【近況】
・敵勢力に「王国騎士団第13師団」を追加。 ミレー族のテロ組織「星の聖猫派」への協力を疑われる。
・友好勢力に「陸文洞酒造」を追加。 里の一角にそれ用の倉庫を建造中。
・友好勢力に「トゥネルソル商会」を追加。 医療品・食料・日用雑貨などを支援。有事の際には避難先にも。 これらの事情は、レイカと支援者(No.600)しか知らぬこと。
【概念】
王都を脱出し、とある場所に身を置いていた元奴隷のミレー族30名ほどが済む隠れ里。 人里よりかなり離れた樹海の奥にあるため、その存在を知るものは極々少ない。 さらに、この森はレイカの能力により木の精霊ドリアードの集落となっている。 見知らぬ気配を持つものは、すぐさまこのネットワークを用いてレイカの耳に入ることになる。
本来、ミレー族ならば結界を張り人々の目に移らない細工を施す。 だが、この里のミレー族はもともとが奴隷でありその技術を持ち合わせていない。 そのため、現在は長としてまとめ上げているレイカが2年ほどの歳月をかけて、城壁を思わせる防壁を完成させた。 太い幹を持つ防壁により、外側からの攻撃は王都の火砲(カノン砲)や高威力の魔法でもない限り壊れないようになっている。 また、外側に泥を塗ることで火に対する対策も施されている。
【里の規模】
大きさ的にはさほど大きくはない。 王都の2区画の広さ程度で、そこに簡易的な家屋を立てて集団で生活している。 また、自炊できる程度の野菜も育てられており自給自足が成り立っている。 (手に入らないものなどは後述。) 男女問わずではあるが、狩猟・生産・炊事と役割を与えられている。
里の中心には精霊の力を有する巨木「ユグドラシル」が聳え立っている。 レイカいわく、反則技を使って(ドリアードの力で成長を速めた)育てた巨木であり、里のシンボル。 季節的なものもあるが、上空からの視界を遮る役割を果たしている。 精霊の力を放出しているらしく、このあたり一帯の空気は非常に澄んでいる…らしい。 (この点、実はレイカはあまり自覚がない。)
入り口から入り正面をまっすぐ進むと、ひときわ大きな家屋がある。 この家屋は、里の人間が共有して使える食堂であり、その一角には食料備蓄庫がある。
水に関しては、レイカが近くの河原から水路を引っ張っている。 水の精霊ウンディーネに管理させており、毒物などが混入しないように細心の注意を払っている。
里の北東部分に「陸分洞酒造」が使っている酒蔵がある。 今はまだ建造中のため、詳細は保留中。
【里の防備】
この里にはドラゴンが1頭(No.762)寝床として利用している。 その代わりに、里の防衛と里では手に入らない調味料などの買い出しなどを請け負ってもらっている。 有事の際には、レイカがこのドラゴンを呼び出すことも許可してもらっている。
また、過去の知り合った傭兵のつてで、常駐しているわけではないが傭兵団も雇っている。 (この傭兵団には脱出の際の手助けもしてもらっている。)
現状は、傭兵団とドラゴンとレイカで里を防衛している模様。 侵入に関してはドリアードのネットワークで即座に反応できるので、レイカが離れない以上ほぼ万全といえる。
【里の生産】
おもな産業は自家製の野菜と木彫り細工。 ある程度の数がたまったら上記のドラゴンに渡し、調味料や薬品など里では生産できないものを調達してもらう。
食材に関しては季節に反映されるものの、基本的には狩猟による調達や自給自足で成り立っている。 冬場など食料が乏しくなる場合のみ、調味料などと一緒に購入してもらう場合もある。 しかし、それに備えての備蓄も少しずつながらしているので、それは最終手段。
支援者により、医療品や日用雑貨をかなり安く融通されている。 また、これはレイカとその支援者しか知らぬことだが、有事の際には「里の民を奴隷を偽装して避難させる」契約に。 これにより、里の物資不足はほぼ解消された。
【交流】
必要以上の交流は極力避けている。 魔力を持つがそれを使う術を知らないミレー族ばかりなので、レイカが里を離れることはほぼない。 唯一、精霊の力をコントロールするための瞑想時や、水路の確認などの際は里を離れる。 しかし、それも結局はそこまで離れることもないため有事の際は即座に駆け付けられる。
迷い込んだ旅人などは、レイカが里に危害を加える人物であると判断した場合殺害されることもある。 だが、そうではないと判断されれば里のことを口外しない代わりに、森の出口まで案内される。 友好的であれば、里の中に招かれることもしばしば。
ミレー族狩りを目論む奴隷商人などは問答無用で、森の養分となる。 また、過去の経験から王国騎士団にもあまりいい感情は持ち合わせていない。 特に貴族出身というだけで、レイカの嫌悪感はすさまじく問答無用で追い返される可能性が極めて高い。
【総括】
森の奥地にあるということで、意図的に里に向かうという意思がなければ迷い込むしかない。 奥地にあることからたどり着くのも容易ではなく、攻城兵器などを持ち込むためには森を伐採する必要がある。 が、上述のとおりこの森はドリアードの集落であり森を傷つけることがあれば、容赦なく森が牙をむく。
自然が明確に里を守るという意思を持つ要塞となっているため、責めるのは困難を極めるかもしれない。
すべては、レイカが「ミレー族を守る」という『偽善』によって生み出されている。 |
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