2019/03/24 のログ
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王国の現在 > 【終了】簡易戦闘イベント『機兵討伐 ――神代よりの使者――』
「無名遺跡」中の一部遺跡や「メグメール自然地帯」の遺跡群付近で活動が確認されていた魔導機兵『アンゲロス』の大部分は、王国軍や騎士団、その他民間の協力者たちによって無力化され、破壊された。
それでもなお『アンゲロス』は遺跡の奥深くから湧き出し、駆動しつづけていたもののある時を堺に一斉にその動きは停止した。ほぼ同時刻にすべての『アンゲロス』が停止したのである。
『アンゲロス』を操作していたと思われる「札」に自壊の命令が下され、それに従いほとんどの『アンゲロス』は自ら崩壊の道を選んだ。
一部残っている機体についても、機能のほぼ全てが破壊されており高度な魔術を以てしても解析はまず不可能である。
『アンゲロス』は遺跡を守るように活動を行っていたため、民間への被害は出なかった。
しかし、討伐に参加した者たちの被害は少なくなく、冒険者や傭兵は多額の報酬を得たものもいたが、王国軍や騎士団にとっては実りの少ない事件となった。
腐敗した貴族や騎士団の一派が功績を上げたため、王城内ではそれらの腐敗勢力が以前よりもさらに幅をきかせ始めている。
魔導機兵『アンゲロス』そのものが何であったかということについても明らかになったことは少ない。古代の神話が史実であったという可能性を一部の異端の史学者が提唱した程度である。
『アンゲロス』が起動した遺跡には騎士団などが置かれ、再びの起動に備えて監視が続けられることとなった。
なお、この騒動に乗じて無名遺跡などから発掘される「魔導機械」の一部が北方帝国シェンヤン方面へと運び出されたことが確認された。
先に発生した魔導機械密輸事件も合わせればシェンヤンの関与は確実とされたが、シェンヤンはそれを認めてはいない。
王国内でも密輸事件や今回の事件はあからさまにシェンヤンの関与が臭わされていたため、シェンヤンを騙った第三者によるものではないかとの意見も強く提唱された。
そのため王国内の高官の間でも明確な結論は出ず、事件後の対応・調査は遅れ、結局シェンヤンの動向に注視するということに落ち着いた。
先の魔導機械密輸事件や『アンゲロス』の起動についてはシェンヤンを騙る者が行い、『アンゲロス』起動事件中の魔導機械の北方への持ち出しについてはシェンヤンが行ったとするのがおおよその見解である。
この事件の後ハテグの主戦場で王国軍と衝突していたシェンヤン軍は撤退し、以前のような散発的な戦闘の繰り返しの日々が再来した。
余波としては、腐敗した貴族や衛兵等による、王国に在留するシェンヤン人や旧ティルヒア人への尋問と称した退廃的な行為の増加が挙げられる。
また、一部の貴族の政争の材料にも使われ、主にカルネテル王家の一派によって反対派閥の王家・貴族に謀略が仕掛けられた。
帝国に通じて魔導機械を流したなどという讒言が飛び交い、反対派閥の王侯貴族の一部が捕縛され、王女などは尋問と称した凌辱を受けるものも少なくなかった。
極刑を免れる代わりに反対派閥の多くは家を廃され、王女や貴族の娘、それらの奴隷となっていたミレー族が奴隷都市バフートに流れ、奴隷市場をにわかに賑わせた。
◆PL向け情報
※『機兵討伐 ――神代よりの使者――』について。
昨年9月に開催した簡易戦闘イベント『機兵討伐 ――神代よりの使者――』ですが、期間終了後も管理者の事情により終了告知を行わないままとなってしまっており、深くお詫び申し上げます。
今更にはなりますが当イベントの終了告知をさせていただきました。
今後の展開も予定しておりましたが始動できませんでしたので、また別の機会にイベントを行う予定です。
なおシェンヤン人やティルヒア人、カルネテル王家と対立する王侯貴族、ミレー族への尋問の増加というのはそういった事象のフックとして置いたものです。
すべてのシェンヤン人などが対象というわけではなく、そういった展開を希望していないPCへの強要はご遠慮ください。
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