「夢幻窟」設定


有力貴族家「ベルカード家」が所有する王都近郊の荘園内に作られた娯楽施設。有力貴族の荘園内にあることから騎士団などの治安維持組織が手を出すことは困難。
その名の如く、「夢幻」のような体験をすることができるという触れ込みで王都を中心に宣伝されている。
外観はシェンヤン風の屋敷であり、高級な娼館を思わせる。夢幻窟内は大きく分けて二つの領域に分かれている。
一つはごく普通のシェンヤン風の娼館であり、連れ込み宿も兼ねる。様々な効果のある香を楽しめる。
一つは特殊な香や術が仕掛けれ、あるいは魔導機械の置かれた「夢幻」領域である。

夢幻窟の特徴はなんと言っても特殊な香や術、魔導機械が仕掛けられた領域である。
特殊な香や術は自ら思念した幻覚を見ることを可能にする。
魔導機械は頭部に装着するリングが主なもので、それを装着することで自ら設定した夢を見ることができるのだという。
この二種の領域の利用者が多く、王侯貴族は庶民になりきり、庶民が王侯貴族になりきり、普通ではありえない状況(シチュエーション)の夢幻を楽しむことが可能なのである。
夢や幻の中で愛を酌み交わすことも凌辱を与え受けることもできるのである。そんな夢幻を体験する事ができる領域である。

この夢幻は他者と共有する事が可能であり、香や術の場合は同室した者が現実に体を合わせることも可能。
魔導機械で見る夢においても他者の夢に干渉することが可能で、設定を共有することもできる。夢を見ながら直接体に刺激を与える魔導機械に犯されることもできる。夢幻に犯される、あるいは犯すだけではないいのである。
頽廃的な夢幻に拭けることのできる頽廃的な施設。これが夢幻窟なのであった。
原則として夢幻を楽しむ場合は互いのプライバシーは守られる事になっているが、自ら名乗った場合や悪徳な従業員によって相手に情報が渡されてしまうこともある。

料金はひどく安く設定されており庶民でも手を出すことが可能である。
そのために何度も通う者も出始めている。お忍びで利用する王侯貴族も少なくない。故に王国民を堕落させるための施設とも言われることがある。
ベルカード家はシェンヤン帝国と太いパイプをもつ貴族であり、夢幻窟で用いられる術や香はシェンヤン帝国由来のものである。
娯楽を以て王国民を堕落させようとする策略と言えるが、上述の通り治安維持組織が手を出すことは難しいため摘発されることはない。

なお、夢幻窟の奥深いところには依存性のある禁制の薬物を使用する場所も存在する。

【PL向け情報】 現実の言葉でいえば「バーチャルリアリティ」や機械姦を体験できる娯楽施設となります。
香や術、あるいは魔導機械によって自PCの身分などでは体験できない行為や状況を体験するというような利用を想定しています。夢を見ている者に直接手を出すというようなことも可能です。
夢幻や魔導機械を自在に操作する者も可能としますが、夢幻窟全てを支配しているというような設定はご遠慮願います。
幻覚や夢を見る仕掛けについては上記以外にも待機者が設定して頂いて構いません。現実世界や未来世界の幻想を見るというような世界観設定から逸脱した行為はご遠慮ください。

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