フルネーム:ベルハート=ハートナイト
▼容姿 159cm/61kg 桃色混じりの灰髪桃目 膝下まであるコートのような白衣を羽織っているがその下はほぼ裸。 ナグアルの序列持ちである「\」の文字は下腹部に刻まれていて、それが常時見える程度に露出度は高め。 顔や肉体はむっちりと胸尻がふくよかでおおむね中性的だがサキュバスとしての機能で年齢や体重、肉体の比重は自在に変化可能。 摂取したものを魔力化して吸収してしまうため排泄機関がなく、サキュバスの力で性転換しない限りは搾精用の「孔」が下半身にあるだけの中性体である。 また、蝙蝠のような羽、逆腕くらいの器用さで動かせ、搾精にも使える尻尾、呪文詠唱を補助する羊のような角を任意で出し入れできる。
▼性格 飄々として、基本的に粗雑で男性的な口調でしゃべるがたまに女言葉が混じることもある。一人称は「俺・あたし・おじさん」のどれかが気分で出てくる。 自分は気まぐれで怠惰だと公言し、実際に気まぐれの面もあり興味のない面倒ごとを嫌がるのだが、なんだかんだで面倒見が良く、貧乏くじを引いている事も多い。 だがそれらを輪にかけて、非常に淫蕩。自分の好みの男性や色事が絡むと他のアレコレを投げ捨てがち。 また、収集癖があり自分の興味のあるものをコレクションしたがる。
▼備考 とある魔王が「昔の自分」をモデルに製造したサキュバスをベースとした端末用ホムンクルス、好きにしておいで、と旅に出されて二百年、流れ着いたナグアルで9位だった邪精霊に偶然襲われ、逆に食い潰してしまったのを皮切りに紆余曲折を経て業務を引き継ぐ形で九位になり、以降かかる火の粉を払う以外は序列関係に興味が薄いためそのまま過ごしているが、たまに遊びたくなってちょっかいをかける事はある。 二つ名は「厄災の魔女(カタストロフェス)」、錬金術を修めた呪術医(ウィッチドクター)であり呪いと災害を操る魔女。 製造者に似て飄々とした性格で面倒見も悪くなく、気まぐれな面があるも基本的に温厚…だがすこぶる淫蕩。 サキュバスの制約として1日に1回の精液、ホムンクルスの制約として、1日に1回の糖分摂取が必要。
製造主である魔王がたまに創造主の権限で自分の五感を借りて生活を眺めている事がある。 人工生命であることに無自覚にコンプレックスがあり、人・物問わず自分の好きなものを「道具」めいてコレクションしたい欲求があり、一方で道具のように使われる事に悦びを覚える一面もある。 災霊と呼ばれる自然災害の化身を2体使役しており、普段は魚に似た姿で周囲をふよふよ漂っている。 それぞれ、サイズは大きいが黒いウツボのような姿をした「ティフォン」と純白のシラウオのような姿をした「カリブディ」という名前。 平常時は災害としての力は封印されているので小うるさい魚もどきでしかない。
▼スキル 「淫魔呪術(サキュバスカーズ)」 ベースとなったサキュバス「夜祖血統」の血に刻まれた呪術系統。 肉体そのものが呪術の触媒であり、視線や仕草、詠唱によりさまざまな呪いが発動する。 見つめる事による邪視、話しかける事による暗示、そして仕草や雰囲気、言動すべてに魅了の魔力がついてまわる。 それらは自分に何らかの代償や条件を課す事で効果が増大する。
エナジードレイン、精神への侵入など、淫魔としての機能もこれに分類される。
「厄災魔術(カタストロフ)」 基本的な魔術も使えるが災霊と呼ばれる自然災害の化身に干渉する魔術を行使するのでこの名前がついた。 自然現象に干渉することで様々な現象を起こす事自体は精霊魔術に似ているが、力のリソースとなるのは、生物の自然現象…特に災害への畏怖である。 もともとは自然災害への対策として生まれた魔術であり、精霊魔術の異端分野。人々の災害への畏怖は信仰によって神が生まれるように災霊と呼ばれる化身を生み出すので、それに干渉しましょうという原理らしい。 ただし、固有の自我を持つレベルの災霊が生まれるには、その災害に固有の名前が自然と付けられる程の被害と畏怖が必要になる。
それ未満の災害は自我が薄く、別の魔法の応用でガラス玉に周囲の風景ごと写し、取り込む事で封印・管理しているらしい。
ただし大抵の精霊魔術と同様、鉄製のものを身に着けると効果が落ちるので鎧などは基本身に付けられない。
ベルハートの使役する名付きの災霊は2体。 いつもベルハートの周囲の空中を泳いだり泳いでなかったりしている黒いウツボのような姿の「ティフォン」 白いシラウオのような姿の「カリブディ」がいる。 ティフォンは沿岸の国で二次災害含めて大量の死者を出した暴風雨、カリブディはとある海峡で不規則に発生し数多の船を飲み込んだ渦潮の化身。 といえば聞こえは良いが平常時は災害としての力は封印されているので小うるさい魚もどきである。
「魔女錬金(ウィッチクラフト)」 錬金術をベースにした魔女の技術や医療技術。 薬品の調合、マジックアイテムの生成など多岐にわたる。 「祈り、信じて混ぜるなら、魔女にとってはパスタソースだろうがハーブティだろうが、クッキーだろうがみんな薬になるのさ。」
「技能辞典(スキルライブラリ)」 その他、戦闘から一般的な技能、雑学に至るまで、さまざまな技能を製造時に刷り込まれる形で会得している。 その中でも得意不得意はあり、特筆されないものは総じて器用貧乏といったところ。
【序列】双魚宮・第9位 【体格】やや小柄だが胸尻がふくよか。中性体。 【好きなもの】セックス、イイ男、甘いもの 【嫌いなもの】辛い物、面白くないもの 【大切なもの】自分のコレクション(男・災害・魔術) 【趣味】魔術の研究、男集め、お菓子作り 【特技】料理、錬金術 【好きな食べ物】お菓子全般 【コンプレックス】自称は童顔(本当は人工生命である事) 【好みのタイプ】逞しくて精力旺盛な雄 【戦型】呪術、厄災魔術、錬金術 【一人称】俺、あたし、おじさん
▼ナグアルでの仕事 ナグアルでの役割は邪精霊であった前任も行っていた「災害への対処」。 人為的な火災から地震・洪水まで、おおよそ災害と呼ばれるものに干渉でき、人間の国の方へ立ち退いてもらったり、あるいは強引に封印している。 封印した災害はどこかにコレクションされて、いざとなったら敵地で「開封」されるらしい。ただし、小規模でも災害が「発生」してからでないと干渉できないので初期被害自体はどうしようもない。 ただ普段はまるですることがないので、魔術関連の便利屋をしている、というのが本当のところ。製造者である魔王とほぼ同等の魔術知識を製造時に与えられているため知識は一流。 趣味で個人的な魔法屋兼医院を開いているため、医療局の厄介になりたくない患者がたまに来る。
▼統治エリア「第九区画・工芸街」 第五位の区画と同じく、人間が少数存在し、差別が比較的少ない区画。コボルドや巨人族、果てはドワーフなどの亜人種を中心とし、様々な加工場が乱立する区画。 薬品、武具、保存食やマジックアイテムや趣味の工芸品に至るまで、他人のことは決して言えないが享楽的・即物的な気質のものが多い魔族が多数を占める他区画において後回しにされがちな「何かを加工・制作する」ことに関して、錬金術師でもある統治者があれこれ尻ぬぐいしている間に、それらの加工技術を得意とする者たちが集まって現状に至った区画。 種族云々より職人気質が強いものが多く、人間でもそういう技術者としてなら成り上がれる可能性はなくもない。そしてそういう職人たちの憩いの場としての歓楽街も充実しており、淫魔も多い。 |
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