【フルネーム】 カレス・エリカシエ
【容姿】 身長163cm、体重57kg。B91/W65/H93。ふくよか。 つややかで鮮やかな茶色の髪を肩甲骨に掛かる程度に伸ばし、キレイに切りそろえている。 瞳はやや人間離れした鮮やかな赤。 肌は白く、日に焼けることはない。 体毛は普通にある。
――瞳の赤以外はまさしく人間。
【性格】 朗らかで人当たりがよい。 商売人なので上手い話や嘘に対する耐性があるが、面倒見のいい性格が災いして他人に甘さを見せることも多い。 金銭や信用が大きく動かない物事であれば、あまり深く考えずに行動に移しがち。締めるところは締める。
心の根っこは淫魔なので、他者の堕落を喜ぶ。 人間も魔族も皆淫魔のように淫奔な性格に変われば、この世はより良くなる……と信じて疑わない。 立場上は未亡人であるが、亡夫への貞操を守る意思はない。他方、自分が原因でパートナーを亡くした経験から、逢瀬を求めることはあっても新たな伴侶を探す気はない。
【来歴】 血筋はれっきとした魔族。だが数世代前の親に人間が混ざったせいか、隔世遺伝により見た目はほとんど人間である。 魔族・淫魔としての力も極めて弱く、魔族世界に居ては食い物にされると判断されてマグメールへと秘密裏に里子に出された。とある農家の養子として人間と遜色なく育て上げられた。 しかし、齢18にして婚姻を結んだ夫を1年足らずで衰弱死させてしまったことから、自らに決して看過できない淫魔の力が備わっていることを悟る。カレスはその運命を受け入れ、人間社会に混ざる魔族として生きることを決めた。 植物に力を与える能力を活かして花屋を開業し、王都にさわやかな色と香りをもたらす仕事に一役買っている。その花の放つ芳香が徐々に人々を堕落させることを知りつつも。
【能力】 ◆魔養素 カレスの体液や排泄物は、多くの植物(植物系の触手生物含む)にとって超常的なまでに有効的な栄養素となる。 与えられた量や濃度にもよるが、通常の肥料と比べて2倍〜100倍の速度で育てることができ、果実はより大きく美味しく太り、花はより色鮮やかに開く。 だが、こうしてカレスの体液によって育った花の香りを吸ったり、蜜を舐めたり、果実や野菜を食した者は、同様にカレスの魔養素の影響を受けてしまう。短期的には全く実害はないが、長期的(年単位)に晒されると徐々に精神が堕落し、性衝動や悪事に対する歯止めが効かなくなっていく。
◆植物操作 カレスは自分の付近にある植物を、思考の力のみである程度自由に操作することができる。ツルを伸ばして何かに絡みつかせたり、つぼみを瞬時に花開かせたり、枝を揺らして果実を落とさせたり。 魔養素をしっかり与えれば使い魔のようにある程度の自律行動を行わせることもでき、さらに魔力を強く集中すれば戦闘の助けになるような俊敏な動きを取らせることも可能。 ただし、過剰な成長促進は直後の枯死に繋がる。
◆植物共感 カレスは付近にある植物の思考や感覚をある程度感じ取ることができる。自分の魔養素が行き渡った植物であればより詳細に共感することができる。
◆淫魔(弱) カレスは淫魔なので、体液には生物を発情・魅了する力が含まれている。ただし並の淫魔と比べてもその力は極めて弱く、性接触への嫌悪感を若干和らげる程度。 生きるために他者の精気を吸う必要はなく、人間同様の食事で栄養を補充する。精気からもある程度の栄養を得られるが命を繋げるほどではない。 睡眠はほぼ必要なく、1日1時間程度の仮眠(瞑想)だけで休息できる。
◆花魔術(フロラマンシー) 植物、とくに花を触媒とした魔術を行使できる。 植物の生命力を活用しての回復術、あるいはオーバーロードによる攻撃への転用。 花の芳香や色彩に、花言葉のようなミームを織り交ぜての精神操作。 多彩な芸当が可能だが、強度としては一般的な初級魔術師の域を出ない。
◆戦闘能力 一応は魔族のため、身体機能や精神力は普通の人間よりもやや強い。 ひとりで原野を旅するために戦闘訓練も積んでおり、低レベルの脅威から身を守るくらいはできる。
【周辺設定】 ◆花問屋《睡蓮の谷間》 平民地区の中でも富裕地区に近い区画に店舗を構える花屋。カレスの自宅も兼ねる。 慶事・弔事が集中した時などは臨時の手伝いを雇うこともあるが、基本的にはカレス1人だけで切り盛りしている。後述する花畑へ赴くこともあるため、店舗は不定休。 主に、懇意のお客様に定期的に花卉を卸すことで生計を立てている。貴族や王族を中心にリピーターが多い。 自宅部分は1LDK+風呂。居住区は狭いが、風呂場は花の手入れをするのにも使うため広い。
◆花畑 王都の郊外、城門を出て徒歩1時間程度の場所にあるカレスの私有地。 40ヘクタールほどの農地に多種多様な花々が咲き誇る。季節外れの花が咲いていることもあり、その様子を街道から望むこともできる。花屋で扱う花卉のほぼすべてをこの農地で賄っている。 日頃の手入れは雇いの農家に頼んでいるが、自らの能力で促成栽培を行うため、カレスも足繁くこの農地に通っている。
◆フラワーポイントカード カレスが花屋の客や「仲良くなった人」に配っているカード。 表面には《睡蓮の谷間》のロゴと地図、裏面には10個の四角が書かれている。 表向きのルールとしては、花を一定量買う度にチューリップの絵柄を裏面に1つ描き込み、10個溜まると一定量の花を無料でサービスするというごく普通のポイントカード制度。だが花を買う以外で「仲良くしてくれた人」にはバラの絵柄を描き込むことがある。また絵柄10個を集めて「花以外」を求めた人には、それ以外のサービスにも応じるとか応じないとか…。 基本的に一貫性のある運用はされてない。いくつ絵柄を描き込むか、いくつ花をおまけするかはカレスの気分次第だ。
【ロール】 中〜長文(10行〜20行)、基本10分、いろいろ考え始めると最長20分程度。 記号、下品な表現あり。 なるべくオープンルームでのロールを希望。
相手方からの既知は可。ポイントカードを持ってた、すでにチューリップの絵柄が複数個溜まってた、なども可。 |
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