*概要
マグメール王国の平民地区側に近い貧民地区区画。 メインの街並みより幾分外れた場所に、広大な領地を所有していると思われる堀に囲まれた和風調の遊郭。看板等は出ていない為、一見高級旅館と間違えて入る客もいるとか。時を感じる様な木製の門を潜り、石畳を歩く際周りに松を始め、岩の様な庭石が置かれ風情を醸し出しているだろう。館の扉の端に呼び鈴が吊り下げられており、軽く鳴らせば自然と扉が慎ましく開かれるである筈。玄関には一人の侍女が、客を導き案内するであろう。────君が望むのは、泡沫の夢か。其れとも、一晩燃え上がる情熱か。
主に客層は貴族、比較的裕福な平民が多い。 時折、お忍びで王族が来られる事も有る様。 血筋よりも料金さえ用意出来れば、基本的には性別や職業や身分の貴賤無く受け入れている。金額は内容に関わらず決まっているが、階級によって異なる。質が良い娼婦になるにつれて高額になっていく。 因みに女娼婦と男娼が半々在籍している。娼婦とは別に身の周りの御世話や接客をする侍女も多く在籍している。
*館内
・逢瀬の館(あいせのやかた) 玄関口の役割を果たす建物。1階建て。玄関から少し廊下に進んで直ぐ横に有る一室は、逢瀬の部屋と言われる広々とした和室。部屋に入れば、大きい座卓が中央に有り、宴が開かれたりしている事が多い。部屋の奥が一段上がっており、壇上で娼婦が舞踊を披露している。基本的に此の部屋には、初見の客や一晩の相手を決めかねている客が取り合えず案内される事が多い。一応、隣に布団が敷かれた部屋も備わっているが、あくまで休憩用。相手を指名すれば、本丸か各御殿に案内されるであろう。座卓上には、全娼婦の写真と名が記載されたカタログが置かれている。
・本丸(ほんまる) 逢瀬の館から渡り廊下で真っ直ぐ進めば、3階建ての豪華な和風の建物が聳え立つ。1階では指名した娼婦を連れ込める様に、幾重に客室が用意されている。基本和室だが、洋室の部屋も多少だが用意してある。2階はアブノーマル用の玩具が予め完備された和室が(たまに洋室も)用意。 3階は、応接間と宴用の和室、広大な私用の為の洋室、和式トイレと広大な岩風呂(下から温泉を沸き上がらせている)、眺めの良い寝屋が用意されている。其処は居住区で、此の遊郭の支配人+最高級の娼婦である『本政所(ほんまんどころ)』(NPC)が住を営み、遊郭内を見守っている。現在本政所が娼婦業を行う事は皆無に等しく、街にへと遊びに繰り出し戻って来ない事も多々。2階から3階へと続く階段は無く、行く手段は移動用の魔方陣のみ。だが、其れは支配人に呼ばれた者か側近の者しか使う事は出来ない。
・6つの御殿 本丸から四方八方に渡り廊下が繋がっており、先には其程大きくは無い質素な和風の建物が佇んでいる。各御殿は1階建て。居住を兼ねている為、応接間用の和室と寝室用の小さな和室、トイレ、岩で彩られた風呂(野外)が完備されている。但し、あくまで基本なので、中には部屋をリフォームして洋風調等、個性溢れる住処にしてしまった娼婦もいる。 ☆6人の高級娼婦に該当するC様は、部屋の内装等は御自由に変えて頂いて構いません。但し、1階建てという設定は変えない様にお願い致します。☆ 此の6つの御殿に居住出来るのは、支配人である本政所を除いた選ばれし6人の特別な高級娼婦(もしくは高級男娼)だけである。
*階級 下級娼婦(男娼)→通称「梅」。遊郭内では“梅の子“と呼ばれる事も有る所謂見習い。新人から2年未満の娼婦が多数を占める。大抵3年目に入れば中級に昇級出来るが、業績によっては下級の侭の場合も。また、逆に年数を重ねても実績悪ければ降級されて、下級に戻ってしまう場合も。提示している金額は此の遊郭で最低価格。一般市民なら一寸高い程度。貧民層でも頑張れば手が届く位。富裕層なら余裕綽々だがより上のランクを買う事が多いので、メインの客層は貧民〜平民が多い。 中級娼婦(男娼)→通称「竹」。遊郭内では“竹の方“と呼ばれる事も有る。3年目以降の中堅が多い。大体の娼婦が此の階級。上級に昇級するには優れた実績が必要だが、懇意にされている上級娼婦に媚びを売り、上手く取り立てて貰う手段も。貧民層には手は届かない金額。平民層なら頑張れば何とか、富裕層なら余裕に買える範囲。メインの客は平民層が多く占める。たまに富裕層も戯れ程度に。 上級娼婦(男娼)→通称「松」。遊郭内では“松の局“と呼ばれる事も有る。優れた業績を残した娼婦が上級に昇級出来るが、其れは全体の5%程度。6人の高級娼婦の次に高額で、平民層には手が届かないレベル。富裕層が好むのは大体上級娼婦で、メインの客は富裕層が殆ど。
高級娼婦(男娼)→此処の全娼婦や男娼の中で、本政所を除いて最も権威の高い娼婦。6人しか選ばれない。高級娼婦(男娼)には、其れぞれ5人専属の侍女が配属され身の回りの御世話をしてくれる。本名や今までの芸名は捨て、各御殿の名前から貰い「○○院」と通り名としている。(例.『春芳殿』を住処としている高級娼婦は「春芳院」)公の場では通り名で呼ぶ事を娼婦達に義務づけている。居住が職場と兼ねている。休日に外出する自由は有り、門限も特に設けていない。犯罪行為、暴力行為等を行わない限り、高級娼婦が降級される事は殆ど無い。金額は階級として統一はしておらず、個々で金額交渉となる。後払いなので、気に入られた客は御代を安くして貰えるかも。噂を聞き付けお忍びでやってくる王族の相手や、大富豪や名門貴族の相手が多い。然し、勇気を振り絞って挑戦してくる平民や貧民層もいたりする。
侍女→遊郭内の掃除、調理、娼婦と客を合わせる迄の普通の接客等々雑用を担当している。受付兼家政婦みたいな職種。侍女の中で、高級娼婦(男娼)の専属の侍女となった者を「部屋子(へやこ)」と呼ぶ。部屋子は、仕える高級娼婦の身の回りの世話をする。1人の高級娼婦(男娼)につき5人の部屋子がつく事になっており、1日2人は必ず部屋子は御殿にいて、何時仕える主から呼ばれてもいい様に待機している。基本的に客が侍女に 手を出すのは禁止されているが、隠れて致すのは黙認されているという現状。
*備考 ・本政所と6人の高級娼婦(もしくは高級男娼)を除いた全ての娼婦、男娼と一般的な接待と雑用を行う侍女は寮館を用意されている。遊郭の敷地外に有り、平民地区のとある築年数高めのアパートを人数分に沿う数だけ遊郭側が買い取った。 全寮制なので必ず入らなければ成らないが、寮といっても社宅の様な感じなのでプライベートは守られている筈。 ・高級娼婦(男娼)は通り名で呼ばれ、他娼婦や男娼は芸名で呼ばれるのが常。但し、親密になった客に本名を話したりとかはこっそり有る模様。公の場を守れば、後は呼び方は黙認。 ・規模が割と大きい遊郭なのと、特殊性から王国内で噂等は流れていたり。評判はお任せします。
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関係者切実に募集中。 ・春芳院以外の5人の高級娼婦(男娼) ・娼婦、男娼(階級は特に問いません) ・侍女(高級娼婦配属でも遊郭内の雑用係でもOK) ・その他何か有りそうな職種 連絡不要で其の侭設定して貰って構いません。 但し、「高級娼婦(男娼)」を希望の方は取り入れる前に 設定を書いて私書「shunhooh」の所まで御連絡を頂けましたなら幸いです。
既知設定も大歓迎です。連絡不要。 噂で聞いた、好みの娼婦がいる、裏と繋がっている?等 施設も御自由にお使い下さいませ。 但し、修築不可な損壊、崩壊、虐殺等は禁止とします。 では、是非お待ちしております────。
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