【名前】 イェルド・ボレリウス
【容姿】 身長172cm、体重60kg 白色に近い銀髪、黄金色の双眸。線は細いが、野性味混じった容姿。 鍛えられた筋肉が薄っすらと浮かぶ褐色の肌、エルフらしく笹葉状に尖った耳。 髪は眉上、サイドや後ろは耳や首筋に掛かる程度に短く整えている。 外見年齢は18歳程度。実年齢は古老たちから見れば、まだまだ若造の部類。
【種族:ダークエルフ】 魔族の国に住まう多様な種の一派。またはその一例。 祖はエルフだが、地勢、瘴気等の影響によって形質を変化させた果てに生じた。 長寿や魔力等、様々な点で人間を超える代償に出生数、個体数は少ない。 なお、魔大公を名乗る血統の特徴として、稀に異能や異才を持つものが産まれるという。
【服装】 ・通常 ベルトや金具が各部に付いた黒いジャケット、濃灰色の長ズボン、黒革のブーツ。 ジャケットの下には、左胸部を守るハードレザーの胸当てを付けている。 冒険者らしさを意識して茶色いフード付きマントを重ね、剣帯を介して腰に剣を吊るす。
・儀礼用/戦闘時 対外的、或いは悪役なムーブ時のコスチューム。特製の白いローブを纏う。 防護や威圧効果を期して各所に金属パーツを配し、金糸で幾何学文様が描かれている。 また、フードの縁には王冠を思わせる造形の金細工が為されている。 (フードを目深に被っている時は、肉薄しない限り中身の顔立ちは伺えなくなる)
【性格】 一人称はオレ。公式な場では私。 気質は良くも悪くも真面目。怠惰を嫌い、血気盛ん、闘争心に溢れた面を持つ。 身を偽る、演じるを含めて自制は効く一方、外見年齢相応に異性への興味を隠さない。
【装備】 「ロングソード」 魔族の古の業で鍛造された、主に片手持ちで扱う両刃直剣。 刃長約72cm。研ぎ澄まされた金色の刃に装飾の類は無く、固有名の有無は不明。 柄頭は打撃も考慮した、シンプルな双円錐状。総じて実用重視な拵。 切れ味、強度ともに申し分なく、使い手の技量に応える名剣と呼べる一品。 “複製”の魔法で同型・同性能のもう一振りを生成し、二刀流で使うこともある。
「杖」 魔大公の領土たる森の奥、長き年月を経た巨木の枝から作られた素朴な杖。 全長180cm。黒色の樹皮や木地が見えるそれは硬く、強い魔力を帯びている。
【戦闘】 強力な魔導士にして優れた剣士。 剣技と共に様々な魔法に通ずるが、特に氷凍系統に関しては異能同然の才能を示す。 低温脆性を利用した破砕や破壊、霊体を凍らせて結晶化させる等、応用幅は広い。 他、魔導士として、数と勢いに任せた魔力撃や召喚/送還、転送等を使い分ける。 生来の魔力以外に秘める能力、行使する術式として、以下のものを有する。
[眷魔統御-トライブ・ドミネーション-] 主に魔獣に思念を及ぼし、支配または使役する。いわゆる獣使いとしてのチカラ。 長く接し続け、気心知れた個体に対しては効力は強く、支配難度は低い。 強い意志を確立した個体に能力を使う際には、主従の契約を交わす必要が生じる。 特定の行動を強制させる場合、魔力を上乗せすることでその威力、出力を高められる。 獣同然に知性に欠けた亜人種などの支配にも通用し、雑兵として編成に組み込める。
「加護契約-ブースト・コントラクト-」 支配下に置き、駒として戦場に引き出した配下に対する強化呪法。 軍勢としての脅威を高め、雪原、凍土を含む多様な極限領域への耐性を与える。
[使役獣/軍勢] 普段の足として、「フローガ」と名付けた巨大な黒馬の如き馬型の魔獣を駆る。 襲撃時の戦力として好んで従えるのは、獅頭羊身蛇尾の火を吐く魔獣・キュマイラ。 次第によっては、石化能力を持つ魔物や多数の触手を持った淫獣の類も使役する。 上記の魔獣に加え、ゴブリン、オーク等の亜人種を雑兵に組み込んだ部隊を率いる。 事前準備と編成が整っていれば、転移魔法を用いることで即時展開が可能。
【設定・経歴】 魔族の国の一角、豊かな水脈と広大な森を擁した地を治める魔大公の子。その嫡男。 生息地の争奪に負け、排斥されたエルフの一群が魔族の国に辿り着き、土着したのが祖。 世代交代を経て、闇に染まるように性質と姿を変化させ、勢力を拡大させるに至った。 当時大公を名乗っていた魔族を排し、その領土を奪い、新たに魔大公を名乗る程に。
魔大公を名乗るものが治める地にして姓たる名は、ボレリウス。闇深き森の国。 種族や血統等々、諸々混淆した魔族の国の勢力では、現状中立寄り。 土地で産する水と、その水で育てられた果実より醸造した酒類が特産品。
先代より地位を引き継いだ後、勢力拡大の下調べの名目で頻繁に人界に踏み入る。 出自と経歴を偽り、姓を隠してマグメール王国では冒険者を装って行動する。 魔族の要請、動向に応じて魔獣や亜人の群れを掌握し、攻勢に加わることもある。
【関係者(敬称略)】 侍従またはペット:コルチカム
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