2020/04/21 のログ
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王国の現在 > 『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』
王位を狙う者たちの政争、魔族の侵攻、シェンヤン公主の降嫁、辺境の不穏、ハイブラゼールにて行われる大オークション――現在、王国内では様々な事件や催しが行われており、それに対する人員の派遣もかなりの数に登り始めている。シェンヤン公主の護衛、辺境の不穏を鎮定するための派兵、大オークションの警備や暗躍する犯罪組織の摘発と、騎士団や冒険者の需要は高まると共に、一部の地域では治安維持を担当する騎士団や衛兵などの数が不足し治安が悪化しつつあった。
そういう状況であれば、警備が手薄なり、治安の悪化した地域、街、村への略奪行為などが当然のように発生する。中でも、「血の旅団」を自称する盗賊団がゾス村付近から山賊街道、バフ―ト、九頭龍山脈を中心として活動を活発化させており、ゾス村などの多くの街や村が被害に遭い、食糧や金品、果ては女性や子供の誘拐などが行われており、王都への救助要請が各地へと届いている。
しかし、上記のように多くの事件や催しに人員を割かれており、王国の公的な騎士団や衛兵隊を多く向かわせることは困難であった。故に、王都から官民問わず、騎士団・冒険者等に「血の旅団」の討伐要請が発せられた。「血の旅団」は王侯貴族へへの反抗を掲げており、それに危機感を抱いた王侯貴族の一部の強い意向により出された要請であるため、討伐に功績を上げた騎士団・冒険者などにはその王侯貴族たちから特別な報奨金が約束されている。
既に、いくつかの騎士団や冒険者、その他個人などが名乗りを上げ、「血の旅団」との戦闘が繰り広げられている。敗北した騎士や冒険者は見せしめに辱められるか、魔術的な洗脳や薬物の使用などを行われて強制的に組織の一員として活動させられることが多く、大規模な虐殺などは行われていないが、その被害は甚大である。
現在、組織の戦力が集中しているのは九頭龍山脈内にある城塞都市「アスピダ」であり、その守りを任されているのは「クシフォス・ガヴラス」という男である。かつて王国内で名を馳せた「暁天騎士団」の団長であり、二年前の「血の旅団」討伐にて戦死したとされていた人物であるため、彼が生存し、暁天騎士団を率いて「血の旅団」に所属しているのは、旅団による洗脳が施されているためという疑いを生んだ。
組織幹部の騎士クシフォスと彼の率いる暁天騎士団により城塞都市「アスピダ」では王国側と「血の旅団」との一進一退の死闘が繰り広げられている。また、ゾス村や九頭龍山脈付近を占拠し組織拠点が形成されており、それらの奪還・壊滅のために王国側からの出兵も行われている。
「血の旅団」の首領の目的は判然としないものの、王国そのものを混沌・混乱に導くかのような動きが見られる。
◆「血の旅団」について。
「血の旅団」は近年活動を開始した比較的新しい盗賊集団である。元は傭兵くずれの野盗集団であった。
二年ほど前に王国内の騎士団や冒険者に要請が出され、「血の旅団」の本拠地とされる遺跡への総攻撃が仕掛けられ、「血の旅団」の当時の首領は戦死し、多くの構成員が囚われ、「血の旅団」は壊滅したとされていた。
しかし、実際には構成員の一部が地下深く逃れており、シェンヤン降嫁などの王国内の情勢が大きく変化したことに合わせて活動を再開し、現在に至る。
復活後はいくつかの傭兵くずれの集団や盗賊団、過激派を取り込んで組織規模を増大させ、九頭龍山脈を中心に略奪・強盗、拉致誘拐、陵辱、奴隷売買などの悪逆な行為に手を染め、王国内で随一の規模を誇る盗賊団へと成長した。
規模の大きい盗賊団であるが、強烈な統制があるわけではなく、組織の利益になる悪逆な行為ということであれば行動は構成員の自由に任されている。活動を行う際は組織の幹部をリーダーとした小・中規模の集団であることが多く、戦闘スタイルは幅広く、暗殺術、魔術や魔導機械なども用いる。戦術については集団を率いる幹部の個性によるため、決まった形があるわけではない。
かつて傭兵であった者たちや騎士崩れなどもいるため、統制された戦闘が行われる場合もある。故に、討伐も容易ではなく、小規模な盗賊集団とは性格が異なる。
行動は構成員の自由に任されているとされているものの、ほとんどの幹部は組織に忠誠を誓っている。名が公に知られている幹部にはそれなりに王国でも知名度のある騎士団の元団長などもおり、一部の幹部には組織による魔術的な洗脳が施されているのではないかという疑いもある。
離反者や裏切り者には容赦がないことでも知られる。
王侯貴族や富裕層への反抗や抹殺を謳い、一般王国民の解放をスローガンとしているものの、義賊などとは呼べない組織であり、一般市民への略奪なども平然と行っている。決して一般市民の解放者などとは呼ぶことはできない。歌い文句に騙されて組織に参加した者も一部いるが、組織の実態を知って逃走を図る者も出てきている。
現在の組織の特徴としては、王国民であれ異国出身であれ、魔族であれミレー族であれ、組織の利益になるのならば差別することなく構成員として迎え入れるという点が挙げられる。ミレー族を組織に迎え入れているものの、同時にミレー族の奴隷売買にも手を染めている組織であり、ミレー族の解放者というわけではない。入団するミレー族の多くは自らの部族の置かれた現状に絶望し、闇に堕ちたものが多いとされる。
一度壊滅した「血の旅団」と復活したそれとは規模や構成員が大きく異なり、連続性が認められないという説も存在している。
首領については謎に包まれている。復活前の首領は二年前に死亡しており、現在の首領は二代目である。
奇妙なことに幹部の誰もが首領の名を知らず、その正確な姿も知る者はいない。首領が幹部の目の前に現れる場合は様々な姿形を取っており一定しない。基本的に顔は仮面や頭巾などで隠されており、年齢性別なども変化するが、シェンヤン風の衣服をまとった浅黒い肌を持つ人物ということは共通している。
幹部の大部分は、この首領による認識阻害や洗脳などの術を施されている可能性が高いともいわれている。
【PL向け情報】
戦闘向けのイベントとなります。戦闘向けとしておりますが、もちろん戦闘以外の行為も行っていただいて構いません。
上記の通り王国内で活動を活発化させた「血の旅団」という盗賊団をめぐる内容となります。
回数はあまり多くないかもしれませんが、「王国の現在」上で現状を投稿していく予定です。
また、イベント特設部屋として城塞都市「アスピダ」を設けます。また、城塞都市「アスピダ」が埋まっている場合は、設定自由部屋で代替させることも可とします。詳細設定は城塞都市「アスピダ」の部屋を御覧ください。
王国側として騎士団や冒険者となり盗賊団と戦うことも、逆に盗賊団側として略奪を行ったり、戦う事なども可です。
盗賊団側としてPCを新たに登録して頂いても構いませんが、最終的に「血の旅団」は壊滅することとなりますのでご注意ください。
また、公式NPCとして「クシフォス・ガウルス」という男性を用意しています。彼の設定については城塞都市「アスピダ」の部屋説明欄に記しましたのでそちらを御覧ください。
参加自由のイベントですので、非参加の場合はこの事件が起きていないということでサイトを利用していただくことも可能です。非参加を表明しているPCへ当イベントの話題を振ることや、襲撃したりすることはご遠慮ください。
なお、以下の注意点はお守りください。注意点が多くなってしまいますが、ほかのPC/PLに配慮し楽しく遊ぶという意識を持っていただければ問題ありません
相手と楽しむという意識を持たず、自分のPCの活躍のためだけに王国側/盗賊団側のPCを踏み台にするというような行為はご遠慮ください。(敗北などのプレイが望まれている場合はもちろん別です。主に戦闘面での問題を想定しています)。
設定上どれほど強大なPCであってもこの点は変わりません。設定上の強さよりも他PCと楽しく遊ぶことが優先されます。
自身の描写の中で登場するNPCとしての騎士団・冒険者等/盗賊団員に対しての圧倒等は別です。
・「血の旅団」の一員や幹部としてPCを設定していただいても構いませんが、首領については正体を知らないということでお願いします。組織の副団長的な立場としての設定はご遠慮ください。
・幹部の一部は洗脳が施されているという設定になりますが、幹部PCを作成する際には洗脳されていないという設定も問題ありません。
・事件の真相などを既に見抜いているというようなロールプレイや設定はご遠慮ください・
・盗賊団の拠点を壊滅させ、村や街を解放するというロールプレイは行っていただいて構いません。ただし、城塞都市「アスピダ」についてはイベントの進行に従って状況が変化しますのでそれに対応していただくようお願いします。
・イベントへの参加を行っていないPCへの配慮をお願いします。略奪的な行為などを設定自由部屋等で行う場合は原則先入りをお願いします(相手PCが明確にロールプレイ上や捕捉欄にてそれを求めている場合や相談の上での場合はもちろん問題ありません)。
・「王都マグメール」などの街への襲撃はご遠慮ください。盗賊団側のPCは、「ゾス村」への襲撃や占拠などは可能ですが、イベント非参加者は略奪や占拠が行われていないということで、別時間軸としてお遊び頂いて構いません。イベントへの非参加を希望する場合はその旨を補足欄に書いておくことをおすすめします。
・設定自由部屋などで自身が考えた街や村への襲撃・略奪・解放等はもちろん可能です。
・なお、「血の旅団」の戦力は強大という設定になります。その点はご留意ください。
・当然ながら、公式NPCである「血の旅団」首領を倒すというような行為はご遠慮ください。NPCとして動かしたり喋らせたりも行わないでください。イベントの進行により状況が変化していく予定です。正体を知っている、感づいているなどもご遠慮いただければと思います。
・「クシフォス・ガウルス」についても同様ですが、クシフォスについては以前話したことがある、従っていたことがある、現在従っているということなどで既知設定にしていただいて問題ありません。命令を受けて作戦を実行しているということも問題ありませんが、全権を委任されているなどの設定はご遠慮ください。クシフォスをNPCとして発言するというのはご遠慮いただきたいですが、クシフォスの設定に基づいてこういう会話をした(したことがある)というような描写は問題ありません。
・上記の通り、最終的に「血の旅団」は壊滅する予定です。その際に、「血の旅団」討伐の功績がすべて自らのPCにあるとすることや、王国の代表として交渉した、などのロールプレイは禁止します。事件の解決に大きく貢献したというような設定は問題ありません。
・城塞都市「アスピダ」の状況はイベント進行と共に変化します。当然ですが、イベント進行に先立って城塞都市「アスピダ」を解放するような行為はご遠慮ください。城塞都市「アスピダ」への潜入などについては問題ありません。
・管理者は戦略や戦術の知識に明るくないため、イベント進行上の戦闘について、詳しい方には無理や矛盾などお感じになられる場合もあるかもしれませんが、その点は目を瞑っていただけると幸いです。
【イベント期間】
4/22~5/12予定。期間は長めにとっております。
管理者の都合により期間は変更される場合があります。予めご了承ください。
城塞都市「アスピダ」は4/22に入室解禁をいたします。
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王国の現在 > 【現在開催中(予定)イベント】
・『帝国よりの公主達――辺境不穏』(次の展開は一旦保留中。申し訳ありません)
・『ハイブラゼール大カジノ“クリュソス”「シェンヤン公主降嫁記念大オークション」』(4/19~4/30予定)
・『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』(4/22~5/12予定)
それぞれのイベントの詳細は「王国の現在」のログをご確認ください。
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