき相手として見られているらしいという事が漸く理解に至ったらしいベルフェリアはふと、視線を逸らして息絶えてやや時間の経った男だったモノを見据えて、再び視線を戻そうとして空へと向け、おお、と声を零して両手を自らの胸の前に持っていき、ぽん、という音が出るかのように手を合わせて再び視線を戻す。

(あ、そっかぁ。この子達、同じ種が死んだ事で警戒してるのか~。……戦わないとダメかなぁ、これ。)

という気の抜けた思考をしながら、女だったらどうするのかという問いを聞いてきょとんとした表情を浮かべて二度、三度瞬きをすると、特に隠す様子もなく純粋に答えた。

「そうだねぇ……ちょっといじめたくなっちゃうかなぁ?」

虚勢を張っているらしい少女に、表裏のない純粋な笑みを浮かべて瞼を伏せた。
その意味がどう取られるかまでは一切考えもせず、思った事を純粋に答えている。

そこでようやく、この状況に対して路地の方が騒がしいように思う。どうやら長くこの場で話し込み過ぎたのか、野次馬達が集まってきているらしい。

「――ところで、ちょっと聞きたいんだけど。」

そこで不意に表情から笑みを消し、瞼を開く。
やる気のない表情はそのままだが、その金色の瞳には明らかな威圧的な雰囲気を宿した事に彼女達は、気付くだろうか。

「さっきから聞いてると、まるで私をどうにかしなければいけない、ように聞こえるんだけどさぁ……君達、私と戦いたいの~…?」

両手を目の前で合わせたまま、一歩前へと踏み出した。武術家であるなら、あまりに無防備な足の踏み出しは、実際特に即座に何かをしようという意図はないからだが、その通りに伝わるかどうかは不明だ。

ルーキ > 特別、危害という名の刺激を与えられない限りは剣を抜く心算は無い。それは弁えてこそいるが、眼前の彼女から沸き起こる威圧感、ただならぬ気配にどうしても警戒は解けずにいる。

「褒めてくれるのかい? それはどうも、どうも」

此方も砕けた調子で言葉返しながら、しかしそれが純粋な感想たる賛辞であることは何となく感じ取った。
これも勘である。

じわりじわりと路地の方向が騒がしくなってきていることに気づけば――少しばかり眉を顰めた。
他者を巻き込むのは何とも気にかかる。

「死にたくはないなぁ、確かに。……確かに」

飛ばされる冗談にはどこか噛み締めるような風、じっくりと呟いてみせた。
明らかに先ほどとは雰囲気の異なる、金の瞳を見据えて――

「……ま。出来るなら揉め事は避けたいね。
ただ……これ以上ごたごたを巻き起こす心算なら、そうですかと見逃すわけにもいかないさ」

後ろの少女の意図がどうであれ、己は決して好戦的というわけではないのだと――静かにアピールをする。

ノエルノート・エルシール > 「ひっ…あっ…あぅ…」
相手からしてみれば言葉通りいじめたいだけなのだろうが頭の中でいじめるという言葉が殺すという言葉に変換されておりその恐怖から普段の鋭い目つきは、まるでか弱い少女のように弱弱しいものになり。

「うぐっ…見世物じゃないっ、あっち行けっ!!」
しかし野次馬が増えてきて相手の瞳についに威圧的な雰囲気が宿ったことに気付き、これ以上行くともう引き下がれないと悟ったのか目をぎゅーっと瞑って野次馬たちに怒鳴りつけると次々に死霊たちを召喚し始めて。しかしその死霊たちが向かうのは野次馬のほうで、どうやら野次馬を脅かして散らせようと考えているらしく心の中ではすでに戦意は完全に失っており早くこの場から逃げ出したい一心で。

ベルフェリア > 冒険者の女性に対する行動基準は勘違いしているらしいベルフェリアは彼女の剣に視線を向けつつも、自らに対する警戒は相変わらずである以上自らも念の為、隙を突かれないようには意識をしつつ。

「ふふ、いじめたいと言えば君もそうだねぇ。」

褒めながらもそんな言葉を紡ぐ。冒険者の彼女はその体は充分に鍛えられているものだし、さぞ触れてみるのも悪く無さそうだ。そんな事を想いながらも浮かべる表情は笑顔の其れ。

後方の声に二人も気付いた様子を見れば、さてどうしたものかな、と首を傾げて見せる。
このまま戦闘となれば確実に少し、騒ぎが大きくなるだろうがそれを彼女達が望むかどうかである。
ベルフェリアとしてもこれ以上騒ぎになるのはあまり嬉しい話ではない。問題はないが、面倒だからだ。
その為ある意味、意思確認のようなものだったのだが――

「うーん……起こしたのは私じゃないんだけどなぁ。さっきの子も帰らせちゃったし、騒がしくなってきたし、戦う気がないなら私も特に用はないよぉ?」

面倒臭そうに後頭部を軽く引っ掻いた。戦意がない、と聞けばその威圧的な視線を一度の瞬きで消した。主犯のように見られているのは不服だが、それを説明するのも面倒だし、帰らせてくれないならどうしようかなぁという次第らしく。

そこでふと、いじめるという言葉に反応したらしい奥の少女、と認定した彼女の様子を見て思わず首を傾げた。怯えるような事を言ったかなぁ、と首を傾げつつ。

「……あれ、何か変な事言ったぁ?」

怯えた様子の少女。だが彼女が召喚していく死霊の姿を見ると少し驚きと、感動した様子の声をあげてその姿を興味深そうに見据えていた。野次馬達は驚きのあまりその纏まりを散らせて行くのが見える。

「お~…!君、すごいな。死霊を呼べるのかー。」

戦場ではまだこの手合いを戦った事はないベルフェリアは、その様子を見て威圧的な気配を消し、好奇心に駆られて緊張状態など知ったことではないという様子で二人の下に駆け寄ろうとした。

ルーキ > 後方より聞こえる声が一転、か弱い少女のそれになってしまうなら思わず肩越しに彼女を見た。
思案げに視線を彷徨わせ――しかし。威圧的な気配が一瞬の下消え失せてしまえば、拍子抜けしたように肩が落ちる。

「……わたしをいじめても、得るものは何もないさ」

ただのしがない冒険者の一人、と。肩竦めて躊躇いも無く口にする。自己評価はさして良くないことが伝わるかもしれないが。
騒ぎが大きくなるのは此方とて望むところではない。故に――剣から一旦は手を離す。
警戒を解いたわけでは決してないのだが。

「……少し、落ち着きなよ。動揺すれば思う壺だろう」

怯えている少女に、声音ばかりは柔らかく言葉を投げかけて。
しかし、此方に駆け寄ってくる少女に驚いたよう瞬けば、壁際に肩を預けるようにして二人の様子を一先ずは見守ろうとする。

「……わたしも、その類は初めて見たな。死霊か…」

ノエルノート・エルシール > 「へっ!?やっ…こないで…くるなっ!!」
あまりに恐怖から無駄なところで衝動的に死霊の力をほとんど使い果たしてしまったため完全に無防備になったところへ恐怖の根源が駆け寄ろうとしてきたためついに涙目になり、
「うるさいっ!!動揺なんかしてないもんっ!!」
こちらを落ち着かせようとする声に耳を傾ける余裕もなく現世に残ったままの死霊たちを一斉に向かわせて。しかし死霊たちがその恐怖の根源にたどり着くことはなく、そのままチリのように消え去ってしまい死霊たちを召喚した少女自身、うずくまって悶え始めて。

「んっ…ひゃうぅ…こんにゃっ…ときにぃ…」
息遣いが荒くなり始め顔も真っ赤に情発しておりまるで発情しきった雌のような顔になっており目じりに涙を浮かべながら目をきゅっと瞑って何かに耐えるようにしていて

ベルフェリア > どうにも先程までの威圧は完全に虚勢だったらしい銀髪少女。すっかり動揺した様子の彼女を面白そうに見つめながら、反面落ち着いた様子の冒険者にも視線を向けると緩く微笑みを見せて。

「それを判断するのは私だからなぁ。少なくとも君達とこうして出会えたのは私にとっては大いに収穫だよ~。」

面倒臭そうな相手から一転、ベルフェリアから見ると出会った二人は好奇心を煽る面が多い事がわかった。今まで退屈であった人間界を歩む上で、自らの好奇心を煽ってくれる人間は久しい。
だから既に得る物はあり、今後何かしようともそれは全て得る物となる。
だから『収穫』はあった、と言葉を呟いた。

「いやぁ、別に私はこの状況を意図しているわけではないぞ~…?」

近寄り、聞こえた思う壺という声を聴けばちらりと視線を向け、不服を訴える様に拗ねた様子の声をあげて。
としたところで、距離を詰めた事に最も慌てたのは死霊を出現させた少女の方だったらしい。
表情を見ると涙目で、なるほどよっぽど怖がられていたのか、などと内心で思いながら――野次馬の方へ向かっていた死霊達が一斉に向きを変え、此方を迫ろうとしているのが見えた。

「おー、やる気か~…?」

先程の威圧的な態度ではなく、何もかもを楽しんでいる様子で足を一歩踏み出し、拳を握り締めて構えを取る。かなりの数だが路地裏の道は狭いので一撃で一掃も可能かどうか、試してみる価値はあるか、などとその表情は眠そうなままでありながら、楽しそうに笑みを深めていた。
――しかし、接近する死霊を前に一歩踏み出し、一撃を放とうとした瞬間である。

「あえ…?」

拳を放とうとした先から一斉に死霊が消え失せ、振り抜こうとした拳に急ブレーキが掛かる。
踏み込んだ足の動きで僅かにベルフェリアの周りに風が吹き荒れたが、それがベルフェリアによるものだと冒険者と少女が気付くかどうかはわからないが、拍子抜けした様子で後方を振り返る。

「……消えちゃったぞ~?って、あれ、どうしたんだぁ~?」

振り返ると死霊を召喚していた少女は蹲っていて、何かに耐えるように涙目になっている。はて、この付近に淫魔でも居たのだろうか――その様子が何やら発情した様子に見えて、思わず首を傾げた。

ルーキ > 片や動揺に我を忘れかけている為、対比して落ち着き払っているようにも見えるが。
此方も決して余裕綽々というわけではない。笑みに苦笑のようなそれを返して。

「……随分と評価を高めてくれているようじゃないか」

ありがたいことだね、と続けて呟きを落とし、だが悪い気分ではない。たとえ相手が魔族の一員だとしても。
不服げに気分を拗ねたらしき彼女に視線を向けるのも束の間――何やら様子のおかしい少女の元へ思わず歩み寄る。
自然、首を傾げている少女の傍らに寄ることになろうか。

「――…どうしたんだ。何か……いや、何もやってなさそうだな」

何やら不思議そうにしている少女を一瞥し――勝手に判断した。
演技ではなさそうだ。

ノエルノート・エルシール > 「みっ…みるなぁっ…あうぅ…」
死霊を使役するコストが生力であることなど、ましてやその生力が尽きると体が発情したように性を求めてしまうことなど本人も恥ずかしいためさすがに知られたくはないようでどうしたなどと敵味方構わずに心配するようなセリフをかけられて逆に羞恥心をあおられたのか悶えるように睨みつけるだけで答えようとはせずに。しかしそのこみあげてくる劣情に勝つことができず真っ赤になりながら力なくうなだれて

「その…あれ、一応黒魔術だから…あとは察してよぉ…」

先ほどの弱弱しい様子からも一変、完全に出来上がった様子で生殺し状態になっており

ベルフェリア > 「思っている事を言っただけ~。」

変な意味はあまり考えていない為、事実思った通りの言葉を表現している。魔族であるが故に、いちいち言葉を何かに包んで発する、という考えをベルフェリアは持っていないのだった。

蹲る少女の様子に冒険者の彼女も気付いたのか、歩み寄っていくのが見えると自らも振り返り、近寄って少女を覗き込んだ。

「んー?いやぁ、私は淫魔じゃないからこんな事は出来ないかなぁ。」

しれっと魔族と関わり合いがある事を発するも女性に視線は向けずに、銀髪の少女の様子を伺った。
見るな、と言われると気になってしまうのも事実であり、何がこうして彼女に影響させているのか今一思い当たる節が無く――答える様子もなく、暫くうつむいていた少女が弱弱しい声で黒魔術、という言葉を発したのを耳にすると暫く考えた様子で腕を組んで眉を顰めると、

「あ~……なるほど、代償、的な~…。」

あまり黒魔術には詳しくはないが、使う種類や使う者に応じて代償が生じるのだとか。彼女の場合は死霊召喚がそれに値して、召喚を一気にしすぎたせいで副作用で性的な状態に襲われているのだろうか、とベルフェリアなりの回答を引きずり出した。
――であるなら、今の状態であれば血を啜るのも手かもしれないだろうか。
そう思うと瞼を開いて、じりじりと距離を詰め、そっと手を伸ばした。目の前に冒険者の女性が居る事すら気にしない様子で、その肩に触れようと。
肩に触れる事が出来たなら身を屈まませ体を己へと引き寄せてしまおうとすることになるが、抵抗されればその限りではない。

ルーキ > 「そう。それなら、特別疑う必要もないか」

思った通りをそのまま、と。どうやら嘘も言ってない様子であれば、漸く言葉を額面通りに受け取ることにした。
形としては共に蹲り悶える少女を覗き見る体制か――。

「……黒魔術の代償。……何とも、わたしには如何にも出来ないことだな…」

傍らの少女が口にする回答に納得したようで、しかし己に出来ることは恐らく何もないだろうと考えていれば。
ふと、少女の身体を抱き寄せんとするその仕草に瞬き、思わず此方からも手を伸ばす。

「――…な、にを」

振り払われたとておかしくない、緩やかな動き。
今まで発してきた警戒がその一瞬、緩んでしまったものだとは恐らく魔族たる彼女には容易にわかってしまうだろうか。
避けられなければ、あるいは振り払われなければ。その手は力なく、その身に纏われたローブマントを掴むだろう。

ノエルノート・エルシール > 「あっ…うぅ…」
代償のことについて改めて触れられるとやはり恥ずかしいのか悶絶するようにしながら顔をそむけて。そのため今の今まで恐怖の根源であった相手が自分にじわりじわりと近づいてきていることに気付かず、伸びてきた手を見て初めて気付くと目を見開くようにして
「ひぅっ…」
しかし自らの血をすすろうとしている相手の行動にもすでに抵抗できるほどの理性はなく抵抗することもなく抱きかかえられてしまい。もはやこれからどのようなことをされても抵抗することすらできないであろうことを彷彿とさせるような弱弱しい目つきで

ベルフェリア > 「あれは便利な能力だと思うけど、少々面白味に掛けるしなぁ~…。」

淫魔の者が近くに居たのならさぞ苛立ちの目線を向けられていたかもしれない発言をする。
もっとも、あの力さえあれば直に手を下す事もなく他者を手取る事も可能なのかもしれないが。

「使用者の副作用のようなもの、だっけぇ…?わかっててやったなら君は随分無謀だなぁ。」

咎めるわけでもなく、辱めるわけでもなく、淡々を呟く。その行為をした結果、視られてはならない者にその弱点を晒してしまったのだから。

――此方の手の動きに反応しら冒険者の手。しかしその動きは緩やかで急いで引きはがそうとするそれではない。
恐らく、緊張状態とは異なるような行動をベルフェリアが取り続けた事、少女が自らの力で自滅してしまった事が彼女の警戒をも緩めたのだろうが、ベルフェリアはそんな事は意図していないので何故力が緩んでいるのか、その理由には気付きはしなかった。
そして、ローブマントを掴まれたところで気に留める様子もなく、容易く少女の体を引き寄せ、両腕で体を抱き寄せる事に成功した。

「私は吸血鬼でも淫魔でもないから、これは正直ただの趣味なんだけど――」

二人の抵抗が自らの行動を阻害するものに成り得ないと判断すれば。
自然な動きで素早く顔を寄せ、後で体を抱きしめた手を上昇させて顎に触れて首を傾けさせ、口を僅かに開くとその白い首筋に小さな尖った歯を突き立て、皮と肉を貫いた。
吸血鬼の其れではないが、その歯による痛みがあるかどうかは快楽の度合次第。
例え痛がったとしても、こうなったベルフェリアは止まる事はない。

「――ん、ん。」

血を啜った。吸血鬼のように多くは吸えないし、淫魔のように唾液に媚薬効果があるわけでもない。快楽を宿した血を吸い上げ、ただ、快楽に染まった血の味を知る為の行為。
妨害が入らなければそのまま血を幾らか吸い上げる事となるだろうが、少なくとも致死量には微塵も届く事はない。
ただ、体が気だるくなっていくかもしれないが。

ルーキ > 「……叶うなら、出会いたくはないものだね」

淫魔の能力。直にお目見えしたことはなくとも、今眼前で悶え苦しんでいる少女を見れば凡その推測は可能となる。
面白みに欠ける、と宣った彼女もまた魔族であるというのに、すっかり警戒心は薄れてしまっていた。

「―――…趣味…?」

掴んだローブマントは離すでもなく、そのまま。
少女の身体を抱き寄せ、あまつさえその首筋に歯を立てる。その様を虚を衝かれたかのような眼差しで見つめていた。

「……それで、この子の苦しさが緩和される、とでも……?」

それは今血を吸われている彼女の反応如何にもよるだろうが。
少なくとも今の段階では己に危害が加わる様子もない為、慢心やもしれないがそれ以上動くようなことはせずに。

ノエルノート・エルシール > 「うっ…うるさいっ…仕方なかったんだもんっ」
淡々と呟く相手に対して何か言い返そうとしたもののまさに正論、痛いところを突かれているためただの意味のない負け惜しみしか口にできずに。そしてそのまま抱きかかえられるといとも簡単に首筋にかみつかれてしまい
「つっ!?んっ…はぁっ…」
さすがに鋭い痛みは感じたものの、もとからMっ気があるからか少しだけ血液中に宿る快楽の色合いが濃くなって。そのまま苦悶の表情で血液を吸われていたが、気怠さが増していき頭が重くはなってきているものの劣情をともに吸われたため今までの発情したような感じは薄まっていき始めているようで

ベルフェリア > 「彼女らは気分屋だからね。実はすぐ隣の者が、なんて事もあるらしいぞ~?」

頬を緩めつつ片方の目を瞑りながら、そんな忠告染みた事を言ってみるが、見た目で判断が出来るわけではないので恐らく無意味な忠告となるだろう。
エメラルド色の髪を揺らしながら、会話を楽しんでいるらしい魔族はすっかり馴れ馴れしく言葉を発している。

――そんな状況を壊すように行われた吸血。その姿は吸血鬼が獲物に牙を突き立てているようにも見えるかもしれないが、女冒険者から見てその姿がどう見えるのかは判別できない。
元より、する気すらないのだが。

「ん……ふ。」

趣味という言葉に聞き返しつつ、この行為で緩和されるのか、という言葉を耳にすると一度視線を挙げて冒険者へと視線を向けた。
だがその視線は少ししてすぐに外される。特にそう言った理由があるわけでもないが――少なくとも血を吸う事で効力は出ているらしかった。
ベルフェリアは舌に触れる血液の味を楽しんでいる。
甘く、さっぱりとした味わい。快楽によって味が変貌しているというものもあるのだが、舌触りがよく久しくこの味を舌に触れさせていなかった為に味わうようにゆっくりと吸い上げていた。
やがて銀髪の少女から力が抜けて行くのを感じれば、そろそろまずいかな、と思い口を離す。
唾液と血液の糸が引く。
血を吸われた事で少女の体からは苛む快楽は消えているかもしれない。同時に体力も失われているかもしれないが――

「ご馳走様ぁ~……やはり快楽に染まった子の血は美味しいねぇ。」

くす、と笑みを浮かべる。それは獲物を喰らい、満悦した表情にも近く――その表情のまま冒険者の女性を見据えた。次は君もこうなる――そう告げるように。

ルーキ > 「へぇ。……忠告として、受け取っておこうか」

少なくとも今、淫魔という存在に関する一説が己が記憶に刻まれた。
それが無意味なものだとしても、情報を得たという点で収穫はあったといえる。

――吸血により、発情の気配が少なからず薄まっていく様子に、此方へと向いた視線を思わず見返す。
徐々に気怠く、力が抜けていく様は傍目から見ても理解は出来る。
体力と、身を苛む快楽の両方が抜け落ちた少女から視線を外したところで――

「……待て。…今ので満足したんじゃなかったのか…」

満悦した表情が此方へと向く。ぞっ、と背筋を走るただならぬ予感に、思わず数歩後ずさった。
すっかりご無沙汰となっていた剣に再び手をかけるも、さて彼女の反応はどうか。

ノエルノート・エルシール > 「はっ…ふにゃ…」

快楽とともにもとからそんなに多くはない体力もほとんど無くなっており、重たく感じる身体を持ち上げることもできずにそのまま相手に身をゆだねたまま息を切らせて乱れた呼吸だけをしており。

思いのほか多く血液が奪われたためか思考力も若干落ちてきているらしく。状況がよくわからないままとろ~んとしたまなざしで二人の行く末を見つめており

「らいじょぶ…結構…きもひいいかりゃ…」
後ずさりを始める相手を見てすっかり意識がもうろうとし始めているためかまるで淫魔に堕とされた哀れな女のようなセリフを吐いて見せて

ベルフェリア > 「……あ、これは言っちゃダメだったかなぁ?まぁいいかぁ。」

その程度で看破される淫魔ならとっくに殲滅されている事だろう。
この情報で彼女がどこまで対抗できるのかは別途興味はあるものの、情報を提供したことになるのかなと思えば首を傾げつつも気にしない様子で。

血を吸われ、力の抜けた小さな体を抱きしめながら、顎に触れていた手は労わるように頭を撫でようと手を伸ばしつつ。
女性の冒険者に対して笑みを浮かべたまま、妖しげな視線を送っていた。

「まぁ、さっき吸えなかった分は貰えたから満足はしてるよ。――でも、興味を持つかどうかはまた別だろ~?」

興味であるなら、先程の対話時点で二人ともに同様の興味を持ってしまっている。再び剣に手を掛ける女性の姿を見ても意を介さないらしく、微塵も表情を崩さないまま見つめ続けて。

「野次馬も居ることだし、この場で手を出すつもりはないぞ~。だけど、私に顔を覚えられたって事は覚えておくといい。次に出会った時、君達の別の表情を見てみたくなったからな~。」

つまるところ。
吸血された少女も冒険者の女性も、獲物として認識されてしまったという事だ。

「次は私の――ベルフェリア・ゴールの手で、君達を乱させてもらうとするよ。ふふ、愉しみだなぁ?」

名乗った魔族の名は、戦場に関する情報を得ている者なら聞く機会もあるかもしれない名前だが、自らの知名度なぞ知る由もなく、平然と名乗りを上げる。
少女を倒れないように壁に寄りかからせるようにすると、緩く立ち上がった。
そこまで浮かべていた笑みは全て、屈折の無い純粋な笑みだけで。それこそ悪意を悪意と知らない子供のような表情を浮かべ続けていた。

ルーキ > 乱れた呼吸、回らぬ口にとろんと蕩けたような眼差しを見せる少女を一瞥し、小さく息を吐いた。
いつでも戦闘に入れるよう、警戒を引上げた、のだが。

「………はっ。――…上等。そう簡単に乱せると思うな」

獲物として認識されたらしい、己の顔。次いで彼女の名も知った。
何度か戦場に立った身としては、全く知らないわけでもない。無論顔こそ初めて合わせたのだが。
不敵な、とは程遠いものの口元に笑み浮かべ、ベルフェリアを真っ直ぐに見返す。

「……名前くらいは覚えておくといい。わたしはルーキ。ルーキ・ディクレーナ」

ディクレーナ。幾らか知識のあるものならば、戦いで成り上がった王族の名だとわかるかもしれないが。
この場にいる二人が存じているか如何かは己の与り知らぬところでもあって。

ノエルノート・エルシール > 「ふぁ…んっ…」
まるでぬいぐるみのように抱きしめられてさらに頭なでなでられるとなると普段の状態ならば発狂モノではあるのだがうつらうつらとしている今の状態ではただただゆるんだ表情を浮かべるだけで。
壁に寄りかかるように座らせられるとそのままふわりと眠りにつくかのように意識が遠のいて行って。しかし意識が途切れる前に聞いた二人の名ははっきりと頭に刻んだらしくさらにもうろうとした中にも若干の理性は残っていたらしく今回の屈辱は忘れまいと心に誓いながら小さい声で名乗って見せて。
「今回は負けた…けど…次は君が乱れる番…だからね…次はノエル…ノエルノートが…いたぶる番だから…」

ベルフェリア > 元より戦闘なんてものはこうした状況を生み出すための道具だと思っている節のあるベルフェリアは、だからこそ今は戦うつもりなどなかった。
死霊と正面から打ち合ってみたかったのだがそれに関しては上手くいかなかったというのもあり、戦意自体は無くなってしまっている。

「そう言って貰えると嬉しいぞ~…愉しみが増える。」

真っ直ぐと視線を返してくる女性の冒険者。その表情は笑みを浮かべていて、敵対者というよりもちょっとした娯楽でも見つけたかのような思考で笑みを浮かべ返す。
そして続いて発せられた名を聞くと、それをしっかりと頭に刻みつけつつも、そのまま呼ぶのも味気ないな、などと考えて、

「るーき、ルーキ……うん、ルーちゃんだなっ。」

勝手に名前を略して愛称のように呼ぶ。人間同士であれば、対等の友人だとかそういう類の意味合いだろうが、ベルフェリアからしてみれば小動物や玩具の名を呼ぶようなものだ。
屈託のない笑み故に、その意図が察せられるかどうかは不明だが、彼女の名はどこかで聞いた事があるかもしれない、という程度で思い出すには至らなかった。

「ん、少しは楽になったみたいだな~……そもそも勝負が始まってすらいなかったんだけどなぁ。――ノエルの……ノエちんだな。次は黒魔術なんかでそうなる前にいじめてあげるから覚悟しとけ~。」

小さい声で名乗る少女へと視線を向けながら、優しく頬を緩ませるとそんな言葉を発した。黒魔術を使われてしまうと自らの手で追い込んだという事にならないので、ベルフェリアとしては勝負を行ったという認識にすらなっていないらしい。
なので次は自らの手で乱れさせてみせようと、ベルフェリアなりの負けず嫌いというものがあるらしい。

――ふと、背後が少し騒がしくなってきた事に気付く。野次馬のそれではない、衛兵だろうか。魔族である事を少々多くの人間に聞かれてしまったように思うが、まぁ致し方ないかと思いつつ。フードを被りなおした。

「じゃあ、またね。ルーちゃん、ノエちん。次に会う時が楽しみだ~……ふふふっ。」

言い終わるや否や。地面を強く蹴ると人間離れした跳躍力で宙を舞う。
路地裏の建物を蹴り、左右を二度往復して屋根の方へと飛び上ると、そのまま屋根を蹴ってどこかへと飛び去って行く。
駆け付けた衛兵らしき者達は飛んで逃げていくベルフェリアを追いかけて立ち去って行く為、残った二人に何か影響を及ぼそうとする事はないだろう。

ご案内:「大通りの路地裏」からベルフェリアさんが去りました。
ルーキ > 愉しみと。そう言われるならば指先で柄をゆっくりと撫でる。
ルーキ。略してルーちゃんと呼ばれるのなら、思わず瞬いた。驚きもあるが、意外さもある。

「……ルーちゃん、ねぇ。……ま、いいさ。好きに呼ぶといい」

特に呼び方など執着するでもない。好きに呼べば良いのだと、相手に一任するスタイル。
意識が遠のき、途切れるノエルノートを一瞥してから、衛兵の手から逃れんと跳躍し、瞬く間にその場から消え去っていくその姿をただ見送る。
とてもではないが、敵わないと何やら悟った。壁に背を預け、大きくため息を一つ。

「……いつか、戦う時が来るんだろうか…」

小さな呟きには不安が見え隠れする。暫く其処で息を、心地を整えた後は。
既に意識が途切れてしまっているのならノエルノートを何処か、休める場所に連れていこうと肩を貸して。
さっさと足早にその場を立ち去っていくのだろう―――。

ご案内:「大通りの路地裏」からルーキさんが去りました。
ノエルノート・エルシール > 最後に魔族の少女が送った言葉を聞く前に意識が途切れてしまったらしくそのまま壁に寄りかかったまま眠りについて。冒険者の少女に結局は助けられる形になったものの、後々騎士団員から保護されていろいろと詰問されたり始末書を書かされたりと大変な目に合ってしまったらしく。また、しようがないこととはいえ敵である少女にあられもない態度を取ってしまったことなどを冷静になって思い出して悶絶したりすることになり改めて魔族の少女を徹底的にいたぶらせてやるなどと心に決めて。
ご案内:「大通りの路地裏」からノエルノート・エルシールさんが去りました。
ご案内:「酒場 『跳ねる黄金の羊亭』」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > (やってきたるは片隅の酒場、目当ての物は酒と肉。未だ色気より食い気な少女は、稼いできた金袋をどちゃっとカウンターにぶちまけて)おっちゃん、美味しいお肉と美味しいお酒!なんでも良いからたくさん頼むよっ!(などと気前よく注文する次第。向こうも金さえあるなら問題ないという様子で、1つ頷いて奥の調理場へ。さてさて、と豪華な食事を楽しみに待つ最中)―― んー、稼ぎの種はないかなぁ?(周囲の話し声に耳を澄ませて、飯の種を探す。魔物退治とか薬草集めとか、そんな色々を情報収集。足をブラブラさせながら、店主がとりあえずと持ってきたエールを片手に暇をつぶしていた)
ご案内:「酒場 『跳ねる黄金の羊亭』」に魔王アスタルテさんが現れました。
魔王アスタルテ > (人間に化けた魔族集団、数十名程の団体様が一気にご来店する。
 彼等はそれぞれ、空いているテーブル席を陣とっていった。
 そして団体様に含まれる四天王と、そして集団のリーダーである数多の魔物を掌握せし者、魔王アスタルテはカウンター席についた。
 人間に化けし魔族達は各々、注文を済ましていく)

「あたしには、ローストビーフとオレンジジュースをお願いね」
(魔王アスタルテも注文を済ませた。
 そして、黒髪の少女に目を移した。
 あの子……結構かわいいかも?
 ふと、そんな事を思う。
 首辺りを見ると、その少女が奴隷である事が分かる)

「君、すっごく可愛らしい奴隷ちゃんなんだね。
 名前はなんていうの?」
(アスタルテはリーシャの隣に移動し、彼女に話かける)

リーシャ > (戻ってきた店主が『あいよ』と差し出すのは大きな羊のロースト。肉切り用のナイフと二股フォークで豪快に食らうのがここの流儀らしい。そして同じくやってきた大所帯を見ても、店主は珍しそうに一瞥したのみで、金さえあれば、適当に食えと言わんがばかりに席の数々を目で示していた。

 ――それにしても随分とまぁ、多くのものが来たものだ。そう、少女目を丸くするのも束の間、近くにやってきた娘の姿を見やる。流れるような金髪は糖蜜の様な綺羅びやかさ、赤い瞳は紅玉の様な色合い。その姿には一瞬、目を奪われるが、じろじろ見るのも不躾だろうと肉に向き直り、ナイフを一閃。大きな塊にかぶりつく。肉汁と脂のコントラストに、塩味のアクセントを楽しみながら、エールをあおる。喉奥まで流し込めば、清々しいほどに幸せだった。その最中、かけられた声には視線を向けて)

「随分とストレートな物言いだね……それと、人の名前を聞くときはまず自分から、だよ?――ま、いいけどね。ボクはリーシャ。君は?」

(隣に来た金の娘に苦笑いを向けながら、問いには素直に応えるのだった。

 それと同時、同じく店主は『あいよ』とローストビーフの皿を差し出してくる。ついでにジュースも。同じくナイフとフォークを添えて)

魔王アスタルテ > (リーシャの前に出されたのは羊のロースト。
 そのサイズ、とても大きい。
 
 そしてリーシャは豪快にも、巨大な肉にかぶりついた。
 奴隷が食すにしては、それは豪華なものだろう。
 とても、幸せそうにしていた)

「それは不躾な事をしてしまったね。
 リーシャちゃんって言うんだぁ。
 あたしは、アスタルテだよ」
(子供のように無邪気に笑いながら、堂々と王都で、その魔王の名を口にする)
「豪快な食いっぷりだね。
 奴隷でも頑張れば、そんなに豪勢な物を食べられるんだね。
 リーシャちゃんの主人ってどういう人なの?」

(主人を無残にも殺しちゃって、この可愛らしい奴隷ちゃんを手懐けのもいいかもしれないとか、一瞬考えていた。
 アスタルテの手元にも、ローストビーフとオレンジジュースが置かれる。
 豪快にかぶりつくのがここの流儀らしいけど、そんな事は魔族であるアスタルテの知った事ではない。
 陽気な子供のようでありながら、フォークとナイフでローストを口にする様は、どこか上品であった。

 そしてさり気なく、リーシャの黒髪に触れる)
「その髪、とっても綺麗で艶やかだね。
 そんな子が奴隷なんてしてるものだから、貴族や王族の皆もう、みんな我慢できなくなっちゃったりしそうだよ」

リーシャ > (とりあえず、まずは肉の塊を胃の腑に入れて人心地ついたものだから、隣の世間知らずな気配のある娘の相手に本腰を入れる。椅子の上で向き直り、視線を合わせる。聞いた名前は、どこかで確かに聞き覚えがあったような気もするが――思い出すには肉と酒の誘惑が邪魔だった。周囲はどよめいているような気もするが、そんなことは至極どうでもいいことで)

「ん、アスタルテねぇ、どっかで聞いたことはあるけれど……っと、いや、えーと……」

(少女の矢継ぎ早な質問にはやや困り顔。とは言え無碍にするのもなぁ、と思う辺りはお人好しで)

「ん、まぁ、剣や魔法の腕が立てば、ね。――ボクに主人は居ないよ。この首輪付けるだけ付けて死んじゃったし」

(――正確には、首輪をつけられる前に首を刎ねたというのが正しい。とは言え、その後も惰性で動いた死体が首輪をはめきってしまったものだから、主人なしの野良奴隷になってしまった次第である。目の前、同じくらい大きな肉の塊を上品な手つきで食べる娘は、中々絵になるものだった。店主も味わって食べてくれる分には文句を言わない気質だから、特に何かを言われるわけでもなかった。

 そして、少女もまた2つ目の肉塊に手を出した最中に、髪に触れられる感覚を覚える。さらり、と流れる其れは、明かりに艶を帯びて煌めいた)

「……ん、そう、かな?――あぁ、もう、ボクは奴隷じゃなくてリーシャだよ。名前で呼んでよ、もう――ボクも、アスタルテって呼ばせてもらうからさっ!」

(全くやれやれ、と子守している心境になりながら、二杯目にやってきたブラッドワインを一気飲み。程よく酒精が回った段階で、一つ息を吐く。肌がほんのりと桜に染まって、ほろよいの様子が見て取れた)

魔王アスタルテ > (リーシャの食いっぷりが、この店の流儀に則したものだろうか。
 アスタルテに品があっても、配下の魔族達全員がそうというわけでもなく、テーブル席の方では豪快に肉にかぶりついている輩もいる。
 酒を飲んだり、お食事したりで、向こうは向こうで盛り上がっている)

(魔王の名に聞き覚えのある様子を見せるリーシャだが、どうやら思いだせないようだ。
 だめだなぁ、人間の国の脅威となっている魔王の名ぐらい、ちゃんと覚えておかないとね。
 そうは言っても、リーシャの立場は奴隷なんだよね)

「へぇ~、君、結構強いんだね。
 盗賊とか魔物を狩って、お金を稼いでいる冒険者というわけだ。
 主人は死んじゃったんだね。
 それはまた、幸運だったね。
 つまりリーシャちゃんは奴隷という身分でありながら、結構自由な身なんだ」
(様々な魔術を使いこなす魔王は察する。
 この娘、魔術で人間の姿をしているけど、実はミレー族だよ。
 ミレー族って、ケモ耳生えているんだよね。
 ケモ耳だよ、ケモ耳!!
 わぁ~、奴隷ちゃんがケモ耳生えている姿、是非見てみたいよ。

 リーシャの髪、サラサラでさわり心地が凄く良い。
 こうやって触れているだけで幸せだね)
「分かったよ、リーシャちゃん。
 奴隷ではないと否定するなら、どうしてその首輪をとらないの?」
(子供のように、小首を傾げて質問する。
 奴隷の首輪がまあ、簡単にとれるものでもないかぁ、と内心思っての問いだった)
 

リーシャ > (人間の国の脅威になっている魔王、なんて言うのは皆が倒せ倒せというけれど、実の所そんな巨悪を倒すなんていうのに興味はないし、英雄になる気もさらさらない。むしろ、ほどよく魔物がいる今のほうが腕っ節で稼げる分、楽だと思っている始末。魔族は悪いやつだという知識は得ているものの、其れは話が出来ない奴とかそういう系なんじゃないの?とかその程度の認識でしかない。結局、少女にとっては肉と酒がおいしくて、朝日が気持ちよくて、眠気がふわふわしている様な今の生活が好きで、其れがあれば十分といった感じだった)

「ん、弱くはないけど、騎士様とかそういうのには勝てないかなぁ。悪い事する奴を倒して、お金を稼いで、美味しいもの食べて飲んで、のんびり楽しく暮らすのが好きなだけだしね。――ん、これのせいで奴隷扱いされるのが正直不満ではあるけれど、お陰で殺されたりはしないからね」

(自分がミレー族であることがバレているなんてつゆ知らず、3つめの肉塊も平らげる。魔眼などでの視野があるなら、少女の頭上には黒の猫のような耳が、尻のあたりにはご機嫌気味に揺れる尻尾が、それぞれ見えるはずだった。また、首輪に掛かっている解錠不可・魔力吸収・行動強制・反抗阻止の呪いについても魔術の腕が人並み以上であれば分かるだろう。その内の後ろの三つは、装着時のアクシデント故に非顕在化――要は魔力不足で使えない状態になっていた。

 ともあれ触れられる髪に不快感を覚えるわけでもないので、触りやすいように身を寄せながら)

「いやぁ、取ろうと思ったのだけど、普通のディスペルマジックや解錠の呪文じゃあかないし、剣で切ろうにも歯がたたないし……って感じかな。正直首が重くて肩がこるから、早く外したいのだけれども」

(ため息を零しながらつぶやくと、ふと同じように彼女の髪に手を伸ばし、さらさらと流してみる。そのキラキラした様子には、わずかに心が踊っているようにも見えた)

魔王アスタルテ > 「そうだよねー、騎士にはお強い人もいるもんねー」
(そんな呑気な感想を述べる。
 魔王にとっては、強力な騎士がいてもそれ程危機感を抱かない。
 だけど、魔物を倒していっちゃうのはいただけないよね)
「そっかぁ、のびのび暮らしたいんだね。
 王族や貴族達が権力を奪い合って腐敗していく国だもんね。
 端っこで、ひっそり平和に暮らしたいという人も出てくるわけだよ。
 リーシャちゃん可愛いから、確かに身体を刺し出したりすれば、殺されずに済みそうだね」
(三つ目の肉にかぶりつくリーシャを見て、少し唖然)
「よく食べるね……」

(そっかぁ、ケモ耳、見ちゃえばいいんだね。
 アスタルテは紅き瞳に魔力を注ぐ。
 それは並の魔術師にとっては全魔力と言える程の量、だが魔王にとってはほんの極々少しといった所だ。
 すると見えるよ、リーシャの猫耳と尻尾。
 わぁ~、モフモフしちゃいたい♪
 尻尾なんて、機嫌良さそうに振ったってるよ♪

 奴隷の首輪に関しても、様々な効力があるようだけど、解除不可以外は機能してないね。
 魔力不足といったところかな。

 髪を触れても特に嫌がってはいないようなので、さらに撫でていく。
 むしろこの子、こちらに身を寄せてくるよー、小動物みたいに愛らしいなぁ♪
 この手触りのいい、リーシャの髪の感触を堪能していた)
「奴隷の首輪だから、結構解錠も難しいみたいだねー。
 ずっと、こんな首輪をしているなんて、それは嫌だよね。
 どうせ首輪を嵌めるなら、やっぱり素敵なデザインじゃないとね」

(リーシャがアスタルテの髪に触れてくるよ。
 きゃはっ♪
 愛らしいリーシャに髪を触れられてる。
 同じように、アスタルテも心が躍った。

 アスタルテはリーシャの黒髪に触れながら、もう片方の手をゆったりとした手つきで、リーシャの首輪に指先で触れる)
「それにしても、せっかくこんなにも立派な首輪があるんだから、ただの飾りにしておくのはもったいないよね」
(魔王はにっこりと笑う)
「だから、こうしてあげるね」
(首輪は魔力不足により、機能が三つ比顕在化しているのだ。
 装着時に何かアクシデントがあったのかもしれない。
 もしかしたら、主人が死んじゃったというよりも、装着時にリーシャが殺しちゃって、それでアクシデントが起こったのかもしれない。
 それはまあ、想像するしかない事だけどね。

 魔力不足、だったら話は簡単。
 その魔力を補給してあげればいいんだよ。
 首輪に触れた手を蔦って、魔王はその無尽蔵なる魔力の一部、多くの魔力を首輪に注いでいく)

リーシャ > 「んー、そうそう。村の女の子とか町のおじいちゃんとかの困ったことは助けてあげるけど、お国の色々に巻き込まれるのは正直勘弁だなぁって。――アスタルテはそういうのに無縁なのかな?さっきのお肉の食べ方とか、まるでお姫様みたいだったのだけど――」

(さりげない素性へのカマかけも兼ねての質問。なお、この少女は冒険家業をしないと食い繋げない程度には健啖家――つまりは大食いなのである。この体躯のどこに入っていくのかは宮廷の偉い魔法使いでもわからない謎となっている。何やら視線の質が変わった気もするが、魔法の方面にはあまり明るくないため、魔眼の類だなどとは知らずにくつろぎっぱなし。ふわふわした耳と尻尾は呑気に揺れて、ぱたぱたしていた。

かくいう少女も、実を言えば可愛らしい女の子は好みであるためか、抵抗なく擦り寄ってお互いの髪の感触を味わおうとする。少女からすれば食事も睡眠も性行為も、強制されなければ皆ひとえに気持ちいいものであり、生きていくうえで楽しみになるスパイスにすぎない。快楽主義者ここに極まれりだった)

「ん、たしかに。もっと細身で軽い首輪なら良かったんだけど――って、え、ちょ……あ、アスタル、テ?」

(キン、と鈴の鳴るような高い音が一瞬響くと、強烈な虚脱感が少女を襲う。耳と尻尾が顕になって、瞳が僅かに猫のような其れに変わる。――首輪の効果の一つ、魔力の吸収と発散が顕在化したが故の現象で、保てなくなった変装魔術が自壊してしまったのである。同時に古きアイオーン神の加護故の魔力回復も起きて、何やらだるいような熱っぽい感覚が体を苛み始めるのが分かった。
 とはいえ、未だに目の前の少女が魔王だなどと分かっていないものだから、不用意に首輪へと触れてしまったことによる誤作動だと判断して)

「う、ぁ……ち、ちからが、ぬけ、て……んぅ……あぅ?」

(首輪に浮かぶ名前欄には、主:アスタルテと記されており、其れが何よりも如実に首輪の効力を示していた。注ぎ込まれた魔力が大きすぎて、首輪の一部の術式――魔力吸収が壊れたような気もするが、それでも少女を縛るには十二分すぎる枷となっていた。ぐったり。酔っ払ったのとは違う虚脱感に、娘の胸元へと倒れこんでしまいながら、くったりと憔悴した表情で、綺麗な相貌を見上げることになる)

ご案内:「酒場 『跳ねる黄金の羊亭』」にリーシャさんが現れました。
魔王アスタルテ > 「リーシャちゃんは、弱き者に手を差し伸べるヒーローというわけだね。
 冒険者という位置も、そういう意味ではわりと自由だよね。
 だけど、王都にいるならふとした事で、国の色々に巻き込まれちゃうかもしれないよ?
 君にとっては悲しい事だけど、そういうご時世だもんね」
(魔王が人間の国について語る。
 アスタルテ率いる魔王軍には王都など人間の都市に忍び込んでいる者も多くいるので、魔族の国を統治する身でありながら、人間の国についての情報も入ってくるというわけだ)
「無縁と言えば無縁になるのかな」
(さりげないカマかけに、素で返す。
 ただ、魔王軍にも王都の王族や貴族に成り済ましている者もいるわけで、彼らもまた覇権争いに参戦しているわけだから、アスタルテも間接的に関わりがあると言える。
 魔王軍の手は王都外部だけではなく、内部にも及んでいるのだ。

 それにしても、あの羊のローストはリーシャの小さな身体のどこに入っていくんだろうね。
 大食いというのは、体積的な謎が多いものだよ。

 リーシャの猫耳と尻尾が揺れて、本当に小動物みたいだよ。
 それは、魔王に飼いならされたいというアピールなのかな?
 いいよいいよー、ミレー族のペットは大歓迎だよ)

「リーシャちゃんの手触り、とても優しいね」
(リーシャに髪を触れられているアスタルテは柔らかく微笑む。
 可愛いミレー族に優しく髪を触れてもらって、とてもほっこりとした気分になれるよ)

「リーシャちゃんは何も恐れる事なく、リラックスしているだけでいいからね」
(リーシャの首輪に、アスタルテの魔力が注がれていく。
 耳や尻尾もその姿を現し、瞳が猫のようになる。
 魔力吸収により人間に成り済ましていた魔術が解けたのだ。
 ミレー族の姿を現したリーシャに、数十もの魔王配下のの魔族も含む店内の客たちが一斉にリーシャに振り向く。
 魔族達はそれを見て、さらに『おぉー』と盛り上がり始める。

 旧神の加護による魔力回復も同時に起きているようだ。
 これについては魔族にとっては気に入らないところがある。
 なにせ魔族が王都に攻め辛い原因の最大の理由と言っていい事が、アイオーンの加護があるからだ。
 そのせいで、アイオーンを毛嫌いする魔族は多い)

「再び、奴隷に戻れちゃったね、リーシャちゃん。
 あはっ♪ あはは♪
 今の気分はどう?」
(無邪気ににこりと笑う魔王。
 どうやら魔力を注ぎすぎて、魔力吸収の機能は壊れてしまったようだ。
 首輪の効力でリーシャはくったりとしてしてしまう)

「それではリーシャちゃんが再び奴隷になった事を記念して、その身体を気持ちよくしてあげるね。
 まずはそうだねー、服を脱いじゃおうよ。
 ここの観客達に、その愛らしいリーシャちゃんの恥ずかしいところ全部見せちゃおうね」
(主人権限で、リーシャに命令する。
 周囲の客は未だ、リーシャに注目している事だろう)

リーシャ > 「そういう訳じゃ、ないけど……だってほら、寝覚め悪いしね。巻き込まれたら巻き込まれたで、逃げられるなら逃げるし、そうじゃないなら戦うさ」

(前向きなのは将来ゆえか。元より持った義賊の気風を見せながら、少女はにこやかに微笑んだ。それにしても、彼女は政治に詳しいのかなぁ、なんて首をかしげる。自分は政治がわからないから、と尊敬の眼差しすら向けていて)

「んー、ボクの勘は中々当たらないみたいだね。ギャンブラーには向かないようだよー」

(尻尾はいまもなおゆらゆらと楽しそうに揺れていて。警戒心など抱かない程に娘に心を許していた。無論、それが一番の致命的な油断に繋がる。魔力吸収の術式が壊れた代わりに、一度零になった魔力が急激に回復する。それは少女の体に様々な偏重という形で現れた。一つは急激な喪失と補完による酩酊、もう一つが命の危険から生まれる強制的な発情だった。腹の奥が急激に、煮えるように熱くなる。首輪の効果とは違う、意図しない誤作動は魔王に都合よく働いていた)

「あ、アスタロト……何を、言って……ふぇっ、な、ま、待ってっ!?」

(手が、体が、勝手に動き始めて上着から一枚ずつゆっくりと脱ぎ始めてしまう。命令が正しく履行されるまでの間、首輪はぼんやりと薄紫に怪しく輝いているのがわかった。先ずは皮の帯を解いて、持っていた神刀を娘に捧げてしまう。先ず危害を及ぼすものから外す、という首輪による防御措置だった。

ついで内側の、布製の防具を脱ぐと、麻のような植物の繊維でできた簡素な下着姿になって。それでも手は止まることがなく。初めて抵抗しようと試みた刹那)

「あぎっ、ぃ、ぐううっ!?」

(首輪が赤白く赤熱して、肌を焼かずに熱の苦しみだけを少女に叩き込んだ。それは焼きごての拷問に匹敵する熱量で。慌てて胸元の下着を取り去り、同じく下肢を包む布に手をかけ、ゆっくりと下ろした。無毛の秘所と発育不足の肢体を晒す羞恥は強く、顔が真っ赤に染まっていて)

「あ、アスタロト……酷いよぅ……うぅ、は、恥ずかしい、しっ」

(その場から隠れることも隠すことも許されていない少女は、店の真ん中で恥ずかしそうにもじついている。

一方の店主はその様子を見ながら『金さえ払うなら、道具の用立てもしよう』などと言う始末。店主は店主、誰の敵でも味方でもなく、店の売り上げが大事というスタンスだった。故に、この場に止めに入るものなど誰一人としていなかった)

魔王アスタルテ > (前向きに考えられる純粋なココロってステキだよね。
 もし絶望に突き落とした時、そのココロがどう潰れていくか、という興味もわいてくるし、
 そうでなくても、単純に微笑ましくもなってくるよ。

 尻尾がゆらゆら楽しそうに揺れていて、リーシャに警戒心など見当たらなかった。
 魔力吸収がぶっこわれて、アイオーンの加護がリーシャに足りなくなった魔力を与える)

「聞いての通り、命令しているんだよー。
 あはっ♪ リーシャちゃん、素直だねー。
 えらいえらい♪
 命令通り、脱いじゃってるよー」
(その言い方は、まるでペットを褒めているようでもあった。
 奴隷ちゃんは、所持している神刀を魔王に差し出している。
 主人への抵抗手段となり得るものを予め削いでくれるなんて、すっごく優秀な首輪だねー。
 アスタルテは神刀を受け取ると、四天王の一角、変幻自在のスライミーに一先ずそれを預ける。

(リーシャが一枚一枚脱ぐたびに、客達が騒ぐ。
 『もっと脱げ脱げー』と魔族一同もノリノリであった)
「下着もちゃんと、脱ぐんだよ」

(首輪の効力に抵抗しようとしたのだろう。
 リーシャは、苦しみの声をあげていた。
 さすがは奴隷の首輪だー、拷問機能もばっちりだね♪
 首を焼かれて苦痛の表情を見せるリーシャちゃんもまた、そそるものがあるよ。

 そしてリーシャの全てが露わになった。
 恥ずかしさのあまり赤面するリーシャが狂おしい程愛らしいよ。
 もう早速、息使いが荒くなってきそうなぐらいだよ)
「慎ましい胸も、毛が生えていない秘所も、すっごく可愛らしいよ。
 みんなも、もっとみてみなよー!」
(魔族一同、そしてその他の客が、店の真ん中ではずがしがっているリーシャに集まってくる)

「店主さんもノリがいいねー。
 そうこなくっちゃね!
 店主さんも、見えやすい位置に移動しちゃいなよ」
(四天王の一人、振動のブルートは店主を、リーシャの姿が見えやすい位置に誘導しようとする)

「それでは早速、奴隷に戻っちゃったミレー族、リーシャちゃんを気持ちよくしちゃうねー」
(アスタルテはまず、店主からバイブを二つ受け取る)
「それではまずこれからだねー」
(そして魔王は、振動したバイブをリーシャの乳首に当てた。
 ブーン、という機械音が店内に響き渡る。
 バイブがリーシャの乳首を攻めていく。
 そして少しずつ、振動を強くしていった)

ご案内:「酒場 『跳ねる黄金の羊亭』」にリーシャさんが現れました。
リーシャ > (裏切られた、とも思うが、憤り以上に目眩にも似た不快感が少女の頭の中を揺さぶっていた。――気持ち悪い。そんな感覚の中での脱衣を終えると、酷く心もとない感覚が少女を縛る。このような場所で裸になったことなど今までにあるわけもなく、一糸纏わぬ姿は羞恥と不安に震えていた。神刀はミレー族しか抜けない加護を施されているがゆえに、他の者にとってはただのきらびやかな工芸品の棒きれくらいにしかならないものだが、所有者に身体強化や回復力の向上を付与するため、少女の強さの秘訣でもある。魔力の強いものが見るならば、その加護が瀕死すら蘇生するものであると分かるはずだった)

「み、見ないでよぅ……恥ずかしい、からっ…だ、めぇっ……」

(魔族も人間も、皆こぞって好奇心の視線をこちらに向けてくる。射抜くような視線の群れに、しかし逃れる術はなかった。店の真ん中、本来はステージではないその場所に立たされて、周囲には人垣ができていて。羞恥の極みに涙すら零れそうになりながら、強制的な発情で膨れてしまった陰核や乳首を見せつけていた。

 店主は嘆息しながら『そいつはうちのお得意さんだから、お手柔らかにして欲しいんだがねぇ。――っと、毎度』四天王の幹部らしきものから金の袋を受け取ったのか、奥から淫具の入った籠一式とストックされている薬品の壺類、次いで『地下には犬と豚くらいならいるから、店を壊さない程度に好きにするといい――。悪いな嬢ちゃん。お前さんに肉を出すより、このお嬢さんに従ったほうがこの店は儲かるらしい』などと言いつつ、まずは細めのバイブを2本、娘に渡して腕組みをしながら特等席へと回るのだった)

「ひっ、んっ――ぁ、ふぁぁ、ぁぁあっ―ーぅぁ、んっ……にゃ、に、これっ――、く、ぅううっ――♪」

(発情した体は最初から感度も高く、小さな乳首をバイブで揺すられるだけでも甘い声が漏れでてしまう。かく、かく、と甘い快楽に腰が跳ねてしまうが、少女にはいまいち何が起きているかもわからなかった。――奴隷であるが、奴隷である立場を経験したことがない。そんな特異な育ちの少女は、性的な感覚について知識はあっても体験したことはなかった様子で、初めての快楽に戸惑っているようだった。それも、百戦錬磨の相手であれば見抜けてしまうものだった)

魔王アスタルテ > (魔力がずば抜けて高い魔王や四天王、他にも配下の魔族にも魔力が強い者が多くこの場にいる。
 それ等は、神刀の加護が恐ろしいものだと理解していた。
 だが今、その神刀はリーシャの手にない。
 つまり、神刀の蘇生能力など、今は気にする事なく、魔族達はリーシャのえっちぃパーティを楽しむ事ができるというわけだ)

「リーシャちゃん、みんなの視線が君に向けられている事が分かるよね?
 みーんな、リーシャちゃんのえっちぃ姿を見て、鼻の下を伸ばしているんだよ。
 リーシャちゃん、こんなにもえっちくて可愛らしいもん。
 もうみんなが欲情しちゃうのも、無理ないよねー。
 でも、悪いのはリーシャちゃんだよ。
 リーシャちゃんがあまりにも可愛いからいけないの」
(だんだん息が荒くなっていく、興奮気味の変態魔王。
 
 乳首や陰核に目を移すと、アスタルテはさらに笑みを浮かべる)
「あはっ♥
 みーんなに恥ずかしい姿見られて、リーシャちゃんも発情しちゃってるんだね。
 とんだ変態ちゃんだねー。
 リーシャちゃんは、えっちぃなぁ」
(リーシャの羞恥心を言葉で煽っていく。
 そんなリーシャの姿を見てると、客たちもますます興奮する事だろう)

(四天王ブルートは、道具使用料金として店主に金の袋を渡す。
 そして店主は特等席に回るのだった)
「分かってらっしゃるねー、店主さん。
 この店、もっと儲けさせてあげるよー
 ご来店のみんなも今日は運がよかったね!
 遠慮なくこのミレー族ちゃんのえっちぃ姿見て行ってよー」
(魔族と人間、一同になって盛り上がっていく。
 ある人間は『今日この店に来てよかったぜ!』などと口にし、ある魔族は『さすがはアスタルテ様! 俺達をいつでも楽しませてくれる!! 一生ついていきます!!』など、各々口にしていた。

 小さな乳首にバイブを当てると、ミレー族ちゃんは発情した雌の声を上げる。
 その声を聞いてさらに群衆は活気だっていく)
「リーシャちゃん、始まったばかりだというのにすっごくイイ声で喘ぐね♥
 とっても良い反応だよ。
 その声、もっとあたしに……ううん、この場にいるみんなに聞かせてあげてよ」
(腰が跳ねる瞬間を見れば、アスタルテも『きゃはっ♥』と、興奮した声を漏らす)

「リーシャちゃん、こういう事されるの初めてなんだね?
 覚えのない快感に戸惑っている事があたしには分かるよ。
 欲情しながらもリラックスしておけばいいんだよ。
 君の体験した事がない快感、あたしが教えてあげるからね」
(バイブをテープでリーシャの膨れ上がった乳首に固定する。
 そしてアスタルテは店主から淫具の入った籠一式と、薬品の壺を受け取って、床に置く)

「快感をもっと知ってもらうために、これ使っちゃおっか♪
 良い物あるねー、やっぱり店主さん、とっても理解がある人だよー」
(壺から注射器と液体を取り出した。
 その液体を注射器に注ぐ)
「ちょっぴり痛いけど、我慢してねー)
(注射針をリーシャの首筋に刺した。
 そして媚薬を体内に注入していく。
 もちろん、即時その効力が現れるだろう。
 薬の効き目はかなり高い。
 どんな者でも、その欲情をさらに高めて、もうえっちぃ事しか考えられなくなるかもしれない)
「これで、風が秘所に触れただけでも、すっごく気持ちよくなるよー」
(そう言って、アスタルテはリーシャの秘所に軽く息を吹きかけた。

 そしてアスタルテは背後からリーシャに抱きつき、猫耳をかぷっと甘噛みする。
 猫耳の感覚が唇に伝わって、快感だよー)

リーシャ > 「ひぁ、ん――ち、が、な、なんで、ボクが悪い、事にっ――ひぅうっ♪」

(最早少女に抗う術はなく、男女問わぬ好奇の視線に身を晒すことしか出来ない。その皆全てが欲望にまみれた視線を向けていて、肌が視線だけでチリチリと灼かれるような錯覚すら感じるほどだった。――おそらくこの中で最も冷静なのは店主だろう。彼だけは、見た目幼い少女の肢体そのものより、その先に得られる金貨の枚数を考えていたのだから。

魔力の喪失と急な回復による半ば強制に近い発情は、しかし周りからすればこのシチュエーションで興奮しているようにしか見えない。それは、少女が好きものの変態であると周囲に錯覚させることになり、皆の容赦無い言葉が少女の心に突き刺さる。『うわぁ、あんな可愛いのに変態なんだって、あの子』『へへ、未熟な腹ン中にぶち込みてぇなぁ』『ミレー族といやぁ奴隷だしな、飼い主のお嬢ちゃんの手腕に今から期待しちまうぜ』――などと一同が好き勝手に囃し立てる。魔族の皆も色めき立っている様子。その最中、えっちな姿を見せろ、などという言葉に首輪が怪しく輝いて)

「にゃ、ぁっ、ち、ちがっ――こんな、事、したく、ない、のにぃっ――!」

(足を広げるようにしゃがみこむと、奥の桜色を魅せつける。蜜が蕩け溢れて下に落ち、華やかな甘い匂いを放つ。両手を首輪の意思で後に回されて、ただ厠で排泄をするときと同じようにしゃがみこんで、目いっぱいに足を横に広げたような、そんな姿勢。冒険者としてのバランス感覚の良さが仇となり、羞恥極まる体勢にもかかわらず、転んだりよろけたりする素振りは一切見せなかった。

 アスタルテが胸元へのバイブの固定を図ると、其れを察したかのように店主がテープを差し出す。植物性の粘剤を使用した、水分に応じて吸着力を強めるタイプのそれは、まさに地下で行われる如何わしい事向けの品。汗を吸えば吸うほど、バイブを密着させる仕組みの其れが両胸に吸着して、円形のバイブをしっかりと乳首に寄せ付けた。

駆け抜ける電流は真っ白なほどにしびれて、蜜がぽたぽたと観衆の前にこぼれ落ちていく。客の一人が意地悪く、銅製のカップを一つ差し出して『お嬢ちゃん、俺は喉が渇いたんだが、ミレー族の蜜ってのはこの酒場にはないのかい?』などと問いかけていた)

「くひっ、ぅ、ぁ、ぁぅっ――は、んんっ♪む、ねっ、びりびり、する、のっ――♪やぅ、ぁっ――は、ぐぅっ♪」

(目の前から消えたアスタルテ。そして首筋に刺さる針の痛み。注がれる薬液はシリンダー一本分。店主は其れを見ながら小さく『ありゃ薄めて使うやつだった気もするが――』等と言っていて。

 即効性の、女の敵と言っても過言ではない其れは元々が魔族の体液を加工した品。其れは少女の持つアイオーンの加護と反応・反発して、より強力な媚毒・麻毒となって少女の体を火照らせる。先の自然な発情とは違う強制的な熱量が、子宮を溶かして体を巡る。陰核は痛いほどに固く勃起して、肉真珠のような艶を見せており、秘所は蜜をドロドロとこぼして、本来は性器でないはずの尻穴すら、ひくひくとひくつかせている姿を見せつけてしまいながら)

「にゃ、ひっ、ぃ、ぃいいっ――♪あ、ぁ、うぁ、ぁ、ぁああっ――!?」

(降りて来られない、息が出来ない。そんな絶頂の連続に陥ると、体勢を崩せないままに痙攣して、派手に潮噴きをこぼしてしまうのだった)

魔王アスタルテ > 「リーシャちゃんのえっちぃ声と身体がみーんなを魅了しているんだよ。
 悪い娘だねー」
(みーんなが欲望のままリーシャを見てる。
 みーんながリーシャのえっちぃ光景を求めてる。
 店主は冷静だなぁ……。性欲より、金欲に目が向いてるのかな?
 
 客達は皆、口々に囃し立てている。
 みんなも盛り上がってるんだねー。
 リーシャがかわゆいから仕方がないね。
 今日は、ここにいる客全員を満足させちゃうよ)

(群衆の『えっちな姿を見せろ』という声に首輪が反応したようで、リーシャはしゃがみこんで、膣内がよーく見えるように足を広げる。
「あはっ♪ あはは♥
 したくないとか嘘だよねー。
 みんなに、リーシャちゃんの変態姿、見せたいんだよね。
 だから、野次の声にも従っちゃうんだよ。
 すっごく変態ちゃんだぁー」
(店主からテープを受け取ると、ばっちりリーシャの乳首に円形バイブを固定!

 リーシャの蜜が溢れだしていく)
「リーシャちゃん、もう股間がぐしょぐしょだね♥
 感じちゃってるんだね」
(そんな時、客の一人がカップを刺し出してくる)
「ミレー族の蜜ね、一杯お買い上げだよー」
(お買い上げといいつつ、無料だけどね!
 すっごく、気前が良い。
 カップを受け取ると、ミレー族ちゃんの股間の下にカップを持っていく。
 コップの中に、ぽたぽたと愛液が入っていく。
 ある程度たまると、カップを客に返した)
「お待たせだよー。
 かわゆいミレー族ちゃんの蜜だよー、味わって飲んでねー」
(アスタルテも、リーシャのぐしょぐしょになった股間に手を伸ばす。
 そして指先にリーシャの愛液を付着させると、ねっとりしたそれをペロっと舐めた)
「これが……リーシャちゃんの味なんだね……♥
 あはっ♥ そう思うと、なんだかすっごくゾクゾクしてくるよ♥
 とっても、とってもおいしぃ……♥
 もっともっと飲みたい……」
(再びリーシャの股間の愛液を指先につけ、それをまた舐める。
 魔王はなんともうっとりした表情をしていた)

「わぁ~、この媚薬、効き目すごいんだぁー。
 陰核、すっごく硬くなっちゃったね。
 おしりの穴も、すっごくヒクヒクしてるよー。
 リーシャちゃん、イッちゃったね♥
 すっごく、イイ声だよ~リーシャちゃん♥
 あぁ~もう、えっちぃなぁ♥」
(ミレー族ちゃんは、潮まで噴き出していた。
 連続の絶頂が今、性奴隷リーシャに快感を与えている事だろう。
 もう興奮しすぎて、このまま倒れてしまいそうだよ。
 きゃはっ♥)
「潮がまるで噴水のように出てるねー。
 もう、たまんないなぁ~♥」
(潮吹きを見て、アスタルテは目をハートにさせていた)

「達しても、休んでいる暇なんてないよー。
 どんどんいっちゃうね」
(籠から今度は電マを取り出す。
 そしてそれを勃起している陰核へと押しあてた。
 スイッチをオンにすると、激しい震動が陰核へと伝わる事だろう。
 このままさらに連続で絶頂に達しちゃえ~)

「お尻もヒクヒクしているからねー。
 これを入れてあげるよー」
(籠から取り出したアナルビースを尻穴に入れていく。
 そしてこれもスイッチオン!
 なんとこのアナルビース、スイッチを入れると振動するタイプのものだった。
 陰核、乳首、お尻の穴、全部攻めちゃうよー)

リーシャ > 「ひにゃ、ぁ、ぁぅっ――ぁ,あああぁっ――♪やめ、ひぇっ、おかし、く、にゃる、からぁあっ♪」

(低い振動音は2つ重なり止むことがない。装着者の魔力をそのまま振動に変換するというバイブは、ミレー族特有の潤沢な魔力を吸い上げて、そのまま強烈な振動に変換して少女の体に叩き込んでいた。普通の娘であれば魔力の枯渇によって自然に止まるはずのバイブは、しかしアイオーンの加護による自動回復によって、魔力を快楽に変換し続ける無限機関に変わっている。奥から溢れ出る蜜は徐々に白い色を帯びて、粘度も濃くなりヌルヌルとした粘液に変わる。匂いも華やかな甘さから甘酸っぱいものに変わって、雄も雌も関係なく誘うフェロモンのような艶がにじみ出ていた。それも、投与された媚薬の効能。周囲の全てを魅了し、少女に獣欲をぶつけさせるという半ば性的な拷問用に近いものだった。

店主はニヤッと笑うと『そんじゃ、デザートでも振る舞ってやろう。こいつはただのアイスクリームだが、あのお嬢ちゃんの蜜をかけたきゃ200ゴルドで売ってやるさ。あぁ、飼い主の嬢ちゃんからは金を取れないしな、代わりにいっぱい蜜を絞りとってくれよ?』と、この場を盛り上げるような、それでいてがめつい態度を隠さない。下手な悪魔より悪魔じみた強欲さである。

 一方の少女は、先程から鳴き続けていて早くも声がかすれつつある。時折喘ぎに席が交じるのは、喉が乾ききっているから。そんな様子に客の一人が『なぁ、飼い主の嬢ちゃん、おらぁ、あの子の喉が乾いているように思うんだが、何飲ませたら良いかねぇ?』などと問いかける。それに店主も応えるように『酒でも水でも好きなものを引っ張りだして使うと良い。よっしゃ、お前さんも200ゴルドだ――!』等と言いながらもアイス売りに精を出していた)

「ひぎっ、ぅ、ぁっ、ぁ、ぁ、ぁああっ――のん、じゃ、やっ――舐めちゃ、やだぁっ――♪」

(体のコントロールが効かず、最早小水と見まごうほどに吹き出す蜜を、潮を、止められない。何度も何度も、首輪のせいで中に固定化されたかのようなしゃがみ姿勢のまま絶頂を続けている内に、少女の足元はぬるついた粘液の溜まりになってしまって、むせ返るような雌の匂いが立ち込めるようになっていく。――淫欲に塗れた異界のような世界がそこにはあった)

「ひ、ぐっ――ぇ、ぁ、にゃ、に、それっ……!?無理っ、無理無理っ!絶対に無理だから――ぁ、ぉ、ぉおおっ♪ぁひっ、ぃいいっぅ、ん、ぁん、ん――やあぁあっ♪」

(大きなマッサージ器を股間に押し当てられる。杭打ち機にも似た振動が陰核を押しつぶし、恥骨すら揺らしていく。がつ、がつ、と泡を吹きそうなほどに快楽が押し寄せてきて、最早ただの泉とかしたかのように蜜を垂れ流し続ける。陰核はその一撃ごとに押しつぶされて、十、二十と刺激を受ける内に、ぷっくり熟れて皮が剥けて、その中身を露呈する。それは、性を知らぬ少女が故か、垢のような粕も見えるもので、しかし磨けばその分だけ赤く輝く宝石のようだった。

同時、尻穴に宛てがわれるのは連珠。きつくしまってるはずの穴が媚薬の弛緩効果で緩み、蜜の飛沫も付着して蕩けてしまっているのが分かる。故に連珠も抵抗は強いものの、ゆっくり奥に飲み込まれていく。一粒一粒じっくり飲み込んで、その度に苦しそうに舌を突き出して。10連の大粒な其れを飲み込み切る頃には、涙を零しながら)

「ひ、ぃぅっ、くる、しっ――ぁ、ぅうっ、ぁ、ぁ、ぁっ、そ、こっ、ちがう、あにゃ、なの、にっ……いいいっ♪――あ、アスタ、ロト――だ、めっ、これ、これぇっ♪――おトイレ、したく、なるからぁっ――ぁ、ぐぅっ♪」

(体は初めての刺激に混乱しているようで、差し込まれた連珠を恥ずかしいアレと勘違いしてしまっている様子。それ故快楽と羞恥と圧迫感に涙を零しながらも、勘違いの排泄を懇願する。連珠を出したい、出させてください。そんな声を何度も作って、許可無く放り出そうとする度に首輪が輝いて、手が勝手に尻に回って、より奥へと連珠を押し込んでしまう。やがて、本来ならば持ち手のようなリングすら押し込んでしまうと)

「んぃ、ぃっ、あ、あしゅ、たるてっ、出したいっ、出したいィッ……だ、させてっ、おにゃか、こわ、こわれっ、こわれりゅ、からぁっ♪――ひぎ、ぃ、ぃいいっ♪」

(マッサージ器の刺激で強制的な絶頂を何度も迎えて、少しずつ体が圧迫感や我慢を快楽に感じ始める。其れは生理的な逃避であると同時に、少女に秘められていたマゾヒスティックな性癖の開花をも意味していた。周囲はただニヤニヤしたままで、見ているだけ。其れは傍から見れば、少女が鳴きながら尻穴での自慰に鳴いているような構図にも見えて、男たちの劣情を炙り、嗜好を肉欲だけに染め上げていく)

魔王アスタルテ > 「すっごくえっちくて、かわいい声だよ……リーシャちゃん♥
 そんな声出して、あたしを興奮させたいんだよね」
(バイブの振動が容赦なくリーシャを攻める。
 アイオーンの加護により回復する魔力で、さらにバイブが動き、リーシャに快楽を強制的に与えていく。
 薬の効能なのか、そのヌルヌルとした蜜はさらにフェロモンを発している。
 もう、すっごく魅了されちゃうよー♥)
「そんなにえっちな愛液を垂れ流して、魅了して、絶対あたしを誘ってるよね?♥」

(店長の商売魂に、にこっと笑顔を見せる。
 たかがアイスクリームに200ゴルドとはまた、おいしい商売だね!
 この場をすっごく盛り上げてくれるし、その強欲さは嫌いじゃないよ)
「任せてよー、店主さん。
 いっぱいいっぱい、ミレー族ちゃんから蜜を絞りとっちゃうからねー。
 みんな、デザートいただいちゃいなよー」

(客の一人が話かけてきたので、それに応じる)
「そうだねー。
 リーシャちゃん、喉渇いてるよね。
 なら、君のその立派なモノに含まれてる白濁とした汚い液体でも飲ませればいいよー。
 みんなもミレー族ちゃんに、汚くてばっちぃ白濁液、ぶっかけちゃっていいよー。
 そうだねー、一発につき100ゴルドでどうかな?」
(店主のように、アスタルテも商売を始める)
「店主さんには、この店の使用料として、二割払うからねー」
(そして、店主も儲かるようにと提案した。
 客たちは次々に、リーシャの身体に射精していく事だろう)

「あたしも、すっごくフェロモンを発するその蜜をいただくねー」
(アスタルテはさらにリーシャの陰所を弄り、そして指に付着した大量の蜜をぺろっと口に入れる)
「わぁ~♪
 さっきよりもさらに甘酸っぱくて、えっちくなってる♪
 リーシャちゃんの味……ステキだよ♥」
(どんどん、潮や蜜を噴き出していくよー、このミレー族ちゃん。
 絶頂を繰り返し、床に大量に溜まった液体からは雌の臭いを漂わせる)

(こんな状態で、電マを陰核に押し当てたら、もうリーシャは快楽で死んじゃうかもしれないね♪)
「ミレー族ちゃん、もう淫乱な雌猫ちゃんだねー」
(マッサージ器を股間に当てると、それはもう良すぎる反応をするものだから、胸の鼓動がさらに高鳴ってくるよ。
 すっごくすっごく、かわゆい雌猫ちゃん……きゃはっ♥
 陰核の皮がどんどん向けていき、中身が現れちゃったね♪

 十連もの連珠が尻穴に次々と入っていく。
 奥に飲み込み、連珠がリーシャの中に消えていく)
「リーシャちゃん、こっちの穴も物欲しそうにしていたじゃないの♥
 ヒクヒクさせて……とってもエロエロだよ。
 リーシャちゃんの泣いてる顔も、ステキ」
(うっとりとした表情をするアスタルテ)

「今、リーシャちゃんね、自分から連珠を奥に押し込んでるんだよ。
 分かるかなぁー?
 そんなに、そのおもちゃが気に入ったんだねー」
(首輪が輝いていたのでリーシャの意思ではない事は分かっている。
 だが、自分から押しこんでいる事は変わらず、そこを指摘して羞恥を煽る)

「自分から押しこんどいて、出して欲しいんだぁー。
 どーしよっかな♪
 そうだねー、ご主人さまであるあたしに、もっとお願いししたら考えてあげられなくもないねー。
 君のご主人さまは、誰かな?
 あたしのペットは、どなたかな?
 この二つの問いを答えてみてよー」
(魔王は、アナルビースを抜こうとしない。
 もうずっと、リーシャは強制絶頂し続けている。
 相当、気持ちよくなっている事だろう)

リーシャ > 「んぃ,ぃ、ぃいいっ――ひ、ぐっ♪うぁ、んっ――ふ、くぅっ♪」

(最早快楽は閾値を超えていて、いつ心臓が止まってもおかしくないのだが、それでも加護による強化のせいで壊れられないし、死ねない。――其れはすなわち、普通の人間やミレー族より丈夫な玩具であることを示していた。濃密すぎる汗と蜜の匂いの中、胸元のバイブがより強く密着する。ぎち、ぎち、と音を立てて縮むテープが、小さな胸元の蕾を押しつぶして陵辱するのだ。もう足腰は震えていて、既に体力も疲労困憊なはずなのに、首輪のせいで体は全く自由にならなかった。体を動かそうとしては、罰としてより卑猥に足を開かされて。首輪の絶対的支配に抗えない奴隷は、『もっとエッチな姿を見せろ』という命令を忠実に履行し続けていた。

 他方、店主はニヤッと笑いながら『にしても、あの嬢ちゃん、これが終わったらぶっ壊れちまうんじゃねぇか?もう頭ン中真っ白だろ。ま、俺は稼げるだけ稼ぐわけだが――っと、こいつは嬢ちゃんの分だ。蜜だけに飽きたらアイスにかけて食ってみるのも悪くないかもしれないぜ?』と、三つのアイスが乗った硝子製の皿を置いていく。透き通った其れは本来乗客に出すようにもの。店主がアスタルテのことを上客と認めた瞬間だった)

「やめ、ひぇっ、そ、そんなの、のみたく、にゃっ――んぶっ!?ん、ぐぅっ……んむっ、ん、んんぅっ!?」

(『へへ、そんじゃお嬢ちゃんのお言葉に甘えて――っと、見苦しいもんを失礼しますぜ?』『へぇ、自由にぶっかけて良いのか。そんじゃ1,000ゴルド払うから出なくなるまで出すぜ!』『ふふ、私は女だから出せないけど、あのくらいの女の子が真っ白にどろどろに、っていうのは背徳感があるわぁ……♪』

 男たちは三々五々に肉棒を露わにすると、少女の体にドロドロとした欲望を振りかけていく。艶やかな髪が、肌が、首輪も含めてドロドロに染まって、口元にも充てがわれるようにして精液を注がれる。吐き出そうとするも、其れが主の意志に反すると首輪は聡く反応して、嚥下するまで呼吸すら出来ず、かくかくと体を震わせていて。意識が飛びそうな中でどうにか口いっぱいの精液を飲み込むと、少しの息継ぎの後に次が、更に次が、と長い時間をかけて、ここにいる男達の半数もの精液を『食事』と称して飲まされるのだった。仮の金置き場は見る間に埋まり、ぎっちりと高額面の札にあふれていて)

「ん、ぐっ……ぷふぁ……も、のめ、な――ぃひっ、ぃ、ぃいいいっ――♪そ、こ、やらぁっ♪こ、われ、ゆっ♪ばかに、にゃるぅっ――あ、あしゅた、ろてっ、むり、むりぃっ♪ばくはつ、しひゃ、ぁ、ぁ、ぁあぁああぁあっ――――♪」

(普通の娘なら既に脳味噌が焼き切れて、死んでしまっていそうな快楽。その中でもまだ声が出るし、荒々しすぎる鼓動も動いている。平常の百倍以上は心臓を酷使しているような状態で、どうにか玩具を出そうと、外そうとすればするほどにより責めが厳しくなる。尻穴に入れた玩具はもうすでに指が届かないほどに奥に入り込んでしまっていて、其れでも出そうとするものだから、ついには首輪の魔力による強制的な押し込みが始まる。薄い腹の肉には連珠の位置がくっきりと浮かんでいて、苦しそうな、しかし気持ちよさそうな声を上げると、目一杯開いた尻穴からは腸液を蜜のようにこぼしていた。こちらは流石に花のような匂いはしないものの、少女にとっては恥ずかしさを覚えるような臭いであれば、物好きな男の劣情を買うのだろう。そうして、問いかけには、ついに)

「ぃ、ぎっ――ぃぅっ、い、いいましゅ、いいまひゅ、からっ♪――、あ、あしゅたろて、ひゃまっ、のっ、ぺっとれひゅっ!んぃ、ぃぃいいっ――リャ、えっ、これ以上、押し、こんじゃ――ぁ、ぉおおっ♪ぼく、の、ごしゅじんしゃま、はっ、アスタロテ、ひゃま、れすっ!ぼく、はっ、りーしゃ、はっ、あしゅたろてさまの、ぺっと、れひゅっ―ー♪は、やく、はやくぅっ、おにゃか、おにゃか、しにゅ、こわれ、ぃ、ひぃいいぃっ♪」

(びゅぐ、びゅぐ、と骨が折れてしまいそうなほどに激しく絶頂に痙攣した後、糸が切れたように動かなくなる。どうやら快楽の閾値を完全に超えてしまったらしく、負荷で心臓が止まってしまった様子で。その様子には男の中の一人が『そういや、お嬢ちゃんが前、あの刀の自慢してたなぁ。あれがあれば死ぬことはないって言ってたし、くっつけてやれば元気になるんじゃねぇの?』とか。言われたとおりに刀剣を当てれば、淡い輝きと共に少女の体は完全な賦活をするだろう。淫具のすべてを身に着けたまま、体力だけを最大まで。――それは、無限に使える回復薬のようなものだった)

魔王アスタルテ > 「限界を超えた快楽をその身に味わってるんだね……。
 もう壊れちゃっても不思議じゃないぐらいの喘ぎ声……イイよー♪
 あたしまで、興奮しすぎて壊れちゃうんじゃないかな」
(今だけはアイオーンの加護とやらに感謝してもいいかもしれない。
 常人なら既に、気持ち良すぎて死んじゃってるかもしれない。
 だけど、リーシャは違う……。
 彼女は、頑丈すぎると言ってもいい可愛いミレー族なのだ。
 バイブは相変わらず、えっちく乳首を刺激する。
 リーシャの魔力が無尽蔵に回復するので、止まる事はない。
 すっごく、疲れてきちゃってるかなー、リーシャ)

(店主の言葉に、アスタルテは応じる)
「精神は、それはもう面白いぐらいにぶっ壊れるかもしれないねー。
 だけど、肉体は不思議な力のお陰で平気みたいだよ」
(アイオーンによる加護の事は伏せる。
 魔族にとっては、王都を加護するアイオーンの存在が不都合だからだ。
 素直に、人間達は何の役にも立たない神、ヤルダバオートを信仰してくれたらいいんだよ。
 アイオーンの存在は、さっさと忘れていくべき)

「わぁ~、あたしにもアイスクリームくれるんだぁ。
 やったぁ~♪
 ありがとー、店主さん」
(アスタルテは、アイスを買ってもらった子供そのものという程に表情を輝かせて、店主からアイスクリームを受け取る)
「それではさっそく、リーシャちゃんの蜜をぶっかけたアイスクリーム、いただくねー」
(股間にアイスを持って行き、もはやいくらでも湧き出るリーシャの愛液をシロップ代わりにアイスクリーム全体にかけていく。
 愛液の熱でアイスクリームが少し解けちゃったかな?)

「わぁ~、リーシャちゃんの……リーシャちゃんの蜜のアイスクリームだよー♪
 ハァ……ハァ……」
(変態魔王アスタルテにとっては、そこら辺の高級料理よりも価値があるものだった。
 無料でいただいちゃったけど、本来売り出している金額の200ゴルドですら安く思えてくるよ。
 全然、悪どい商売でもなかったね!
 リーシャの蜜アイスクリームいただきまぁ~す♪)
「あぁ~、もう幸せぇ♥
 リーシャちゃんの味がぁ……アイスに染み込んでいて、もう失神しそうな程美味だよ♥
 こんなにステキでおいしいアイスを食べさせてくれた店長さんには、感謝感激だね」
(アスタルテは、周囲が幸せになる程においしそうにアイスを食べる。
 このアイスを食べたら自然に、そんな表情になってしまう)

「いいよいいよー、どんどん汚い白濁液ぶちかましちゃいなよー。
 まいどありー、どんどんやっちゃってー』
(魔族も人間も、次々に肉棒を出していく。
 そして、リーシャの口に肉棒をつっこむ。
 この子はどれだけ、せーえき飲めるんだろうねー。
 首輪の効力で、吐き出す事は許されない)
「いっちゃえー♪
 こんなに白濁液飲んでたら、当分食事とかいらないよねー。
 汚らしい白濁液を無理やり飲まされるリーシャちゃんも、すっごく愛おしいよ~♥」
(そして金置き場に金が積まれる)
「まいどあり~♪」
(すっごく儲けちゃったよー。
 あはっ♪ あはは♪)

「えぇ~、まだまだ客はいるんだから、飲めないとか言ってられないよー。
 いいよ、もっと壊れるぐらいに……馬鹿になるぎらいに、爆発させちゃいなよ♥
 あたしも、ここにいるみんなも、リーシャちゃんの蕩けていく姿をちゃんと目に焼きつけているからね」
(リーシャは限界など、とうに達しているはずだ。
 それでも、まだいじめちゃいたくなっちゃう。
 リーシャがこんなにも、えっちぃのがいけない。

 というか、連珠を物凄く奥まで放りこんじゃったね……。
 お腹まで連珠が入っちゃってるよ。
 さすがにこれは予想してなかったなぁ。
 お尻の穴に、連珠を刺し込むぐらいでいいかなぁ、と思っていたぐらいだ。
 コレ……普通の人間では、取り出せないよ。
 腸液も出ちゃってるね)
「すっごく気持ち良さそうな声を上げているね。
 そんなに、自分で奥深くまで押しこんで、気持ちよかったんだね」

「よく言えたねー。
 分かったよ、そこまで頼まれれば──ってあれ?」
(なんと、その身体がどうなってしまいそうな程に絶頂したリーシャは、そのまま活動停止する。
 どうしちゃったのかな? もう限界越え過ぎて、死んじゃった?)
「あはっ♪ 本当に死んじゃうぐらい、気持ち良すぎたんだね。
 快楽で倒れるなんて、すっごく幸せな死に方だよー
 すっごく幸せなイキ顔で、倒れているね」
(まあ死んじゃっても、神刀があったよね。
 あれは蘇生能力を持っているよ。
 客の一人も、そこを指摘していた)

「スライミー、君に預けていた神刀をリーシャちゃんに返してあげてよー」
(四天王スライミーは『かしこまりました』と、神刀をリーシャの手に触れさせてやる。
 ちなみに胸のバイブもお腹の連珠もそのままだ)

リーシャ > 「ぴ、ぎゅっ!?――ぃ、ひぃいいっ♪ぁ、ぐぅっ♪にゃ、ぃ、こりぇっ!?ひぃ、ぃいぃいぃっ♪」

(手元に刀が当たった瞬間の覚醒。一瞬で体力が全快まで賦活すると、持ち主の危険に際して身体強化と回復力上昇の加護をかける。――戦闘時なら非常にありがたいはずの其れも、今の状態では余計なお世話以外の何物でもなかった。なにせこれのせいで、より長く快楽に耐えられるようになった、というだけなのである。どうあがいても快楽に染まる悪循環。それは、少女の理性を粉々に打ち砕いていく。それでもなお、神の力宿る刀は、壊れかけていた精神すら繋ぎ直して、元の少女に戻してしまう。全て少女を守るために授けられたものが、少女を地獄に突き落とすという皮肉が、魔王によって引き起こされていた)

「お、にゃがっ、ぶるぶる、こわれ、ゆっ――んぃ、ぃいいっ♪んむっ、んぶ、ん、んんぅっ――♪」

(残った半分の男たちが賦活した少女に殺到する。喉奥まで肉棒を乱雑に突っ込まれ、恥垢や汗すらも舌に擦り付けながら、黄色くこってりと熟成した精子を舌の上に吐き出していく。口いっぱいに広がる苦味と雄の臭い。咳き込んでも口の中から精液が出ることはなかった。首輪の魔力で飲み込むまで精液以外が口の中に入ってこない。それは空気などの生きるために必要な物をも遮断する悪魔のヴェールで。必死に嚥下しても流れこんでくる精液に、すっかりみぞおちの辺りが膨れてしまっていた。恐らくはその辺りが胃なのだろうと素人目にも判断できるレベルだった。

 その最中、男達は一度精を吐き出したはずの肉棒を未だ天高く立ち上げて『そろそろ、快楽攻め以外の嬢ちゃんも見てぇなぁ。腹の中の玩具をクソみたいに放り出させたり……何よりその股ぐらに開いてる穴という穴を犯されてるのが見てぇ!』『その上のちっちゃな肉真珠もぶっ壊れるまで虐めちまえよ!』『いやいや、むしろあのちっちゃかったケツ穴をガバゆるになるまで広げるってのも』などと口々に、少女への欲望を言葉に変えて叩きつけていく。最早彼らにとって、リーシャという少女は肉欲のはけ口に過ぎない雌人形だった。

 店主の方はアイスを一通り売り終えた後で、少女の足元に置かれていた壺を取り上げると、中の蜜の溜まり具合を確認。その内の半分を組みだして、アスタロトの前に差し出す。その上で『なぁ、あいつらもそれなりに溜まってるみてぇだし、お嬢ちゃん達のえげつねぇ責めってやつを見てみたいんだが、どうよ?報酬は嬢ちゃんの蜜を先払いしとくぜ?――っと、こっから先は特別ショーだから見物料を取ってくぜ!あとはこちらの飼い主のお嬢ちゃんへのおひねりも忘れなさんな!さぁ、出した出した!今夜は宴だ!財布の紐を緩めなきゃ損だぜ!』などと汗臭をさらに盛り上げに走る。――人にありて人よりも悪魔に似た店主は、過去最高の売上に上機嫌だった)

「ん、ぶぁ……あ、あすたろと、しゃまっ、おねがい、れひゅっ……え、エッチで、良いです、からっ、お腹の、玉、出させて、くださいっ……苦し、くてっ……ん、ぷっ……は、うぅっ……」

(腸を穿孔し続ける連珠は結腸をこじ開けて奥に入り込みつつある。最早腕を入れでもしなければ引き抜けないところまで入り込んでしまっているが、これも首輪の魔力のせい。逆に出せと命令すれば否が応でも我慢できずに放り出すことになる運命で。その生殺与奪の全てを握られてしまっている少女は、精神こそつなぎ留めても反発の意志が折れてしまったらしく、犬のようなしゃがみ姿勢のままで、上目遣いで請うのである。連珠の排泄という、ここでするには最も秘したい行為の一つを)

魔王アスタルテ > 「ちゃんと復活したねー?
 よかったよ。」
(えろ~いリーシャの声が再び店内に響き渡る。
 でも、復活しない方が快楽の苦しみに耐える事無く済んだね。
 まあいっか~、こんなにリーシャは気持ちいい思いをしてるんだからね)

「まだいっぱい客が残ってるんだから、壊れないでねー。
 ミレー族ちゃんの口に、どんどんばっちぃ白濁液をぶちかましていこー♪」
(男達も、もう獣だね。
 欲望のままに、リーシャの口に肉棒つっこんでるよ。
 どれだけのせーえき、あの子は飲んじゃったのかな。
 リーシャの胃はもう、ぐちょぐちょの白濁液だらけだね。
 その証拠に、お腹が膨らんじゃってるよ。

 そんな時、男達からの提案がくる。
 男達の性癖丸出しだよー、きゃはっ♪)
「そうだねー。
 それじゃあ、ご期待通りにやっちゃおっかー」
(と軽い調子で返した。
 快楽攻めで幸せに喘ぐ可愛い女の子もいいけどねー、これはえっちぃショーだよー。
 ご来場のみなさんに、どんどんサービスしないとね♪)

(アスタルテは店主から、蜜の半分を受け取った。
 そして魔王はにっこりと笑う)
「わぁ~、ありがとー。
 報酬、確かに受け取ったよー。
 そうだよねー、それではここからもっとえげつない責めいくねー。
 みんなー、引き続き見ていってよ」
(魔族達もまた盛り上がってくる)

(猫耳少女なのに犬のような姿勢をしてるよー。
 その姿勢、まさしくペットだね♪
 なぁ!!? それはいくらなんでも卑怯だよ!
 雌猫ちゃんからの上目遣い、今すっごく、ゾクッってなっちゃった。
 もうたまんないよぉー雌猫ちゃん。
 その上目遣いで、魔王をも石化させる気?)
「リーシャちゃん、ちゃんとお願いできたもんねー。
 しょーがないなぁ。
 それじゃあ、ものすっごくえっちなリーシェちゃんに、お腹の連珠出す事を許可してあげるよー。
 すっごく奥にいっちゃったけど、自分でだしてねー」
(つまり、アナルビースを出せ、というご主人様命令である)

「そうそうー、あたしはその間、こっち弄ってるからねー」
(アスタルテは、肉真珠を虐めるようにきつく摘まむ。
 さて、お腹の玩具を取り出した後は、要望通り全部の塞いじゃおうかなー。
 お尻の穴も、広げちゃうよー)

リーシャ > 「あ、ありがと、ございま、ひゅっ――ぅ、ぐ、ぅうううっ――♪」

(懇願が通ったのも束の間、差し込まれた淫具の逆流が始まる。腸壁は絶頂で連珠を締め上げていて、其れをそのまま強引に首輪の魔力が引きずり出そうとする。それ故に腸壁をズルズルと巻き込んで強引に、ゆっくりゆっくり連珠が外へ移動していく。それは、腹の肉の蠢きを見ると芋虫が這い出ていくかのような速度と見た目で、ず、ずず、と珠が少し動くだけで強烈な異物感と快楽を少女の中に叩きこむ。何度も何度も、嗚咽にも煮たえずきを繰り返しながら、じわじわと連珠が尻穴の方へと這いよっていく。

客達はその様子を見ながらにたにたと獣の欲求を隠すことなく示し続けた。議論は白熱し、男女とも混ざって如何に少女を堕落させていくかという一つの目的を果たそうとする。三人寄れば文殊の知恵というが、これだけの人数が集まって創りだした邪悪の結晶は少女をどこまで壊してしまうのか。――無論、驚異的なまでの回復力を持つ剣と加護があるものだから、どんな無茶をしても、三日から一週間で元通りになってしまうのだろうけれども。そんな少女の様子に、女の客が楽しそうに『へぇ、わたしゃあの子が男の子のようにも見えていたから、ちんちんが付いてるかと思ったんだけど違ったみたいだねぇ。生やしてしまえば似合いそうだけれど』などと笑ったり、男の客は『こう言っちゃ何だがあれだなぁ、飼い主のお嬢ちゃんも美人さんだからよぉ、2人で仲良く遊んでるのを見るのも絵になる気がしてきたんだが――』などと照れながら頬をかいたり。欲望のるつぼはただに得ていく一方だった。

店主はその様子に頷きながら、肉やら酒やらを給餌しつつ、時折アスタロトへのサービスとしてアイスやジュースなどを振舞っていた。人だかりや噂に引き寄せられて、客は外から増える一方。その人垣がまた人を呼んで、殆どが男に、少しの女。可愛らしい娘を徹底的に陵辱したい男女の集いがこの酒場を埋め尽くしていた。)

「んぃ、ぃ、ぃいいっ――ひ、ぐっ、お、にゃかっ、ずる、ずるって、まきこんで、るぅっ♪――い、ぎゅっ、ぅぁ、ぁ、ぁあああっ――♪」

(結腸を逆側にこじ開けられる。そしてまず連珠の頭が出て、次いでずる、ずると少しずつその胴体を引きずり出していく。長い長い時間をかけてようやく、ドロドロと腸液にまみれた連珠の先端――リング付きの紐が顔を出す。其れをつかもうとするが、手が動く気配はない。『アナルビーズを出せ』という命令には手を使えなどという言葉は一切なく、首輪は自動的に命令を最も屈辱的な方向に解釈する。故に少女に許されたのは)

「ん、んんぅうううっ――く、はぁ……ん、ぃいいいいっ――♪」

(首輪の魔力によるアシストがなくなった連珠を、日頃の排泄の時と同じように放り出すことだけだった。何度息んでも玉が少しずつしか出てこなくて、その度に肩で息をする。腹圧が強くなりすぎて、腸壁がはみ出してしまいそうなほどだが、懸命に何度も何度も息んでは息継ぎを繰り返して、じっくりと連珠を排泄していく。長い長い時間をかけてようやく玉の一つ目が顔を出して、やがて二つ目、三つ目、と進んでいく。腸液は最早ゲルにもにた塊として連珠に付着していて、どろどろとしたものが連珠を伝って落ちていく。その、透明な腸粘膜を見せながら)

「くひ、ぃ、ぃいぃいいぃいいいぃっ―ーんんっ、ぁ、はぁ――ん、ぅうううぅぅぅうううっ♪」

(ぶ、びゅ、とようやっと半分。その最中に、アスタロトの手が陰核に伸びる。出会ってすぐの頃は小さく慎ましかったはずのそこは、マッサージ器の刺激で強引に肥大化させられて、小指の先ほどの真珠になっている。蜜をまとってドロドロになって、僅かに恥垢を纏ったそれは、指でつまむとコリコリとした小気味よい感触を返すのだった。しごけばしごくほど快楽を得て、同時に僅かに膨れるそこは、最早好き勝手玩具に出来る突端で。魔力への抵抗力もほぼ尽き果てている少女の体は、其れこそ魔法で弄りたい放題。その上元が魔力持ちであるがゆえに馴染みやすいという、完全な玩具としての適性を示していた。)

「ひぎっ、ぅ、ぁ、ぅぁ、ぁ、ぁああっ――は、ぐぅっ♪れ、ひゃ、れひゃう、れひゃ、ぁ、ぁ、ぁああっ♪」

(そして、懸命に懸命に、時計の針が半分回るほどの時間をかけて、ようやく連珠を放り出した。肉壁はめくれ上がって生々しい赤色を見せつけている。連珠を放り出した後には、奥に溜まっていた腸液がゼリーのように吐き出されて足元に降り注ぐ。最早尻穴も完全に、物を入れるための穴として作り変えられてしまっていた)

魔王アスタルテ > (お腹の淫具は、首輪の魔力によって強引に、無理やり引き摺り出そうとしている。
 玩具が体内で動くとリーシャはさらに快楽を覚えていくようだ。

 客達はある意味でエロで団結していた。
 それはもはや、魔族と人間の境界線すらも越えている。
 どうミレー族ちゃんをぶっ壊すか。
 なんか、色々意見飛び交っていて、全員分サービスするのはちょっと無理かなぁ、と思った。
 まあそこは、主催者が決めちゃおう)

「店主さん、ありがとうだよー」
(店主のサービスをありがたく受け取る。
 もちろん、リーシャの蜜をアイスつけて、ジュースにもリーシャの愛液を入れて味わっちゃうよー。
 あぁ~もう、リーシャの味がおいしくて、幸せで死んじゃいそう♪
 この味……とろける……♥)

「リーシャちゃんの声や表情も、すっごくイイよ。
 みーんなで、リーシャちゃんをどうするか話合っているところだね。
 色んな意見出てるけど、リーシャちゃんはどれを採用してほしいのかなー?」
(あえて、本人にも質問してみる。
 
 
 時間をじっくりかけて、連珠がリーシェの身体を移動する。
 そして、腸液でどっろどろに汚れたアナルビースの一部がお尻から出てくる。
 『手を使え』なんて言ってないからか、手も使わず、連珠を出して言ってるね。
 わぁ~、ある意味ですっごく律義だよー。
 もちろん、『手を使え』などという余計な命令を足す事もない。
 屈辱的な命令をただ実行すればいいんだよ)

「そうそう、手は使っちゃったらだめだよ。
 ちゃんと、全部出しちゃってね」
(おっと、手を使ったらだめだとうっかり明言しちゃった♪
 ごめんねー、謝る気さらさらないけどー。
 もう魔力アシストはない。
 腹筋などを使って、リーシャは必死に連珠を出していくのみだ。
 まあ、でも実際は結構難しいものだよねー)
「やっと、一つ出たねー。
 さぁ、残りもはりきっていっちゃおうー♪」
(その後、二つ目、三つめと次々出てくる。
 わぁ~、もう連珠もどっろどろだねー。
 無理もないかぁー、腸まで入っちゃってたからね)

(半分になったところで、アスタルテはミレー族ちゃんの真珠に触れた)
「あたしの事は気にせず、残りも出しちゃおうねー」
(そう言って、にこりと笑う。
 すっごく大きくなったリーシャの真珠は、愛液でぐちょぐちょ。
 摘まんだ感触は、コリコリとしている。
 もうめちゃくちゃに、虐める程の勢いで真珠を弄りまわす)

(そして、長時間をかけて、連珠は再びこの世界の光を浴びる。
 そうは言っても腸液でもうどっろどろ。
 わぁー、肉壁まではっきり見せちゃってるよー、この子)
「無事に全部出せたねー、えらいえらい~♪」
(リーシャの猫耳が生えた頭を優しく撫でる。
 それはまるで、芸が出来たペットを褒めるソレである。
 いやもう、アスタルレはリーシャの事をペットかなんかと思っている)

(アスタルテはリーシャの腕を掴みながら、客の方へと向く)
「みんなも、まだ溜まっちゃってる人多いよねー?
 これから、女の子のみんなも楽しめちゃうようにするよー」
(魔王が弄っているリーシャの陰核がどんどん巨大化していくまるで肉棒のようになっていく事だろう。
 魔王による魔術で、陰核が肉棒と化したのだ)
「リーシャちゃん、観客の女の子にソレを入れてきちゃいなよー。
 その間に、男のみんなはミレー族ちゃんのお尻の穴と口に汚らしい肉棒を入れちゃってもいいよー」
(魔王は、男女ともに客を楽しませる提案をするのだった)
「引き続き、お金はとるよー。
 一回100ゴルドの格安だけどねー」
(そして、抜け目ない)

リーシャ > 「ひ、ぐぅっ――も、限界、なの、にぃっ――♪い、ひっ、ぁ――」

(どれが良いか、という質問には、首輪が『答えなければならない』という制約を加える。其れが奴隷として主を喜ばせることだと首輪が少女に強いるのだ。蜜は二つ目の壺をも容易く満たして、再びその半分がアスタロトの手に渡る。最早店主も手慣れたもので、蜜の中でも綺麗な部分を魔王への献上品にするようになっていた。

真っ赤な腸粘膜を晒したまま、肩で息をしながら、言いたくないのに、口が開いて――)

「お、おしりっ、ずぼずぼ、してっ、ほしい、ですっ――♪あ、アスタロト、様に、お腹の中、全部、見せられる、ようにぃっ―ー♪」

(僅かに湧いた被虐の欲求を、首輪の魔力が100倍に濃縮する。お尻が気持ちよかったからちょっと虐めて欲しい、という程度の思いを、まさしく針小棒大に吐き出すと、やがてま欲が切れたと同時に目を見張る。魔王に向けてのお強請りは、この状況の場合叶えられないわけがない。そのほうが、彼女にとって利益があるのだから。

 観衆たちは放り出したアナルビーズを見ながら『へぇ、流石に店で本物の糞垂れるわけにゃ行かねぇしなぁ』『ふふ、息む姿が可愛らしかったわぁ』などと口々に品評する。気分はまさに観察用の愛玩動物だった。そうしてへとへとになっている所で、腕を引かれるようにして立ち上がらせられると、足をもつれさせながら群衆の真ん中へ。次いでアスタロトの手が陰核に触れると、刺すような痛みと熱さが湧き上がって、そして)

「ひぎっ――ぃ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁああああぁあああっ――♪」

(ずるぅ、と小さかった陰核が少年の肉棒の様に変わる。サイズは少し小さめで、元の発育不足によく見合っている。――とは言え魔力による強化か、同い年の男の子よりは随分と大きな物で、固く熱く勃起しきって先からは濃密な雄の臭いの先走りを吐き出していた。その奥には、子宮の裏近くに前立腺を模した精子を作成する機関が創り出されて、少女の魔力を食んで精液に変換していく。こうして出来上がった、絶倫のふたなり少女は、近くの女性を押し倒すと、そのまま)

「ごしゅ、じんしゃまの、仰るとおりに……ごほーし、いたし、ますぅっ♪」

(笑顔でずぶりと秘所をえぐってその奥の子宮を押しつぶす。冒険者の膂力に任せた拘束と、未熟な腰の動きによる責め。其れはまさしくがっついた少年が性の手ほどきを受けるような姿勢。その最中で尻に充てがわれるのは店主の肉棒。ガチガチに節くれだった、周囲の男達の中でも一番の巨根だった。

『さて、それじゃ、俺はもう少しショーを盛り上げてやるとするかな。俺の自慢の槍でケツの穴を穿ってやる。どこの女も泣き叫ぶけど、こんだけ蕩けてりゃいけんだろ?』と笑嘘の横では男の野次と女の悲鳴にも似た嬌声が響く。そんな中で、別の女が『ねぇ、お嬢ちゃん。女の子に出しちゃったら、そこの子が100ゴルド払うのかしら?もしそうなら、借金だらけの雌猫ちゃんにしてあげちゃうのだけれど』などと戯れのように微笑むのだった

その最中、既に口を肉棒二本で塞がれていた少女は、言葉を作るまもなく尻穴と口をふさがれる。店主以外は皆獣のように口をえぐって、その胃の腑を精液でうめつくさんがばかりに欲を吐き出し続けた。最早腹の中身は精液一色。がぼがぼのたぽたぽである。そして腰はかくかくと女性の中を味わうように動き続けて、やがて人生で初めての射精を経験する。――吐き出す快楽。女性が味わってはいけないとも言われる禁断の快楽を教えこまれて、少女の心はゆっくりと、魔王の責め苦に心酔していく。びゅく、びゅく。吐き出された精液は誰よりも濃く、ゼリーのように子宮に溜まって。誰しもを妊娠させられそうなほどに、濃く強い精液を集まった女性の体内に注ぎ込んでいく。――最低でも、数十を超える回数で。

外は既に明るさを失った夜の黒。そろそろ首輪の魔力も切れる頃で、少女の疲弊も一入だった。一度区切りをつけるには、程よい頃合いかもしれなかった)

魔王アスタルテ > 「えぇ~、限界?
 まだいけるよねー?」
(にっこりと無邪気な笑みを浮かべる。
 もっともっと、リーシャにも客にも、配下にも楽しんでいただかないとね。
 配下の期待を裏切らないからこそ、アスタルテは大勢の魔物を率いる魔王としての素質、そしてカリスマが備わっているのだ。

 二つ目の壺も満タン。店主は半分、魔王に貢いでくれる。
 それも、綺麗な部分だよー)
「店主さん、どもうだよー♪」
(魔王は嬉しそうに、献上品を受け取る。
 それにより魔王もさらに機嫌がよくなり、店主への高感度も上がる。
 この店主は本当に、儲ける術を心得てるなぁ。
 お望み通り、儲けさせたげるよー。
 もし魔王軍が王都を侵略した暁には、この店主には高い地位を与えてあげよう。
 そんな事より……リーシャちゃんの蜜のおかわり……ハァハァ)

「おしりだねー、よく自分の望みを言えたね。
 えらいえらいー♪
 そんなに、お尻が気持ち良かったんだね。
 しょーがないなぁ♪」
(またもやリーシャをペット扱いして、その頭を撫でる。
 
 観衆は各々、意見を述べている。
 魔族側もまた『アスタルテ様、容赦なさすぎです! すっばらしい』『ミレー族のケツの穴にぶちこみたいぜ。アスタルテ様、よろしくお願いしまっす!』など各々口にする。

 魔術により陰核を肉棒のようにしてあげたよ。
 サイズは心もとないのは、元々が発育してないためだ。
 もちろん、男の子の機関もつくってるから、男の子のようにあんなことやこんな事ができるよー)
「わぁ~、さっそく押し倒しちゃうなんて、リーシャちゃんも大胆だね。
 そんなに、男の子のソレを欲情のままに女の子の中に入れちゃいたいんだね。
 やっちゃえー♪」

(リーシャは大胆に、客の女の子の子宮をついてるよ。
 腰の動きとかが手慣れていないのは、仕方がないよね。
 リーシャは可愛らしい少女だもんね。
 
 ていうか、店主さん。
 君のソレ、そんなにでかかったのね。
 もしかして、四天王の一角、オーク大王のブルートと良い勝負できちゃうぐらいでかい?)
「店主さん、やっちゃえー♪
 もちろん、店主さんからがお金取らないから、存分に楽しんじゃってよ。
 あはっ♪ そんなものぶちこまれて、リーシャちゃんはどーなっちゃうかな。
 でも、これがリーシャちゃんの希望だったよねー」
(店主さんもやっぱりノリノリだね。
 男の野次と女の嬌声を聞けば、このショーが盛り上がっていると改めて実感する。
 みんなが楽しんでいる、良き事だねー。
 そんな時、別の女が話かけてくる。)
「当然、そうだよー。
 乙女の中に出しちゃったら、当然その対価は払わなきゃだよね。
 奴隷だけど、どれぐらいお金あるのかなー、リーシャちゃん。
 どうぞー、ミレー族ちゃんからお金と白濁液を絞りとっちゃってよー」
(無邪気に笑って、鬼畜な返答をする。
 女の子は、この機会に儲けれるね!)

(リーシャは口を汚らしい肉棒を強制的に咥えさせられ、二穴が塞がれてしまう。
 それも、口には二本突っ込んじゃってるよ、えっろいなぁ。
 胃がどんどん、せーえきで溜まっていっちゃうね、ステキ♪
 リーシャの方も、せーえき出てきちゃったみたいだね。
 わぁー、女の子が肉棒で射精だよ?
 それも、可愛らしいリーシャちゃんだよ?
 すっごく、ゾクゾクする……♪
 本来は、出来ない事だもんね)
「あはっ♪ あはは♪
 リーシャちゃん、女の子なのに男の子の汚らしい白濁液を吐きだしちゃってるねー。
 これは、妊娠しちゃってるかなぁ。
 もしかしたら、同性で子供つくっちゃったりしてるかもしれないね」
 
(まあでも、悲しいけど楽しいパーティもそろそろ区切りをつける時かな。
 リーシャちゃんも疲れてきてるだろうからね。
 空は、もう真っ暗だよ。
 主催者アスタルテは、群衆の中心で大きくパチパチと手を叩く)
「そろそろ楽しいパーティも終わりの時刻だね。
 みんな、今日は楽しんでくれたかなー?
 今日は忙しい中、参加してくれてありがとねー」
(そう言って、パーティを締めくくろうとする。
 稼いだお金の二割は、四天王の一角が店主へと渡していた)

リーシャ > 「も、むり、れひゅっ、んぃ、ぅ、ぁぅっ――♪こし、が、とまんにゃ、ぁ、ぁ、ぁあっ♪」

(こねるように突き上げる奥、目の前の女性の子宮には三度射精して目一杯白濁で埋め尽くすと、別の娘も同じように攻め立てる。妙齢の熟女にもうら若い乙女にも、この近くに来たものを一切合切巻き込んで、犯して注いで孕ませて。その強靭な精子で以って中を制圧していくのだった。

少女の財布には稼いできた路銀として2000ゴルドほどが詰まっていたのだが、既に射精の量は20回など当に超えていて。金貨の詰まった袋は早々に没収になりそうだった。そして主が意思を送れば、首輪に借金のカウント機能が追加される。――その程度のことは首輪の内部機構として容易いらしく、かしゃん、かしゃん、と一度精を吐き出すごとに100ゴルドずつ、カウントを跳ね上げていく。其れは一時間で3000を超える量。――まさに、二分に一回程度の速度で射精をしている計算だった)

「んふ、ん、んぅっ、んむっ――んぁ、う、ぷっ……せー、えき、もう、のめにゃ――んぐぅっ」

(男達からの収入は全て飼い主であるアスタルテと店主のものになり、少女の絶頂・射精については少女の借金になるという不条理は、しかしこの場では正しいように思えてくる。カウントは跳ね上がるように上がって、時折主であるアスタルテがもらった蜜の分だけ、意志による現象が発生する。その額は完全に気まぐれだが、そこそこな量が引かれている辺り、わりと愛してもらっている様子だった。撫でる手つきには僅かに嬉しそうにしながら、極太肉棒による尻穴拡張に目を見開くのだった。

店主の其れは人間の中では最大の類。魔族の中でも太いオークと同等レベルの凶悪な逸物だった。それが小さな少女の尻穴をめりめりと広げて、奥をも拡張しながら入り込む。太く、しかし硬い肉棒は半分ほどまでを肉襞に当てると、次いで一度腰を引いて――)

「んぐぅっ!?」

(一度浮いた体を串刺しにされる。げぶ、と精液が逆流して吐きそうになって、其れを首輪の魔力がとどめた。主であるアスタルテが其れを望んでいないから。もう一度飲み込め、そんな命令に、どうにか精液を胃の腑に収めなおした。口の中が僅かに苦酸っぱいが仕方がない。そうして七割を飲み込ませながら『なら、借金は俺が買い取って、この店の雌にしておこう。そうすりゃ、お嬢ちゃんも会いに来やすいだろう?――これでも一応名のある冒険者みたいだし、完全な行方不明は角が立っちまうしな。どうだい?お嬢ちゃんが来た時にゃいつでも店を貸し切りにするサービス付きで』などと笑いかけるのだった。

 同じように女性客も『へぇ、それなら、稼がせてもらおうかしら。この子の感度で一度に100ゴルドなら、一日で10万は稼げるわね。ふふ、一週間ほど借りて100万稼いで自適生活がしたいわぁ』などと微笑みながら、優しく少女の肉棒を包むようにして、扱き上げて精液を絞りとっていく)

「あひっ、ぃ、ぃいいっ♪れりゅっ、でりゅぅっ♪お、ちんちんっ、せーえきっ、びゅぅって、びゅぅってぇっ♪ぼくの、おちんちん、とけひゃうぅううっ♪」

(今日だけで少なくとも10人近くの母親――否、父親になってしまった気がする。魔力で生成された精液は、少女の遺伝子を確りと後世に伝えるものだから。――そしてやがて、そんな淫猥の宴にも終わりはやってくる。主がにこやかに宣言すると、周囲の皆も納得したようにおひねりを更に投げ込んでいく。最後、壺の3杯目は半ばほどまで溜まっていて、其れは店主からのおひねりでアスタロトに進呈されるのだった。その後、少女は完全に疲弊しきって、店の二階の寝室に運ばれることになる。魔王の彼女がどうしたかは分からないが、共に寝るならば、甘えるように抱きついたことだろう。少なくとも、アスタロトには逆らう気などない、牙の抜けた獣のような態度を見せることになる。

 首輪はどうやら過負荷で壊れてしまったらしく、一晩で隷属の効果が消えてしまうようになったらしい。だが、其れとは別に、アスタロトへの思慕は少女の心に確りと根付いていた。ともあれ目下の課題は、生やされてしまった肉棒と排泄でも感じてしまうようになった尻穴。その二つが弱点になってしまったため、今後の『パーティ』では、きっと借金が積み重なっていくことになる。ともあれ其れは、きっと別の機会に語られることだろう――)

ご案内:「酒場 『跳ねる黄金の羊亭』」からリーシャさんが去りました。