九頭龍山脈のとある坑道の採掘権を買った男がいた。 そこは山賊が多く現れることで実質の廃坑となっていた場所。 だがそこは良質な鉱石が多数採れる穴場でもある。
男が―――自称、蛮族の青年が狙うのは、そこだ。
元・某国の王位継承者だった男。 戦争で死に掛けてシェイドと呼ばれる影の魔物に寄生された。 男は悪魔憑きと罵られ、親である国王に追放される。 だが男は気付く。ここにこそ本当の自由があるのだ、と。
額にある紋章はシェイドとの契約の証。 様々な力を得る代償に、彼は睡眠を失った。 彼はもう眠ることができない。 彼が危機に陥ると寄生した先を守るためにシェイドは姿を現す。 彼の意思は、そして命の行き着く先は。
彼の一番の能力は空間魔術。 自身の影が伸びればそこから多数の武具を取り出し、戦う。 彼が自身の王国の宝物庫から持ち逃げしてきた武器は、変わったものばかり。 ……と、そんな宝の山である異空間に彼は掘った鉱石を山ほど詰めるのだが。
剣術は達者。 魔術は武器に込められた魔力を解放するものを好む。 経営力は現時点で凡百。
自称、蛮族。これは自分がもう王族でないと胸を張っているだけで深い理由はない。 彼の経営するオリアス鉱山組合は万年金欠状態。改善はされるのか? 彼の家名「バンドデシネ」は父親に放逐される時に「蛮土で死ね!」と罵られた時に妙にツボったのでついでに使っている。 なので家名に一切意味はない。
PLから: NGは反応に困るレベルの短文。 リミット25時30分です。次の日が休日・祝日の場合は延長可。 |
|