「キョウ」と読む。 王国のどこかに潜り込んでいるとされる帝国の密偵。神出鬼没でどこにでも現れる。 帝国風の服を見に付け、顔には穴のない真っ白な仮面、長く艶やかな黒髪を備える。 素手での暗殺術や、軟体生物のように可動する四肢を活かした戦闘術を習得している。また、その他破壊工作技術も一通り修めているようだ。 また、帝国に属しているにも関わらず魔族であるとされ、しかしその力は完全には失われていない。
その能力は【軟化】。 あらゆる非生物を泥のように柔らかくし、その中を潜行することができる。 また自らの身体を泥化させることで、薄い壁の中に溶け込むことも・ツ能。 そしてその【軟化】の能力は生物の精神にすら及び、警戒心を刺激することなく対象に接触することや、相手を話術に乗せて態度を軟化させることでの懐柔も可能。
また、これによって帝国の主神の加護を【軟化】させることにより、自らの力をある程度維持している。 とはいえ主神の加護は圧倒的であり、帝国内では身体能力が人並に低下、軟化させられる範囲も自らの身体のみにとどまっている。
任務に忠実ではあるものの、その実は混沌を好み、堕落を愛し、怠惰を求める男。 他人が堕落する姿や心の闇に落ちる姿を好み、そのためならば任務の解釈を捻じ曲げることも厭わない。
「革命だとか侵略だとか、そんな大それたことを言う訳じゃない…ただ、少し非日常に興味は無いかと言いたいだけだ」
3/9 サロメに革命を持ちかけたが断られた。……今は。 |
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