■名前■ なし。通り名は『彷徨う獄吏(さまよう-ごくり/Stray Warder)』
■年齢■ 不明。古傷から長い年月を生存した個体と推測されている。
■容姿■ 身長2.1m体重160kg 濃緑色の肌に幾つも古傷が浮かび、筋肉が大きく浮き上がる筋骨隆々とした巨漢の魔物。 頭部を分厚い地金の兜を被っており、そのバイザーの縦スリットから爛々と輝く赤い瞳が見える。 地金のブレストプレートで上半身の前面を覆う。 背中側は乱雑な革ベルトが巻き付けられているだけで装甲はない。 腰には鎧の代わりに分厚い革のエプロンのようなものが垂れ下がっている。 腰のベルトには渦のような形のキーリングとそこに連なる無数の真鍮製の鍵が並んでいる。 鎧に覆われていない野太い四肢と無骨な指先で爪は尖っており、赤子の腕ほどもある陰茎と拳大の陰嚢など、オークに近しい特徴が見られる。 2m近い長さの棘がびっしりと並ぶ杈と、枷がついた無数の黒鉄の鎖束をそれぞれの手に携える。
■広く知られた背景■ 遺跡や山中で目撃され、時には街道や村などの人里にまで神出鬼没に姿を現す魔物。 正体や主の存在は不明ながらその目的は明白で、あらゆる種族の牝を獲物と見定めて凌辱し、どこかへ連れ去る。 目的の邪魔になる存在には一切容赦がなく高い攻撃性を見せる上、複数の兵士が敵でもその中に獲物がいるなら果然と襲い掛かる。 その攻撃性は際限がなく、時には魔族であっても牝と見れば獲物と見定めて襲い掛かり、捕縛と凌辱を試みる。 一方で首枷をつけられて従順になった牝には攻撃性が失われ、危害を加えられれば守る動きさえ見せるが、凌辱の末に連れ去る獲物であることは変わらない。 連れ去られた後に逃げ出してきた者の証言では、「どこかの地下に存在する監獄に囚われて人も魔も関係なく凌辱され続けている」とのこと。 その常軌を逸した行動と特徴的な鍵束と枷を持つことから『彷徨う獄吏』や単に『獄吏』と呼ばれている。
■多くが知る戦法■ 携えた杈を片手で軽々と扱い、重たい鎖束を革鞭のように降り回す怪力が脅威。 見た目に似合わず俊敏かつ器用で、杈の棘を袖絡みのように扱い、隙を作って首枷で捕縛しようとする。 意思疎通はほぼ不可だが喋れないわけではなく、呪文を詠唱して魔術まで扱う。 相手を直接攻撃する魔術は少なく、あくまで手持ちの装備の性能を拡張する傾向にある。
■扱える魔術■ "鎖操作" 触れている鎖と枷を自在に操り、枷や鎖の大きさを変更することで獲物に合わせて調整できる。 明らかに元の鎖より長く延長することもでき、詠唱を必要としないため視界外から不意打ちを行うこともある。
"紫電走る掌" 短い詠唱の直後、掌中に紫電が走り触れた者の身体と意識を蝕む。 その威力は調節可能であり、肉体に苦痛ではなく快感を与えることも可能。 鎖や杈に向けて流して射程を延長できる他、枷をつけられた者の抵抗を咎めるものにもなる。
"金属赤熱化" 短い詠唱の直後、触れている金属に赤熱するほどの熱を生じさせる。 鉄柵や鎧をそのまま握り潰して破壊できる他、杈を赤熱化させて強力な武器にできる。 鎖に術をかけると枷まで熱が到達する前に焼き切れてしまう。
"金属喰らいの息吹" 長い詠唱の後に大きく息を吸い込む動作をして赤褐色のブレスを吐く。 浴びた者の魔法で強化されていない鉄製の鎧や革鎧の留め具を腐食させて使い物にならなくさせる。 生身に触れれば焼けつくような熱と痛みを感じるがすぐ治まり、それ以上の傷や後遺症は受けない。 己の装備には対策がされていて鎖や鎧が腐食することはない。
"彼方への転移" 短い詠唱の後、地面や壁に魔法陣が出現し、その中を通ってあらかじめマーキングした別の場所へ瞬時に移動する。 獄吏とその装備以外はその場に取り残されるが、首枷をつけられた者も獄吏の所有物と判定されて一緒に転移させられる。
"封魔の錠" 獲物の首に嵌められた枷と繋がる鎖を握りながら詠唱を行うことで枷に無骨な錠前が、獄吏の鍵束に対になった鍵が出現し、首枷を付けられた者の魔力を制限する『貴婦人』と呼ばれる魔族が生み出した恐るべき強大な呪い。 魔族や強大な魔術師など魔力を持つ獲物を無力化するための強大な術で、対になる鍵を使うか首枷そのものを破壊されない限り呪いが及び続ける。 無数の鍵束の見た目に特徴はないが、術をかけられている者には本能的に対になる鍵がどれか直観できる。
■限られた者が知る事実■ 『貴婦人』と呼ばれた魔族によってオークをベースに複数の生物をおぞましい術で掛け合わせた魔改造生物の生き残り。 魔改造生物は生物的なリミッターが存在せず魔力を供給すれば無限複製を作り出せるため、人間相手や時には魔族同士の戦争で尖兵として使い潰されていた。 その中でも、魔族が奴隷にするための牝を閉じ込める監獄の獄吏向けに調整され、直接戦闘能力よりも捕縛、誘拐、調教を重視した能力を持たされている。 ただ主である『貴婦人』はある時を境に突如として表舞台から姿を消し、かつての勢力図は塗り替わった後は存在を確認されていない。 監獄には獄吏以外の看守はおらず、奴隷の世話や調教、新たな奴隷や物資の調達を全て単独で行っている。 最も生産する知恵は全くないため、必要なものは全て外部から略奪するという解決方法になる。 頻繁に監獄を空けていて監視は万全とは言い難く、脱走する者も後を絶たない。 そもそも何故使い捨ての獄吏が長い年月を生存しているのか、姿を消した『貴婦人』がどのような顛末を迎えたかは誰も知らない。 ただ獄吏は独りで奴隷となる牝を攫ってきては調教し、主なき監獄を管理し続けている。
■知られざる真相■ 無数に複製される魔改造生物は時折、失敗作の複製が生まれては破棄されていた。 獄吏もそのおびただしい失敗作の内の一体であり、仕えるべき主がいることも使命もわかっていたが、肝心のその主が誰かわからなかった。 その結果、獄吏は目の前にいた『貴婦人』を魔族の獲物と見定め、彼女は自らが編み出した『封魔の錠』の餌食となった。 だが『貴婦人』の顔に焦りはなかった、魔改造生物は彼女の持つ魔力によって存在を維持される不安定な存在でしかないからだ。 『貴婦人』が魔力を失った瞬間、配下の魔改造生物達は塵に還ったが、彼女の目論見と異なり獄吏だけは塵にならなかった。 失敗作はどこまでも失敗作であり、最早獄吏は魔力を供給する主を必要としない個となっていた。 今も『貴婦人』は自らの監獄に幽閉され、他の虜囚と等しく扱われている。
■PL情報■ 中文メイン、お相手に釣られて長文化傾向。速度は文量に応じて増加。 既知待ち合わせその他設定追加歓迎。 ロールについては表裏どちらもOK。 汚喘ぎ、アヘオホ、記号使用OK(こちらで使用想定なし) 戦闘メインのロールも歓迎(当面は敗北時逃走) |
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